悪魔の手の中 改訂版

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前編

空虚の果てに※R18

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(※露骨な性描写、性暴力が含まれます。苦手な方はご注意下さい。)



どれくらい経ったんだろう。
時間の感覚がもうない。

縛られていた腕は既に解放されているのに、逃げるという意思さえ働かなかった。

三好の趣味なのか、忘れているだけなのかは分からなかったが、目隠しだけはされていて体のバランスを崩す度に皮肉なことに三好の腕に支えられた。

「ん゛っ…、ふぅ、…っ、ぐぅ…、っ…」

いつの間にか体勢が変わり、後ろから中を激しく突き上げられる。

何度か吐き出された精子が潤滑剤となって、そこは三好の性器をすんなりと受け入れている。

裂けた皮膚の痛みだけが、混濁した意識をなんとか現実に繋ぎ止めていた。

「だらしねぇ、オスだな。無理矢理、ケツに突っ込まれてんのにおっ勃てやがって。」

その言葉が耳に届き、自分の体が悦びを示していたことに気づく。

心と体が完全に切り離されていた。
心は空っぽで何も感じないのに、反応してしまう体はまるで他人のもののようで、三好の言葉も本当に俺に向けられたものなのか分からなくなる。

無骨な手が尻たぶを掴み、左右に広げる。

ごぽりと窄みの隙間から精液が垂れ落ち、太ももを伝うのを感じた。

「天羽専用の穴じゃ、なくなったな。お前、みさかえなく気持ちよくなって恥ずかしくねぇの?」

何度目か分からない蔑みの言葉に影響されて、胸を痛めることも嫌悪感を抱くこともなかった。

ただ無限の空虚感だけが心に広がっていた。
初めての拒絶の言葉もなんの意味も持たずに呆気なく踏み躙られ、自分の無力さから感情を持つこともとっくに放棄してしまっていた。

「んっとに、お前は人を苛つかせる天才だな。マジで関心するわ。」

呆れ笑いと怒りが滲んだ三好の声が聞こえた後、喉元にざらついたものが触れる。

「ぐっ…、ゔぅ…っ!!」

次の瞬間、自分の口から聞いたこともない潰れた声が飛び出した。

喉を圧迫されるその感覚に、先ほどまで手を縛っていた縄で首を絞められていることを認識する。

反射的に首元に手を持っていき、必死に縄に爪を立てる。

体全体に力が入り、中の三好のものを強く締め付けた。

「はは、こりゃいいわ。スゲー気分いい。」

三好の熱い息が首筋にかかる。

さらに、三好は遊ぶように俺の首を締める縄に力を込める。

「あ゛っ……くっ、ぐ……ぁ……っ、」

酸素が全く吸えず、頭が朦朧としていく。指先は痙攣し、膝はガクガクと震え始めた。

「やっぱり、お前みたいな無口で、反応薄いつまんねーやつにはこうするのが一番だよな。」

そう言うと、三好は背後から俺の顎を掴み、顔を無理矢理自分の方へと向けさせて目隠しを外した。

さっきまでの無感情はどこかに消え去り、ぼろぼろと涙をこぼし恐怖で怯えた瞳で見つめる俺に、三好は愛想のいい笑顔を浮かべる。

「そうそう、それだよ。早川にはそういう表情が一番似合ってるんだって。俺が保証してやるよ。」

教室で他のクラスメートに向けるような人当たりのいい声色で言うと、ようやく俺の首元から縄を外した。
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