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第三話
【デスタウン】のお巡りさん ー10ー
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その頃新人部員君はひたすら【関所】に向けて飛行していた。ところが背後からゲロゲロと不気味な鳴き声が聞こえてくる。
(オ、“オジャマタクシ”だ……)
あのお二方が取りこぼしなさるなんて……戦闘ではいつだってパーフェクトと聞いていただけに軽いショックを受けていたが、一応ディオスとムエルテの武器である羽根の特性は聞き知っているのでもしやと言う安心感もあった。
(きっと大丈夫、僕はこの方を【関所】に送り届けるんだ……!)
〈イカガザサイマシタカ?〉
〈何デモアリマセン、急ギマショウ〉
どうやら新人部員君の不安が女性に伝わってしまったらしい。僕もまだまだだな、そう思いながらサー・グリムリーパーの言葉を胸にひたすら前進し続けていた。
「おやおや、これは奇遇ですね」
同じ頃、人里離れた場所にある一軒家から一人の男性がボーガンを持って外に出てくる。
「「「「ゲロゲロゲロゲロ……(endress)」」」」
少し離れた位置ではあるが、濃紺のローブを着た人魂を追い掛ける四体の“オジャマタクシ”を発見した。
「ちょうど燃料切れなので頂きましょうか」
と慣れた手つきでボーガンを構え、“オジャマタクシ”に狙いを定める。すぐ後方を飛行する十本前後の細い物体にも気付いていたがそれは敢えて無視をする。
「まぁ後でご報告すればいいでしょう」
男性はボーガンを発射させて四体をまとめて殲滅、あっさりと燃料をゲットしたのだった。
「“死神部隊”です!魂をお届けに上がりました!」
“オジャマタクシ”を振り切って無事【関所】に到着した新人部員君、すぐさま迎えの所員が来て物凄い歓迎を受ける。
「良かったぁ~!お一人足りなくて大わらわだったんです~!」
「“迷い魂”の中に紛れ込んでしまわれたんです、百万単位の集団自殺があったとかで……」
「またあそこかい!?ったくいい加減にしてほしいよ……」〈無事デ何ヨリデスヨ、メリエサン〉
〈ハイ、オ陰様デ助カリマシタ。コノ度ハアリガトウゴザイマシタ〉
メリエと言う名の女性は深々と頭を下げる。
〈イエ、コレガ僕ノ仕事デス。マダ任務ガ残ッテイルノデ失礼シマスネ、転生先デノ幸福ヲオ祈リシテイマス〉
新人部員君も頭を下げてメリエを見送った。さて先輩に報告……と思い画面を出そうとすると先輩部員の方から着信があった。
「つい今しがた無事お届け致しました」
『うん、初仕事にしては上出来だ。大概の奴は一人で行けないからな……っと、“オジャマタクシ”には気付いただろ?ディオス様ムエルテ様の羽根に殲滅されてるはずだから燃料を回収してくれ、十五個だ……えっ?十一個?……承知致しました、そう伝えます。事情は分からんが十一個でいいそうだ』
「畏まりました、回収次第戻ります」
新人部員君は【関所】を後にして来た道を戻りながら燃料を回収していく。いずれもディオスとムエルテの羽根が刺さっていて見つけ易く、あっさりと十一個拾い上げて仲間のいる場所に戻っていった。
一方、燃料の数が減った原因を知った双子の鳩は……。
「「まったくあの人にも困ったもんだよね~」」
「「ホントホント、わざわざそんな事しなくてもちゃんと分けてあげるのに~」」
「「元々革命家だったから血が騒ぐんだろうね、お肉食べない割に結構残忍な事するんだから~」」
「「一見アレだけど敵に回したくないタイプだよね~」」
「「ガクブル、ガクブル」」
(オ、“オジャマタクシ”だ……)
あのお二方が取りこぼしなさるなんて……戦闘ではいつだってパーフェクトと聞いていただけに軽いショックを受けていたが、一応ディオスとムエルテの武器である羽根の特性は聞き知っているのでもしやと言う安心感もあった。
(きっと大丈夫、僕はこの方を【関所】に送り届けるんだ……!)
〈イカガザサイマシタカ?〉
〈何デモアリマセン、急ギマショウ〉
どうやら新人部員君の不安が女性に伝わってしまったらしい。僕もまだまだだな、そう思いながらサー・グリムリーパーの言葉を胸にひたすら前進し続けていた。
「おやおや、これは奇遇ですね」
同じ頃、人里離れた場所にある一軒家から一人の男性がボーガンを持って外に出てくる。
「「「「ゲロゲロゲロゲロ……(endress)」」」」
少し離れた位置ではあるが、濃紺のローブを着た人魂を追い掛ける四体の“オジャマタクシ”を発見した。
「ちょうど燃料切れなので頂きましょうか」
と慣れた手つきでボーガンを構え、“オジャマタクシ”に狙いを定める。すぐ後方を飛行する十本前後の細い物体にも気付いていたがそれは敢えて無視をする。
「まぁ後でご報告すればいいでしょう」
男性はボーガンを発射させて四体をまとめて殲滅、あっさりと燃料をゲットしたのだった。
「“死神部隊”です!魂をお届けに上がりました!」
“オジャマタクシ”を振り切って無事【関所】に到着した新人部員君、すぐさま迎えの所員が来て物凄い歓迎を受ける。
「良かったぁ~!お一人足りなくて大わらわだったんです~!」
「“迷い魂”の中に紛れ込んでしまわれたんです、百万単位の集団自殺があったとかで……」
「またあそこかい!?ったくいい加減にしてほしいよ……」〈無事デ何ヨリデスヨ、メリエサン〉
〈ハイ、オ陰様デ助カリマシタ。コノ度ハアリガトウゴザイマシタ〉
メリエと言う名の女性は深々と頭を下げる。
〈イエ、コレガ僕ノ仕事デス。マダ任務ガ残ッテイルノデ失礼シマスネ、転生先デノ幸福ヲオ祈リシテイマス〉
新人部員君も頭を下げてメリエを見送った。さて先輩に報告……と思い画面を出そうとすると先輩部員の方から着信があった。
「つい今しがた無事お届け致しました」
『うん、初仕事にしては上出来だ。大概の奴は一人で行けないからな……っと、“オジャマタクシ”には気付いただろ?ディオス様ムエルテ様の羽根に殲滅されてるはずだから燃料を回収してくれ、十五個だ……えっ?十一個?……承知致しました、そう伝えます。事情は分からんが十一個でいいそうだ』
「畏まりました、回収次第戻ります」
新人部員君は【関所】を後にして来た道を戻りながら燃料を回収していく。いずれもディオスとムエルテの羽根が刺さっていて見つけ易く、あっさりと十一個拾い上げて仲間のいる場所に戻っていった。
一方、燃料の数が減った原因を知った双子の鳩は……。
「「まったくあの人にも困ったもんだよね~」」
「「ホントホント、わざわざそんな事しなくてもちゃんと分けてあげるのに~」」
「「元々革命家だったから血が騒ぐんだろうね、お肉食べない割に結構残忍な事するんだから~」」
「「一見アレだけど敵に回したくないタイプだよね~」」
「「ガクブル、ガクブル」」
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