少年たちに降りかかる闇(仮)

みゆたろ

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オトナの強さ

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仕掛けられたカメラの映像をコドモたちのいる部屋ではみるコトができる。それは常に最新のものだった。

「ーーちょっとこれみて!」

そう言ったのはツカサだ。

「ーーお父さん?」

そういった時、映像の向こうには、ポッチャリとした体型で黒ぶちメガネ。ガチャピンと呼ばれるほど、左右の目の位置がずれている。
そんな人物がうつっていた。

ツカサの反応からして、彼の父親なんだろう。

「ーーお父さんがこんな街を歩いてるよ?ドウブツたちに負けてないよ?」

ツカサの目が輝いている。
その目には、父に対するシンライを宿していた。

今、ドウブツたちは眠っている。。

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