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◆139◆一人でお買い物
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「やあ、待っていたよ」
ドアをノックすると、今日はマドラーユさんは出迎えてくれた。
「一緒に来たんだ。暇なんだね」
「………」
暇なのか、僕。
「あ、違うんです。ちょっとお願いがあって」
「宿の事? それなら二人分取ったよ。まあ一人部屋の所を二人で入る感じだけどいいよね?」
「本当ですか? ありがとうございます」
「ありがとうございます」
イラーノに続き、僕もお礼を言った。
ちゃんと、僕の分も手配してくれていたんだ。
「二人でパーティー組んでいるみたいだからさ。でも食事は一人分だから一緒に食べたかったら自分で払ってね」
「あ、はい」
「で、お金はOK?」
「それは問題ないです。指名してくれてありがとうございます」
イラーノがそう言うと、こちらこそとマドラーユさんはほほ笑んだ。
「じゃ、登録しちゃいましょう。これに手を通して」
ギルドにある装置がここにもあった。
昨日も帰り際に手を通し、ここで仕事完了。なので僕もイラーノも、冒険者ギルドに寄らなくてすんだ。
「これ終わったら宿に行って登録だけしてもらってきていい? 予約しておいたから。あ、二人で行ってね。場所は目の前の白い鳥だから」
「わかりました。ありがとうございます」
イラーノの仕事の登録をすませた後、言われた通り宿に向かう。
本当に道を挟んだ目の前だった。
僕達は、宿のカウンターで登録を済ませる。
部屋は二階の一番奥。
ちょっと覗いてみようという事になり、部屋へ向かった。仕事している間は連泊になるので、好きな時間に部屋に入れる。イラーノに感謝しないとね。
カギは装置がついていて、冒険者の証を近づけるとあいた。凄い。
この装置は、錬金術で作った物らしい。
改良を重ね、今の形になった。
部屋は、一人部屋にベットを一つ増やしているのできちきちだが、窓も机もあって、青い鳥の部屋とは大違いだ。
「ここって、いくらするんだろう?」
ボソッとイラーノが言った。
確かに。向こうで普通の部屋に泊まってないからここと比べようがないけど、一人5,000zはしていたよね。
もし一人5,000として二人で一万。それに食費が三食分。
うん。錬金術師って太っ腹だな。
そうだ。ここに泊まるんだったら仕事受ける時は、東側の森での採取にしよう。ジーン達もこっち側に呼んでおかないといけないな。
「もし疲れているんだったら少し休んでから出かけたら?」
「あ、うん。ありがとう」
「じゃ、待たせているから行くね」
「うん。いってらっしゃい」
軽く手を振りイラーノは、部屋を出て行った。
さてと。まずは、ルイユ用の布を買いに行って、それから森だ。
あ、それからキノコを売りに行くかな。
よし、住宅街に行くか。
僕は、宿を後にして住宅街に向かった。
まずは、雑貨屋に向かう。外套を買ったお店だ。
そこで、三色の布を買った。緑、茶色、白。
次は、キノコを売りに行こう。
「こんにちは」
「いらっしゃい。今日は一人か」
「はい。あのキノコを……」
「おぉ。これは毒だぞ」
「はい。知ってます」
「しかも微妙だ。うーん。欲しいお客さんが少ないんだ。悪い……」
「いえ……」
やっぱり売れなかったか。まあ、ジーンにあげるかな。
「一つ言っておくが、毒の物とその他の物は分けて入れる事をお薦めする。もし万が一、毒が付着したら引き取ってもらえない事もあるからな」
やっぱりちゃんと別にした方がいいかな。キノコも袋に入れていたとはいえ、パンと一緒に保存袋に入れていたし。分けた方がいいよね。
小さい保存袋でいいから買っておくかな。
「あの……この前見せて頂いた袋って売ってもらえますか?」
「いいだろう。一応言っておくが、この住宅街はニコニコ現金払いが基本だ。銀行から払えるのは、ここ商人ギルドぐらいだ」
そうだった! 手持ちに4万もなかった。
「じゃ、これに手を」
商人ギルドにも装置があった。それに手を通す。
「では確かに4万z頂いた。これが商品だ」
「ありがとうございます」
「ところで、君は森で採取しているのだよな?」
「はい」
「昨日のあれも君が取りにいったのだな?」
「……はい」
何か疑われている?
「うーん。いや、随分軽装だなと思ってな。まあ、持って歩いてないだけか。何か入り用になったら言ってくれ」
「え? あ、はい。ありがとうございます。では……」
僕は、そそくさと商人ギルドから出た。
外に出てから自分の姿を見てみると、確かに軽装だ。
普通は、あそこまでどうやって行くんだろうか? 時間はどれくらいかかるのか……。一応それぐらいは、知っておいた方がいいかな?
あれ? でも、森の奥であった二人組はそんなに重装備じゃなかったよね? あの二人に会えたら聞いてみるかな……。って、誤解を解かないと教えてくれないか。
僕は、そんな事を思いながら宿に向かった。
ドアをノックすると、今日はマドラーユさんは出迎えてくれた。
「一緒に来たんだ。暇なんだね」
「………」
暇なのか、僕。
「あ、違うんです。ちょっとお願いがあって」
「宿の事? それなら二人分取ったよ。まあ一人部屋の所を二人で入る感じだけどいいよね?」
「本当ですか? ありがとうございます」
「ありがとうございます」
イラーノに続き、僕もお礼を言った。
ちゃんと、僕の分も手配してくれていたんだ。
「二人でパーティー組んでいるみたいだからさ。でも食事は一人分だから一緒に食べたかったら自分で払ってね」
「あ、はい」
「で、お金はOK?」
「それは問題ないです。指名してくれてありがとうございます」
イラーノがそう言うと、こちらこそとマドラーユさんはほほ笑んだ。
「じゃ、登録しちゃいましょう。これに手を通して」
ギルドにある装置がここにもあった。
昨日も帰り際に手を通し、ここで仕事完了。なので僕もイラーノも、冒険者ギルドに寄らなくてすんだ。
「これ終わったら宿に行って登録だけしてもらってきていい? 予約しておいたから。あ、二人で行ってね。場所は目の前の白い鳥だから」
「わかりました。ありがとうございます」
イラーノの仕事の登録をすませた後、言われた通り宿に向かう。
本当に道を挟んだ目の前だった。
僕達は、宿のカウンターで登録を済ませる。
部屋は二階の一番奥。
ちょっと覗いてみようという事になり、部屋へ向かった。仕事している間は連泊になるので、好きな時間に部屋に入れる。イラーノに感謝しないとね。
カギは装置がついていて、冒険者の証を近づけるとあいた。凄い。
この装置は、錬金術で作った物らしい。
改良を重ね、今の形になった。
部屋は、一人部屋にベットを一つ増やしているのできちきちだが、窓も机もあって、青い鳥の部屋とは大違いだ。
「ここって、いくらするんだろう?」
ボソッとイラーノが言った。
確かに。向こうで普通の部屋に泊まってないからここと比べようがないけど、一人5,000zはしていたよね。
もし一人5,000として二人で一万。それに食費が三食分。
うん。錬金術師って太っ腹だな。
そうだ。ここに泊まるんだったら仕事受ける時は、東側の森での採取にしよう。ジーン達もこっち側に呼んでおかないといけないな。
「もし疲れているんだったら少し休んでから出かけたら?」
「あ、うん。ありがとう」
「じゃ、待たせているから行くね」
「うん。いってらっしゃい」
軽く手を振りイラーノは、部屋を出て行った。
さてと。まずは、ルイユ用の布を買いに行って、それから森だ。
あ、それからキノコを売りに行くかな。
よし、住宅街に行くか。
僕は、宿を後にして住宅街に向かった。
まずは、雑貨屋に向かう。外套を買ったお店だ。
そこで、三色の布を買った。緑、茶色、白。
次は、キノコを売りに行こう。
「こんにちは」
「いらっしゃい。今日は一人か」
「はい。あのキノコを……」
「おぉ。これは毒だぞ」
「はい。知ってます」
「しかも微妙だ。うーん。欲しいお客さんが少ないんだ。悪い……」
「いえ……」
やっぱり売れなかったか。まあ、ジーンにあげるかな。
「一つ言っておくが、毒の物とその他の物は分けて入れる事をお薦めする。もし万が一、毒が付着したら引き取ってもらえない事もあるからな」
やっぱりちゃんと別にした方がいいかな。キノコも袋に入れていたとはいえ、パンと一緒に保存袋に入れていたし。分けた方がいいよね。
小さい保存袋でいいから買っておくかな。
「あの……この前見せて頂いた袋って売ってもらえますか?」
「いいだろう。一応言っておくが、この住宅街はニコニコ現金払いが基本だ。銀行から払えるのは、ここ商人ギルドぐらいだ」
そうだった! 手持ちに4万もなかった。
「じゃ、これに手を」
商人ギルドにも装置があった。それに手を通す。
「では確かに4万z頂いた。これが商品だ」
「ありがとうございます」
「ところで、君は森で採取しているのだよな?」
「はい」
「昨日のあれも君が取りにいったのだな?」
「……はい」
何か疑われている?
「うーん。いや、随分軽装だなと思ってな。まあ、持って歩いてないだけか。何か入り用になったら言ってくれ」
「え? あ、はい。ありがとうございます。では……」
僕は、そそくさと商人ギルドから出た。
外に出てから自分の姿を見てみると、確かに軽装だ。
普通は、あそこまでどうやって行くんだろうか? 時間はどれくらいかかるのか……。一応それぐらいは、知っておいた方がいいかな?
あれ? でも、森の奥であった二人組はそんなに重装備じゃなかったよね? あの二人に会えたら聞いてみるかな……。って、誤解を解かないと教えてくれないか。
僕は、そんな事を思いながら宿に向かった。
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