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第二章 《選抜魔剣術大会》編
第137話 《神命》―オーダー―
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《三人称視点》
――ここは、世界の某所。
ラマンダルス王国なのか、はたまたメルファント帝国なのかもわからない。
ただ一つわかるのは、世界の裏側に何年も君臨し続けたという、絶対的な貫禄がその場にあることだった。
見上げるほどに高い天井は暗く、新月を映すプラネタリウムのような濃密な闇が立ちこめている。
その下には、まるで魔王城の謁見の間のような空間が広がっており、両側の壁には絵画や燭台が等間隔で並べられている。
血染めのように赤黒いカーペットが敷かれている先は、数段高くなっており、そこには玉座が会った。
その玉座に方へ跪き、恭しく頭を垂れている二人の男がいた。
一人は、筋骨隆々で眼光の鋭い初老の男――エリスの部下として、《メルファント・ベース》に潜入していた人物である。
もう一人は、フードを目深に被っていて姿形がわからない。
「ほ、報告いたします。今回の一件、《道化師》様の計画は失敗に終わり、王国の研究所の方も勇者エルザを筆頭とした騎士達に破れ……我が陣営は甚大な被害を被ったものと思われます」
初老の男は、恐る恐るといった風体で告げる。
彼の視線の先には、玉座に座る一人の人物がいた。
顔に薄いヴェールがかけられていて、表情はわからない。しかし、闇の中でその眼光だけが赤く輝いており、見る者に否応なく恐怖を刻みつけた。
「……はぁ、あやつもだらしないヤツよのう。己うぬの手駒として、そこそこ有用な者と思っていたのだが……残念じゃ」
その男は、貫禄を感じさせる言葉遣いながら、幼い少年のような声音で呟いた。
その人物の、落胆に似たため息に、初老の男の背筋が凍り付く。
彼が不機嫌になるのも無理はない。
何百年と世界の裏に支配の根を広げ、闇を牛耳ってきた《神命の理》。
盤石とも言われたその支配体制が、急速に崩れようとしているのだから。
最高幹部のうち、《指揮者》と《道化師》が立て続けに堕ちた。
その空席を埋める余裕のないままに、騎士団やあの勇者の手によって、次々と小規模な拠点が葬られている。
組織の弱体化は、疑いようのない事実だった。
「も、申し訳ございません。早急に計画を練り直し、起死回生を――」
「自惚れるな。ぬし程度が動いたとて、どうにもできんよ」
「っ!」
優しくも突き放すような声色に、初老の男は身震いする。
「しかし、最高幹部2人を倒したという、リクス=サーマルか。聖魔剣などという愉快なものを顕現させた、その実力の程を推し量るのも一興よな」
「ま。まさかあなた様自ら、討伐に動くので?」
「それも良いが、もう少し待ってからでもよかろう? あやつはまだ青い果実。刈り取るには時期尚早というものよ。己は今ワクワクしている。長らく、己に張り合える者がいなくて燻っていた気持ちが、昂ぶるようだ」
「であれば――あの男が熟れるための機会は、俺が作りましょうか?」
そう言ったのは、今まで黙っていたフードの少年だった。
「おい! でしゃばりがすぎるぞ! この御方の御膳であるというのに、よりによって提案など――」
「良い。何か策があるのじゃな? ならば好きなようにやってみせい」
「はっ! 有り難き幸せ」
フードの少年は小さく頭を下げた。
それに応じ、初老の男も恭しく頭を垂れるのだった。
初老の男は、なぜ自分ではなくこの少年を……と不満に思っていたが、それを言える相手ではない。
なぜなら、彼等が今話している相手は――
「話は以上だな。ならばもう下がってよいぞ」
「はっ。《神命》様に栄光あれ」
数百年続く《神命の理》の創設者にして、首魁の男――《神命》であるからだ。
――。
「ふぅ」
報告に訪れた2人が去ったあと、《神命》は小さく息を吐き、玉座に深く腰を沈めた。
「――よろしかったのですか?」
そんな彼に後ろから声が投げかけられる。
いつの間にか、玉座の間の柱に背を預ける1人の青年がいた。
「彼は幹部でもなければ、古参の人間でもない。そんな人間を、リクスくんの成長の糧とするなど、正気とは思えませんが」
「なぁに、心配はいらんよ。人の怒りを誘発するには、ああいうわかりやすいクズが適役なのじゃ。己おのれがプライドのために、我等という業火に手を伸ばした。力を得たいがための独善ゆえに、己が触れたものの価値も危険性も理解できない、ただの無能。捨て駒じゃ。あの程度の子悪党、適当に暴れたところで己うぬの迷惑にはならんよ。せいぜい滑稽に踊ってくれれば、安酒のつまみくらいにはなろう」
「そうですね。我々の崇高な使命も理解できない子悪党に、《神命の理》の恩恵を受ける資格はない」
「ふん。ぬしが言うと、どうにも胡散臭いがな」
《神命》は鼻を鳴らし、わずかに後ろを振り返った。
「ぬしこそ、一体何がしたいのかわからんな《詐欺師》。いや……今は、ラマンダルス王国騎士団長、ラクロス=カミザール」
「やめてくださいよ、その疑いの眼差し」
王国騎士団長……いや、《神命の理》最高幹部《詐欺師《ペテン》》のラクロスは、嫌そうに苦笑いをした。
「ふん、どうだかな。今日もエルザ勇者と共闘し、協力派の研究所を潰したそうじゃな。一体、何がしたいのやら」
「いやー、それは仕方ないでしょう。私の肩書きは騎士団長ですよ。戦わなかったら不自然でしょう? それに、私の立場だからこそ手に入る情報もある。ラマンダルス王立英雄学校の裏に拠点を築いた《指揮者》の情報が王都の警邏庁に漏れないように裏で手を回し、王国内の情報を持ち帰っているのは誰だと思ってるんです?」
「まあ、情報の対価として雑兵などいくら生け贄に捧げても構わんが、2人使える手駒が消えたことは痛いな。リクスとやらの登場は刺激的な話じゃが、己らと敵対している以上、こちらの消耗は必然。相変わらずぬしは何を考えているかわからんが、せいぜい己の役に立って貰うぞ」
「ええ、御心のままに」
そう言って、ラクロスは笑みを深くした。
様々な思惑を孕みながら、世界の裏で潜む闇は大きくなっていく。
ただ眠りこけていたいだけのリクスを取り巻く環境は激化し、再び波乱の日々が幕を開けるのだ。
――――あとがき――――
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
第二章は、これにて完結となります。次話からは第三章となります。
――ここは、世界の某所。
ラマンダルス王国なのか、はたまたメルファント帝国なのかもわからない。
ただ一つわかるのは、世界の裏側に何年も君臨し続けたという、絶対的な貫禄がその場にあることだった。
見上げるほどに高い天井は暗く、新月を映すプラネタリウムのような濃密な闇が立ちこめている。
その下には、まるで魔王城の謁見の間のような空間が広がっており、両側の壁には絵画や燭台が等間隔で並べられている。
血染めのように赤黒いカーペットが敷かれている先は、数段高くなっており、そこには玉座が会った。
その玉座に方へ跪き、恭しく頭を垂れている二人の男がいた。
一人は、筋骨隆々で眼光の鋭い初老の男――エリスの部下として、《メルファント・ベース》に潜入していた人物である。
もう一人は、フードを目深に被っていて姿形がわからない。
「ほ、報告いたします。今回の一件、《道化師》様の計画は失敗に終わり、王国の研究所の方も勇者エルザを筆頭とした騎士達に破れ……我が陣営は甚大な被害を被ったものと思われます」
初老の男は、恐る恐るといった風体で告げる。
彼の視線の先には、玉座に座る一人の人物がいた。
顔に薄いヴェールがかけられていて、表情はわからない。しかし、闇の中でその眼光だけが赤く輝いており、見る者に否応なく恐怖を刻みつけた。
「……はぁ、あやつもだらしないヤツよのう。己うぬの手駒として、そこそこ有用な者と思っていたのだが……残念じゃ」
その男は、貫禄を感じさせる言葉遣いながら、幼い少年のような声音で呟いた。
その人物の、落胆に似たため息に、初老の男の背筋が凍り付く。
彼が不機嫌になるのも無理はない。
何百年と世界の裏に支配の根を広げ、闇を牛耳ってきた《神命の理》。
盤石とも言われたその支配体制が、急速に崩れようとしているのだから。
最高幹部のうち、《指揮者》と《道化師》が立て続けに堕ちた。
その空席を埋める余裕のないままに、騎士団やあの勇者の手によって、次々と小規模な拠点が葬られている。
組織の弱体化は、疑いようのない事実だった。
「も、申し訳ございません。早急に計画を練り直し、起死回生を――」
「自惚れるな。ぬし程度が動いたとて、どうにもできんよ」
「っ!」
優しくも突き放すような声色に、初老の男は身震いする。
「しかし、最高幹部2人を倒したという、リクス=サーマルか。聖魔剣などという愉快なものを顕現させた、その実力の程を推し量るのも一興よな」
「ま。まさかあなた様自ら、討伐に動くので?」
「それも良いが、もう少し待ってからでもよかろう? あやつはまだ青い果実。刈り取るには時期尚早というものよ。己は今ワクワクしている。長らく、己に張り合える者がいなくて燻っていた気持ちが、昂ぶるようだ」
「であれば――あの男が熟れるための機会は、俺が作りましょうか?」
そう言ったのは、今まで黙っていたフードの少年だった。
「おい! でしゃばりがすぎるぞ! この御方の御膳であるというのに、よりによって提案など――」
「良い。何か策があるのじゃな? ならば好きなようにやってみせい」
「はっ! 有り難き幸せ」
フードの少年は小さく頭を下げた。
それに応じ、初老の男も恭しく頭を垂れるのだった。
初老の男は、なぜ自分ではなくこの少年を……と不満に思っていたが、それを言える相手ではない。
なぜなら、彼等が今話している相手は――
「話は以上だな。ならばもう下がってよいぞ」
「はっ。《神命》様に栄光あれ」
数百年続く《神命の理》の創設者にして、首魁の男――《神命》であるからだ。
――。
「ふぅ」
報告に訪れた2人が去ったあと、《神命》は小さく息を吐き、玉座に深く腰を沈めた。
「――よろしかったのですか?」
そんな彼に後ろから声が投げかけられる。
いつの間にか、玉座の間の柱に背を預ける1人の青年がいた。
「彼は幹部でもなければ、古参の人間でもない。そんな人間を、リクスくんの成長の糧とするなど、正気とは思えませんが」
「なぁに、心配はいらんよ。人の怒りを誘発するには、ああいうわかりやすいクズが適役なのじゃ。己おのれがプライドのために、我等という業火に手を伸ばした。力を得たいがための独善ゆえに、己が触れたものの価値も危険性も理解できない、ただの無能。捨て駒じゃ。あの程度の子悪党、適当に暴れたところで己うぬの迷惑にはならんよ。せいぜい滑稽に踊ってくれれば、安酒のつまみくらいにはなろう」
「そうですね。我々の崇高な使命も理解できない子悪党に、《神命の理》の恩恵を受ける資格はない」
「ふん。ぬしが言うと、どうにも胡散臭いがな」
《神命》は鼻を鳴らし、わずかに後ろを振り返った。
「ぬしこそ、一体何がしたいのかわからんな《詐欺師》。いや……今は、ラマンダルス王国騎士団長、ラクロス=カミザール」
「やめてくださいよ、その疑いの眼差し」
王国騎士団長……いや、《神命の理》最高幹部《詐欺師《ペテン》》のラクロスは、嫌そうに苦笑いをした。
「ふん、どうだかな。今日もエルザ勇者と共闘し、協力派の研究所を潰したそうじゃな。一体、何がしたいのやら」
「いやー、それは仕方ないでしょう。私の肩書きは騎士団長ですよ。戦わなかったら不自然でしょう? それに、私の立場だからこそ手に入る情報もある。ラマンダルス王立英雄学校の裏に拠点を築いた《指揮者》の情報が王都の警邏庁に漏れないように裏で手を回し、王国内の情報を持ち帰っているのは誰だと思ってるんです?」
「まあ、情報の対価として雑兵などいくら生け贄に捧げても構わんが、2人使える手駒が消えたことは痛いな。リクスとやらの登場は刺激的な話じゃが、己らと敵対している以上、こちらの消耗は必然。相変わらずぬしは何を考えているかわからんが、せいぜい己の役に立って貰うぞ」
「ええ、御心のままに」
そう言って、ラクロスは笑みを深くした。
様々な思惑を孕みながら、世界の裏で潜む闇は大きくなっていく。
ただ眠りこけていたいだけのリクスを取り巻く環境は激化し、再び波乱の日々が幕を開けるのだ。
――――あとがき――――
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
第二章は、これにて完結となります。次話からは第三章となります。
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