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【二話】順序を間違われた召喚
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蘭は快楽に囚われて、すでに最初の頃の嫌悪感はすでに忘れ去っている。
「アーロン兄さんから」
「……分かった」
三人は一度、蘭から離れた。アーロンはシーツの上にグッタリとしている蘭の足を大きく開き、身体を入れた。
「俺の次は?」
「トマス兄さん」
「最後はイバンか」
赤髪の男の名前はイバンというらしい。
蘭はぼんやりとそう認識した。
アーロンはベッドの横にあった棚からピンク色の瓶を取り出すと、中から液体を手のひらに垂らし、剛直に塗り込めた。
それは、痛みを軽減させる薬で、蘭のために塗ったらしい。
すでに蘭のナカはアーロンにしっかりと指で解され、ヒクヒクとしていて、物足りなさを感じている。早く埋めてこの虚しさをどうにかして欲しいと思っていた。
「挿入する」
蘭の秘裂にアーロンの丸い切っ先が当たる。
それだけで蘭の身体はビクリと跳ねた。
グイッと押し広げられて、ナカに入り込んでくる。蘭の隘路は抵抗をするが、アーロンはグイグイと押し込めていく。
「ぁっ、ぁっ」
蘭のナカは抵抗するが、ナカはヌルヌルとしていて、飲み込んでいく。
鈴口が入り、亀頭は少し抵抗があったが入ると、後はヌルリと滑り込むように飲み込まれていった。
「ぁぁぁ」
「上手に飲み込めたな」
アーロンは蘭の頭を撫で、それから触れるだけのキスをした。
アーロンは蘭の腰を掴むと、ゆっくりと腰を押し込め、最奥まで突き上げた。
蘭のナカは不思議と痛くない。そればかりか、アーロンとの接合部分が蕩けるかのように熱い。
「熱い、熱い、の」
「動くぞ」
アーロンはゆるゆると腰を引き、グイッと押し込む。蘭の口からは嬌声が上がり、両手が伸ばされた。
アーロンが蘭の身体を抱きしめると、蘭は抱きついてきた。
「ぁっ、気持ち、いい、の。おかしく、なる」
「わかった」
アーロンは蘭に口づけをして、それから腰をグルリと回し、ナカを抉る。すると蘭の身体は大きくのけぞった。
アーロンは蘭のナカを穿つようにガツガツと腰を推し進め、時には引き、一気に最奥を突き上げた。
蘭のナカはうねり、絡み、キュウキュウと絞り上げ、アーロンはだんだんと追い詰められてきた。
「ぁぁ、もう、出……るっ」
アーロンは蘭の最奥を突き上げると、熱い飛沫を解き放った。
蘭はアーロンの射精を受けて、身体が熱くなるのを感じた。特にお腹が熱くなり、アーロンにしがみついた。
アーロンは最後の一滴まで出し切ると、蘭のナカから抜け出た。
そして入れ替わりに銀髪のトマスが蘭の股の間に入り、アーロンが出たばかりの蜜口に剛直を押し当てると強引に押し込んできた。
「ぁぁぁっ!」
蘭の口からは甘い声が上がり、目の前の男がトマスであることを認識したうえで、その身体に抱きついた。
「キス、を」
「キス、ですか?」
トマスとのキスがとても気持ちよかったことを思い出し、蘭はねだっていた。
トマスは蘭のナカを突き上げながら、蘭の望むキスをする。
舌を絡めたキスをすると、蘭のナカがキュウッと締まる。トマスは持って行かれそうになりながら、必死に抗ってナカを掻き回す。
二人は繋がったまま、激しいキスを交わす。
トマスは蘭のナカをゆるゆると撫でるように律動させる。
蘭のナカの半ばでゆるゆると腰を揺すっていると、蘭の舌が痛いほど絡んできた。
どうやらより感じる場所に当たったらしい。
トマスはそこを重点的に突きながら、蘭にキスをする。
蘭の舌の絡みが緩くなったところでトマスは蘭の口内から舌を抜いた。
「ぁぁぁっ! そこ、だめぇ」
「ココ、がいいのですね?」
トマスは身体を起こし、蘭がより感じるところを突き上げた。蘭の口からは甘い嬌声があがる。
「ぁんぁんぁんっ!」
蘭はいやいやと首を振っていたが、トマスが強く突くと蘭の身体は大きく弓なりにしなり、
「ああああっ!」
とトマスの腕を掴みながら、達したようだった。
トマスはそれを見て、さらに絡みついてくるナカに耐えられなくなり、イッたばかりの蘭にかまうことなく最奥を突き上げ、ナカへと解き放った。
「ぁぁぁぁっ! 熱いっ!」
トマスの飛沫を受け、蘭の身体はまた熱くなり、お腹にも熱が灯った。
トマスがズルリと抜け、赤髪のイバンが入り込んできて、最初からナカをガツガツと突き上げてきた。
「ぁぁぁ、い、今、イッてる、からぁ」
「もっと高みに上がれよ」
イバンはそう言いながら、胸を揉み始めた。
胸を揉む度にナカもキュウキュウと締まってくる。
蘭は高みに上ったまま、イバンのその行為を受ける。
頭が真っ白で、気持ちがいい、というのしか分からない。
自分が誰で、なんでこんなことになっているのか、もう分からない。
ただ、気持ちがいい、ということだけしか分からない。
「あっ、いいの、いいの! 気持ち、いい、の!」
「ココ、がいいんだろう?」
トマスが見つけた蘭のイイトコロをイバンは抉るように突き上げ、蘭はだらしなく口を開けて喘ぐことしかできない。
「じゃあ、最後におれがナカに出すぞ」
イバンは蘭の最奥を突き上げ、子宮口を抉るようにして放った。
「熱い……っ!」
蘭の身体は熱くなり、お腹も熱くなった。
イバンはすぐには抜けず、奥を突き上げたまま蘭のお腹に触れた。イバンの手も熱く、蘭はたまらない。
『聖なる胤を受け、交ざりあい、結合して定着せよ』
イバンの言葉を受けて、蘭のお腹が淡く光る。
「ぁぁぁっ」
イバンがズルリと抜け、蘭はまたそれで感じた。
「しばらくお腹の中がへんな感じがするかもしれないが、少し我慢してくれ」
アーロンがどこからか白い布を持ってきて、蘭の身体に掛けてくれた。
「結合するまで動かせないから、裸で悪いが、しばらくここで寝ていてくれ」
男たち三人は、白衣を着るとまたベッドの周りに立った。
蘭は色々と聞きたいことがあったが、三人の男に立て続けに抱かれ、イかされ、そしてお腹の中のぐにゅぐにゅとした違和感に疲れとあって、眠気が襲ってきた。
「寝るのが一番だな」
「寝れるうちに寝ておいてください」
その言葉を最後に、蘭の意識はプツリと途切れた。
*
ふわり、と意識が浮上する感覚がした。
蘭はゆっくりと目を開けると、そこは先ほどいた場所とはまた違うところのようだった。
身体を起こすと、周りにはなにもなく、暗闇ではないが、ほんのりと薄暗い不思議な空間にいた。
『蘭』
名前を呼ばれ、蘭は周りを見回したが、だれもいない。
『ここは、あなたの精神世界』
精神世界?
『ようやく、あなたとコンタクトが取れました』
優しげな女性の声だが、蘭は警戒した。
『あなたが警戒するのも無理はありません。本来ならば、先にコンタクトを取って説明をしたうえでバルディビアに送る予定だったのですが──』
そこで一度、プツリと声が途切れた。
しん……と静まり返って蘭は不安になる。
『……ジジジ。今回の大異変は、前例がないほど──ジジジ。わたしたちだけでは……ジジジ。対処が──難し……く、あなたに──頼る……ジジジ。勇者……を──ジジジ』
ブツン。
と強く途切れる音がして、そして次に視界が真っ暗になった。
『くくく、見つけた』
声を聞いただけで身震いしてしまうほどの邪悪な声に、蘭は両腕で自分の身体を抱きしめた。
『勇者など、産ませはしないぞ……!』
そう言って、闇が迫ってくる。
蘭は必死になって立ち上がり、走り出した。
少し先に光が見える。
あそこに到達すれば──!
と思ったところで急速に浮上感が襲ってきて──。
「アーロン兄さんから」
「……分かった」
三人は一度、蘭から離れた。アーロンはシーツの上にグッタリとしている蘭の足を大きく開き、身体を入れた。
「俺の次は?」
「トマス兄さん」
「最後はイバンか」
赤髪の男の名前はイバンというらしい。
蘭はぼんやりとそう認識した。
アーロンはベッドの横にあった棚からピンク色の瓶を取り出すと、中から液体を手のひらに垂らし、剛直に塗り込めた。
それは、痛みを軽減させる薬で、蘭のために塗ったらしい。
すでに蘭のナカはアーロンにしっかりと指で解され、ヒクヒクとしていて、物足りなさを感じている。早く埋めてこの虚しさをどうにかして欲しいと思っていた。
「挿入する」
蘭の秘裂にアーロンの丸い切っ先が当たる。
それだけで蘭の身体はビクリと跳ねた。
グイッと押し広げられて、ナカに入り込んでくる。蘭の隘路は抵抗をするが、アーロンはグイグイと押し込めていく。
「ぁっ、ぁっ」
蘭のナカは抵抗するが、ナカはヌルヌルとしていて、飲み込んでいく。
鈴口が入り、亀頭は少し抵抗があったが入ると、後はヌルリと滑り込むように飲み込まれていった。
「ぁぁぁ」
「上手に飲み込めたな」
アーロンは蘭の頭を撫で、それから触れるだけのキスをした。
アーロンは蘭の腰を掴むと、ゆっくりと腰を押し込め、最奥まで突き上げた。
蘭のナカは不思議と痛くない。そればかりか、アーロンとの接合部分が蕩けるかのように熱い。
「熱い、熱い、の」
「動くぞ」
アーロンはゆるゆると腰を引き、グイッと押し込む。蘭の口からは嬌声が上がり、両手が伸ばされた。
アーロンが蘭の身体を抱きしめると、蘭は抱きついてきた。
「ぁっ、気持ち、いい、の。おかしく、なる」
「わかった」
アーロンは蘭に口づけをして、それから腰をグルリと回し、ナカを抉る。すると蘭の身体は大きくのけぞった。
アーロンは蘭のナカを穿つようにガツガツと腰を推し進め、時には引き、一気に最奥を突き上げた。
蘭のナカはうねり、絡み、キュウキュウと絞り上げ、アーロンはだんだんと追い詰められてきた。
「ぁぁ、もう、出……るっ」
アーロンは蘭の最奥を突き上げると、熱い飛沫を解き放った。
蘭はアーロンの射精を受けて、身体が熱くなるのを感じた。特にお腹が熱くなり、アーロンにしがみついた。
アーロンは最後の一滴まで出し切ると、蘭のナカから抜け出た。
そして入れ替わりに銀髪のトマスが蘭の股の間に入り、アーロンが出たばかりの蜜口に剛直を押し当てると強引に押し込んできた。
「ぁぁぁっ!」
蘭の口からは甘い声が上がり、目の前の男がトマスであることを認識したうえで、その身体に抱きついた。
「キス、を」
「キス、ですか?」
トマスとのキスがとても気持ちよかったことを思い出し、蘭はねだっていた。
トマスは蘭のナカを突き上げながら、蘭の望むキスをする。
舌を絡めたキスをすると、蘭のナカがキュウッと締まる。トマスは持って行かれそうになりながら、必死に抗ってナカを掻き回す。
二人は繋がったまま、激しいキスを交わす。
トマスは蘭のナカをゆるゆると撫でるように律動させる。
蘭のナカの半ばでゆるゆると腰を揺すっていると、蘭の舌が痛いほど絡んできた。
どうやらより感じる場所に当たったらしい。
トマスはそこを重点的に突きながら、蘭にキスをする。
蘭の舌の絡みが緩くなったところでトマスは蘭の口内から舌を抜いた。
「ぁぁぁっ! そこ、だめぇ」
「ココ、がいいのですね?」
トマスは身体を起こし、蘭がより感じるところを突き上げた。蘭の口からは甘い嬌声があがる。
「ぁんぁんぁんっ!」
蘭はいやいやと首を振っていたが、トマスが強く突くと蘭の身体は大きく弓なりにしなり、
「ああああっ!」
とトマスの腕を掴みながら、達したようだった。
トマスはそれを見て、さらに絡みついてくるナカに耐えられなくなり、イッたばかりの蘭にかまうことなく最奥を突き上げ、ナカへと解き放った。
「ぁぁぁぁっ! 熱いっ!」
トマスの飛沫を受け、蘭の身体はまた熱くなり、お腹にも熱が灯った。
トマスがズルリと抜け、赤髪のイバンが入り込んできて、最初からナカをガツガツと突き上げてきた。
「ぁぁぁ、い、今、イッてる、からぁ」
「もっと高みに上がれよ」
イバンはそう言いながら、胸を揉み始めた。
胸を揉む度にナカもキュウキュウと締まってくる。
蘭は高みに上ったまま、イバンのその行為を受ける。
頭が真っ白で、気持ちがいい、というのしか分からない。
自分が誰で、なんでこんなことになっているのか、もう分からない。
ただ、気持ちがいい、ということだけしか分からない。
「あっ、いいの、いいの! 気持ち、いい、の!」
「ココ、がいいんだろう?」
トマスが見つけた蘭のイイトコロをイバンは抉るように突き上げ、蘭はだらしなく口を開けて喘ぐことしかできない。
「じゃあ、最後におれがナカに出すぞ」
イバンは蘭の最奥を突き上げ、子宮口を抉るようにして放った。
「熱い……っ!」
蘭の身体は熱くなり、お腹も熱くなった。
イバンはすぐには抜けず、奥を突き上げたまま蘭のお腹に触れた。イバンの手も熱く、蘭はたまらない。
『聖なる胤を受け、交ざりあい、結合して定着せよ』
イバンの言葉を受けて、蘭のお腹が淡く光る。
「ぁぁぁっ」
イバンがズルリと抜け、蘭はまたそれで感じた。
「しばらくお腹の中がへんな感じがするかもしれないが、少し我慢してくれ」
アーロンがどこからか白い布を持ってきて、蘭の身体に掛けてくれた。
「結合するまで動かせないから、裸で悪いが、しばらくここで寝ていてくれ」
男たち三人は、白衣を着るとまたベッドの周りに立った。
蘭は色々と聞きたいことがあったが、三人の男に立て続けに抱かれ、イかされ、そしてお腹の中のぐにゅぐにゅとした違和感に疲れとあって、眠気が襲ってきた。
「寝るのが一番だな」
「寝れるうちに寝ておいてください」
その言葉を最後に、蘭の意識はプツリと途切れた。
*
ふわり、と意識が浮上する感覚がした。
蘭はゆっくりと目を開けると、そこは先ほどいた場所とはまた違うところのようだった。
身体を起こすと、周りにはなにもなく、暗闇ではないが、ほんのりと薄暗い不思議な空間にいた。
『蘭』
名前を呼ばれ、蘭は周りを見回したが、だれもいない。
『ここは、あなたの精神世界』
精神世界?
『ようやく、あなたとコンタクトが取れました』
優しげな女性の声だが、蘭は警戒した。
『あなたが警戒するのも無理はありません。本来ならば、先にコンタクトを取って説明をしたうえでバルディビアに送る予定だったのですが──』
そこで一度、プツリと声が途切れた。
しん……と静まり返って蘭は不安になる。
『……ジジジ。今回の大異変は、前例がないほど──ジジジ。わたしたちだけでは……ジジジ。対処が──難し……く、あなたに──頼る……ジジジ。勇者……を──ジジジ』
ブツン。
と強く途切れる音がして、そして次に視界が真っ暗になった。
『くくく、見つけた』
声を聞いただけで身震いしてしまうほどの邪悪な声に、蘭は両腕で自分の身体を抱きしめた。
『勇者など、産ませはしないぞ……!』
そう言って、闇が迫ってくる。
蘭は必死になって立ち上がり、走り出した。
少し先に光が見える。
あそこに到達すれば──!
と思ったところで急速に浮上感が襲ってきて──。
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