呪縛の聖騎士、戻るために『女』として奮闘す?!

結城里音

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第8話 事後処理と来訪者

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あらすじ
 人の街に父親であり魔王が気にする者、ラントが居ることを知ったことから始まった、この出来事は第4王女グリエリと取り巻きを主人公が制圧することで、国交問題に波及することを防ぐことに成功していたが、当の本人は知る由もなく...


***


 近場にある食堂の一角。活気溢れる店内は、先程までの騒動とはまた違った賑わいを見せていた。パーテーションで区切られた個室では、第4王女グリエリが表情を曇らせる。
 取り巻きの男たちは衛兵に捕まったものの、ラントの一声もあり破損した街を直させるための人足として、奉仕してもらうことで事なきを得ていた。下手にここで魔族を拘束したとなれば、更にややこしくなる。

「どうして、あたしまでしなきゃいけないの?」
「あんたもラントくらい強いんでしょ? やってよ...」
「もう、どうして私がやる必要があるの? 手下に指示を出したのはあなたでしょ?」
「それは、そうだけど......むぅっ......」

 居合わせたセリアが、しっかりと教えていくものの、一向にその気はなく、むしろ開き直る胆力すらある。その一方で取り巻きの子分たちはというと、早々に街道に敷き詰められていた石畳を、その怪力を使って見事に修復して見せていた。
 ただ、有り余る怪力だったこともあり繊細な仕事は苦手なようで、細かい作業は人間がしたあと、魔族のふたりが石畳をはめ込んでいっていた。その様子は店内からも見え、グリエリが見ていた。

「ふんっ、なによ。私は王女なのよ? 好きなことをして何が悪いの?」
「それに、ラントも綺麗で強かったし、こんなの不可抗力でしょ?」
「それに、あんな小さい魔石なんて、ゴロゴロあるでしょ? もぅ...」

 ブツブツと独り言のように子分たちを眺めながらも、ふてくされている。第4王女として姉達はそれぞれが、国のために活躍しているというのに自分だけが抜けもののようだ。それなりに力があり、子分たちも従えることができるのなら、もっとできる。
 人の姿になって皇国に来たことも1度や2度ではない。なら、もっとできることがあるそう思っての行動だ。しかし、それが必ずしもうまくいくとは限らない......。

「グリエリ。ほんとうに第4王女?」
「ふんっ。あなたまでそんなことをいうの? そうに決まってるわ!」
「それじゃ、あのふたりを見てどう思う?」
「どうって、まぁ。よくやってるわね。ちゃんと協力してるし...」

 むすっと頬を膨らませながらも、子分ふたりが住人と協力して直す様子を眺める。魔族と人が協力をしているのを見るのは好き。好きだけど、楽しいかと聞かれるとまったくといって楽しくはない。
 スッキリとするわけでもなく、地味で、退屈で、暇で。ただそれだけだった。

「もぅ、何が楽しいんだか...」
「魔族なんだし、もっとこう。魔力でぱぱっとできたらいいのに...」
「ラントも見たでしょ? 私の強さと魔力。これを使ったら簡単なのに...」
「何が悪いの? 魔族にとっては強さが一番なのに......分からない......」

 それがグリエリにとっての当たり前だ。自分を慕ってくれる子分もいれば慕う姉もいる。それが普通で日常で何も不自由がなかった。しかし、ラントの前ではそれが通用しなかった。
 頭を抱えていくら答えを導き出そうとしても答えが出ず、出口のない路地に迷い込んでしまったかのように、目まぐるしく思考がめぐる。そしえ答えが出ないことに腹が立ってくる。そんななかで、そっと手が差し伸べられた。

「......グリエリ。君は賢い子だ」
「......へっ? は? なんで、そうなるのよ」
『おかしい、なんでそんな考えになるの?』

 ラントの言葉が分からなかった。
 自分がしたことで街灯の魔石を壊して迷惑を掛けて、非があるのは圧倒的に自分の方。それにも関わらずラントが口にしたのは、叱るでもなく支配して教え込むでもない。ただの“褒める言葉”だった。

「どうしてそんな返事をするの? あたしがしちゃたことで...」
「全然楽しくないことなのに、なんで褒めるの? わからない...」
「叱るんじゃないの? そんなに強い力を持ってるのに...どうしてそうしないの?」

 幼い頃にあた人と魔族の戦争。
 荒《すさん》でいた姉達と、参加できずに守られる存在で何もできなかった。そのうえ、痛み分けでほぼ負けのような状態。もっと何かできたんじゃないかと何度も考えた、考えたものの、答えは見つからなかった。
 “戦いたい”といくら言っても、駄目だと叱るばかり。弱いから、すぐに負けるからと言い聞かせられる。魔族は強いものの言うことを聞くのが当たり前で、尊敬する姉ですら引き分けにするのがやっとなのだから、出ていっても仕方がないのは痛いほど分かっていた。

「ラントは、どうしてあたしを叱らないの? しちゃったことなのに...」
「姉様たちならそうしてた。駄目だ、なんでしたんだって...」
「でも、ラントは褒めてくれた。なんでなの?」

 純粋でまっすぐなグリエリの感情は、ラントやセリアの鼓膜を震わせながらもスッと心に響いてくる。そして、ラントらしい言葉が紡がれる。

「だって、グリエリ......」
「もぅ、反省してるじゃん。それなのに、叱る必要。ある?」
「へっ......? そ、そんなこと?」

 あまりにもあっさりとした答えに、呆気《あっけ》にとられてしまった。
 ぽふっと椅子に座り込んだグリエリを手招きするようにラントが呼び、子分たちが作業する様子を指差す。

「あのふたり。反省はしてるだろうけど、後悔はしてるか?」
「それこそ、落ち込むほどに後悔してるか? ちがうだろう?」
「......うん」

 目の前に広がる様子は、明らかに人間と魔族が協力しているように見える。そこには魔族だろうと人間だろうと関係ない、壊してしまったものを直すという。ただそれだけの目的のために行動していた。
 魔族の男ふたりも、グリエリの様子を見つけては手を振る。それに返すグリエリ。

「あのふたりから慕われてるんだ。それだけで良いじゃないか」
「そんな慕ってくれる部下がいるのに、上司のグリエリがそんなんでいいのか?」
「......ううん。だめ」
「あぁ、そういうことだ。オレも手伝うから...」
「うん。ありがとう」

 第4王女としての生活が当たり前だった彼女にとって、ラントの存在が次第に大きくなり始めていく。そして、そのきっかけとなる最初の出来事が、頭を下げることだった。


***


 それからグリエリはラントと共に、ひとまず洋服店へと向かい身なりを整えることになる。立派な店構えに目を丸くするグリエリは、店内に広がる光景にさらに目を輝かせることになった。

「おぉぉぉぉっ!! 綺麗な服がいっぱい!!」
「これも! これもっ!!」
「やばーい! 全部欲しいっ!!」

 主要交易路の交点《こうてん》に立地していることもあり、各産地からの物資が潤沢というのもあったが、メインとなるのがラントとセリアの親だ。

『......母さんが全部デザインしてる』
『なんて言えない......』
『そんなことしたら...』
『“会わせて!!”なんて、絶対言うから......』

 あまり、かかわり合いを持ちたくないセリア。ここまで面倒事が立て込んでいることもあった上に、これ以上ややこしい相手を巻き込むのも気が引ける。第4王女な上にトラブルメーカーなのは、肌身で感じていた。しかし......。

「オレの母さんだよ...オーナーでデザインしてるの...」
「えぇぇぇぇっ!! 言うの? ラント...」
「ん? 普通じゃ?」
「いや、まぁ、そうだけど...」
「んん?」

 紹介しないほうがおかしいと考えていたラントよって、普通に母親。イザベルに連絡すると、魔力通信越しでもそのテンションの高さが現れる。普通の魔力通信なら、念話のようなものだったが話を聞いた彼女は、早々にパッとウィンドウを開かせてしまった。
 ラントのネックレスから光が投影されて映し出されたものには、食い入るようにしその顔が押し付けられる。

『ほぉぉぉぉぉっ!!』

 ラントの魔力を媒体にして映し出されるそれは、テンションを反映するようにして周囲を飛び回る。

『かわぃぃぃぃぃぃぃっ!!』
『かわいいっ、かわいいっ!!』

 まるで踊るかのように、顔が映し出されるウィンドウがぴょんぴょん跳ねる。どうやら今は国内にいないこともあり、そのテンションが暴走気味だった。しまいには顔を映し出したウィンドウが舐め回すように動き始める。

「ひぃぃっ!!」
「ラント! こわい!!」
『えぇぇ。そんなことないわよ~えへへ』

 すっかり怖がってラントの後ろに隠れる様子は、王女の風格や威厳はどこへやら、年相応の女の子に戻ってしまう。それを愛でるのを通り越して怪しい人物かのように動き回る。

『......明るい金色《きんいろ》のボブヘアに、宝石のような翡翠色』
『体はラントに隠れるくらいなのに、でてるところはでてるのね~♡』
『あぁぁ。もう好きぃぃぃ!!』

 興奮しっぱなしのイザベルを表すように、ウィンドウが動き回る煩わしさに腹が立ったようで...。

“ガシッ!”

『あうっ!』

 飛び回っていたウィンドウを、まるで虫でも捕まえるかのように捕まえるセリアは、鋭い眼差しでウィンドウを見下ろす。普段は視線が重なっても見下ろすことはないため、その迫力はただものではなかった。

「お母様......? 自重って、知ってますか?」
『......は、はい』
「まったく......」

 セリアにたしなめられたためか、怒涛の嵐だった様子はすっかり鳴りを潜めると、しっかりとしたオーナーの顔へと変わる。そして、きりっとした口調で店員に指示を出し始める。

『まずは、アレとあれだして!』
「はい!」

 そんな様子を見ていたグリエリも、セリアの言葉に敏感に反応する。

「......お母様? えっ?」
「あぁ、そうよ。母親...」
「えっ...」
「あぁ。母さんだよ...」
「......不束《ふつつか》な、ね」
『えっ?! セリアちゃん? ひどくない?!』

 そんなやり取りもありつつ、グリエリの服を見繕うイザベル。その目は確かで、第4王女の私服に相応《ふさわ》しい、気品溢れるすがたへと変わっていた。

「これが......あたし?」
「おぉっ。似合ってるよ。グリエリ」
「そうね。ようやく王女らしくなったじゃない」

 所々にあしらわれたフリルと縦の折り目が胸の形を美しく彩り、細く括れたウェストとの対比で、更にその見事な胸が際立っている。それでいて、大人しい色味を持つ布地ということもあり、そこまで目立つことはなかった。
 そして、唯一。魔族の特徴でもある小さな角ふたつには、愛らしいリボンが付けられ、お嬢様の彩りがでていた。そうしてブティックを出たグリエリとセリア。そして、ラントはそれぞれの商店に頭を下げていく事になる。

「えぇっ!! 第4王女様なんですかぁぁ!」
「お、王女様かよ...」

 ちょうど通りに面した突き当りに位置していたアルヴァレス工房。ラントと一緒に共にするつもりだったセリーネは、一度店に戻っていたこともありこのときが初対面だった。
 ラントが連れてきた少女は、どこぞのお嬢様の姿をしていたこともあり、高貴な出自を持っていることは確かだった。

「で、でも。まさか...」
「あぁ、ラントがドラクシオンの王女様を連れ歩くとはなぁ...」
「偉くなったもんだ! ガハハ......」

 まるで、自分の息子が大きくなったかのように軽快に笑うガルド。ただ、それはいくら見た目が女であっても、彼の中ではいつでも男として扱われているようだ。実際に、背中をパンパンと叩くため妙に痛さを感じていた。

「......ガルドさん」
「なんだ? 今度はちゃんと付けたのか!」
「......はい。仕方なく......」

 ニヤニヤと笑いながらも、背中を擦るその手は妙にいやらしい。一番敏感に気がついたのがセリアで......、ガルドの手をつねる。

“いででで!!”

「せ、セリアの譲ちゃん。い、いてぇ!」
「セクハラですよ。まったく、隙きあらば触れようとするんですから...」
「いくら、ラントが良いといっても、だめですからね!」
「わ、わかったから離してくれよ...!」

 ガルドが謝ったことで、ようやく離したセリア。一方でラントは普通の顔をしている。

「ラントも、少しは嫌がりなさいよ。女の子なんだから...」
「ん? オレ。男...じゃ、ないよなぁ...」
「もぅ、いつまで男のつもりでいるの」
「あ、あぁ......」

 セリアの言うことも一理ある。
 未だに女の体に慣れないと言えばそれまでだったものの、ミニスカートも気にしなければいい。さりとて、男かどうかは別の話で......

『...オレ、男に戻りたいんだけどなぁ......まぁ、仕方ないけど......』

 ラントがセリアと話している間も、ガルドとその娘。セリーネに頭を下げるグリエリ。その様子は、しっかりと王女のあり方を獲得しているようだった。
 それから、通りに面した商店に頭を下げて歩くうちに、子分たちも混ざりだすとさながらお礼参りならぬ、謝罪行脚《しゃざいあんぎゃ》と化してしまった。

「もぅっ、いいのに、それに、お嬢様なんだろう?」
「え、えぇ。王女のグリエリで...す」
「うひゃぁ。そりゃ、強いわけだねぇ! 気にしてないから、ねっ」
「よしてくれよ。王女様に頭を下げられちゃ、たまらねぇから...な?」
「......は、はい」

 店主は皆好意的で、ただひとりとしてグリエリを悪く言うものはいなかった。しっかりと魔族のことを理解して、そういう性格なのだと受け入れている様子が伝わってくる。その度に、申し訳ない気持ちが込み上げてしまった。

「......ほんと、いい人ばかり......」
「どうして、戦争しちゃったんだろう...」

 ラントとセリア。そして、準備を済ませたセリーネが共に歩く中で、ボソッと口にする。

「......まぁ、こればかりはね」
「そうね、王家が始めちゃったから、私達にはどうすることもできないもの...」
「そうですね~。わたしもすぐに避難しましたし...」
「......みんな。ごめんなさい。王女として謝るわ」
「......グリエリ」

 その姿には、第4王女とはいえしっかりと、風格が戻っていた。

「へぇ。すっかり成長したじゃない。グリエリ......」

 バサッと大きな翼をたなびかせ、優雅に上空に漂ってみせる。鷲《わし》の頭に獅子《しし》の体。筋骨隆々《きんこつりゅうりゅう》のその姿は、美しさすら感じる。ただ、その他の多くは恐怖を懐き、畏怖の対象でもあった。

「ひ、ひぇっ! グリフィン!!」
「どうしてこんな街の中に降りてくるのよ!」

 先程まで和んでいた街道が一気に、戦々恐々とした殺伐な空気へと変わる。ピリついた空気が肌を刺すように、それまで好意的だった視線がひとりの少女へと向く。その向かう矛先はやはり魔族の王女。グリエリだ......
 決して悪くはない。しかし、厄災とも呼べるグリフィンを呼んでしまったことには間違いなく、いくらラントの後ろに控えているとはいえ、その眼差しは刺さるほどに痛い。

「ひっ......」
『......あ、あたし。やっぱり“部外者”なんだ......』
『優しく笑いかけられて、受け入れられたと思ったけど...』

 怯えたその手は、行き場を失い。ただ、小刻みに震えてしまう。張り詰めた空気と冷たい視線。それは間違いなく、グリエリへと向けられていた。軽蔑し、元凶のような鋭い眼差しは、無自覚の悪意とも言えるほどだった。

「......グリエリちゃん。安心して......」

 その優しげな言葉は、向けられ凍えてしまうほどの視線の中にあって、唯一のオアシスのように鼓膜を震わせる。

「セリアさん......あたし...」
「そうですよ。グリエリ様は何も悪くないです」
「セリーネちゃんも...ありがと......」

 ふわりと上空から降りてくるグリフィンに乗っている少女は、肩まで届くほどに長い栗色の波打つ髪に、琥珀色の瞳は活気が溢れて鮮やかに光り輝く。すらりとした体は、強者《つわもの》の風格を持ち合わせていた。

「......誰も攻めて来ねぇ城を守ってても仕方ねぇからな」
「アタシから来てやったぜ。グリエリが隠れてるってことは...」
「あんたがラントか...」

 ニヤリと不敵な笑みを見せると、グリフィンの体がゆっくりと街道に降りる。ちょうど少し前にグリエリの子分たちが直したところだ。

「......イレイナス様」
「あ、あぁ。そうだ。イレイナス様だ!」

 グリエリをセリアとセリーネが支え、その後ろを取り巻きふたりがついて歩いていたが、そのふたりがあまりの事に声が漏れてしまっていた。

「......イレイナス様?」

 ほぼ、軒先のひさしくらいの高さはあるグリフィンが、頭《こうべ》を垂れるようにかしこまるように座ると、そこからヒョイッと飛ぶように降りる。その風格はグリエリの比でもなく、圧倒的なほどの強さと自信を見せていた。
 そして、堂々と腰に手をあて魔王国の甲冑を羽織っている赤地の布に銀色の甲冑があしらわれているものの、彼女自信の強さからすればもはや甲冑は飾りのようにも感じられる。

「あぁ、そうさ! アタシが......」
「第3王女。イレイナス様だ!!」

 どやっと胸を張りながら、その威厳を示す。そして、二言目にはどこかで聞いた言葉が帰ってくる。

「ラント。アタシと手合わせしなさい!」
「......はぁぁ」
『こんな子しかいないのか?』

 がっくりと肩を落として頭を抱えながらも、仕方なくこの場を収めずにはいられなかった。
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