経歴。

逮捕

その日、俺はバイトがなく暇をもて余していた。
ついさっき目覚めたが、時計の針はもう昼を過ぎている。
休みはだいたい、こんな感じで過ごしていた。

ーーピンポーン。

インターフォンが鳴る。
玄関に行き、ドアの覗き窓から外を覗き込む。

ドアの向こうには、強面の男たちが２人ほど立っていた。。

ーー何だ？？刑事か？？

先ほどの傷害事件の目撃者である翔太には隠れる必要など、まったくない。

玄関のドアを開けた。

「中澤翔太さんですねーーあなたに逮捕状が出ています」

ーー逮捕状？？
ーーはぁぁぁ？？何言ってんだ？？

「ちょっと......ちょっとタンマーー何を言ってんのか、さっぱり分からないんだけど？」

刑事二人に俺は言った。

ーー目撃者がいましてね。。似顔絵を作成したところ、あなたにそっくりなんですよ！

ーー証拠は？

「その目撃者が...ねぇ。。被害者の男性なんで......逮捕状が出ちゃったんですよ！！とにかく署でお話をお聞かせください」

修一にそう言った後で、背の高い方の刑事が言った。

ーーおい、つれてけ！！

こうしてほぼ強制的に、翔太は警察署へと連行された。