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第一章 使い魔ピピとの出会い
第七話
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俺達は冒険者ギルドに行き、報酬を受け取ると掲示板に張り付いた。こういう時にデジタルだと助かる。ソート機能があるからだ。
クエストは五分ごとに更新される。どんどん増えていくが、ソート機能があるお蔭で探しやすい。それに誰も予約していないクエストは二時間後に消える設定だ。まあ、同じクエストがまた出るので問題ない。
一〇分程張っていると大量発生のクエストが出現した。すぐに確認をする。
ピッ。
場所は近くの森。コボルト三〇体。報酬は六〇〇T! いつもの倍だ!
俺は速攻請け負った。まあ、予定より多いが大丈夫だろう。
そしてまた、近くの森でコボルトと対峙する。
『キソナ様。先にナイフを手に戦闘の用意をなさってからダウを召喚すると宜しいかと思います。ダウには一緒にと言うのをお忘れなく』
『サンキュ!』
俺はナイフを手にすると、ダウを召喚する。
「ダウを召喚!」
目の前には先ほどのダークウルフのダウが召喚された。
「悪いけど、俺と一緒にコボルトを倒してくれ!」
『承知!』
一言そう言うと、ダウはコボルトに向かって行く。コボルトも突然現れたダウに驚くも集団で襲い掛かる。
ダウが一瞬にして引き裂くと、コボルトは倒れ消滅する。次に襲い掛かってきたコボルトも引き裂くが、一体は逃れ俺にターゲットを変え襲い掛かって来る。
レベルが上がり、魔王補正でもう一つ上のレベルの強さの俺は、コボルトを一撃で倒した。
基本レベルアップでは、HPとMPは五ずつ増える仕様だ。後は職業やスキルなどで増え、足りない時は、武器や防具で補う。そこは他のゲームと一緒だ。ただ、他のゲームと違い死亡すれば、レベルが下がる恐れがある。装備は要になるだろう。
俺はペナルティーないけどな。
俺が倒したコボルトは四体。後はダウが全て倒してくれた。
強いなダウ。いやぁ、最初はHP減るし召喚選んだの失敗かなっと思ったけど、すげぇ役に立ってる! むしろ選ばなかったらアウトだったかも!
さて、レベルどうなったかな?
一気に四レベルになっている!
『レベルアップおめでとうございます』
『ピピもステータスを見れるのか?』
『キソナ様のステータスは、いつでも確認する事が出来ます。ですが、お嫌でしたら見る事は致しません』
『あ、別に見るのはOKだ。しかし驚いたな。一気に二レベルアップした』
俺が喜んでいると、ピピがまた助言を話始める。
『次はコボルトでは、上がりづいかと思われます。ですのでラビー辺りが適当かと』
『なるほど。そうだな。そうするか』
俺は頷いた。
ラビーは確か、中型犬程の大きさの白いウサギのモンスターだ。こちらも見た目がワカイイ。だが、コボルトより機敏で強力なキックを繰り出して来る。見た目より狂暴な動物……じゃなかった、モンスターだ。
俺達はまた冒険者ギルドに向かった。
ポン。
まずは報酬を受け取る。六〇〇Tだ! あと少しでスカーフが買えそうだ。
「おたく、さっきから一人でクエストこなしているのか?」
掲示板の前に設置されたベンチに座った冒険者の一人が声を掛けて来た。背が小さくて小太り。長いひげも生えている。ドワーフだ。髪も瞳も着ている服も全て茶色。
チラッと周りを見ると他の者も俺を伺う様に見ていた。
そう言えばここで俺は叫んでしまった。その時からいる人達なのかもしれない。どんなクエストを受けているか知らないかもしれないが、悪目立ちしているのは確かだ。
出来るだけ目立ちたくない! 注目されればそれだけ、バレるリスクが高くなるからだ。
満腹数値を見るとすでに五〇%を切っていた。
今は一旦、ここを出よう。
「レ、レベル上げを……。では、休憩行って来ます」
別にそんな事言わなくてもいいが、俺は一目散に冒険者ギルドを出て、食堂に向かった。走らなくてもいいのにダッシュだ!
『どうなさいました?』
ピピが心配そうに声を掛けてくる。
『いやちょっと張り切りすぎたかなって。空腹になってきているし、休憩がてら食堂で腹ごしらえしようかな』
『そうですね。そう焦らずとも宜しいかと』
ピピもそう言ってくれて、何故か安心する。思ったけど心から気を許せる存在ってありがたい。
食堂に入ると、結構人がいた。適当な席に座るとメニューが表示された。
テスターの時とは違ってビックリだ。
料理名と値段、それに回復度が書いてある。
おにぎりセット……一五T/二〇%
オムライス……二五T/四〇%
パスタ……三〇T/五〇%
お水……五T/五%
注:満腹度が一二〇%を超えると移動がスロー移動のみになります。ご注意下さい。
うん? 満腹度って一〇〇%超えるように仕様変更になったのか? って食いだめができるけど、食べ過ぎたら動きが遅くなるのか……。
しかも水って、有料なんだ。
しかしラーメンよりはいいがシンプルだな。まあ本当に味わえるわけじゃなし、そこまでリアリティーを求めてもってか。だが食べるのに五分かかったはず。そこは、追及しているんだよな。
俺はパスタを頼んだ。
ちゃんとウェトレスが運んできた。
『食べる』を選択すると食べ始める。
『俺、トイレタイムにするから、食べ終わっても暫く反応ないから』
食べていても普通に会話が出来る。当たり前だが。
トイレもそんなにかからないが、そう伝えておく。
『承知いたしました。ごゆっくり』
『はい……』
ごゆっくりなんだ……。っていうか、お腹空いてきた。
休憩設定があり、その設定でヘッドギアを外してもログアウトはしない。俺は、その設定を使った。
結局、用を足した後に、カップ麺を食べた。リアルでカップラーメン。何となく自分のキャラに負けた気がした――。
クエストは五分ごとに更新される。どんどん増えていくが、ソート機能があるお蔭で探しやすい。それに誰も予約していないクエストは二時間後に消える設定だ。まあ、同じクエストがまた出るので問題ない。
一〇分程張っていると大量発生のクエストが出現した。すぐに確認をする。
ピッ。
場所は近くの森。コボルト三〇体。報酬は六〇〇T! いつもの倍だ!
俺は速攻請け負った。まあ、予定より多いが大丈夫だろう。
そしてまた、近くの森でコボルトと対峙する。
『キソナ様。先にナイフを手に戦闘の用意をなさってからダウを召喚すると宜しいかと思います。ダウには一緒にと言うのをお忘れなく』
『サンキュ!』
俺はナイフを手にすると、ダウを召喚する。
「ダウを召喚!」
目の前には先ほどのダークウルフのダウが召喚された。
「悪いけど、俺と一緒にコボルトを倒してくれ!」
『承知!』
一言そう言うと、ダウはコボルトに向かって行く。コボルトも突然現れたダウに驚くも集団で襲い掛かる。
ダウが一瞬にして引き裂くと、コボルトは倒れ消滅する。次に襲い掛かってきたコボルトも引き裂くが、一体は逃れ俺にターゲットを変え襲い掛かって来る。
レベルが上がり、魔王補正でもう一つ上のレベルの強さの俺は、コボルトを一撃で倒した。
基本レベルアップでは、HPとMPは五ずつ増える仕様だ。後は職業やスキルなどで増え、足りない時は、武器や防具で補う。そこは他のゲームと一緒だ。ただ、他のゲームと違い死亡すれば、レベルが下がる恐れがある。装備は要になるだろう。
俺はペナルティーないけどな。
俺が倒したコボルトは四体。後はダウが全て倒してくれた。
強いなダウ。いやぁ、最初はHP減るし召喚選んだの失敗かなっと思ったけど、すげぇ役に立ってる! むしろ選ばなかったらアウトだったかも!
さて、レベルどうなったかな?
一気に四レベルになっている!
『レベルアップおめでとうございます』
『ピピもステータスを見れるのか?』
『キソナ様のステータスは、いつでも確認する事が出来ます。ですが、お嫌でしたら見る事は致しません』
『あ、別に見るのはOKだ。しかし驚いたな。一気に二レベルアップした』
俺が喜んでいると、ピピがまた助言を話始める。
『次はコボルトでは、上がりづいかと思われます。ですのでラビー辺りが適当かと』
『なるほど。そうだな。そうするか』
俺は頷いた。
ラビーは確か、中型犬程の大きさの白いウサギのモンスターだ。こちらも見た目がワカイイ。だが、コボルトより機敏で強力なキックを繰り出して来る。見た目より狂暴な動物……じゃなかった、モンスターだ。
俺達はまた冒険者ギルドに向かった。
ポン。
まずは報酬を受け取る。六〇〇Tだ! あと少しでスカーフが買えそうだ。
「おたく、さっきから一人でクエストこなしているのか?」
掲示板の前に設置されたベンチに座った冒険者の一人が声を掛けて来た。背が小さくて小太り。長いひげも生えている。ドワーフだ。髪も瞳も着ている服も全て茶色。
チラッと周りを見ると他の者も俺を伺う様に見ていた。
そう言えばここで俺は叫んでしまった。その時からいる人達なのかもしれない。どんなクエストを受けているか知らないかもしれないが、悪目立ちしているのは確かだ。
出来るだけ目立ちたくない! 注目されればそれだけ、バレるリスクが高くなるからだ。
満腹数値を見るとすでに五〇%を切っていた。
今は一旦、ここを出よう。
「レ、レベル上げを……。では、休憩行って来ます」
別にそんな事言わなくてもいいが、俺は一目散に冒険者ギルドを出て、食堂に向かった。走らなくてもいいのにダッシュだ!
『どうなさいました?』
ピピが心配そうに声を掛けてくる。
『いやちょっと張り切りすぎたかなって。空腹になってきているし、休憩がてら食堂で腹ごしらえしようかな』
『そうですね。そう焦らずとも宜しいかと』
ピピもそう言ってくれて、何故か安心する。思ったけど心から気を許せる存在ってありがたい。
食堂に入ると、結構人がいた。適当な席に座るとメニューが表示された。
テスターの時とは違ってビックリだ。
料理名と値段、それに回復度が書いてある。
おにぎりセット……一五T/二〇%
オムライス……二五T/四〇%
パスタ……三〇T/五〇%
お水……五T/五%
注:満腹度が一二〇%を超えると移動がスロー移動のみになります。ご注意下さい。
うん? 満腹度って一〇〇%超えるように仕様変更になったのか? って食いだめができるけど、食べ過ぎたら動きが遅くなるのか……。
しかも水って、有料なんだ。
しかしラーメンよりはいいがシンプルだな。まあ本当に味わえるわけじゃなし、そこまでリアリティーを求めてもってか。だが食べるのに五分かかったはず。そこは、追及しているんだよな。
俺はパスタを頼んだ。
ちゃんとウェトレスが運んできた。
『食べる』を選択すると食べ始める。
『俺、トイレタイムにするから、食べ終わっても暫く反応ないから』
食べていても普通に会話が出来る。当たり前だが。
トイレもそんなにかからないが、そう伝えておく。
『承知いたしました。ごゆっくり』
『はい……』
ごゆっくりなんだ……。っていうか、お腹空いてきた。
休憩設定があり、その設定でヘッドギアを外してもログアウトはしない。俺は、その設定を使った。
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