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めぐり逢わせ
その三
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そして三月下旬、五人の若者たちの手によってペンションの内装も完成し、いよいよ再開に向けての目処が立った。冬に降り積もった雪も溶け始め、必要な荷物を運び入れる作業も既に始まっている。
その頃堀江は、『離れ』と呼ばれる従業員居住地で過去の顧客名簿を見ながらリニューアルオープンを報せる葉書をせっせと書いていた。鵜飼や根田は、パソコンで作った方が早くて綺麗に出来ると言ったのだが、堀江本人はパソコン操作が得意でなく、衛も手書きの方が思いが伝わるとの意見だったので裏面は根田がパソコンで作り、宛名は堀江が一筆一筆心を込めて手書きする事になった。
そんな作業を続けていたある日のこと、金碗八きょうだいが運営していた時代からある黒電話がけたたましく鳴り響き、ペンを置いて電話に出ると衛が入院している病院からだった。
『金碗さんの容態が急変しました。すぐいらしてください』
「急変ってどんな状態なんですか?」
『一刻を争う状況ですのでなるべく急ぎお願い致します』
「分かりました」
堀江は弱々しく返答して受話器を置く。昨日は散歩へ出掛けられるほどにお元気だったのに……彼は居ても立ってもいられず、着のみ着のまま外に飛び出して皆の居るペンションへと走る。一同はその様子に何かを感じ取り、作業の手を止めて新オーナーに注目する。
「一体どうしたんです?」
一番先に気付いた根田が声を掛けると、堀江は呼吸を整えて皆の顔を見た。
「病院から連絡があって、衛さんの容態が急変したからすぐ来てくれって」
その言葉にその場に居た全員の表情が変わる。そして手にしていた荷物や道具を置き、はめている軍手を脱ぎ捨てた。
「行こう、病院へ」
川瀬はにわかに放心状態のオーナーに声を掛けて外に出る。他の仲間たちもそれにつられる様に外へ飛び出し、鵜飼が仕事で使用しているワゴン車に乗り合わせて病院へ急行した。
十分ほどで病院にたどり着き、五人は早足で衛の病室へと向かう。どうかご無事で……それぞれが師匠の無事を祈ったが、いざ訪ねてみると延命維持の器具は全て取り外されていた。相原母子は既に到着しており、医師からバインダーを渡されて何やら説明を受けている。
堀江は眠るようにベッドに横たわっている衛の傍らへと近付き、何も考えずに師匠の手を握る。
「衛さん」
すると衛は弟子の手を握り返してうっすらと目を開けた。
「仁かい……ワシは幸せモンだべ」
衛にはもう体力が残されておらず、首を動かす事も声を出す事もままならなくなっている。それでもまだ伝えたい事がある様で、持っている全てのエネルギーを使って言葉を紡ぎ出していた。
「アンタらが居てくれて最期の夢が叶った……したって本番はこれからだべ」
堀江は衛の手を握ったまま涙ながらに頷いた。川瀬、村木、鵜飼、根田も彼の周りに集まって来ており、瞳を潤ませている。
「おんじのアンタが先に逝ってどうすんだ、私より四つも若いのに」
「何ぬかしてんだ姉ちゃん。ワシも八十一だべ、充分生きたと思わんかい?」
「したって平均寿命超えた程度しょ、きょうだいで生き残ってるのアンタしか居らんのに……」
旦子は怒り口調ながらも涙を流しており、弟の空いている手を握った。
「悪いがワシは先に逝くべ、きょうだいたちの所へ。何か伝言はあるかい?」
衛は楽しみだとばかりに明るく言うので、旦子は泣きながらも笑ってしまう。そうだねぇ……彼女は若者たちに負けない位の生命力に溢れた瞳で横たわる弟を見つめる。
「私はあと十年はそっちに逝くつもりは無いべ。道夫兄さんにはタイギの事許してやって、って伝えてちょうだい」
「したら真っ先に兄さん探さねえとな……仁、最期に良いかい?」
姉の伝言に頷いてから、再び堀江の方へゆっくり向き直る。堀江は最期となるかも知れない言葉を一字一句聞き逃がすまい、とじっと見つめている。
「昔ワシの下で働いてた若い男の子が居ってな、五年前忽然と姿を消しちまったんだ……」
その言葉に村木と鵜飼が反応する。旦子と大悟も知っている様で、あの子の事だな。と言った。
「彼はオノザカって名前の子なんだが、当時聞いてた住所に手紙を届けても戻ってきて今は音信不通状態なんだ……」
衛は腕を必死に動かしてすぐ脇の棚を指差すと、一番近くに川瀬が引き出しを開けた。中には束になった手紙と分厚い黒の手帳が入っており、それを見せると満足げに二度頷いてみせた。
「何か落ちたべ」
川瀬の手にある手帳から一枚の紙切れがヒラリと舞い落ちて村木の足元に着地する。何気にそれを拾って見ると、オノザカという男性の知らない住所が記されてあった。
「これってサトルの……」
「んだ、ご実家の住所だべ。長いこと探したっけ、昨日やっと見つかさった……」
村木は紙を川瀬に渡し、輪ゴムで束にされている手紙の一番上にまとめられる。
「この手紙をオノザカさんに届ければ良いんですか?」
堀江はそう訊ねたが、衛は首を横に振った。
「その住所には再開を報せる葉書だけを送ってくれ、したらご家族の誰かが彼に届けてくれるはずだべ……それは彼がこの街に来た時に手渡して欲しいんだ……」
衛の息は絶え絶えだった。堀江を握る手の力も少しずつ弱くなっていく。
「したっけ、後の事は任したから……再開、延期とかすんじゃないべ……」
堀江は力を込めて師匠の手を握り直し、泣きながら頷いた。その様子を満足げな表情を見せた衛はゆっくりと瞳を閉じ、全ての力が失われていった。力の抜けたその手に師匠の死を感じ取り、堀江は下を向いてすすり泣く。
旦子は散々他のきょうだいを見送ってきたせいか、お疲れ様と意外とあっさり別れを告げた。新オーナーの隣にいる川瀬はポンと肩を叩いて立ち上がる事を促そうとするが、まだ温かい衛の手を離したくなくてまだ握り続けている。
「これから忙しくなるしたから、今のうちに泣いておきなさい」
旦子は若者たちに優しい眼差しを向け、息子を伴って先に帰っていく。何とか涙を堪えていた他の四人の目からも涙がこぼれ落ちた。彼らはしばらくその場に留まり、それぞれが衛との別れを惜しんで泣きじゃくっていた。
旦子を喪主とした衛の葬儀を終え、数日間止まっていた準備を再開させた五人は、時折師匠を失った悲しみに支配されながらも懸命に出来る事に取り組んでいた。堀江も最後の一枚となった葉書に小野坂智の実家の住所を書き上げ、早速葉書の束を投函するためポストを探しに出掛けていた。
ポストは案外すぐに見付かり、早く出そうと歩行を早める。するとカブを運転している郵便配達員がそのポストの前に停まり、投函されている郵便物を回収し始めた。堀江は慌ててポストに駆け寄り、すみませんと声を掛ける。カブのエンジン音で聞こえなかったらしく一度は反応しなかったが、諦めずに改めて声を掛け直すと、ハイ? とようやく気付いてくれた。
「あの、これも一緒にお願いしても宜しいですか?」
堀江は束になった葉書を見せると、それを受け取って回収した物と一緒に袋の中に入れた。しかし同じような束をあと二つ紙袋に入れていて、まだあるんですと遠慮気味に取り出すと、配達員は苦笑しつつもそれらも引き受けてくれる。
「凄い量の葉書だね、お店でもやってるの?」
彼は大量の葉書を小さなポストに納めようとしていた堀江に興味を示す。
「えぇ、でも開店するのはもう少し先なんです」
「へぇ、何て言うお店なの? 暇な時にでも立ち寄るよ」
「お言葉はありがたいのですが、宿泊施設なので地元の方には御用が無いと思いますよ」
配達員は飲食店だと思っていた様で、堀江はペンションである事を正直に伝えた。
「そうなんだ、空き時間とかにカフェ営業やったら良いのに。そしたら伺いますよ」
「今そこで意見が割れているんです。どうなるかはまだ……」
配達員はそう、と残念そうに答え、回収した配達物を朱色のボックスに詰める。
「折角のご縁だし、ペンションの名前教えてよ」
「『オクトゴーヌ』って言います、そこの交差点を左に曲がって少し登った所です」
「って事は教会の近くだね、覚えておくよ」
彼はボックスの蓋を閉め、再びカブにまたがると、じゃあと手を挙げて走り去って行った。
初対面の割に馴れ馴れしい人やったなと思ったが、堀江は地元の方と話が出来て気分良くペンションへと引き返した。
その頃堀江は、『離れ』と呼ばれる従業員居住地で過去の顧客名簿を見ながらリニューアルオープンを報せる葉書をせっせと書いていた。鵜飼や根田は、パソコンで作った方が早くて綺麗に出来ると言ったのだが、堀江本人はパソコン操作が得意でなく、衛も手書きの方が思いが伝わるとの意見だったので裏面は根田がパソコンで作り、宛名は堀江が一筆一筆心を込めて手書きする事になった。
そんな作業を続けていたある日のこと、金碗八きょうだいが運営していた時代からある黒電話がけたたましく鳴り響き、ペンを置いて電話に出ると衛が入院している病院からだった。
『金碗さんの容態が急変しました。すぐいらしてください』
「急変ってどんな状態なんですか?」
『一刻を争う状況ですのでなるべく急ぎお願い致します』
「分かりました」
堀江は弱々しく返答して受話器を置く。昨日は散歩へ出掛けられるほどにお元気だったのに……彼は居ても立ってもいられず、着のみ着のまま外に飛び出して皆の居るペンションへと走る。一同はその様子に何かを感じ取り、作業の手を止めて新オーナーに注目する。
「一体どうしたんです?」
一番先に気付いた根田が声を掛けると、堀江は呼吸を整えて皆の顔を見た。
「病院から連絡があって、衛さんの容態が急変したからすぐ来てくれって」
その言葉にその場に居た全員の表情が変わる。そして手にしていた荷物や道具を置き、はめている軍手を脱ぎ捨てた。
「行こう、病院へ」
川瀬はにわかに放心状態のオーナーに声を掛けて外に出る。他の仲間たちもそれにつられる様に外へ飛び出し、鵜飼が仕事で使用しているワゴン車に乗り合わせて病院へ急行した。
十分ほどで病院にたどり着き、五人は早足で衛の病室へと向かう。どうかご無事で……それぞれが師匠の無事を祈ったが、いざ訪ねてみると延命維持の器具は全て取り外されていた。相原母子は既に到着しており、医師からバインダーを渡されて何やら説明を受けている。
堀江は眠るようにベッドに横たわっている衛の傍らへと近付き、何も考えずに師匠の手を握る。
「衛さん」
すると衛は弟子の手を握り返してうっすらと目を開けた。
「仁かい……ワシは幸せモンだべ」
衛にはもう体力が残されておらず、首を動かす事も声を出す事もままならなくなっている。それでもまだ伝えたい事がある様で、持っている全てのエネルギーを使って言葉を紡ぎ出していた。
「アンタらが居てくれて最期の夢が叶った……したって本番はこれからだべ」
堀江は衛の手を握ったまま涙ながらに頷いた。川瀬、村木、鵜飼、根田も彼の周りに集まって来ており、瞳を潤ませている。
「おんじのアンタが先に逝ってどうすんだ、私より四つも若いのに」
「何ぬかしてんだ姉ちゃん。ワシも八十一だべ、充分生きたと思わんかい?」
「したって平均寿命超えた程度しょ、きょうだいで生き残ってるのアンタしか居らんのに……」
旦子は怒り口調ながらも涙を流しており、弟の空いている手を握った。
「悪いがワシは先に逝くべ、きょうだいたちの所へ。何か伝言はあるかい?」
衛は楽しみだとばかりに明るく言うので、旦子は泣きながらも笑ってしまう。そうだねぇ……彼女は若者たちに負けない位の生命力に溢れた瞳で横たわる弟を見つめる。
「私はあと十年はそっちに逝くつもりは無いべ。道夫兄さんにはタイギの事許してやって、って伝えてちょうだい」
「したら真っ先に兄さん探さねえとな……仁、最期に良いかい?」
姉の伝言に頷いてから、再び堀江の方へゆっくり向き直る。堀江は最期となるかも知れない言葉を一字一句聞き逃がすまい、とじっと見つめている。
「昔ワシの下で働いてた若い男の子が居ってな、五年前忽然と姿を消しちまったんだ……」
その言葉に村木と鵜飼が反応する。旦子と大悟も知っている様で、あの子の事だな。と言った。
「彼はオノザカって名前の子なんだが、当時聞いてた住所に手紙を届けても戻ってきて今は音信不通状態なんだ……」
衛は腕を必死に動かしてすぐ脇の棚を指差すと、一番近くに川瀬が引き出しを開けた。中には束になった手紙と分厚い黒の手帳が入っており、それを見せると満足げに二度頷いてみせた。
「何か落ちたべ」
川瀬の手にある手帳から一枚の紙切れがヒラリと舞い落ちて村木の足元に着地する。何気にそれを拾って見ると、オノザカという男性の知らない住所が記されてあった。
「これってサトルの……」
「んだ、ご実家の住所だべ。長いこと探したっけ、昨日やっと見つかさった……」
村木は紙を川瀬に渡し、輪ゴムで束にされている手紙の一番上にまとめられる。
「この手紙をオノザカさんに届ければ良いんですか?」
堀江はそう訊ねたが、衛は首を横に振った。
「その住所には再開を報せる葉書だけを送ってくれ、したらご家族の誰かが彼に届けてくれるはずだべ……それは彼がこの街に来た時に手渡して欲しいんだ……」
衛の息は絶え絶えだった。堀江を握る手の力も少しずつ弱くなっていく。
「したっけ、後の事は任したから……再開、延期とかすんじゃないべ……」
堀江は力を込めて師匠の手を握り直し、泣きながら頷いた。その様子を満足げな表情を見せた衛はゆっくりと瞳を閉じ、全ての力が失われていった。力の抜けたその手に師匠の死を感じ取り、堀江は下を向いてすすり泣く。
旦子は散々他のきょうだいを見送ってきたせいか、お疲れ様と意外とあっさり別れを告げた。新オーナーの隣にいる川瀬はポンと肩を叩いて立ち上がる事を促そうとするが、まだ温かい衛の手を離したくなくてまだ握り続けている。
「これから忙しくなるしたから、今のうちに泣いておきなさい」
旦子は若者たちに優しい眼差しを向け、息子を伴って先に帰っていく。何とか涙を堪えていた他の四人の目からも涙がこぼれ落ちた。彼らはしばらくその場に留まり、それぞれが衛との別れを惜しんで泣きじゃくっていた。
旦子を喪主とした衛の葬儀を終え、数日間止まっていた準備を再開させた五人は、時折師匠を失った悲しみに支配されながらも懸命に出来る事に取り組んでいた。堀江も最後の一枚となった葉書に小野坂智の実家の住所を書き上げ、早速葉書の束を投函するためポストを探しに出掛けていた。
ポストは案外すぐに見付かり、早く出そうと歩行を早める。するとカブを運転している郵便配達員がそのポストの前に停まり、投函されている郵便物を回収し始めた。堀江は慌ててポストに駆け寄り、すみませんと声を掛ける。カブのエンジン音で聞こえなかったらしく一度は反応しなかったが、諦めずに改めて声を掛け直すと、ハイ? とようやく気付いてくれた。
「あの、これも一緒にお願いしても宜しいですか?」
堀江は束になった葉書を見せると、それを受け取って回収した物と一緒に袋の中に入れた。しかし同じような束をあと二つ紙袋に入れていて、まだあるんですと遠慮気味に取り出すと、配達員は苦笑しつつもそれらも引き受けてくれる。
「凄い量の葉書だね、お店でもやってるの?」
彼は大量の葉書を小さなポストに納めようとしていた堀江に興味を示す。
「えぇ、でも開店するのはもう少し先なんです」
「へぇ、何て言うお店なの? 暇な時にでも立ち寄るよ」
「お言葉はありがたいのですが、宿泊施設なので地元の方には御用が無いと思いますよ」
配達員は飲食店だと思っていた様で、堀江はペンションである事を正直に伝えた。
「そうなんだ、空き時間とかにカフェ営業やったら良いのに。そしたら伺いますよ」
「今そこで意見が割れているんです。どうなるかはまだ……」
配達員はそう、と残念そうに答え、回収した配達物を朱色のボックスに詰める。
「折角のご縁だし、ペンションの名前教えてよ」
「『オクトゴーヌ』って言います、そこの交差点を左に曲がって少し登った所です」
「って事は教会の近くだね、覚えておくよ」
彼はボックスの蓋を閉め、再びカブにまたがると、じゃあと手を挙げて走り去って行った。
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