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夏の終わりに
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「…また、あの夢か…」
8月某日、そんな言葉を呟いてベッドから立ち上がる。最近はあまり良く眠れていない。これも全てあの夢のせいだ。
「そろそろ、誰かに相談とかした方がいいのかもな…このままだとなんか闇抱えそうで怖い」
相談事になるのは御免だ。まず俺はコミュニケーション能力が著しく欠如している。そんな奴が相談できるのか?
…友達とか居るだろ、って?へっ、こちとら不登校ですよーだ。正真正銘、話し相手が居ないのさ。願ってなった訳ではないし、かと言って改善しようとも思わない。めんどくさい連中とは関わりを断つ方が気楽だ。1人でなく、集団となると意見を合わせなければいけない。多数派との意見の相違があると色々めんどくさいからな。自分から1人になったのさ。
「…眠い」
いくらニート(仮)の俺でも、連日こんな夢を見ると流石に参る。原因も解明出来てないからほとほと困り果てている。どうすればいいんだ本当に。
「まあいいか、アニメ観よ」
困ったり嫌な事があったりしたらアニメに逃げる。学園ものは割と好きだったりする。学校に行かない俺に対する最大限の皮肉がたまに飛び交うが、そこが良い。
「あれ、今日って何日だっけ」
ニート生活が板に付いてきたのか、曜日感覚すら忘れてしまった。重病だな。
「ふぅ、1クール観終わった…いい話だったなぁ」
テレビを消した瞬間、視界が一気に開けた。時計がふと目につく。
「こんな時間か…まあいいか。晩御飯は抜きでもう寝よう」
現在時刻午後11時、ギリギリ昼夜逆転はしていない。
「…今日も、あの夢観るんかな。俺」
ベッドにダイブしたその瞬間、波に呑み込まれるかのように意識が泡となって消えていった…。
8月某日、そんな言葉を呟いてベッドから立ち上がる。最近はあまり良く眠れていない。これも全てあの夢のせいだ。
「そろそろ、誰かに相談とかした方がいいのかもな…このままだとなんか闇抱えそうで怖い」
相談事になるのは御免だ。まず俺はコミュニケーション能力が著しく欠如している。そんな奴が相談できるのか?
…友達とか居るだろ、って?へっ、こちとら不登校ですよーだ。正真正銘、話し相手が居ないのさ。願ってなった訳ではないし、かと言って改善しようとも思わない。めんどくさい連中とは関わりを断つ方が気楽だ。1人でなく、集団となると意見を合わせなければいけない。多数派との意見の相違があると色々めんどくさいからな。自分から1人になったのさ。
「…眠い」
いくらニート(仮)の俺でも、連日こんな夢を見ると流石に参る。原因も解明出来てないからほとほと困り果てている。どうすればいいんだ本当に。
「まあいいか、アニメ観よ」
困ったり嫌な事があったりしたらアニメに逃げる。学園ものは割と好きだったりする。学校に行かない俺に対する最大限の皮肉がたまに飛び交うが、そこが良い。
「あれ、今日って何日だっけ」
ニート生活が板に付いてきたのか、曜日感覚すら忘れてしまった。重病だな。
「ふぅ、1クール観終わった…いい話だったなぁ」
テレビを消した瞬間、視界が一気に開けた。時計がふと目につく。
「こんな時間か…まあいいか。晩御飯は抜きでもう寝よう」
現在時刻午後11時、ギリギリ昼夜逆転はしていない。
「…今日も、あの夢観るんかな。俺」
ベッドにダイブしたその瞬間、波に呑み込まれるかのように意識が泡となって消えていった…。
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