男の俺が痴漢されてイッちゃうなんて…!

藤咲レン

文字の大きさ
66 / 141
恋人としての日々 -ミナトSide-

初デート(4)

しおりを挟む
スポーツ用品店でタカシは買い物を済ませ俺は店の前で待っていると、タカシから小さい紙袋を手渡される。

「ほい、これ」
「ん?これ何?」

袋を開けると先ほど2人で選んでいたサッカーボールのキーホルダーが2個入っていた。

「あっ!買い忘れていたヤツだ」
「全く・・・ミナトはおっちょこちょいなんだから。おそろな?一緒につけようぜ」

そう言ってその場でタカシがサッカー部の名前が入った公式のリュックに付けた。そして俺の担いでいるリュックにもつけてくれた。

「これでお揃いだな」

タカシはニッコリ笑った。優しい笑顔だ。





スマホの時計を見ると既に13時になっていた。

「そろそろランチのピークも終わってるだろうし、昼飯行かね?」

俺は腹が減って倒れそうだった。ただ、初デートの緊張感で腹が減ったなんて言い出せなかった。

「俺、実はめっちゃ腹減ってた」と笑いながらいうと、タカシは俺の耳元で「何でも正直に言ってほしいな?俺たちカップルだろ?」と囁いた。

また俺はコクリと頷くしかできなかった。

「ミナト、とりあえずフードコートへ行こうぜ?」

そう言われ、タカシに先導されながらフードコートへと向かった。
ここまでの展開でどっちがデートの先導役なのか分からなくなってきた。





フードコートに着くと、確かにピークタイムを過ぎていたのでチラホラと空席が目立った。

「ミナト、何食うの?」
「俺はコスパ重視で牛丼大盛りにしようかなー」
「じゃあ俺も同じ店にしようっと!」

俺たちは高校生なのでお小遣い制だ。サッカー部の練習着のお金は親からもらえるが、こういった遊びに使えるお金はごくわずかだ。そのため、コスパ重視で腹一杯食べられる牛丼チェーンは大助かりなのだ。

お互い注文を終えてすぐに隣にある商品受け渡し口から大盛りになった牛丼を乗せたトレーを持ちながら、タカシが見つけてくれた空席に移動した。

「いただきます!」
俺は腹が減っていたので牛丼にがっつく。

「おいミナト、急いで食べ過ぎだよ!アッチも早いと同じだな」

タカシは小悪魔のような顔で俺を見つめてくる。

「タカシ、性格悪いぞ」と俺は笑いながら返答する。
俺たちは高校生らしくエロい話が大好きだ。だからタカシからのこういうエロネタの振りは実は好きだし、俺自身もからかって貰えて嬉しい気がしている。

おそらくというよりも俺はドMなんだと思う。





「ご馳走様でした!」

お互いに昼飯を食べ終わって、フードコートを見渡すと、ちらほらと同世代の男子集団や男女のカップルがファストフード店のドリンク片手に語り合っていたり、カードゲームをしたり、思い思いの過ごし方をしていることに気がついた。

「やっぱりフードコートは気が楽でいいね」
俺がそういうとタカシは「さっ、まだデートらしい場所には連れて行ってもらってないけど、この後はどこに連れて行ってもらえるのかな?」

「えっと・・・・この後は銭湯に行こうかと思ってたんだけど、いいかな?」
俺はタカシが喜んでくれるか不安だったので、小声で言った。

するとタカシは、
「スーパー銭湯いいね!何だか身体がだるかったから、風呂に入ってほぐしたいと思ってたんだよ!行こうぜ!」
と言ってくれたので、俺はひと安心した。




スーパー銭湯は同じショッピングセンターの敷地内にあるので移動も楽。しかも、漫画がたくさん置いてあるので、長時間まったりするにはちょうど良い場所なんだ。しかも、高校生の料金は大人と違って少し安めに設定されている。

そのため、たまにサッカー部のチームメイトと行くことがあったので、今日はタカシと2人っきりで楽しむんだ!あと、裸も見られるし・・・。

俺とタカシはショッピングセンターの建物を出てスーパー銭湯の建物に移動した。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...