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三章 王都にて
逢引2
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「じゃあお昼は僕がお金出すからね」
あの後なんとアランは先に会計を済ませておくというスマートな一面も見せてくれた。
これ絶対誰かから吹き込まれてる気がするけど、彼なりに僕に気を使ってくれているのだろう。
だけど、僕らは相棒だ。どっちかだけが負担するというのも違うと思う。
なのでこの後の昼食を僕が払うことをアランに納得させたのだった。
とはいえ、先にケーキを食べてしまったので、しばらくお腹がすきそうな気配はない。
じゃあお腹こなしも兼ねて他のお店でも見て回ろうかな。
「他にアランが行きたいところはある?」
「んー、あとは冒険者活動復帰した時のために武器とか見るだけ見てみたいな」
2軒目で武器屋が出てくるあたりはやっぱりアランだ。
僕も見たいから否やはないけどね。
「王都に結構いい店があるって聞いたんだよ。メルタもこないだハルバード持ち出してただろ? 見るだけ見ようぜ」
確かに見てみたいとは思ってたけどね。値段も知っておきたいしこの際ちょうどいい。
「そうだね。せっかくだし行ってみよっか」
ということでやってきたのは一軒の建物の前。古びた作りの店に剣と斧が描かれた看板が下がっている。
戸を開けてみれば。鉄の匂いと奥から響く金属音。どうやら工房も兼ねているらしい。
左右にはそれこそ所せましと武器が並べられ、どれも手入れがされているらしく埃一つ載っている気配はない。
「アランはやっぱりロングソードなの?」
「今まで短めのを使ってたけど、身長伸びたのもあってもうちょい長めで重いのでもいけるかなって思ってさ」
「うーん、この辺りのとか?」
僕は壁にかけられていた一本を取る。それは両手用の直剣で、全長1mほど。タニヤが使っていたのによく似た一本だ。
重さはだいたい2キロくらいだろうか、ずっしりとした重みのそれをアランに手渡す。
「あぁ、これいいかもな」
軽く構えるアラン。中々堂に入った構えだ。
僕も辺りを見回してハルバードを探してみる。目に映ったのは隅の方に立てかけられていた一本だ。
飾り気も何もないその一本は、一緒に並べられているほかのハルバードよりも明らかに斧頭が大きい。
僕はそっとそれを手に取る。見た目通りかなり重いけれど、難なく持てるレベルだ。
うん、悪くなさそうな感じだけど……。
「おい、あんまり無茶すんじゃねぇぞ?」
「このくらいの重さの方がやりやすそうなんだよねぇ」
狭い店内では振りまわすことはできないけども。端っこを持ってもまだ僕の力的には余裕がある。振りまわしてちょうどって感じかな。
それにしても、なんでこの一本だけ妙に気になったんだろうか。しげしげと見回してみても、特に変わった点は見受けられない。
「そいつぁ、鍛冶師の生涯の一本ってやつよ。持ち上げられる奴ぁ久々だな」
奥から響いた声に視線を向けると、いつの間にか豊かな白いヒゲを蓄えたおじさんが工房の入口に立っていた。
「生涯の一本?」
「おうよ、自らのスキルも全部費やして、この先超えることもできねぇって思える一本ができる時がある。そして鍛冶師はその対価に文字通り、自分のスキルを全部うしなう。そうまでしてできるのが生涯の一本ってぇ奴だ」
なるほど、この一本には自らのすべてを掛けて叩き込んだ何かが込められているってことだ。ある意味その鍛冶師の分身とまで言えるのかもしれない。
「生涯の一本は大体、使い手を選ぶ。なにせ研ぎ澄まされすぎた逸品だからな。悪く言えば合う人間以外には使い勝手が最悪の武器でしかねぇ」
なるほど、確かに僕にとってはこれはまだ軽く持てるけど、実際の重量としてはとてつもないことになっているだろう。何せ柄も何もかもが金属製だ。斧頭もかなり分厚く頑丈そうにできている。そんなの普通に持ち上げようとしたらどうなるかはお察しだね。
「少なくとも持ち上げられるってぇ事は、お前さんには使えるのかもしれんがな」
「え? 僕? ただ力の神様の加護があるから持ててるだけじゃないかな」
「生涯の一本ってのはそんな甘いもんじゃぁねえよ。加護があろうがなかろうが、合うやつには合うし、合わないやつにはどうやっても無理だ」
うーん、それってだたの偶然な気がするんだけども。
「仮にお前がそれを扱えるってんなら、格安でくれてやる。そっちの坊主のは金をとるがな」
悪い話じゃあない。このハルバードはなぜか妙に僕の手にしっくりくる。それこそ長年使った武器のような感覚もする。
「こっちに来な、どんなもんか見てやる」
店のおじさんが再び工房の方に去っていく。それをハルバードを抱えて追いかければ、たどり着いたのは裏庭だ。
中央には鎧を着せられた案山子がたっている。きっと試し切り用なのだろう、傷だらけで錆まみれだ。
「これにぶちかませばいいの?」
「そうだ、やってみな」
柄の端に近いところを左手で、中ごろを右手で掴み、梃子の原理を使って振り下ろす。
そうすれば、軽い音と共に鎧が両断される。
ちょっとまって、ハルバードって両断する武器じゃなくて、ほぼ打撃に近い武器だったはずなのに。
あまりにも軽い手ごたえでそれは真っ二つになっていた。
「ふん、見立て通りか。体に痛むところはないか?」
「特にどこにも。逆にあまりにも楽にスパンといっちゃったから驚いたくらい」
「あまりにも楽に、か。ほったらかしになって50年でやっと見つかるとはな」
おじさんの言が正しければ、この武器は50年前に誰かがすべてを費やして出来上がったものということだ。
そして持ち主も現れず、店の端に追いやられていた。そこに偶々きた僕が偶然にも合うタイプの人間だったと。
なんか伝説の武具に巡り合うみたいな感じでいいね。だんだんとこの世界も僕にデレてきてくれたらしい。
だが問題はそこじゃない。
「あの、これおいくらなんですかね」
「知らん。作った俺の親父すら値札もつけずにほったらかしにしてたやつだ。」
なんで核心の話になると知らんっていう人が多いんだろうなぁ。しかし値段がわからない奴ってすごい怖いよね。
まるで時価としか書かれてないお寿司屋さんに入った気分だ。
「他の武器は知らねぇが、それだけは持つべき人間のところに収まる武器だ。値段なんてあってないようなもんだ」
僕は心に決めると、腰袋から昼食代を抜いたすべてのお金を掌に載せて頭を下げる。
「すいません、今僕に出せるお金はこれが限度です。足りないなら必ず稼いで払います。ですので、この武器をなんとか僕に譲ってはもらえませんか」
「別にお前が頭下げることじゃねぇよ。こいつはお前がこなきゃまた何十年も店の隅で置物になってたやつだ。持ち主が来た時点でこいつぁ持ち主のもんだ。俺ぁ格安で売るって言っただろ。これだけ貰うぜ」
そういうとおじさんは僕の掌にのっていた銀貨を一枚だけもっていく。それは武器の対価にしてはあまりにも少なすぎる。
「みたとこ、学院んとこの生徒だろ? 金は大事にしとけ。俺はお荷物がハケてよし、お前は武器が手に入って良し、良いことづくめじゃねぇか」
おじさんすっごい男前すぎる。この武器ならかなり高く吹っ掛けられても必ず買うつもりだったのに、よもや銀貨一枚しかもらってくれないだなんて。
「まぁ、せいぜい大事にしてくれや。一応俺の親父の遺した逸品だからな」
この武器の中には、それを作り上げた鍛冶師の生涯が詰まっている。そう思えれば、抱える手にも自然と力が入る。
「あっちの坊主の武器は普通のだからな。しっかり金はもらうぞ」
それだけいってまた工房の方に戻ってしまう。
こうして僕は新たな武器をまさかの展開で手に入れることになったのだ。
あの後なんとアランは先に会計を済ませておくというスマートな一面も見せてくれた。
これ絶対誰かから吹き込まれてる気がするけど、彼なりに僕に気を使ってくれているのだろう。
だけど、僕らは相棒だ。どっちかだけが負担するというのも違うと思う。
なのでこの後の昼食を僕が払うことをアランに納得させたのだった。
とはいえ、先にケーキを食べてしまったので、しばらくお腹がすきそうな気配はない。
じゃあお腹こなしも兼ねて他のお店でも見て回ろうかな。
「他にアランが行きたいところはある?」
「んー、あとは冒険者活動復帰した時のために武器とか見るだけ見てみたいな」
2軒目で武器屋が出てくるあたりはやっぱりアランだ。
僕も見たいから否やはないけどね。
「王都に結構いい店があるって聞いたんだよ。メルタもこないだハルバード持ち出してただろ? 見るだけ見ようぜ」
確かに見てみたいとは思ってたけどね。値段も知っておきたいしこの際ちょうどいい。
「そうだね。せっかくだし行ってみよっか」
ということでやってきたのは一軒の建物の前。古びた作りの店に剣と斧が描かれた看板が下がっている。
戸を開けてみれば。鉄の匂いと奥から響く金属音。どうやら工房も兼ねているらしい。
左右にはそれこそ所せましと武器が並べられ、どれも手入れがされているらしく埃一つ載っている気配はない。
「アランはやっぱりロングソードなの?」
「今まで短めのを使ってたけど、身長伸びたのもあってもうちょい長めで重いのでもいけるかなって思ってさ」
「うーん、この辺りのとか?」
僕は壁にかけられていた一本を取る。それは両手用の直剣で、全長1mほど。タニヤが使っていたのによく似た一本だ。
重さはだいたい2キロくらいだろうか、ずっしりとした重みのそれをアランに手渡す。
「あぁ、これいいかもな」
軽く構えるアラン。中々堂に入った構えだ。
僕も辺りを見回してハルバードを探してみる。目に映ったのは隅の方に立てかけられていた一本だ。
飾り気も何もないその一本は、一緒に並べられているほかのハルバードよりも明らかに斧頭が大きい。
僕はそっとそれを手に取る。見た目通りかなり重いけれど、難なく持てるレベルだ。
うん、悪くなさそうな感じだけど……。
「おい、あんまり無茶すんじゃねぇぞ?」
「このくらいの重さの方がやりやすそうなんだよねぇ」
狭い店内では振りまわすことはできないけども。端っこを持ってもまだ僕の力的には余裕がある。振りまわしてちょうどって感じかな。
それにしても、なんでこの一本だけ妙に気になったんだろうか。しげしげと見回してみても、特に変わった点は見受けられない。
「そいつぁ、鍛冶師の生涯の一本ってやつよ。持ち上げられる奴ぁ久々だな」
奥から響いた声に視線を向けると、いつの間にか豊かな白いヒゲを蓄えたおじさんが工房の入口に立っていた。
「生涯の一本?」
「おうよ、自らのスキルも全部費やして、この先超えることもできねぇって思える一本ができる時がある。そして鍛冶師はその対価に文字通り、自分のスキルを全部うしなう。そうまでしてできるのが生涯の一本ってぇ奴だ」
なるほど、この一本には自らのすべてを掛けて叩き込んだ何かが込められているってことだ。ある意味その鍛冶師の分身とまで言えるのかもしれない。
「生涯の一本は大体、使い手を選ぶ。なにせ研ぎ澄まされすぎた逸品だからな。悪く言えば合う人間以外には使い勝手が最悪の武器でしかねぇ」
なるほど、確かに僕にとってはこれはまだ軽く持てるけど、実際の重量としてはとてつもないことになっているだろう。何せ柄も何もかもが金属製だ。斧頭もかなり分厚く頑丈そうにできている。そんなの普通に持ち上げようとしたらどうなるかはお察しだね。
「少なくとも持ち上げられるってぇ事は、お前さんには使えるのかもしれんがな」
「え? 僕? ただ力の神様の加護があるから持ててるだけじゃないかな」
「生涯の一本ってのはそんな甘いもんじゃぁねえよ。加護があろうがなかろうが、合うやつには合うし、合わないやつにはどうやっても無理だ」
うーん、それってだたの偶然な気がするんだけども。
「仮にお前がそれを扱えるってんなら、格安でくれてやる。そっちの坊主のは金をとるがな」
悪い話じゃあない。このハルバードはなぜか妙に僕の手にしっくりくる。それこそ長年使った武器のような感覚もする。
「こっちに来な、どんなもんか見てやる」
店のおじさんが再び工房の方に去っていく。それをハルバードを抱えて追いかければ、たどり着いたのは裏庭だ。
中央には鎧を着せられた案山子がたっている。きっと試し切り用なのだろう、傷だらけで錆まみれだ。
「これにぶちかませばいいの?」
「そうだ、やってみな」
柄の端に近いところを左手で、中ごろを右手で掴み、梃子の原理を使って振り下ろす。
そうすれば、軽い音と共に鎧が両断される。
ちょっとまって、ハルバードって両断する武器じゃなくて、ほぼ打撃に近い武器だったはずなのに。
あまりにも軽い手ごたえでそれは真っ二つになっていた。
「ふん、見立て通りか。体に痛むところはないか?」
「特にどこにも。逆にあまりにも楽にスパンといっちゃったから驚いたくらい」
「あまりにも楽に、か。ほったらかしになって50年でやっと見つかるとはな」
おじさんの言が正しければ、この武器は50年前に誰かがすべてを費やして出来上がったものということだ。
そして持ち主も現れず、店の端に追いやられていた。そこに偶々きた僕が偶然にも合うタイプの人間だったと。
なんか伝説の武具に巡り合うみたいな感じでいいね。だんだんとこの世界も僕にデレてきてくれたらしい。
だが問題はそこじゃない。
「あの、これおいくらなんですかね」
「知らん。作った俺の親父すら値札もつけずにほったらかしにしてたやつだ。」
なんで核心の話になると知らんっていう人が多いんだろうなぁ。しかし値段がわからない奴ってすごい怖いよね。
まるで時価としか書かれてないお寿司屋さんに入った気分だ。
「他の武器は知らねぇが、それだけは持つべき人間のところに収まる武器だ。値段なんてあってないようなもんだ」
僕は心に決めると、腰袋から昼食代を抜いたすべてのお金を掌に載せて頭を下げる。
「すいません、今僕に出せるお金はこれが限度です。足りないなら必ず稼いで払います。ですので、この武器をなんとか僕に譲ってはもらえませんか」
「別にお前が頭下げることじゃねぇよ。こいつはお前がこなきゃまた何十年も店の隅で置物になってたやつだ。持ち主が来た時点でこいつぁ持ち主のもんだ。俺ぁ格安で売るって言っただろ。これだけ貰うぜ」
そういうとおじさんは僕の掌にのっていた銀貨を一枚だけもっていく。それは武器の対価にしてはあまりにも少なすぎる。
「みたとこ、学院んとこの生徒だろ? 金は大事にしとけ。俺はお荷物がハケてよし、お前は武器が手に入って良し、良いことづくめじゃねぇか」
おじさんすっごい男前すぎる。この武器ならかなり高く吹っ掛けられても必ず買うつもりだったのに、よもや銀貨一枚しかもらってくれないだなんて。
「まぁ、せいぜい大事にしてくれや。一応俺の親父の遺した逸品だからな」
この武器の中には、それを作り上げた鍛冶師の生涯が詰まっている。そう思えれば、抱える手にも自然と力が入る。
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