Face of the Surface

悟飯粒

文字の大きさ
21 / 83
魔王との邂逅編

始まりの始まりは単純に終わる

しおりを挟む
 死が押し寄せている。圧倒的で壊滅的な死。それは色を持ち、熱を持ち、恐怖そのもののように振る舞い人々を焼き払う。人々の目に映るその炎は死そのものだ。
 魔王:炎帝が勇者領を侵略し始めて10分が経った。彼を倒す為に編纂された第一類勇者達は善戦したが、そもそも敵は1人ではない。全ての魔力を操る勇者と伝説の炎の聖剣を持った魔王を相手にしているのだ、彼らは破れてしまい焼け焦げた死体が積まれていく。

 「………………」

 しかし彼らの死は無駄ではない。時間を稼いだお陰で第二類勇者であるグレンが間に合ったのだ。彼とその従者である亜花(あわな)はカースクルセイドの進路上に降り立ち、炎帝と昴を睨みつける。そしてもう1人、この城に常駐している王様の護衛役である慶次(けいじ)が城から出てきた。

 「グレンさんと一緒に戦うのは初めてですね。」
 「そもそもお前、いつも戦わないだろ。」
 
 昴は舌なめずりをする。この戦いに勝つだけで、第二類勇者2人分の力を得られるのだ。第二類勇者は勇者領の最高戦力…………仲間に炎帝がいる以上、これほど美味しいものはない。

 「後10分~20分もすれば、全域に拡散されている第二類勇者が集結してしまう。さっさと僕達で彼を倒そう。」
 「勿論だ。」

 昴と炎帝が剣を構えた。それを見て慶次とグレンも身構える。
 炎帝が振り払った聖剣が生み出す巨大な炎の刃が空気を焼いて衝撃波が発生!さらに返す刀によって再度生まれる炎の斬撃。空間はあっという間に炎で埋め尽くされ、勇者領の中心地は灼熱の地へと変貌する!

ビュゥゥーー!!

 しかしグレンが生み出した突風がその炎を浮き上がらせ、生み出した隙間にグレンと慶次が滑り込み距離を詰める!

グンッ!!

 さらに亜花の能力で炎の軌道はねじ曲がり、発射元へとその矛先を向けグレンと慶次と炎が炎帝を追い詰める!しかしその炎すらも焼き払う高威力の青色の炎が生み出され、その圧倒的な火力は触れたものを一瞬で消滅させた。

 「…………あの聖剣が生み出す青色の炎、亜花の魔力でも操れないな。」

 青色の炎をかわしたグレンがつぶやいた。物理法則を根本から無視しているのだろう。そうじゃなきゃ物理法則を変化させられる亜花の魔力が通じない理由がわからない。

 「たとえどれほど強い勇者だろうと、近づかなきゃ敵は倒せない。炎帝が生み出す炎はあらゆる魔力と生物を消滅させることができる圧倒的な破壊だ。勝てないんだよ、たとえ君たちがどう足掻こうとね。」
 「いいや、私達はその炎を絶対にかき消すんだよ。」

 遅れてやったきた私は、息を切らせながら昴達の背後をとった。私の背中には大地の聖剣を持ったウンモがおぶられている。

 「………まさか倒しきったのかい?10分かそこらで。」
 「山一個消すだけだもん、余裕よあんなの。」

 やっば、全速力で走りすぎた。酸欠で足が震えてる。しかもさっきまで全力で戦ってたせいで筋肉が悲鳴を上げてるよ。どうしようこれ。

 「しかし、良いのかい。君の苦手な炎、しかも君の相棒を倒した炎帝と戦おうとしているんだよ?恐怖で足がすくんじゃうじゃあないかな?」
 「…………怖いよ、そりゃあ。私からたくさんのものを奪った張本人だからね。炎を見ただけでいまだに私は恐怖するもん。足だってすくむし、どうしてもネガティブな思いが頭を駆け巡ってしまう。」

 またあの炎によって身近な誰かが死んでしまうのではないだろうか。今度は私が死んでしまうのではないだろうか。また守ることができずに私は敗北するかもしれない…………そんな思いを簡単に拭うことはできない。でも私は一歩前に踏み出した。そんな呪縛から抜け出すように、大きく一歩!

 「だから倒すんだ!私が私らしくある為に!恐怖を打ち消す為に!」
 「…………ふっ、恐怖とは自己防衛に必要なものだよ。君がそれを無視したらまた同じ結末を迎えるだけさっ!」

 炎帝が振り下ろした炎の刃が私に向かって飛んでくる!

ドォォオオンンン!!!

 しかし到達しきる前に目の前の岩盤がめくりあがりその炎を受け止めた!!しかし岩盤は凄まじい火力によって溶けて一瞬でガラスになってしまう!!

 「よし!ウンモ!その調子でガンガン壁作っちゃって!」
 「我にまかせろ!」

 やはり思った通りだ、大地の聖剣を使うことで炎の聖剣の攻撃を防ぐことができる!これならば近づいて一撃を加えるのも満更不可能ではない!大地の聖剣によって生み出された大量の土壁に隠れるように私とグレンと慶次は走り出す!
 しかし相手もすぐに対応してきて、今度は地面に炎の聖剣を突き刺し、大地そのものを溶岩に変える!私達は飛び上がり、空中に障害物を作り上げ立体的に動き回る!1人でいい!1人でいいからなんとかして辿り着くんだっ!?

ヂッ

 私が乗っていた浮遊する岩石を青色の炎が貫いた。なんとかして直撃は免れたが、炎が頬を掠めた。一瞬掠めただけなのに、皮膚は焼け溶け瞬時に冷え固まる!私の耐熱性能でもあの青色の炎はまずいのか!

 「ウンモ!もっと硬いやつ作れないの!?」
 「わ、我じゃこれが限界でしゅ。」

 やはりウンモじゃ最大値まで引き出せないか!………だが足場を作り、赤色の炎を防げるだけでも十分だ!一年前と違ってまだやれることがある!

 「倒す!絶対に!今ここで!」

ッパァァアアアアンンン!!!

 大地を蹴飛ばし私は突っ込む!嵐のように渦巻く青色の炎をかわし、地を這う灼熱の波を飛んでかわし、建物の側面を駆け抜ける!飛んでくる幾万の炎の刃が岩盤や壁を溶かしきるが、それでも私は恐れない!立ち止まらない!恐怖に打ち克つ!
 更に動きは加速していく!私の姿は炎の光の中に溶け込み、その速さと相まって誰からも視認されなくなっていた!

ギィイイインンッ!!!

 炎帝が背後を守る為に生み出していた炎の壁が、凄まじい音を立てながら崩壊した!そして2秒後、別の炎の壁が崩壊!壁がドンドン消えていく!

 「…………そこっ!!」

 しかし探知魔力によって私が次に行く予測地点を導き出した昴は炎帝に指示を出して攻撃させる!青色の炎の槍が飛んできたっ!

キンッ!

 青色の槍が切り裂かれた。大地の聖剣と光剣を両手で持ち刀身をクロスさせて防いだのだ。この時を待っていた!「当てたら勝ち。」と思っている相手の逆をつくために私はかわし続けてきたんだ!咄嗟に大技を放った炎帝は隙だらけ!終わりだ!
 勇者と魔族の戦いの基本は魔族が遠距離攻撃をし、それをかいくぐった勇者が近接攻撃で倒すというとてもシンプルなものだ。しかし圧倒的な魔力を持つ魔族………魔王はその例外にいる。イリナが近づいた瞬間、彼を中心に炎が噴き出した。青色の炎が彼を包むと、それは空高くまで伸び上がり炎の柱を形成する。並の魔族の魔力ならばイリナの突進力で突破できるのだが、魔王のそれは掠めただけで死を直感するほどの高威力。とても受け切れるものではない。

 「…………くそっ。」

 その衝撃によって吹き飛ばされた私はまた突撃するためにすぐに起き上がった。しかし次に私の目に入ってきたのは巨大な炎。前方の全てを覆い尽くした巨大な炎の塊だ。この光景は2度目だ。前はこれから私を守る為にカイが身代わりになって死んでしまったのだ。でも今回は大丈夫、私はかわせる。しかし周りを見てみると、先ほどの私たちの戦いのせいで振り撒かれた青い炎がそこかしこにあって逃げ道がない。…………なら、打ち壊すまで!私は大地の聖剣と光剣を構えた。

 いつの間にか私は炎帝の右側に立っていた。私に迫ってくる炎の塊はなく………いや、あるのだが、私はそれの側面を見ていた。位置が………変わってる!私は急いでさっきまで私がいた場所を見ると、そこにはミフィー君が!

 「そんなっ!ミフィ」

ドォォオオオンンン!!!!

 青色の爆発がミフィー君を飲み込んだ。そんな、また同じ相手に、同じようなシチュエーションで相棒を………友達を失うなんて。

 「…………言っただろ、俺は死なないって。」

 しかし彼は炎帝の、しかも炎の聖剣の攻撃を喰らったというのに、ケロッとした表情でその爆炎から出てきた。……………は?

 「それと…………お前、お前だ。炎帝。」

 ミフィー君はこの状況に驚いている炎帝を指さした。

 「別に炎帝を名乗るのは構わないが、それならもっと実力をつけなきゃダメだろ。こんなんじゃダメ、ダメダメよ。炎帝の足元にも及ばない。」

 そんなことを言いながら彼は悠長に歩いていく。ゆっくり、ゆっくり、無防備に炎帝へと近づいていく。

 「こんなんじゃあ勇者領を壊滅させるなんて夢のまた夢だなぁ。」

 焦る炎帝が炎を放つが、ミフィー君は防御することなくその攻撃を全て受ける。だが彼には一切のダメージがなく、のんびりと炎帝へと近づいていく。

 「お、おまえ!嘘だろ!?なんでこんなところに………っ!!」
 「なんでってそんなの決まってるだろ。」

 そしてミフィー君が腕を振るうと赤色の炎が発生した。しかしその規模は今までの比ではなく、この城下町の半分を飲み込んでしまった。炎によって吹き飛ばされてしまったのか炎帝と昴の姿はここにはなく、あるのは巨大な穴だけ。

 「俺がここにいるのは簡単なことだ。」

 そう言うとミフィー君は振り返って私を見つめてきた。そして自身の心臓を親指で示してきた。

 「イリナに殺してもらう為だよ。この俺、炎帝が罪滅ぼしのためにな。」



 「…………というのが3日前にあったわけだよ。どう思う?」

 俺は一時限目が始まる自由時間で、後ろにいる幼馴染、岩村遼鋭いわむらりょうとに話しかけた。

 「ああ、君の夢の話でしょ。いいんじゃない君が死なないで済んで。君が死んでたら僕泣いてたよ。………で、それが今の君の憂鬱と何か関係あるわけ?」
 「めっちゃ関係してるに決まってんだろ。俺はもうあれよ、マジで。人生で1番と言っていいほど今落ち込んでる。」
 「君の人生で一番の落ち込みはこんなもんじゃないから安心していいよ。…………イマイチ全貌が見えないな。」
 「おーーっす!何話してんだ!?」
 「あ、宏美ひろみ!聞いてよ!実は今俺憂鬱で……」
 「ホームルーム始めるぞー席につけー。」

 入ってきた先生の言葉で俺たち学生は一瞬で自分の席に座ると、黙ったまま先生の話を聞く。

 「…………なんだ、また変な夢でも見たのか。」

 隣の宏美が小さな声で聞いてくる。

 「夢っていうか現実っていうか…………その、あれだ、イリナがな………」
 「転入生が新しくこのクラスに来ることになった。今日からクラスの一員として仲良くしてやってほしい。…………はーい、入ってきてください。」

ガラララララッ

 扉が開く音を目を閉じながら俺は聞いた。あーーいやだぁ、マジで嫌だぁ。俺はチラッと、指の隙間から教卓の方を見るとそこには…………

 「新しく転校してきたイリナ・ヘリエルです。以後お見知り置きを、皆さん。」

 そして俺と目があったイリナはそっぽを向いた。俺もまた両手で自身の目を隠してふさぎこんだ。

 こうして、俺とイリナの奇妙な物語が始まった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スキル素潜り ~はずれスキルで成りあがる

葉月ゆな
ファンタジー
伯爵家の次男坊ダニエル・エインズワース。この世界では女神様より他人より優れたスキルが1人につき1つ与えられるが、ダニエルが与えられたスキルは「素潜り」。貴族としては、はずれスキルである。家族もバラバラ、仲の悪い長男は伯爵家の恥だと騒ぎたてることに嫌気をさし、伯爵家が保有する無人島へ行くことにした。はずれスキルで活躍していくダニエルの話を聞きつけた、はずれもしくは意味不明なスキルを持つ面々が集まり無人島の開拓生活がはじまる。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~

ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。 王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。 15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。 国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。 これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。  

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...