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古代米「赤米」
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古代米「赤米」の歴史
「赤米」は、「古代米」と呼ばれる「むかしのイネが持っていた特徴を色濃く残すイネ」の一種です。赤米は縄文時代に日本に最初に伝わった稲と考えられています。江戸時代以降に品種改良がさかんになるまで、赤米は各地で栽培されていました。
しかし、味が劣り、倒れやすいといなどの理由で遠ざけられるように。明治時代に品種改良が進み、農地からは姿を消していき、在来品種の赤米は幻の存在になっていきました。結果、全国的に見て、在来品種のジャポニカ種赤米稲は「神様にささげる米」として特別に作っていた3か所の神社でしか生存していないとされていました。
赤米の性質・特徴
野生稲の種子の多くが赤褐色であることから、赤米は米のルーツであり、また赤飯の起源であったと考えられています。種類にもよりますが、陸稲としても水稲としても栽培できます。
稲穂の一粒一粒に針のような長くて赤い芒(のぎ)を持っており、これによりすらっと背が高くなります。野生種に近い原始的な稲のため、とにかく元気で丈夫。生命力が強く、荒れた土地で肥料や農薬などを与えなくても丈夫に育ち、乾燥と低温によく耐え、病気や自然災害にも強いです。
農業を経験したことがない一般の人も、バケツ1個に土と水さえあれば、ベランダで育てることが可能なほど、簡単に育てられる植物です。
また、ポリフェノール、たんぱく質、カルシウム、マグネシウムなど、高い栄養価を含んでいます。
赤米は米飯で食べることが基本ですが、菓子類、麺類、酒類などの食品へ加工することもできます。さらに、食品以外でも紙や布へ色を着けて着色をすることも可能です。
国内に4品種しかない古代米「赤米」
現在、日本国内で在来品種とみなされる赤米はたったの4つです。
神事における赤米
前述のように日本では明治以降、赤米が全国的な撲滅の対象となった。そうした状況の中、3つの神社で神事用に赤米が栽培され続けた。
長崎県対馬市の多久頭魂神社、岡山県総社市の国司神社、鹿児島県種子島の宝満神社である。
相川七瀬さんが約10年にわたって「赤米文化を残したい」と思い、3地域の地元住民の人たちと交流。伝統文化の継承支援の一翼を担っている。
相川さんは十数年前、ライブで訪れた対馬で偶然、ゆらゆらと揺れる赤い稲穂が実る赤米水田の美しく、珍しい光景に出会い魅了されたという。頭仲間の男性から窮状を聞き「自分に何かできることがあれば」と活動を始めたという。
多久頭魂神社 (対馬種赤米稲)
多久頭魂神社では、寺田と呼ばれる水田で赤米が栽培され、神事に用いられている。赤米にまつわる神事は1年間で13にも及ぶ。茎が太く、穂があまり垂れない特徴があります。
国選択無形民俗文化財に指定されている対馬の赤米神事は「頭仲間」と呼ばれる地元住民によって受け継がれ、千年以上の歴史があるとされる。だが、頭仲間は高齢化などを背景に年々減少。
国司神社 (総社種赤米稲)
総社市新本には2箇所に国司神社(新庄国司神社・本庄国司神社)があり、それぞれが赤米を栽培している。栽培された赤米(神饌米)は岡山県の重要無形文化財に指定されている。赤褐色の籾で、鮮やかな紅色の長い芒があります。
宝満神社 (種子島種赤米稲)
宝満神社では、御畔と呼ばれる水田で赤米が栽培され、神事に用いられている。その歴史は2000年に及ぶともされている。宝満神社で栽培されている赤米は芒が白いという特徴を持つ。日本型赤米と考えられているが、ジャポニカ米とする説もある。
恋ヶ窪熊野神社 (他国分寺市内の神社) (武蔵国分寺種赤米稲)
恋ヶ窪熊野神社では、市民活動により栽培された赤米が、神事に用いられている。東京都国分寺市の東恋ヶ窪で発見された茎が人の背丈ほども伸びる野生的な赤米。超早稲種である。乾燥にもよく耐えます。市民活動には、国分寺赤米会、赤米セミナーレ、国分寺時赤米プロジェクトなどがある。
「赤米」は、「古代米」と呼ばれる「むかしのイネが持っていた特徴を色濃く残すイネ」の一種です。赤米は縄文時代に日本に最初に伝わった稲と考えられています。江戸時代以降に品種改良がさかんになるまで、赤米は各地で栽培されていました。
しかし、味が劣り、倒れやすいといなどの理由で遠ざけられるように。明治時代に品種改良が進み、農地からは姿を消していき、在来品種の赤米は幻の存在になっていきました。結果、全国的に見て、在来品種のジャポニカ種赤米稲は「神様にささげる米」として特別に作っていた3か所の神社でしか生存していないとされていました。
赤米の性質・特徴
野生稲の種子の多くが赤褐色であることから、赤米は米のルーツであり、また赤飯の起源であったと考えられています。種類にもよりますが、陸稲としても水稲としても栽培できます。
稲穂の一粒一粒に針のような長くて赤い芒(のぎ)を持っており、これによりすらっと背が高くなります。野生種に近い原始的な稲のため、とにかく元気で丈夫。生命力が強く、荒れた土地で肥料や農薬などを与えなくても丈夫に育ち、乾燥と低温によく耐え、病気や自然災害にも強いです。
農業を経験したことがない一般の人も、バケツ1個に土と水さえあれば、ベランダで育てることが可能なほど、簡単に育てられる植物です。
また、ポリフェノール、たんぱく質、カルシウム、マグネシウムなど、高い栄養価を含んでいます。
赤米は米飯で食べることが基本ですが、菓子類、麺類、酒類などの食品へ加工することもできます。さらに、食品以外でも紙や布へ色を着けて着色をすることも可能です。
国内に4品種しかない古代米「赤米」
現在、日本国内で在来品種とみなされる赤米はたったの4つです。
神事における赤米
前述のように日本では明治以降、赤米が全国的な撲滅の対象となった。そうした状況の中、3つの神社で神事用に赤米が栽培され続けた。
長崎県対馬市の多久頭魂神社、岡山県総社市の国司神社、鹿児島県種子島の宝満神社である。
相川七瀬さんが約10年にわたって「赤米文化を残したい」と思い、3地域の地元住民の人たちと交流。伝統文化の継承支援の一翼を担っている。
相川さんは十数年前、ライブで訪れた対馬で偶然、ゆらゆらと揺れる赤い稲穂が実る赤米水田の美しく、珍しい光景に出会い魅了されたという。頭仲間の男性から窮状を聞き「自分に何かできることがあれば」と活動を始めたという。
多久頭魂神社 (対馬種赤米稲)
多久頭魂神社では、寺田と呼ばれる水田で赤米が栽培され、神事に用いられている。赤米にまつわる神事は1年間で13にも及ぶ。茎が太く、穂があまり垂れない特徴があります。
国選択無形民俗文化財に指定されている対馬の赤米神事は「頭仲間」と呼ばれる地元住民によって受け継がれ、千年以上の歴史があるとされる。だが、頭仲間は高齢化などを背景に年々減少。
国司神社 (総社種赤米稲)
総社市新本には2箇所に国司神社(新庄国司神社・本庄国司神社)があり、それぞれが赤米を栽培している。栽培された赤米(神饌米)は岡山県の重要無形文化財に指定されている。赤褐色の籾で、鮮やかな紅色の長い芒があります。
宝満神社 (種子島種赤米稲)
宝満神社では、御畔と呼ばれる水田で赤米が栽培され、神事に用いられている。その歴史は2000年に及ぶともされている。宝満神社で栽培されている赤米は芒が白いという特徴を持つ。日本型赤米と考えられているが、ジャポニカ米とする説もある。
恋ヶ窪熊野神社 (他国分寺市内の神社) (武蔵国分寺種赤米稲)
恋ヶ窪熊野神社では、市民活動により栽培された赤米が、神事に用いられている。東京都国分寺市の東恋ヶ窪で発見された茎が人の背丈ほども伸びる野生的な赤米。超早稲種である。乾燥にもよく耐えます。市民活動には、国分寺赤米会、赤米セミナーレ、国分寺時赤米プロジェクトなどがある。
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