子猫ちゃん《ホワイトドラゴン》は何でも食べて大きくなる!

すみ 小桜(sumitan)

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5――探求協会

21話目

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 聞いちゃってもいいかな? それとも失礼にあたるかもしれないから聞かない方がいいかな。

 「どうかしました? わからない事があったら聞いていいですよ」

 俺が記憶を無くしていると思っているからかそう言ってくれた。
 えい! 聞いちゃえ。

 「あ、全然大したことじゃないんですけど、マイルさんて支部長ですよね? ここで一番偉いんですよね?」

 「まあ、責任者ですね。それが何か?」

 「責任者も働くんですか? あ、えっと……命令する仕事とかじゃないのかな? って……」

 マイルさんは、俺の言葉に眉をひそめた。
 こっちでは、そういう風ではなさそうだ。

 「よくわかりませんが、責任があるので指示は出しますが、基本役割が決まっております。鑑定が出来る者が鑑定を。あ、そうですね。ここは、国が運営している会社ですので、採用試験を受けこの職についております」

 「そうなんですか。変な質問をしてすみません」

 「いえ。他にご質問ありますか?」

 「今の所はありません。ありがとうございました。スッキリしました」

 「記憶を無くしているとはいえ、疑問を持つ所が変わってますね。

 「あははは。自分でもそう思います。では、行ってきます」

 「はい。気を付けていってらっしゃい」

 軽く手を振り俺は、建物を出た。
 この探求協会って国が経営する会社だったんだ。って事は、魔素って需要があるって事だな。
 チロは、発見してはパクパク食べていたけどいいんだろうか……。

 さてと、食堂を探さなければ……。
 くんくん。
 こっちかな。美味しい臭いがするのは。

 イノシシ亭という看板のお店だ。
 入ってみると、家族連れが多い。
 なんとなくファミレスを連想する。

 「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」

 「あ、はい」

 「あの、申し訳ありませんが、動物は入れません」

 腕に抱くチロを見て、女性の定員が言った。

 「あ、すみません。えっと、出直してきます」

 俺は、ぺこっと頭を下げて店を出た。
 まあ地球でもペット可じゃないと、入れないもんな。
 さて、チロをどうしようか。
 一人で外で待たせるのも心配だな。
 俺はとりあえず、街を歩いた。
 そして、出店なるものを発見する。

 覗くと売っているのは、串だ。
 全部特性たれだが、色んな動物の肉の串が売っている。
 一番安いので、3Sセキだ。高いので10S。
 魔素値1で、安いのが3本も買える。でも大抵の人は、魔素感知を持ってないから持って行ったのが、魔素を含んでいなかったらお金にならないんだよな。
 それはともかく、一個買って食べてみよう。
 まずは、普通にトリ串を。

 「トリ串一本下さい」

 「はい。3Sになります」

 「あ、はい」

 ケモミミの女の子だ!
 3Sを払い、トリ串を受け取った。
 また買いにこよう!
 俺は、串にパクッと食いつく。うん、甘ダレでおいしい。
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