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本編
22 誕生日
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なんだかすごく心地いい。ついこの前まで一人で寝るのが当たり前だったのに、二人で寝るのに慣れたらとても寂しかった。久しぶりにポカポカしていて、幸せな気分だなぁ……と思っているとそのリアルな触感にだんだん目が覚めてきた。
「ヴィヴィ、おはよう」
ベッドに片肘をつきながら、蕩けるような甘い顔で私を見つめていた。
「ランディ様っ!いつの間に。お帰りなさいませ」
「ただいま。帰ってきたらこんな物を抱き締めているから……襲わないよう我慢するのが大変だった」
ランディ様は私が抱き締めていた彼のガウンを目の前に出した。私は恥ずかしくて顔を真っ赤に染めた。
「あ……あの、これはその……すみません」
「俺の代わり?ヴィヴィが可愛すぎて困る」
ぎゅーっと強く抱き締められて、ちゅっちゅと顔中にキスをされた。
「逢いたかった。数日離れただけで寂しかったよ」
「私も寂しかったです」
そのままランディ様に噛み付くような激しいキスをされた。
「んっ……ふっ……」
「キスが上手になったね」
彼は嬉しそうに目を細めて、私の濡れた唇を親指でそっと拭った。何度もしていくうちに、彼のキスに応えることができるようになってきた。
「……いつでもどこでもキスをしてくる誰かさんのせいですわ!」
私がそう言うと彼は、あははと面白そうに笑った。
「離れがたいが、明日と明後日は休みにしたから今日は仕事へ行かねばならないんだ。陛下に討伐の報告が必要だからな」
「ええっ!?戻られたばかりなのに」
「誕生日が楽しみだから頑張れる。ヴィヴィは今のうちにゆっくり寝ておいてくれ。明日は寝かせてあげられないから」
彼は色っぽく微笑み、私の頭を撫でて部屋を出て行った。寝かせない……うわー……私は明日大丈夫だろうか。冷静になると、とてつもなく恥ずかしくてシーツの中に潜り込んだ。
♢♢♢
そしてついにランディ様の誕生日。彼の希望で家でまったりと二人きりでお祝いすることになった。朝はゆっくり寝て、ランチはお庭のテラスで食べた。そして夜は家の中だけど、今日は特別なのでお洒落なドレスを身につけた。
リビングも普段とは雰囲気を変えたかったので庭のお花を使って美しく飾り付けて、キャンドルに火を灯した。
今夜はシェフ達が気合を入れて、フルコースのディナーを作ってくれている。すっごく楽しみだ。
「美味しいですねぇ。頬が落ちそうです」
「それは良かった」
しかし……ランディ様のお誕生日なのに、テーブルには何故か私の好きな物が沢山並んでいる。
「ランディ様のお好きな物をちゃんとリクエストされましたか?なんだか私の好きな物ばかり出てくるんですけれど」
不思議に思って私は首を傾げた。するとランディ様はフッと面白そうに笑った。
「そりゃそうだ。俺が君の好物にしてくれって言ったからな」
「ええーっ!?どうしてそんなことするんですか!!今からでもランディ様のお好きな物を頼みましょうよ!!だってあなたの誕生日なのに」
私は驚きのあまり立ち上がって彼に抗議をした……が、当の本人は「これがいいんだ」とくすくすと笑っている。
「君が美味しそうに食べている姿を見たいんだ。だから、俺はこれがいい」
そんなことを言われてしまっては、私の完敗だ。真っ赤になったままお礼を言って、すとんと椅子に座り直しまた食べ始めた。
「デザートも気合を入れているらしいぞ?楽しみにしててくれ」
「……はい!」
彼がそう望むのであれば、と私はいつも通りご機嫌にディナーを頬張った。ランディ様は終始嬉しそうだった。
最後にめちゃくちゃ美味しいケーキを食べ……ディナーは終わった。甘い物はそんなに好きじゃないはずなのに、きっとこれも私のために用意してくれたのだろう。
「じゃあ後で。一時間後に寝室で待ってるよ」
「……は、はい」
ランディ様に耳元で囁かられ、私はいよいよだとカチンと固まってしまった。
彼は私の髪を撫でて、リビングを出て行った。ミアに準備しましょうと促されて自室に戻った。
お風呂に入りいつもより入念にゴシゴシ洗ってしまうのは……仕方がないことだろう。
「肌が赤くなるから、優しく洗ってくださいと言ったではありませんか!奥様の肌は白くて柔らかいのですから」
ミアに怒られたが、そんなこと言われても……だって……ねぇ?
それからクリームやらなんやらいっぱい塗りたくられ、もちもちしっとりになった。
「今塗ってるのは全部自然なものなので、万が一口にしてしまっても大丈夫ですから」
うふふ、と意味深に笑うミアに私は恥ずかしくて下を向いた。そんなこと……聞いていないのに。
そして可愛い夜着を着て準備完了だ。いつもよりフリルとレースが多くて、薄いピンクのプリンセス感の増した豪華なものだ。
「これって……ランディ様が?」
「ええ。奥様へのプレゼントです」
とっても可愛いショート丈で、中はキャミソールになっている。胸にはリボン。これがランディ様のお好みなら、結婚初夜のチョイスがいかに間違っていたのか……今ならばよくわかる。
そして恐ろしく似合っている自分がいる。何歳になってもキュートな服しか似合わないのが悩みだったけれど、彼がそれを好きだと言ってくれるのならばいいかと自分を肯定できるようになった。
「これできっと旦那様はメロメロですね」
「そうだといいんですけど」
「奥様、では旦那様をお呼びしますから寝室でお待ちくださいませ」
私はガウンを羽織って、夫婦の寝室に向かった。そわそわするがとりあえずベッドに座ってみる。
ランディ様にお任せしておけばいいはず。初心者な私がいくら知識を詰め込んだところで、わからないことだらけだ。彼とはまだキスと……服の上から少し触れ合ったくらい。これ以上は未知の領域だ。
ドッドッド…と胸の鼓動が早くなる。緊張するけど、本来なら結婚式当日にするはずのものだったんだし!それに大好きなランディ様とするのだから……幸せなことだ。
「ヴィヴィ、入っていいか?」
「はい!どうぞ!!」
彼の声に驚き、つい返事が大きくなってしまった。なんかやる気満々みたいで、これはこれで恥ずかしい。
「ふっ……元気だな」
ランディ様が笑いながら、寝室に入ってきた。ガウンからチラリと見える彼の鍛え上げられた筋肉は、相変わらず見事なものだ。私とは全然違う身体だな、とじっと見つめてしまう。
彼はそのまま私の隣に座って、目を細めて頬をすっと撫でた。
「可愛い。すごく似合ってる」
「ランディ様が選んでくださったと……お聞きしました。ありがとうございます」
「こっちが礼を言いたいくらいだよ。着てくれてありがとう」
ちゅっと頬にキスをされる。うー……なんかいつもより恥ずかしくて照れてしまう。このまま雰囲気に流されてしまえば、プレゼントが渡せないと思い私は彼とわざと距離をとった。
「なんで離れる?やっぱり……俺とは嫌か?」
ランディ様は哀しそうな顔で、この世の終わりかのようにそう言った。
「嫌なわけがありません!あの、お渡ししたいものがありまして……これです!!」
私は彼にラッピングした箱を渡した。彼は「俺に?」と言いながら受け取ってくれた。
「開けてもいいか?」
「は、はい」
実は彼の誕生日を知った日に、頼んでいた特注品だ。マット加工された金の懐中時計。表には美しい彫刻が施されており、裏にはランディ様の名前が刻印してあるものだ。
「これは……時計か。見事な細工だな。ありがとう、いつも持ち歩いて大事にするよ」
彼は嬉しそうに時計を見つめて微笑んでくれた。実は……かなり恥ずかしいことをしてしまったのだが、彼はまだ気が付いていない。
「あ……開けて……みてください」
私がそう言うと、彼はすぐに時計の蓋を開けてくれた。そして中を見て口元を手でおさえて固まっていた。
――あれ?反応がない。絶対喜んでくださる!なんて浮かれてたけど……失敗だった?
不安になって恐る恐る彼を見上げたが、まだ静かなままだ。なんか急に恥ずかしくなってきた。
ランディ様と気持ちが通じて浮かれ切っていた私は、懐中時計の中をロケットにしてもらい自分の肖像画を入れた。これなら遠征中も寂しくないよね!なんて……思ってしまったのだ。
いや、でも冷静に考えたら重いかもしれない。ランディ様が引いていたらどうしよう。
「ランディ様!あの……嫌だったら全然別の絵をいれてくださいね。恥ずかしかったら何も入れなくてもいいんですし……その……」
慌てて言い訳をいっぱいすると、彼は時計を大事そうに握りしめてぎゅっと目を閉じた。
「君の肖像画だから意味がある。すごく嬉しいよ。これでヴィヴィといつでも一緒にいられる」
「よかったです」
私のプレゼントは間違っていなかったらしい。心の中でホッとため息をついた。
「これもとびきり嬉しいが、もう一つのプレゼント……そろそろ貰っていいか?」
彼はギラリと欲を持った色っぽい眼差しを向けてきた。
「…………はい。時計はおまけですから」
「よかった」
色っぽく微笑んだ彼に、私はそのままゆっくりとベッドに押し倒された。
「ヴィヴィ、おはよう」
ベッドに片肘をつきながら、蕩けるような甘い顔で私を見つめていた。
「ランディ様っ!いつの間に。お帰りなさいませ」
「ただいま。帰ってきたらこんな物を抱き締めているから……襲わないよう我慢するのが大変だった」
ランディ様は私が抱き締めていた彼のガウンを目の前に出した。私は恥ずかしくて顔を真っ赤に染めた。
「あ……あの、これはその……すみません」
「俺の代わり?ヴィヴィが可愛すぎて困る」
ぎゅーっと強く抱き締められて、ちゅっちゅと顔中にキスをされた。
「逢いたかった。数日離れただけで寂しかったよ」
「私も寂しかったです」
そのままランディ様に噛み付くような激しいキスをされた。
「んっ……ふっ……」
「キスが上手になったね」
彼は嬉しそうに目を細めて、私の濡れた唇を親指でそっと拭った。何度もしていくうちに、彼のキスに応えることができるようになってきた。
「……いつでもどこでもキスをしてくる誰かさんのせいですわ!」
私がそう言うと彼は、あははと面白そうに笑った。
「離れがたいが、明日と明後日は休みにしたから今日は仕事へ行かねばならないんだ。陛下に討伐の報告が必要だからな」
「ええっ!?戻られたばかりなのに」
「誕生日が楽しみだから頑張れる。ヴィヴィは今のうちにゆっくり寝ておいてくれ。明日は寝かせてあげられないから」
彼は色っぽく微笑み、私の頭を撫でて部屋を出て行った。寝かせない……うわー……私は明日大丈夫だろうか。冷静になると、とてつもなく恥ずかしくてシーツの中に潜り込んだ。
♢♢♢
そしてついにランディ様の誕生日。彼の希望で家でまったりと二人きりでお祝いすることになった。朝はゆっくり寝て、ランチはお庭のテラスで食べた。そして夜は家の中だけど、今日は特別なのでお洒落なドレスを身につけた。
リビングも普段とは雰囲気を変えたかったので庭のお花を使って美しく飾り付けて、キャンドルに火を灯した。
今夜はシェフ達が気合を入れて、フルコースのディナーを作ってくれている。すっごく楽しみだ。
「美味しいですねぇ。頬が落ちそうです」
「それは良かった」
しかし……ランディ様のお誕生日なのに、テーブルには何故か私の好きな物が沢山並んでいる。
「ランディ様のお好きな物をちゃんとリクエストされましたか?なんだか私の好きな物ばかり出てくるんですけれど」
不思議に思って私は首を傾げた。するとランディ様はフッと面白そうに笑った。
「そりゃそうだ。俺が君の好物にしてくれって言ったからな」
「ええーっ!?どうしてそんなことするんですか!!今からでもランディ様のお好きな物を頼みましょうよ!!だってあなたの誕生日なのに」
私は驚きのあまり立ち上がって彼に抗議をした……が、当の本人は「これがいいんだ」とくすくすと笑っている。
「君が美味しそうに食べている姿を見たいんだ。だから、俺はこれがいい」
そんなことを言われてしまっては、私の完敗だ。真っ赤になったままお礼を言って、すとんと椅子に座り直しまた食べ始めた。
「デザートも気合を入れているらしいぞ?楽しみにしててくれ」
「……はい!」
彼がそう望むのであれば、と私はいつも通りご機嫌にディナーを頬張った。ランディ様は終始嬉しそうだった。
最後にめちゃくちゃ美味しいケーキを食べ……ディナーは終わった。甘い物はそんなに好きじゃないはずなのに、きっとこれも私のために用意してくれたのだろう。
「じゃあ後で。一時間後に寝室で待ってるよ」
「……は、はい」
ランディ様に耳元で囁かられ、私はいよいよだとカチンと固まってしまった。
彼は私の髪を撫でて、リビングを出て行った。ミアに準備しましょうと促されて自室に戻った。
お風呂に入りいつもより入念にゴシゴシ洗ってしまうのは……仕方がないことだろう。
「肌が赤くなるから、優しく洗ってくださいと言ったではありませんか!奥様の肌は白くて柔らかいのですから」
ミアに怒られたが、そんなこと言われても……だって……ねぇ?
それからクリームやらなんやらいっぱい塗りたくられ、もちもちしっとりになった。
「今塗ってるのは全部自然なものなので、万が一口にしてしまっても大丈夫ですから」
うふふ、と意味深に笑うミアに私は恥ずかしくて下を向いた。そんなこと……聞いていないのに。
そして可愛い夜着を着て準備完了だ。いつもよりフリルとレースが多くて、薄いピンクのプリンセス感の増した豪華なものだ。
「これって……ランディ様が?」
「ええ。奥様へのプレゼントです」
とっても可愛いショート丈で、中はキャミソールになっている。胸にはリボン。これがランディ様のお好みなら、結婚初夜のチョイスがいかに間違っていたのか……今ならばよくわかる。
そして恐ろしく似合っている自分がいる。何歳になってもキュートな服しか似合わないのが悩みだったけれど、彼がそれを好きだと言ってくれるのならばいいかと自分を肯定できるようになった。
「これできっと旦那様はメロメロですね」
「そうだといいんですけど」
「奥様、では旦那様をお呼びしますから寝室でお待ちくださいませ」
私はガウンを羽織って、夫婦の寝室に向かった。そわそわするがとりあえずベッドに座ってみる。
ランディ様にお任せしておけばいいはず。初心者な私がいくら知識を詰め込んだところで、わからないことだらけだ。彼とはまだキスと……服の上から少し触れ合ったくらい。これ以上は未知の領域だ。
ドッドッド…と胸の鼓動が早くなる。緊張するけど、本来なら結婚式当日にするはずのものだったんだし!それに大好きなランディ様とするのだから……幸せなことだ。
「ヴィヴィ、入っていいか?」
「はい!どうぞ!!」
彼の声に驚き、つい返事が大きくなってしまった。なんかやる気満々みたいで、これはこれで恥ずかしい。
「ふっ……元気だな」
ランディ様が笑いながら、寝室に入ってきた。ガウンからチラリと見える彼の鍛え上げられた筋肉は、相変わらず見事なものだ。私とは全然違う身体だな、とじっと見つめてしまう。
彼はそのまま私の隣に座って、目を細めて頬をすっと撫でた。
「可愛い。すごく似合ってる」
「ランディ様が選んでくださったと……お聞きしました。ありがとうございます」
「こっちが礼を言いたいくらいだよ。着てくれてありがとう」
ちゅっと頬にキスをされる。うー……なんかいつもより恥ずかしくて照れてしまう。このまま雰囲気に流されてしまえば、プレゼントが渡せないと思い私は彼とわざと距離をとった。
「なんで離れる?やっぱり……俺とは嫌か?」
ランディ様は哀しそうな顔で、この世の終わりかのようにそう言った。
「嫌なわけがありません!あの、お渡ししたいものがありまして……これです!!」
私は彼にラッピングした箱を渡した。彼は「俺に?」と言いながら受け取ってくれた。
「開けてもいいか?」
「は、はい」
実は彼の誕生日を知った日に、頼んでいた特注品だ。マット加工された金の懐中時計。表には美しい彫刻が施されており、裏にはランディ様の名前が刻印してあるものだ。
「これは……時計か。見事な細工だな。ありがとう、いつも持ち歩いて大事にするよ」
彼は嬉しそうに時計を見つめて微笑んでくれた。実は……かなり恥ずかしいことをしてしまったのだが、彼はまだ気が付いていない。
「あ……開けて……みてください」
私がそう言うと、彼はすぐに時計の蓋を開けてくれた。そして中を見て口元を手でおさえて固まっていた。
――あれ?反応がない。絶対喜んでくださる!なんて浮かれてたけど……失敗だった?
不安になって恐る恐る彼を見上げたが、まだ静かなままだ。なんか急に恥ずかしくなってきた。
ランディ様と気持ちが通じて浮かれ切っていた私は、懐中時計の中をロケットにしてもらい自分の肖像画を入れた。これなら遠征中も寂しくないよね!なんて……思ってしまったのだ。
いや、でも冷静に考えたら重いかもしれない。ランディ様が引いていたらどうしよう。
「ランディ様!あの……嫌だったら全然別の絵をいれてくださいね。恥ずかしかったら何も入れなくてもいいんですし……その……」
慌てて言い訳をいっぱいすると、彼は時計を大事そうに握りしめてぎゅっと目を閉じた。
「君の肖像画だから意味がある。すごく嬉しいよ。これでヴィヴィといつでも一緒にいられる」
「よかったです」
私のプレゼントは間違っていなかったらしい。心の中でホッとため息をついた。
「これもとびきり嬉しいが、もう一つのプレゼント……そろそろ貰っていいか?」
彼はギラリと欲を持った色っぽい眼差しを向けてきた。
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