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清算
その四
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「あなたはこの街に来られてどのくらいですか?」
「丸四年が過ぎたくらいです。ですので三代目からの味は存じておりますが」
「そうですか。四代目とも味が違うのですが、もしかしてお孫さんの代ですか?」
「はい。六年前に四代目が正式に経営を任されたのはご存じだと思いますが、三年前急に亡くなられたんです。三代目が一旦復帰なされたんですが、ご高齢なのもありまして昨年の秋に亡くなられました。今は五代目としてお孫さんが継がれましたが経験値を考慮しても言葉に困るレベルで、正直なところ最初は戸惑いました」
堀江と根田は今の代の味しか知らないので、この会話にはほとんど付いていけなかった。川瀬が初めて本音を語って二人を驚かせるが、小野坂はこの答えを予測していたようで、でしょうねと頷いた。
「最終的な決定権はオーナーさんにありますが、誰を満足させるのか、この仕事の本質をお考え頂ければ自ずと答えは出てくるはずです」
小野坂は試食用に開封した食べかけの食パンを平らげると、ごちそうさまでしたと手を合わせた。やはり『パーネ』のパンには手を付ける事無く席を立つと、今度は堀江が衛から託されている手紙の束を持って客の前に立つ。
「チェックアウト、予定通り明日になさいませんか?少しお話しておきたい事がございます」
「話? 何のです?」
小野坂は薄々は勘付いていたが、わざと不思議そうに聞き返す。堀江は手紙の束を客に手渡し、衛さんからの預かり物ですと静かに言う。小野坂はそれを受け取って久し振りに目にする筆跡を見つめており、思うところがあるのかそっと親指で撫でている。川瀬はオーナーに任せようと厨房に入り、根田は食器を片付けて事務所に引っ込んだ。
「私は先代オーナー時代の最後の客として、一昨年の秋にこの街にやって来ました。五十年続いたここを潰したくない衛さんのご意志と、どこにも行く当ての無かった私にとって、ここを受け継ぐのも悪くないという思惑が合致して、ご存命の間に色々と勉強をさせて頂きました」
小野坂は手紙の束から堀江に視線を移す。
「先月亡くなる直前に、五年前に忽然と姿を消した若い従業員が、恐らく今でもご自身を責めて生きていると思うから、手元に届くとは限らなくてもご実家に再開の葉書を届けて欲しいとそちらを託されました。衛さんはあなたがここを訪ねてくださると予測されていた様です。無事にお渡しする事が出来ましたから」
堀江はそこまで一気に話して笑顔を見せる。しかし小野坂は罰が悪くて堀江の顔をまともに見る事が出来ないでいる。昨夜になって自身の早合点と判った事もあり、予想以上の大事になってしまっているようで気恥ずかしさの方が勝っていた。
「チェックアウト、明日になさいませんか?」
堀江は念を押す様に、もう一度最初に言った言葉を口にする。小野坂は下を向いたまま、手にしている手紙の束をそっと胸に押し当てた。
「今日は一人にしてください」
それだけ告げると一礼して足早に部屋へ戻ったが、堀江は安心した様に彼の後ろ姿を見送った。するとカフェの営業時間はまだなのにまたも正面入口のドアが開く。
「智は?」
今度の犯人は村木だった。彼は堀江の呆れ顔などお構い無しに小野坂の姿を探し回っている。そうかと思えば今度は事務所入口から、こんちわ~とちょいとお間抜けな挨拶が響き渡った。
「今日はそっとしてあげてください。衛さんの手紙をお渡ししましたので」
堀江はフロントから事務所に入ると、お間抜け挨拶の主である鵜飼の相手をする。
「おはようございます、今日はやけに早いですね」
「んだ。取替用のシーツとパジャマをたないで来たっけ、搬入手伝ってくださいな」
彼の言葉に堀江は鵜飼と共に外へ出る。一人取り残された村木は小野坂が居る二階を天井越しに見つめ、しゃあないべと納得した様な笑顔を見せてペンションから出て行った。
夕方になり、衛氏の手紙を全て読み終えた小野坂は咽が渇いたと宿泊客専用の無料チケットを片手に一階カフェスペースに下りてきた。フロントに居る川瀬にそれを見せると、ホットティーで宜しいですか? と笑顔で訊ねる。
小野坂はコーヒーが苦手だった。ここで働いていた頃は飲めていたが、故郷に戻って以来急に不味く感じられるようになっていつしか飲まなくなっている。
「はい」
そう返事すると、誰も居ないカフェの中で窓際の角の席に落ち着いた。
「落ち着かれましたか?」
川瀬は出来立ての紅茶を差し出し、昼食を摂っていないだろうと推察して手作りのスコーンも添えた。
「ありがとうございます、食パンだけじゃ足りなくて」
小野坂は気恥ずかしそうに言ってからスコーンに手を伸ばした。それにジャムを付けて少しずつかじり、紅茶をすすると何かを探しているのか窓から外を眺めている。
「ここには五年前まで犬が居たんです。チューリップルームの真下に、犬小屋がありませんでしたか?」
「ございました。今は『DAIGO』にございます、あそこでも既に二代目ですよ」
「じゃあラパンの後はヌーが?」
小野坂は川瀬も知っている大悟の愛犬の名前を出したので、ポケットから自身のケータイを取り出して黒い毛のダックスフントの写真を見せる。
「えぇ、一昨年死にました。元々体が弱かったですから」
そうですね……小野坂は謝罪行脚で相原母子にまだ会っていない事を思い出す。川瀬はというと、ここに五年前まで居た犬の事が気になっていた。
「ところで、ラパンというのは?」
「衛さんがここで飼っていたゴールデンレトリバーの名前です。温厚な犬だったので番犬にはなりませんでしたが、とても人懐こくて皆に愛されていました。俺が来た時点で既に老犬でしたが、死ぬ間際まで元気な犬でしたよ」
小野坂は『オクトゴーヌ』勤務時代を懐かしみ、川瀬も知らないここの風景を思い浮かべている。
そう言えば礼君や信君なら知ってるかも……今度聞いてみようと、思い出に浸る小野坂の邪魔にならぬよう、そっとフロントから事務所へと移動した。
そして翌朝、堀江は小野坂のチェックアウトの際に、衛氏から手紙と共に預かっていた黒いカバーの手帳を手渡した。
「これ、衛さんのですよね?」
小野坂はかつて目にした事があったのか、それを見てすぐに分かったようだ。堀江はえぇと答えると、ここから少し変わった事を言った。
「そちらはあくまでお貸しするものです。必ず返しに来てください」
ペンションのオーナーのおかしな要望に小野坂ははあ? と聞き返す。
「返すのは構いませんが、郵送じゃ駄目なんですか?」
「はい、直接返しに来てください。何年後でも構いません、ここでお待ち致しております」
「それも衛さんが? 何だかあの人らしいよ」
小野坂はくすっと笑って手帳を鞄の中に仕舞った。
「借りパク、覚悟しててください」
彼は冗談混じりにそう言うと、チェックアウトを済ませて一礼した。
「お世話になりました」
「ありがとうございました、またのお越しを」
小野坂は堀江、川瀬、根田の三人に見送られてペンションを出て行った。そして前日の言葉通り、まずは『DAIGO』に立ち寄って五年振りに犬小屋との対面を果たす。その後相原母子と少し話してから無事地元へと帰還した。
「丸四年が過ぎたくらいです。ですので三代目からの味は存じておりますが」
「そうですか。四代目とも味が違うのですが、もしかしてお孫さんの代ですか?」
「はい。六年前に四代目が正式に経営を任されたのはご存じだと思いますが、三年前急に亡くなられたんです。三代目が一旦復帰なされたんですが、ご高齢なのもありまして昨年の秋に亡くなられました。今は五代目としてお孫さんが継がれましたが経験値を考慮しても言葉に困るレベルで、正直なところ最初は戸惑いました」
堀江と根田は今の代の味しか知らないので、この会話にはほとんど付いていけなかった。川瀬が初めて本音を語って二人を驚かせるが、小野坂はこの答えを予測していたようで、でしょうねと頷いた。
「最終的な決定権はオーナーさんにありますが、誰を満足させるのか、この仕事の本質をお考え頂ければ自ずと答えは出てくるはずです」
小野坂は試食用に開封した食べかけの食パンを平らげると、ごちそうさまでしたと手を合わせた。やはり『パーネ』のパンには手を付ける事無く席を立つと、今度は堀江が衛から託されている手紙の束を持って客の前に立つ。
「チェックアウト、予定通り明日になさいませんか?少しお話しておきたい事がございます」
「話? 何のです?」
小野坂は薄々は勘付いていたが、わざと不思議そうに聞き返す。堀江は手紙の束を客に手渡し、衛さんからの預かり物ですと静かに言う。小野坂はそれを受け取って久し振りに目にする筆跡を見つめており、思うところがあるのかそっと親指で撫でている。川瀬はオーナーに任せようと厨房に入り、根田は食器を片付けて事務所に引っ込んだ。
「私は先代オーナー時代の最後の客として、一昨年の秋にこの街にやって来ました。五十年続いたここを潰したくない衛さんのご意志と、どこにも行く当ての無かった私にとって、ここを受け継ぐのも悪くないという思惑が合致して、ご存命の間に色々と勉強をさせて頂きました」
小野坂は手紙の束から堀江に視線を移す。
「先月亡くなる直前に、五年前に忽然と姿を消した若い従業員が、恐らく今でもご自身を責めて生きていると思うから、手元に届くとは限らなくてもご実家に再開の葉書を届けて欲しいとそちらを託されました。衛さんはあなたがここを訪ねてくださると予測されていた様です。無事にお渡しする事が出来ましたから」
堀江はそこまで一気に話して笑顔を見せる。しかし小野坂は罰が悪くて堀江の顔をまともに見る事が出来ないでいる。昨夜になって自身の早合点と判った事もあり、予想以上の大事になってしまっているようで気恥ずかしさの方が勝っていた。
「チェックアウト、明日になさいませんか?」
堀江は念を押す様に、もう一度最初に言った言葉を口にする。小野坂は下を向いたまま、手にしている手紙の束をそっと胸に押し当てた。
「今日は一人にしてください」
それだけ告げると一礼して足早に部屋へ戻ったが、堀江は安心した様に彼の後ろ姿を見送った。するとカフェの営業時間はまだなのにまたも正面入口のドアが開く。
「智は?」
今度の犯人は村木だった。彼は堀江の呆れ顔などお構い無しに小野坂の姿を探し回っている。そうかと思えば今度は事務所入口から、こんちわ~とちょいとお間抜けな挨拶が響き渡った。
「今日はそっとしてあげてください。衛さんの手紙をお渡ししましたので」
堀江はフロントから事務所に入ると、お間抜け挨拶の主である鵜飼の相手をする。
「おはようございます、今日はやけに早いですね」
「んだ。取替用のシーツとパジャマをたないで来たっけ、搬入手伝ってくださいな」
彼の言葉に堀江は鵜飼と共に外へ出る。一人取り残された村木は小野坂が居る二階を天井越しに見つめ、しゃあないべと納得した様な笑顔を見せてペンションから出て行った。
夕方になり、衛氏の手紙を全て読み終えた小野坂は咽が渇いたと宿泊客専用の無料チケットを片手に一階カフェスペースに下りてきた。フロントに居る川瀬にそれを見せると、ホットティーで宜しいですか? と笑顔で訊ねる。
小野坂はコーヒーが苦手だった。ここで働いていた頃は飲めていたが、故郷に戻って以来急に不味く感じられるようになっていつしか飲まなくなっている。
「はい」
そう返事すると、誰も居ないカフェの中で窓際の角の席に落ち着いた。
「落ち着かれましたか?」
川瀬は出来立ての紅茶を差し出し、昼食を摂っていないだろうと推察して手作りのスコーンも添えた。
「ありがとうございます、食パンだけじゃ足りなくて」
小野坂は気恥ずかしそうに言ってからスコーンに手を伸ばした。それにジャムを付けて少しずつかじり、紅茶をすすると何かを探しているのか窓から外を眺めている。
「ここには五年前まで犬が居たんです。チューリップルームの真下に、犬小屋がありませんでしたか?」
「ございました。今は『DAIGO』にございます、あそこでも既に二代目ですよ」
「じゃあラパンの後はヌーが?」
小野坂は川瀬も知っている大悟の愛犬の名前を出したので、ポケットから自身のケータイを取り出して黒い毛のダックスフントの写真を見せる。
「えぇ、一昨年死にました。元々体が弱かったですから」
そうですね……小野坂は謝罪行脚で相原母子にまだ会っていない事を思い出す。川瀬はというと、ここに五年前まで居た犬の事が気になっていた。
「ところで、ラパンというのは?」
「衛さんがここで飼っていたゴールデンレトリバーの名前です。温厚な犬だったので番犬にはなりませんでしたが、とても人懐こくて皆に愛されていました。俺が来た時点で既に老犬でしたが、死ぬ間際まで元気な犬でしたよ」
小野坂は『オクトゴーヌ』勤務時代を懐かしみ、川瀬も知らないここの風景を思い浮かべている。
そう言えば礼君や信君なら知ってるかも……今度聞いてみようと、思い出に浸る小野坂の邪魔にならぬよう、そっとフロントから事務所へと移動した。
そして翌朝、堀江は小野坂のチェックアウトの際に、衛氏から手紙と共に預かっていた黒いカバーの手帳を手渡した。
「これ、衛さんのですよね?」
小野坂はかつて目にした事があったのか、それを見てすぐに分かったようだ。堀江はえぇと答えると、ここから少し変わった事を言った。
「そちらはあくまでお貸しするものです。必ず返しに来てください」
ペンションのオーナーのおかしな要望に小野坂ははあ? と聞き返す。
「返すのは構いませんが、郵送じゃ駄目なんですか?」
「はい、直接返しに来てください。何年後でも構いません、ここでお待ち致しております」
「それも衛さんが? 何だかあの人らしいよ」
小野坂はくすっと笑って手帳を鞄の中に仕舞った。
「借りパク、覚悟しててください」
彼は冗談混じりにそう言うと、チェックアウトを済ませて一礼した。
「お世話になりました」
「ありがとうございました、またのお越しを」
小野坂は堀江、川瀬、根田の三人に見送られてペンションを出て行った。そして前日の言葉通り、まずは『DAIGO』に立ち寄って五年振りに犬小屋との対面を果たす。その後相原母子と少し話してから無事地元へと帰還した。
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