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第八話
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ワグナー領土は、それなりの広さがあった。そのほとんどが農作地。しかも荒れた土地だったのです。
さすがのソルムナード様も渋めの顔つきになっておいでです。
領主のワグナー様と一緒に一軒一軒回ると言ったソルムナード様ですが、ため息がとうとう出てしまいました。
私もあまりの事に、恨みが募ってしまっておりました。
聖女云々の前に、国民をないがしろにするなんてと。
せめて、元同じ国民、いや今も同じ国民よね? として、祈らせてもらう事にしたのです。
「祈らせて下さい」
私がそう言うと、周りの皆は驚いた。
リンナールが聖女だと思っているからでしょう。
「あなたが祈っても効果があるのですか?」
ワグナー様が驚いて聞いてきました。
「それはわかりません。ですが、聖女としてではなく、一人の同じ国民として今はそれしかできませんので」
「はぁ……」
特段これで喜ばれる事などないのです。
もし聖女だとしても当たり前の事。でも本当に困っていたら感謝されるでしょうけど、私は聖女ではないので効果があったとしても気づかれないはずです。
ソルムナード様は、国民に寄り添った方で城を開けられない国王に代わり、何かあれば自分の目で確かめ、色々聞いて回っておいででした。それは、このワグナー領土も変わりなくして下さいました。
新しい農具はすぐに届けられ、農家の人々は喜んでおいでです。
肥料も届き、すぐに作業は開始されました。
ソルムナード様の視察などには、必ず私も連れて行って頂きました。そして、この国の事を知って行ったのです。
みな、ソルムナード様が国王になっても安心だと言っておりました。私も妃として皆に愛される様に、頑張ろうと思いました。
何も出来ない私ですが、ソルムナード様の癒しになれたらと、今は思う様になりました。
傍にいるだけで幸せとは、こういう事なのかもしれません。
私は、この国に来て正解だった。
聖女ではない私を国民は、受け入れてくれたのです。
私は、正式に籍を入れました。
ソルムナード様の婚約者から正式に妻になったのです。
近々、大々的に結婚披露宴を催す事になっており、その時久しぶりにお父様達とも、顔を合わせる事にあるでしょう。
その時は、飛びきりな笑顔で迎えますわ。
そして、礼を言いましょう。自由にしてくれて、ありがとうと。
さすがのソルムナード様も渋めの顔つきになっておいでです。
領主のワグナー様と一緒に一軒一軒回ると言ったソルムナード様ですが、ため息がとうとう出てしまいました。
私もあまりの事に、恨みが募ってしまっておりました。
聖女云々の前に、国民をないがしろにするなんてと。
せめて、元同じ国民、いや今も同じ国民よね? として、祈らせてもらう事にしたのです。
「祈らせて下さい」
私がそう言うと、周りの皆は驚いた。
リンナールが聖女だと思っているからでしょう。
「あなたが祈っても効果があるのですか?」
ワグナー様が驚いて聞いてきました。
「それはわかりません。ですが、聖女としてではなく、一人の同じ国民として今はそれしかできませんので」
「はぁ……」
特段これで喜ばれる事などないのです。
もし聖女だとしても当たり前の事。でも本当に困っていたら感謝されるでしょうけど、私は聖女ではないので効果があったとしても気づかれないはずです。
ソルムナード様は、国民に寄り添った方で城を開けられない国王に代わり、何かあれば自分の目で確かめ、色々聞いて回っておいででした。それは、このワグナー領土も変わりなくして下さいました。
新しい農具はすぐに届けられ、農家の人々は喜んでおいでです。
肥料も届き、すぐに作業は開始されました。
ソルムナード様の視察などには、必ず私も連れて行って頂きました。そして、この国の事を知って行ったのです。
みな、ソルムナード様が国王になっても安心だと言っておりました。私も妃として皆に愛される様に、頑張ろうと思いました。
何も出来ない私ですが、ソルムナード様の癒しになれたらと、今は思う様になりました。
傍にいるだけで幸せとは、こういう事なのかもしれません。
私は、この国に来て正解だった。
聖女ではない私を国民は、受け入れてくれたのです。
私は、正式に籍を入れました。
ソルムナード様の婚約者から正式に妻になったのです。
近々、大々的に結婚披露宴を催す事になっており、その時久しぶりにお父様達とも、顔を合わせる事にあるでしょう。
その時は、飛びきりな笑顔で迎えますわ。
そして、礼を言いましょう。自由にしてくれて、ありがとうと。
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