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火種
その四
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翌朝早朝、この日も悪い夢見だった川瀬は重い体を無理矢理起こしてシャワーを浴びる。どうにか体を目覚めさせて着替えを済ませ、部屋を出ると背後から声が掛かった。
「おはよう義君」
その声に昨日の冷たさは無かったが、川瀬は気まずそうにびくっと体を震わせた。
「ごめん、いきなり後ろから」
「いえ。おはよう、こざいます」
「せや、先に三階見てからペンション事務所に行ってくれる?」
堀江はにこやかな表情で上を指差した。
「三階?」
川瀬は上司の言わんとしていることがすぐに理解できず、不思議そうに彼を見る。
「そっ。二部屋開けてんねんけどその感じやと見てへんよな?」
「えっ? えぇ……」
「じゃ後で」
「はい……」
と生返事に近い受け答えをしたが、堀江は気にせずペンションに向かっていた。川瀬の胸の中に気まずいものが宿るが、命令だから仕方が無いと思い足取りで階段を登る。
たった三十段ほどの階段で軽く息切れをしてしまっていたが、三階に繋がる階段から普段以上に行き届いてる清掃ぶりにはすぐに気付けた。そこは見違えるほど綺麗になっていて、廊下も窓もピカピカに磨かれていた。
一番奥の一部屋が開放されていたので及び腰ながら奥に進んでみる。採用試験から丸一日以上経過しているので多少埃がかぶっているが、すっかり古くなっている家具も見違えるほど綺麗になっていた。
凄い……鬱蒼としていた状態を知っているだけに見た瞬間は素直にそう思えた。しかしあの小煩い元家出少年の功績だと思うと嫌悪感がどうしても拭えない。
『オクトゴーヌ』の今後を考えれば客室清掃の戦力になることは間違いないであろう。それでも義藤荘という若者の存在そのものが生理的に受け付けず、これから同じ屋根の下で生活せねばならないのかと思うと地獄でしかなかった。
ここまでできれば恐らく採用は確定だろうな……そう思った刹那一つの考えを携えて一階に降り、ペンションの事務所へと移動した。
「全員揃ったね」
川瀬が事務所に入ると根田、小野坂、悌も顔を揃えていた。彼を見た三人は普段通り挨拶の声を掛け、昨日料理を破棄された悌も涼やかな表情をしている。
「おはよう、ございます」
居心地の悪さを感じながらも空いているソファーに腰掛ると、堀江はそれを確認してから話を切り出した。
「今ここにおるいうことは『離れ』三階を見てきたという前提で話を進めさせて頂きます。今年もありがたいことに道立大学自転車部様が三泊四日の宿泊予約を頂きました」
その言葉に全員が頷く。
「本日は当初の予定通り、カフェ営業を休業して三階客室を二段ベッド仕様に致します。チェックアウト業務終了次第【コスモス】、【マーガレット】、【クレマチス】のベッド設置を開始します。ここまでは宜しいですか?」
「はい」
とここで根田が手を挙げた。
「義藤さんはいつから出勤なさるんですか?」
「えっ!」
予測は立てていたが、既に決定されているのは聞かされていない川瀬は思わず声を上げてしまう。
「どうされたんです? 義さん」
根田はその反応が意外だとでも言わんばかりの表情を浮かべている。
「メール見てないのか?」
「メール?」
小野坂の指摘にオウム返ししかできずにいた。
「ホンマはここで言うつもりやってん、最近なかなか全員揃うこと無かったから。ただ心づもりだけしてもらうつもりで昨夜一斉メール送ったんや」
「僕朝起きた時に気付きました」
悌は焦ったと言わんばかりの口調で川瀬を見た。
「ほな続けるで。このスケジュールは明日も同様で、二階客室の【チューリップ】以外三部屋も四人部屋仕様にします。義藤君は明日の二段ベッドの設置が初出勤となります、彼には清掃業務を中心に就いてもらう予定です」
堀江は義藤の話題になると表情を曇らせる川瀬の態度を視界の端に捉えながら話を進めていく。
「今年は去年よりも八名多い二十六名様でご予約を頂いております。今後も当店をご利用頂けるよう、昨年以上のおもてなしを目指して三泊四日を快適に過ごして頂きましょう」
「「「はい」」」
「重要事項は以上です、今から朝の支度をお願いします」
その言葉に従業員全員が立ち上がり、それぞれの持ち場へと散っていく。悌はここぞとばかり川瀬に声を掛けて足を止めさせた。
「差し出がましいお願いではあるんですが、なるべくはやくここの味を覚えたいのでレシピノートがあればお借りしても宜しいですか?」
彼が話している間に他の三人は事務所を出ており、中は二人だけが残ってる状態だ。川瀬は新人の後輩に微笑みかけた。
「立派な心掛けだとは思うけど、料理の技は自ら見て盗み学べだよ」
そのひと言だけを残して事務所を出た先輩の後ろ姿を、悌は冷ややかに見送って肩をすくめてみせた。
「まっ、予想通りやったな」
彼は特別落ち込む素振りも見せず、ロッカーからほうきとちりとりを手に取ってから外に出た。
朝食、チェックアウト業務を済ませた一行は、『アウローラ』従業員に留守を任せて一度『離れ』に入る。堀江は全員にマスクを支給してから業務手順の説明を始めた。
「まずはベッドの組み立て部品を拭いてからペンションに移動して。義君と悌君、智君と吾のペアで作業を進めてください。『アウローラ』さんは通常営業ですのでカーテンの閉め忘れに注意してください」
二段ベッドの設置で小野坂と悌との身長差が気になるところだが、昨日の今日で川瀬と悌を組ませる訳にもいかず取り敢えずこの組み合わせで様子を伺う。
「あともうじき義藤君がお父様を連れて来られます。こうして全員揃っとることやし、先にご挨拶だけさせて頂いてから仕事に入ろか」
と言っている間に、まさに完璧なタイミングで玄関のチャイムが鳴った。堀江は来はったみたいやと言ってから玄関に向かい、義藤と五十代くらいの男性を迎え入れる。
「お忙しい中ご足労頂きありがとうございます。『オクトゴーヌ』オーナー堀江と申します」
「藤川と申します。こちらこそ息子がお世話になります」
堀江は藤川と義藤をリビングに上げると小野坂の表情が変わる。藤川も彼に気付き嬉しそうに手を振った。
「藤川さんっ?」
「お久し振りね智君」
「里子いるのは知ってるけど、世の中狭いなぁ」
小野坂は義藤と藤川を交互に見る。
「またこんな形で接点ができるとはね。しばらく見ないうちにイイ男になってるじゃないの」
「父ちゃん脱線してる」
義藤は藤川の上着の裾を引っ張る。見た目は壮年紳士を思わせる重厚な雰囲気を持っているのに、口を開くとオネェ言葉というギャップに小野坂以外はぽかんとしていた。
「お知り合いなん?」
堀江は藤川との関係性を尋ねる。
「前働いてたバーの常連さんだったんだ」
「そぉなのぉ、それとこの子にも一度お会いしてるわよ」
そう言われた根田も富士川の顔を見つめ返し、少し間を置いてからあっと声を上げた。
「『藤川葬儀店』の社長さん、でしたよね。兄の葬儀の際はお世話になりました」
「こちらこそありがとう。当時経営で躓いちゃっててね、そろそろヤバイってなった時に依頼してくださって……」
「父ちゃん、今その話しなくていいから」
またしても暴走を始める里親を義藤が窘めており、この場を見る限り藤川の方が浮ついているようだった。彼らが挨拶を交わしている間に悌は席を外して客人の茶を淹れ、キッチンからリビングへ運び入れる。
「どうぞ」
まずは藤川の前に茶をそっと置く。
「お気遣いありがとう。あら、あなたイイ男じゃない」
「父ちゃん、ここの人ナンパすんのやめて」
「いいじゃない、目の保養よ」
藤川は悌を見てニンマリとしている。悌はその視線を特に嫌がるでもなく、軽くどうもとだけ言って淡々と茶を並べていく。
「俺らそろそろ仕事に戻ります」
「うん、お願い」
「またね、智君」
小野坂は藤川に一礼してから三階に上がっていく。川瀬はすっと背を向けて小野坂に続き三階に上がり、根田は藤川に一礼してキッチンにいる悌と合流していた。
「さっきの根田君って子、物凄く成長してる感じね」
「えぇ、そう思います」
「前お会いした時は、お行儀良いけど甘ちゃんな感じだったのよ。でもいい感じに鍛えられて軸が太くなってきてるわね」
藤川は根田の後ろ姿を目を細めて見つめていた。
「おはよう義君」
その声に昨日の冷たさは無かったが、川瀬は気まずそうにびくっと体を震わせた。
「ごめん、いきなり後ろから」
「いえ。おはよう、こざいます」
「せや、先に三階見てからペンション事務所に行ってくれる?」
堀江はにこやかな表情で上を指差した。
「三階?」
川瀬は上司の言わんとしていることがすぐに理解できず、不思議そうに彼を見る。
「そっ。二部屋開けてんねんけどその感じやと見てへんよな?」
「えっ? えぇ……」
「じゃ後で」
「はい……」
と生返事に近い受け答えをしたが、堀江は気にせずペンションに向かっていた。川瀬の胸の中に気まずいものが宿るが、命令だから仕方が無いと思い足取りで階段を登る。
たった三十段ほどの階段で軽く息切れをしてしまっていたが、三階に繋がる階段から普段以上に行き届いてる清掃ぶりにはすぐに気付けた。そこは見違えるほど綺麗になっていて、廊下も窓もピカピカに磨かれていた。
一番奥の一部屋が開放されていたので及び腰ながら奥に進んでみる。採用試験から丸一日以上経過しているので多少埃がかぶっているが、すっかり古くなっている家具も見違えるほど綺麗になっていた。
凄い……鬱蒼としていた状態を知っているだけに見た瞬間は素直にそう思えた。しかしあの小煩い元家出少年の功績だと思うと嫌悪感がどうしても拭えない。
『オクトゴーヌ』の今後を考えれば客室清掃の戦力になることは間違いないであろう。それでも義藤荘という若者の存在そのものが生理的に受け付けず、これから同じ屋根の下で生活せねばならないのかと思うと地獄でしかなかった。
ここまでできれば恐らく採用は確定だろうな……そう思った刹那一つの考えを携えて一階に降り、ペンションの事務所へと移動した。
「全員揃ったね」
川瀬が事務所に入ると根田、小野坂、悌も顔を揃えていた。彼を見た三人は普段通り挨拶の声を掛け、昨日料理を破棄された悌も涼やかな表情をしている。
「おはよう、ございます」
居心地の悪さを感じながらも空いているソファーに腰掛ると、堀江はそれを確認してから話を切り出した。
「今ここにおるいうことは『離れ』三階を見てきたという前提で話を進めさせて頂きます。今年もありがたいことに道立大学自転車部様が三泊四日の宿泊予約を頂きました」
その言葉に全員が頷く。
「本日は当初の予定通り、カフェ営業を休業して三階客室を二段ベッド仕様に致します。チェックアウト業務終了次第【コスモス】、【マーガレット】、【クレマチス】のベッド設置を開始します。ここまでは宜しいですか?」
「はい」
とここで根田が手を挙げた。
「義藤さんはいつから出勤なさるんですか?」
「えっ!」
予測は立てていたが、既に決定されているのは聞かされていない川瀬は思わず声を上げてしまう。
「どうされたんです? 義さん」
根田はその反応が意外だとでも言わんばかりの表情を浮かべている。
「メール見てないのか?」
「メール?」
小野坂の指摘にオウム返ししかできずにいた。
「ホンマはここで言うつもりやってん、最近なかなか全員揃うこと無かったから。ただ心づもりだけしてもらうつもりで昨夜一斉メール送ったんや」
「僕朝起きた時に気付きました」
悌は焦ったと言わんばかりの口調で川瀬を見た。
「ほな続けるで。このスケジュールは明日も同様で、二階客室の【チューリップ】以外三部屋も四人部屋仕様にします。義藤君は明日の二段ベッドの設置が初出勤となります、彼には清掃業務を中心に就いてもらう予定です」
堀江は義藤の話題になると表情を曇らせる川瀬の態度を視界の端に捉えながら話を進めていく。
「今年は去年よりも八名多い二十六名様でご予約を頂いております。今後も当店をご利用頂けるよう、昨年以上のおもてなしを目指して三泊四日を快適に過ごして頂きましょう」
「「「はい」」」
「重要事項は以上です、今から朝の支度をお願いします」
その言葉に従業員全員が立ち上がり、それぞれの持ち場へと散っていく。悌はここぞとばかり川瀬に声を掛けて足を止めさせた。
「差し出がましいお願いではあるんですが、なるべくはやくここの味を覚えたいのでレシピノートがあればお借りしても宜しいですか?」
彼が話している間に他の三人は事務所を出ており、中は二人だけが残ってる状態だ。川瀬は新人の後輩に微笑みかけた。
「立派な心掛けだとは思うけど、料理の技は自ら見て盗み学べだよ」
そのひと言だけを残して事務所を出た先輩の後ろ姿を、悌は冷ややかに見送って肩をすくめてみせた。
「まっ、予想通りやったな」
彼は特別落ち込む素振りも見せず、ロッカーからほうきとちりとりを手に取ってから外に出た。
朝食、チェックアウト業務を済ませた一行は、『アウローラ』従業員に留守を任せて一度『離れ』に入る。堀江は全員にマスクを支給してから業務手順の説明を始めた。
「まずはベッドの組み立て部品を拭いてからペンションに移動して。義君と悌君、智君と吾のペアで作業を進めてください。『アウローラ』さんは通常営業ですのでカーテンの閉め忘れに注意してください」
二段ベッドの設置で小野坂と悌との身長差が気になるところだが、昨日の今日で川瀬と悌を組ませる訳にもいかず取り敢えずこの組み合わせで様子を伺う。
「あともうじき義藤君がお父様を連れて来られます。こうして全員揃っとることやし、先にご挨拶だけさせて頂いてから仕事に入ろか」
と言っている間に、まさに完璧なタイミングで玄関のチャイムが鳴った。堀江は来はったみたいやと言ってから玄関に向かい、義藤と五十代くらいの男性を迎え入れる。
「お忙しい中ご足労頂きありがとうございます。『オクトゴーヌ』オーナー堀江と申します」
「藤川と申します。こちらこそ息子がお世話になります」
堀江は藤川と義藤をリビングに上げると小野坂の表情が変わる。藤川も彼に気付き嬉しそうに手を振った。
「藤川さんっ?」
「お久し振りね智君」
「里子いるのは知ってるけど、世の中狭いなぁ」
小野坂は義藤と藤川を交互に見る。
「またこんな形で接点ができるとはね。しばらく見ないうちにイイ男になってるじゃないの」
「父ちゃん脱線してる」
義藤は藤川の上着の裾を引っ張る。見た目は壮年紳士を思わせる重厚な雰囲気を持っているのに、口を開くとオネェ言葉というギャップに小野坂以外はぽかんとしていた。
「お知り合いなん?」
堀江は藤川との関係性を尋ねる。
「前働いてたバーの常連さんだったんだ」
「そぉなのぉ、それとこの子にも一度お会いしてるわよ」
そう言われた根田も富士川の顔を見つめ返し、少し間を置いてからあっと声を上げた。
「『藤川葬儀店』の社長さん、でしたよね。兄の葬儀の際はお世話になりました」
「こちらこそありがとう。当時経営で躓いちゃっててね、そろそろヤバイってなった時に依頼してくださって……」
「父ちゃん、今その話しなくていいから」
またしても暴走を始める里親を義藤が窘めており、この場を見る限り藤川の方が浮ついているようだった。彼らが挨拶を交わしている間に悌は席を外して客人の茶を淹れ、キッチンからリビングへ運び入れる。
「どうぞ」
まずは藤川の前に茶をそっと置く。
「お気遣いありがとう。あら、あなたイイ男じゃない」
「父ちゃん、ここの人ナンパすんのやめて」
「いいじゃない、目の保養よ」
藤川は悌を見てニンマリとしている。悌はその視線を特に嫌がるでもなく、軽くどうもとだけ言って淡々と茶を並べていく。
「俺らそろそろ仕事に戻ります」
「うん、お願い」
「またね、智君」
小野坂は藤川に一礼してから三階に上がっていく。川瀬はすっと背を向けて小野坂に続き三階に上がり、根田は藤川に一礼してキッチンにいる悌と合流していた。
「さっきの根田君って子、物凄く成長してる感じね」
「えぇ、そう思います」
「前お会いした時は、お行儀良いけど甘ちゃんな感じだったのよ。でもいい感じに鍛えられて軸が太くなってきてるわね」
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