異世界さんごめんなさい!

椎木唯

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小さじ一杯分の冒険

異世界さ……誰?

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……もういいか。
べ、別に諦めてないし!……うん。
「あ、ああ。で結局何が言いたいんだ?」

「……話聞いてた?」

 ……スンマソ
「まぁいいわ。で、何が言いたいかというとね、まず魔王と会いなさい!」

 丸投げだな、うん。
 で、魔王っと言ったがさっきの話で出てきた奴なのかな?
「なによ、話し聞いてたじゃないの……で質問の答えだけど、そうわね。さっきでていた魔王だわ。」

「そうか、ん?てかお前俺の心読めるのかよ!……はぁ、分かったよ会えばいいんだろ?俺暇だし……」

「そう!良かったわ~了承してくれなかった場合どうしてくれようかと思ってたわ……まぁ言いたい事言ったから私はちょっと戻るわね。出てくるのに力結構使っちゃったからね。」

「ああ、分かった。ん?戻る?何、お前って俺の中に封印されし何かなの?」

「はぁ……3日程会話できないから宜しくね。」

「お、おい!ちょっと待てよっ!」


 ……気づいた時にはその場所に居なかった。
(ふぅ、魔王に会うってのが目標だな……あれ?魔王ってどこにいるんだ?)
 そう思い“む~ん”っと唸っていると誰かの声が聞こえた。
「あら?アクちゃん起きたの!?」

 なんか胸にでっかいメロンを2つ付けたお姉さんが出てきた。これは夢か幻か!?遂に疲労が溜まりまくって幻影見ているとかなのか!?
 えっ?もしかしてこの状況……あの女が俺を操っていた説が出てきたぞ……何が起きているんだ!?
 俺の考えと関係なく、たわわんなお姉さんがどこかに走っていった。
『アクちゃん起きたわよ~!』

 っと少し不吉(?)なことを大声で言いながらテント?から出て行った。
 本当に俺がいなかった時、なにやってたの!?
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