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前編
崩れゆく小さな世界※R18
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(※露骨な性描写がございます。苦手な方はご注意下さい。)
じめじめと湿った空気が部屋に漂っている。
長いこと掃除されていないのか肌に触れた床は埃っぽかった。
腕を背中で縛られて、身動きがとれない。
服を全て剥ぎ取られ、黒い布で目元も覆い隠された。
自分の息づかいがやけに大きく感じる。
普通なら声を出して助けを呼ぶはずだ。
それなのに、何一つ、言葉が出てこない。
また何もできない自分の心が、無力感で押し潰された。
「お前さあ、ほんっと喋らないよな。」
淀んだ空気を三好の声が揺らした。
吐き捨てるような口調には、気だるさと呆れが滲んでいた。
「…ああ、下の口しか使わねぇもんな?」
はは、っと嘲笑った三好の足音が、じわじわと近づいてくる。その足音は追い詰めるのをどこか楽しんでいるように感じた。
放課後、三好に捕まって空き教室に連れ込まれた。
今朝から、教室で見かける三好の姿に怯えていて気分も悪かった。でも話しかけられることはなかったから、ほんの一瞬、隙を見せた。それが命取りだった。
「うっわ。グッロ。めくれてんじゃん。
どんだけ突っ込まれたら、こんなになんの?もう中、ゆっるゆるなんじゃね?」
「………っ、」
股を無理矢理、開かされる。目は見えてないのに、そこに注がれる視線をはっきりと感じ、羞恥心から膝が震えた。
その時、パシャリと無機質な音が耳に届いた。
何をされたのか考えるまでもなかった。
恐怖が一気に広がり、体全体が凍りつく。縛られた腕の指、一本すら動かせなかった。
「なあ、早川、これSNSに載せねぇ?
お前、学校でヤるくらいのド変態だし、他の奴にも見せてやれば?勝手に男が寄ってきて食い放題じゃん。思いついた俺って、頭よくね?」
三好はクラスメートの前で使う、親しみのある声色で言った。
もう、どうすればいいのか分からなかった。
許容範囲をとっくに超えた出来事に脳が追いつかない。絶望だけが、ただひたすら自分を蝕んでいく。
「おいっ、なんか言えよ。ビッチが。」
急に怒気を含んだ三好の声にビクリと肩が跳ねる。
ピリついた空気が肌を刺すように感じた。昨日、感じた三好への違和感を思い出す。
「無反応が一番ムカつくつっただろ。
お前みたいなやつ、マジでクソ腹立つんだわ。」
ドスの効いた声には殺気のようなものが混じっていた。
それまでと明らかに違う三好の気配に全身が粟立った。
三好の指が太ももにきつく食い込む。
限界まで開かされた股の間に三好の体が近づいた。
「お前も、あいつらみたいに俺のこと無視しやがって……ただじゃ、おかねぇ。」
その声には抑えきれない怒りが滲んでいて、心の奥底が冷たいもので凍りついていくのを感じた。
三好の怒りは、俺だけに向けられているものではなかった。でも他の誰に向けられているのか、知る術はなかった。
視界を奪われているせいか、音だけがやけに新鮮に耳に届く。カチャリ、とベルトを外す金属音がして、体全体にじわりと嫌な汗が滲んだ。
三好の息づかいが肌に届くほど近くで感じられる。
さらされた秘部に、ぴたりと熱と硬さを持ったそれが押し付けられた。触れ合った薄い皮膚越しに、ぬめった感触を感じる。
ひくりと喉が鳴った。
身をよじろうとしたが、後ろ手に縛られた腕と太ももを掴む三好のせいで上手く動けない。
嫌だ。怖い。やめて。
せき止められていた自分の気持ちが溢れ出す。
楓に触れられる時とは、まるで別物だった。
一方的にぶつけられる欲望は恐怖そのものでしかない。
「……や、めて。」
無意識に自分の口から弱々しく出た、拒絶の言葉に驚く。こんなふうに誰かを拒むことは初めてだった。
ふと、三好の放つ気配が変わった気がした。次の瞬間、満足げに笑う声が張り詰めた空気を切り裂いた。
「喋れんじゃん。もっと大きな声で言ってみろよ。じゃねぇと、入れちまうけど?」
ぐい、っと更に腰を押し付けられる。
秘部がひくりと反応した。
「……やめてっ…お願い…っ、」
喉の奥が震え、かすれた声が絞り出される。
「ああ?聞こえねぇよ。
どこにナニを入れるのをやめてほしいのか言ってみろよ。」
三好の声はどこか楽しげで、加虐性を含んでいた。
「……っ、」
恥ずかしさと、今にも崩れ落ちそうな尊厳を守るために、何も言えなかった。
それでも何か言わないと、と唇を開きかけた時、ミリっと、秘部の皮膚が裂ける感覚と鋭い痛みが走った。
「わりぃ。おせぇから、もう入っちまったわ。」
「あ゛っ………、」
慣らされてない乾いたそこに無理矢理、入ってきた性器に頭が真っ白になった。でも、その鋭い痛みがいやおうもなく現実を突きつけた。
「おら、もっと必死に抵抗しろよ。じゃねぇと、興奮できねぇだろ。マグロが。」
三好がバチンと俺の尻を叩き、促す。
それでも秘部の痛みの方が勝り、抵抗する力も湧いてこない。
もともと、流されてばかりで言いたいことも言えない俺は抵抗の仕方すら分かってなかった。
血でぬめりだした秘部が自分の意思と反して三好のものを受け入れる。
ぐちゅっ、じゅぷぷっ、と音を立てて、深く入り込んでくる性器に中の粘膜が吸い付いた。
咥え込むように反応する自分の身体が気持ち悪くて、濁った感情と共に喉奥から熱く粘り気のある液が込み上げてくる。
「あー、マジで男のケツに突っ込んじまった。きっったねぇ。…でも案外、悪くねえな。」
「う゛っ……、ぐぅ……っ、うぅっ…」
無遠慮に腰を打ち付ける三好に声にならないうめき声を漏らす。
まだ視界が塞がったままでよかった。
目の前の光景を見たら、俺は正気でいることはできなかっただろう。目元の黒い布がわずかに滲んだ涙で濡れた。
じめじめと湿った空気が部屋に漂っている。
長いこと掃除されていないのか肌に触れた床は埃っぽかった。
腕を背中で縛られて、身動きがとれない。
服を全て剥ぎ取られ、黒い布で目元も覆い隠された。
自分の息づかいがやけに大きく感じる。
普通なら声を出して助けを呼ぶはずだ。
それなのに、何一つ、言葉が出てこない。
また何もできない自分の心が、無力感で押し潰された。
「お前さあ、ほんっと喋らないよな。」
淀んだ空気を三好の声が揺らした。
吐き捨てるような口調には、気だるさと呆れが滲んでいた。
「…ああ、下の口しか使わねぇもんな?」
はは、っと嘲笑った三好の足音が、じわじわと近づいてくる。その足音は追い詰めるのをどこか楽しんでいるように感じた。
放課後、三好に捕まって空き教室に連れ込まれた。
今朝から、教室で見かける三好の姿に怯えていて気分も悪かった。でも話しかけられることはなかったから、ほんの一瞬、隙を見せた。それが命取りだった。
「うっわ。グッロ。めくれてんじゃん。
どんだけ突っ込まれたら、こんなになんの?もう中、ゆっるゆるなんじゃね?」
「………っ、」
股を無理矢理、開かされる。目は見えてないのに、そこに注がれる視線をはっきりと感じ、羞恥心から膝が震えた。
その時、パシャリと無機質な音が耳に届いた。
何をされたのか考えるまでもなかった。
恐怖が一気に広がり、体全体が凍りつく。縛られた腕の指、一本すら動かせなかった。
「なあ、早川、これSNSに載せねぇ?
お前、学校でヤるくらいのド変態だし、他の奴にも見せてやれば?勝手に男が寄ってきて食い放題じゃん。思いついた俺って、頭よくね?」
三好はクラスメートの前で使う、親しみのある声色で言った。
もう、どうすればいいのか分からなかった。
許容範囲をとっくに超えた出来事に脳が追いつかない。絶望だけが、ただひたすら自分を蝕んでいく。
「おいっ、なんか言えよ。ビッチが。」
急に怒気を含んだ三好の声にビクリと肩が跳ねる。
ピリついた空気が肌を刺すように感じた。昨日、感じた三好への違和感を思い出す。
「無反応が一番ムカつくつっただろ。
お前みたいなやつ、マジでクソ腹立つんだわ。」
ドスの効いた声には殺気のようなものが混じっていた。
それまでと明らかに違う三好の気配に全身が粟立った。
三好の指が太ももにきつく食い込む。
限界まで開かされた股の間に三好の体が近づいた。
「お前も、あいつらみたいに俺のこと無視しやがって……ただじゃ、おかねぇ。」
その声には抑えきれない怒りが滲んでいて、心の奥底が冷たいもので凍りついていくのを感じた。
三好の怒りは、俺だけに向けられているものではなかった。でも他の誰に向けられているのか、知る術はなかった。
視界を奪われているせいか、音だけがやけに新鮮に耳に届く。カチャリ、とベルトを外す金属音がして、体全体にじわりと嫌な汗が滲んだ。
三好の息づかいが肌に届くほど近くで感じられる。
さらされた秘部に、ぴたりと熱と硬さを持ったそれが押し付けられた。触れ合った薄い皮膚越しに、ぬめった感触を感じる。
ひくりと喉が鳴った。
身をよじろうとしたが、後ろ手に縛られた腕と太ももを掴む三好のせいで上手く動けない。
嫌だ。怖い。やめて。
せき止められていた自分の気持ちが溢れ出す。
楓に触れられる時とは、まるで別物だった。
一方的にぶつけられる欲望は恐怖そのものでしかない。
「……や、めて。」
無意識に自分の口から弱々しく出た、拒絶の言葉に驚く。こんなふうに誰かを拒むことは初めてだった。
ふと、三好の放つ気配が変わった気がした。次の瞬間、満足げに笑う声が張り詰めた空気を切り裂いた。
「喋れんじゃん。もっと大きな声で言ってみろよ。じゃねぇと、入れちまうけど?」
ぐい、っと更に腰を押し付けられる。
秘部がひくりと反応した。
「……やめてっ…お願い…っ、」
喉の奥が震え、かすれた声が絞り出される。
「ああ?聞こえねぇよ。
どこにナニを入れるのをやめてほしいのか言ってみろよ。」
三好の声はどこか楽しげで、加虐性を含んでいた。
「……っ、」
恥ずかしさと、今にも崩れ落ちそうな尊厳を守るために、何も言えなかった。
それでも何か言わないと、と唇を開きかけた時、ミリっと、秘部の皮膚が裂ける感覚と鋭い痛みが走った。
「わりぃ。おせぇから、もう入っちまったわ。」
「あ゛っ………、」
慣らされてない乾いたそこに無理矢理、入ってきた性器に頭が真っ白になった。でも、その鋭い痛みがいやおうもなく現実を突きつけた。
「おら、もっと必死に抵抗しろよ。じゃねぇと、興奮できねぇだろ。マグロが。」
三好がバチンと俺の尻を叩き、促す。
それでも秘部の痛みの方が勝り、抵抗する力も湧いてこない。
もともと、流されてばかりで言いたいことも言えない俺は抵抗の仕方すら分かってなかった。
血でぬめりだした秘部が自分の意思と反して三好のものを受け入れる。
ぐちゅっ、じゅぷぷっ、と音を立てて、深く入り込んでくる性器に中の粘膜が吸い付いた。
咥え込むように反応する自分の身体が気持ち悪くて、濁った感情と共に喉奥から熱く粘り気のある液が込み上げてくる。
「あー、マジで男のケツに突っ込んじまった。きっったねぇ。…でも案外、悪くねえな。」
「う゛っ……、ぐぅ……っ、うぅっ…」
無遠慮に腰を打ち付ける三好に声にならないうめき声を漏らす。
まだ視界が塞がったままでよかった。
目の前の光景を見たら、俺は正気でいることはできなかっただろう。目元の黒い布がわずかに滲んだ涙で濡れた。
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