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不穏な夜
その二
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外では多くの人が火災現場を囲んでおり、二人は見世物状態となっていた。雪路を抱えている嶺山の脳裏には置き忘れているノートが残っており、妹を預けられる知人を探す。
「店長っ!」
と聞き覚えのある声に姿を探すと、共に働く厨房担当の男性従業員日高がほぼ真正面で大きく手を振っていた。
「無事で良かったさ、消防と警察には通報しておいたべ」
その言葉に、二人して百十九番通報も百十番通報もしていなかったことに気付く。
「ごめん、忘れとった……」
「俺もや、頭にすら無かったわ」
「僕よりも前に通報はあったみたいだべ。それよりなした? ユキちゃん」
日高は嶺山が抱えている雪路を見て言った。
「階段から落ちて足が動かんのや。救急車呼んどいてもらえるか?」
「分かりました」
彼はポケットからケータイを取り出して百十九番に救急車を要請する。そうしているうちにもう一人の男性従業員森も駆けつけた。
「ご無事で何よりだべ」
「おぅ。ちょっとユキのこと頼むわ、忘れもんした」
嶺山は彼に雪路を預けて自宅兼店舗の状況を見やり、目測でまだ厨房にまでは火が回っていないと判断して来た道を戻る。
「お兄ちゃんっ!何してんのっ!」
森に抱えられている雪路は兄を呼び止める。
「戻ってけれ!」
「火を甘く見ちゃなんね!」
二人の従業員も何とか思い留まらせようと必死に呼びかけるも、既に自宅兼店舗へと走り出していた嶺山にその声は届いていなかった。
どこや! 彼の頭は厨房に置き忘れているノートのことしか頭に無かった。彼は勢い良く玄関を開け、真っ暗な屋内をずんずんと入っていく。勝手知ったる我が家、灯りなど無くても迷わず厨房に到着した。しかし玄関や店舗付近とは違って、見える景色はほんのりと明るくなっている。ドアを開けると予想以上の熱風に一瞬怖気づき、ようやっと自身の行動が無謀であったことを思い知る。
ここまで来て後戻りはせん……嶺山は再度気を奮い立たせて厨房に入る。火こそほとんど回っていないが、室内はかなり暑くなっており、ほんの僅かな時間でも汗が流れるほどであった。そんな中幸いノートはすぐに見つかり、迷わず手を伸ばしてそれを掴む。紙は引火こそしていなかったが、部分的に黒く煤焼けて熱くなっていた。
「熱っ!」
普段の精神状態であれば恐らく手放していただろうが、この時の彼はノートに綴られた過去の努力に異常なまでの執着を見せていた。とにかくノートは見つかった、あとはここから離れるのみと踵を返すと運悪くドアは閉まっていた。何の気無しにドアノブに手を掛けるが、触る事すら不可能なほどに熱を帯びていた。
ヤバい……すんなりとドアを開けられなくなっている現状に心が折れそうだったが、ふと湧き上がったその弱い気持ちが彼を冷静にさせた。嶺山は袖口を引っ張って左手を覆い、再度ドアノブを掴む。熱くはあったがどうにかなる、そこに生き延びる可能性を見た彼は、思いっ切りドアを開けて厨房から飛び出した。
死んでたまるか! その思いのみで玄関に向けて走る。たくさんの苦悩、努力、閃きの詰まったノートを抱え、今後は生きることに執着していた。来た時と同じく玄関付近は暗いままだが、先程よりは空気が温まっている。火の手が確実に回っているこの家から逃げ切るため、開けっ放しの玄関をくぐり抜けてきんと冷えた外の世界に足を踏み入れた。
脱出はできたもののまだ安全とは言えず、妹を預けている従業員たちの元へと駆け出す途中で足を滑らせた。元々雪に密着した生活をしてこなかった彼は銀世界に不慣れだが、とっさに体が反応して左手で地面を着き転倒は免れる。熱の帯びたものを触ったその手にひんやりとした感触が伝わる。その冷たさが体中に染み渡って目が覚めたような感覚に襲われ、ノートに思考を取られていた時には気付かなかった周囲の音が飛び込んできた。
人の声、火の燃える音、そして消防車のサイレンの音……それらに囲まれた中で、ひときわ彼の心を突き刺す聞き慣れた声が彼を完全に現実へと引き戻す。
「お兄ちゃんっ!」
雪路の声に嶺山は顔を上げると、自身を案じている家族や仲間たちの顔を認識した。地面に着いていた左手に力を込めて体を押し上げ、体勢を立て直して足で地面を蹴り一歩前へと踏み出していく。彼は必死に足を動かして妹の声を目指す。執着により感覚を鈍らせていた体には、これまで感じなかった痺れと痛みがじわじわと押し寄せ始めていた。
挫けそうになる。倒れそうになる。痛みとの戦いの中でひょこりと顔を出す心の弱さを握り潰すが如く、嶺山は左手をぎゅっと握り締めた。手のひらは雪で濡れたせいなのか、生温かい湿り気が残っている。腕を振り、足を動かしているうちに腕を伸ばしている日高が目の前に立っていた。嶺山は左手の握り拳を弛めて自らの腕を彼に差し出すと、前のめりになる程の力で体が引っ張られる。
助かった……家族や仲間たちを見た安堵と疲労から立っていられなくなり、彼はその場にしゃがみ込む。森に抱えられている雪路は、そんな兄の頭上に罵声を浴びせていた。
「アホッ! 余計な心配掛けて!」
「今言いな、俺は無事や……」
「今言わないつ言うのよっ! ホンマにもう何考えてんのっ!」
「やいのやいの煩いわもう……生きとるんやからええやろが」
「そういう問題とちゃう!」
勢い余った雪路は、森から降りて金髪坊主頭をピシャリと叩いた。へたり込んでいるところへの物理攻撃にカチンときた嶺山は、疲労などふっ飛んで勢い良く立ち上がり、人だかりの中での兄妹喧嘩を始めてしまう。
「あ痛っ! お前何すんねんな!」
「これくらいええやないの! どんだけ心配したと思てんのよ!」
「せやかて脳天殴ることないやろが!」
「周りにかけた心配と迷惑料思うたら安いもんよ!」
雪路は足の痛みも忘れてキッと兄を睨みつける。待たされている間に泣いていたようで瞳は充血し、瞼は腫れ上がって頬にはうっすらと涙の跡が残っていた。彼女のものではないタオル生地のハンカチが手の中でしわくちゃになっていることに気付いた嶺山は、不在の間に湧き上がらせていた妹の不安を感じ取る。
「店長、ユキちゃんの気持ちも分かってやってけれ」
ここから少し遠くに住んでいることで、少々遅れての合流となった女性従業員の北村が兄妹喧嘩に割って入る。彼女は『アウローラ』メンバーの最年長で、唯一の既婚者なだけあって誰よりも冷静な視点を持っている。
「“忘れ物”が大事なもんだったとは思うべ。けどさ、家族放っぽって命掛けねばなんねえほどのもんなんかい?」
「……」
「そったらことで命落とされちまった方が洒落になんね、店長一人の命でねえべさよ」
彼女の一言で自身の身勝手を思い知った嶺山は、改めて妹の顔を見る。雪路は先程の強気な表情とは打って変わり、瞳を潤ませポロポロと涙をこぼしていた。
「……ごめん」
「もう、無茶なことせんとって」
雪路は下を向いて手にしているハンカチで涙を拭う。嶺山は真っ赤に腫れ上がった大きな手で妹の頭をそっと撫でた。
「店長っ!」
と聞き覚えのある声に姿を探すと、共に働く厨房担当の男性従業員日高がほぼ真正面で大きく手を振っていた。
「無事で良かったさ、消防と警察には通報しておいたべ」
その言葉に、二人して百十九番通報も百十番通報もしていなかったことに気付く。
「ごめん、忘れとった……」
「俺もや、頭にすら無かったわ」
「僕よりも前に通報はあったみたいだべ。それよりなした? ユキちゃん」
日高は嶺山が抱えている雪路を見て言った。
「階段から落ちて足が動かんのや。救急車呼んどいてもらえるか?」
「分かりました」
彼はポケットからケータイを取り出して百十九番に救急車を要請する。そうしているうちにもう一人の男性従業員森も駆けつけた。
「ご無事で何よりだべ」
「おぅ。ちょっとユキのこと頼むわ、忘れもんした」
嶺山は彼に雪路を預けて自宅兼店舗の状況を見やり、目測でまだ厨房にまでは火が回っていないと判断して来た道を戻る。
「お兄ちゃんっ!何してんのっ!」
森に抱えられている雪路は兄を呼び止める。
「戻ってけれ!」
「火を甘く見ちゃなんね!」
二人の従業員も何とか思い留まらせようと必死に呼びかけるも、既に自宅兼店舗へと走り出していた嶺山にその声は届いていなかった。
どこや! 彼の頭は厨房に置き忘れているノートのことしか頭に無かった。彼は勢い良く玄関を開け、真っ暗な屋内をずんずんと入っていく。勝手知ったる我が家、灯りなど無くても迷わず厨房に到着した。しかし玄関や店舗付近とは違って、見える景色はほんのりと明るくなっている。ドアを開けると予想以上の熱風に一瞬怖気づき、ようやっと自身の行動が無謀であったことを思い知る。
ここまで来て後戻りはせん……嶺山は再度気を奮い立たせて厨房に入る。火こそほとんど回っていないが、室内はかなり暑くなっており、ほんの僅かな時間でも汗が流れるほどであった。そんな中幸いノートはすぐに見つかり、迷わず手を伸ばしてそれを掴む。紙は引火こそしていなかったが、部分的に黒く煤焼けて熱くなっていた。
「熱っ!」
普段の精神状態であれば恐らく手放していただろうが、この時の彼はノートに綴られた過去の努力に異常なまでの執着を見せていた。とにかくノートは見つかった、あとはここから離れるのみと踵を返すと運悪くドアは閉まっていた。何の気無しにドアノブに手を掛けるが、触る事すら不可能なほどに熱を帯びていた。
ヤバい……すんなりとドアを開けられなくなっている現状に心が折れそうだったが、ふと湧き上がったその弱い気持ちが彼を冷静にさせた。嶺山は袖口を引っ張って左手を覆い、再度ドアノブを掴む。熱くはあったがどうにかなる、そこに生き延びる可能性を見た彼は、思いっ切りドアを開けて厨房から飛び出した。
死んでたまるか! その思いのみで玄関に向けて走る。たくさんの苦悩、努力、閃きの詰まったノートを抱え、今後は生きることに執着していた。来た時と同じく玄関付近は暗いままだが、先程よりは空気が温まっている。火の手が確実に回っているこの家から逃げ切るため、開けっ放しの玄関をくぐり抜けてきんと冷えた外の世界に足を踏み入れた。
脱出はできたもののまだ安全とは言えず、妹を預けている従業員たちの元へと駆け出す途中で足を滑らせた。元々雪に密着した生活をしてこなかった彼は銀世界に不慣れだが、とっさに体が反応して左手で地面を着き転倒は免れる。熱の帯びたものを触ったその手にひんやりとした感触が伝わる。その冷たさが体中に染み渡って目が覚めたような感覚に襲われ、ノートに思考を取られていた時には気付かなかった周囲の音が飛び込んできた。
人の声、火の燃える音、そして消防車のサイレンの音……それらに囲まれた中で、ひときわ彼の心を突き刺す聞き慣れた声が彼を完全に現実へと引き戻す。
「お兄ちゃんっ!」
雪路の声に嶺山は顔を上げると、自身を案じている家族や仲間たちの顔を認識した。地面に着いていた左手に力を込めて体を押し上げ、体勢を立て直して足で地面を蹴り一歩前へと踏み出していく。彼は必死に足を動かして妹の声を目指す。執着により感覚を鈍らせていた体には、これまで感じなかった痺れと痛みがじわじわと押し寄せ始めていた。
挫けそうになる。倒れそうになる。痛みとの戦いの中でひょこりと顔を出す心の弱さを握り潰すが如く、嶺山は左手をぎゅっと握り締めた。手のひらは雪で濡れたせいなのか、生温かい湿り気が残っている。腕を振り、足を動かしているうちに腕を伸ばしている日高が目の前に立っていた。嶺山は左手の握り拳を弛めて自らの腕を彼に差し出すと、前のめりになる程の力で体が引っ張られる。
助かった……家族や仲間たちを見た安堵と疲労から立っていられなくなり、彼はその場にしゃがみ込む。森に抱えられている雪路は、そんな兄の頭上に罵声を浴びせていた。
「アホッ! 余計な心配掛けて!」
「今言いな、俺は無事や……」
「今言わないつ言うのよっ! ホンマにもう何考えてんのっ!」
「やいのやいの煩いわもう……生きとるんやからええやろが」
「そういう問題とちゃう!」
勢い余った雪路は、森から降りて金髪坊主頭をピシャリと叩いた。へたり込んでいるところへの物理攻撃にカチンときた嶺山は、疲労などふっ飛んで勢い良く立ち上がり、人だかりの中での兄妹喧嘩を始めてしまう。
「あ痛っ! お前何すんねんな!」
「これくらいええやないの! どんだけ心配したと思てんのよ!」
「せやかて脳天殴ることないやろが!」
「周りにかけた心配と迷惑料思うたら安いもんよ!」
雪路は足の痛みも忘れてキッと兄を睨みつける。待たされている間に泣いていたようで瞳は充血し、瞼は腫れ上がって頬にはうっすらと涙の跡が残っていた。彼女のものではないタオル生地のハンカチが手の中でしわくちゃになっていることに気付いた嶺山は、不在の間に湧き上がらせていた妹の不安を感じ取る。
「店長、ユキちゃんの気持ちも分かってやってけれ」
ここから少し遠くに住んでいることで、少々遅れての合流となった女性従業員の北村が兄妹喧嘩に割って入る。彼女は『アウローラ』メンバーの最年長で、唯一の既婚者なだけあって誰よりも冷静な視点を持っている。
「“忘れ物”が大事なもんだったとは思うべ。けどさ、家族放っぽって命掛けねばなんねえほどのもんなんかい?」
「……」
「そったらことで命落とされちまった方が洒落になんね、店長一人の命でねえべさよ」
彼女の一言で自身の身勝手を思い知った嶺山は、改めて妹の顔を見る。雪路は先程の強気な表情とは打って変わり、瞳を潤ませポロポロと涙をこぼしていた。
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