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発展編
分かり合えること 2
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「兄さん、今日……僕の家に泊まる?」
「あーそれでいいか。急に出発が早まって悪かったな。負担かけるな」
「……うん、もちろんだ」
その時になって兄さんが来るのは明日だと思っていたので、まだ部屋を片付けていなかったことが気になった。そんな少しの戸惑いは、この兄にはすぐばれてしまう。僕と違って男らしくおおらかな兄は、気配りにも長けていた。だから積極的に帰省してまで会いたくなかった。僕の少しの変化さえ、すぐにバレてしまいそうで。
「ん?何か不都合でもあるのか」
「いや、大丈夫だよ。それよりその荷物持つよ」
「いいよ、これ位。それよりお前……痩せたな。腕や腰……すっかり細くなっちまって。なぁ東京でなんかあったのか」
ぼそっと言われた言葉に焦ってしまった。
「いや……何もないし大丈夫だ」
「うーむ、昔から……お前の『大丈夫だ』が一番信用ならないからな」
部屋に兄さんを通すと、かなり驚かれた。
「何だこの部屋?こんな都会で広すぎだろう。それにお前……ひとり暮らしじゃなかったのか」
「あっうん……ここは駅から遠い分家賃が安くて、実は大学時代の同級生とシェアしてたんだ」
「お前って奴は……はぁ……そういう大事なことはちゃんと話せよ。で、同級生って女?やるなー」
「違うよ……男だ」
「なんだそうか。てっきりさ、瑞樹なんか元気ないし痩せちまったから、女に振られて凹んでいるのかと思った。で、そいつはどうした?片方の部屋がもぬけの殻じゃないか」
兄さんに問い詰められ、なるべく冷静を装って答えるように努めた。
「……うん……あいつは……家の事情で先月……九州の実家に戻ったよ」
「じゃあ……こんな広い部屋に瑞樹ひとりで住んでいたのか、家賃大丈夫なのか」
「急な引っ越しだったから少し先まで置いていってくれたし、仕事が落ち着いたら僕の方も引っ越し先考えようかと思っているから」
兄さんは何か思うことがあるのか、じっと考え込んでしまった。
「瑞樹……寂しかったな。お前は本当は寂しがりやだから、到底独り暮らしなんて無理だと思っていたよ。そんなお前がどうして都会暮らしを上手く出来ているのか不思議だったが、お前に合ういい友人に出会ったんだな」
いい友人か……
兄さん……ごめん。一馬は友人なんかじゃない。僕の恋人だったんだよ。僕は東京に出てきてすぐに男に抱かれた。一馬には何故か許せたんだ。あんなに同性に好かれることは函館では毛嫌いしていたのに不思議だった。
更に……今また新しい恋を始めたばかりなんだよ。滝沢さん……あなたのことも身内に正直に話せないことを許して欲しい。
一馬とはあんなにも深い恋仲になってしまったのだから、もう今更友人になんて戻れないよ。でもいつか……あいつには会いに行くつもりだ。『幸せな復讐』というものをしにね。
「瑞樹、どうした?お前やっぱり変だぞ。なぁこんな所で頑張っていなくてもいいんだぞ。いつでも函館に戻って来い。俺がちゃんと守ってやるから大丈夫だから」
「そんな、いつまでも兄さんに甘えられないよ」
「ばーか、いつもいつも……お前は馬鹿だな。お前のことは実の兄弟だと思ってんだ。遠慮するなよ」
広樹兄さんと五歳下の弟の潤(じゅん)の間に、僕がいる。
その僕だけ血がつながってないのは重々承知している。本当の家族は、僕が十歳の時に交通事故で死んでしまった。僕の可愛い弟も一緒に……夏樹はまだたった四歳だった。僕だけ生き残り行き場がなく施設に入れられる所を、遠い親戚の広樹兄さんの家が養子に迎え入れてくれたのだ。広樹兄さんの家だって片親で余裕のある生活でなかったのに……ありがたいことだった。
その時、五歳年上の広樹兄さんは既に中学生だった。
(君、名前何て言うの?)
(あの……瑞樹です)
(へぇ俺と同じ『樹』っていう漢字がついているんだな。なんだか本当の兄弟みたいだ!いや今日から本当の兄弟になろうな!)
(……はい)
本当に可愛がってもらった。広樹兄さんのことは血の通った実の兄だと思っている。だがその一方で五歳下の潤には恨まれてしまった。
潤にとって……広樹兄さんと潤の兄弟の真ん中に、ある日突然割り込んできた僕の存在が邪魔だったのだろう。その気持ちも分からないでもないから、執拗な嫌がらせにもずっと耐えてきた。でも……もう限界だった。
小さい頃はまだ可愛いものだった。物を隠されたり、おやつを取られたり……でも潤が年頃になると性的な嫌がらせを受けるようになったのがどうしても耐えられなかった。
広樹兄さんや母さんに相談なんて到底出来なかった。ただ……耐えるしかない日々……どうやったら函館を出られるかばかり考えるようになっていた。
「瑞樹、聞いているのか」
「あっ何?」
「こっちの部屋使っていいか。その友人が使っていた方の空き部屋さ」
「でもそっちは布団がないよ」
「大丈夫。ほら寝袋!」
「えー寝袋って?兄さん持ってきたの。それ?」
「だってお前ひとり暮らしだから最初から予備の布団なんてないと思ったから」
「兄さんらしい発想だね。でもキャンプじゃあるまいし……僕のベッドで一緒に寝ればいいのに」
「……いや遠慮しとく。お前さぁ意外と寝相悪いしな」
「えっ!そうだった?」
「そうだった!何度も蹴飛ばされたぞ」
「酷いなぁ……もう。くくっ……」
「おっやっと笑ったな。瑞樹」
うん……やっと笑えた。
明るくていつも俺を笑わせてくれる広樹兄さんらしい持って行き方に救われる。
実家とも距離を置いた。
潤とも距離を置いた。
きっともう……函館には戻らない。
「きっともう……ずっとこっちで頑張るんだな。瑞樹は」
そんな決心が兄の心に届いたのか……しみじみと言われてしまった。
「うん……そのつもり。ごめんなさい。兄さん」
「いいんだよ。お前が幸せになれる場所があれば、どこだって」
フラワーデザイナーとして独り立ちして、この地に踏ん張って生きて行きたい。
僕が根付く場所は東京で、僕に水を与えてくれるのは滝沢さんだ。
もう少しの迷いもなく滝沢さんの名前が出てくる程に、彼のことを強く熱く想っているのだと実感した。今の僕には……もう、あなただけ。
****
おはようございます。志生帆 海です。
今日は瑞樹の隠された背景を書き込んでいたら、すっかり長くなってしまいました。相変わらず切なく暗い過去ですいません。でもこんな瑞樹だからこそ、滝沢さんと結ばれて早くラブラブになって欲しいと願っています。この先はラブラブシーンに向けてグイグイ書いていきます。いつも応援ありがとうございます。すごく元気もらっています。
「あーそれでいいか。急に出発が早まって悪かったな。負担かけるな」
「……うん、もちろんだ」
その時になって兄さんが来るのは明日だと思っていたので、まだ部屋を片付けていなかったことが気になった。そんな少しの戸惑いは、この兄にはすぐばれてしまう。僕と違って男らしくおおらかな兄は、気配りにも長けていた。だから積極的に帰省してまで会いたくなかった。僕の少しの変化さえ、すぐにバレてしまいそうで。
「ん?何か不都合でもあるのか」
「いや、大丈夫だよ。それよりその荷物持つよ」
「いいよ、これ位。それよりお前……痩せたな。腕や腰……すっかり細くなっちまって。なぁ東京でなんかあったのか」
ぼそっと言われた言葉に焦ってしまった。
「いや……何もないし大丈夫だ」
「うーむ、昔から……お前の『大丈夫だ』が一番信用ならないからな」
部屋に兄さんを通すと、かなり驚かれた。
「何だこの部屋?こんな都会で広すぎだろう。それにお前……ひとり暮らしじゃなかったのか」
「あっうん……ここは駅から遠い分家賃が安くて、実は大学時代の同級生とシェアしてたんだ」
「お前って奴は……はぁ……そういう大事なことはちゃんと話せよ。で、同級生って女?やるなー」
「違うよ……男だ」
「なんだそうか。てっきりさ、瑞樹なんか元気ないし痩せちまったから、女に振られて凹んでいるのかと思った。で、そいつはどうした?片方の部屋がもぬけの殻じゃないか」
兄さんに問い詰められ、なるべく冷静を装って答えるように努めた。
「……うん……あいつは……家の事情で先月……九州の実家に戻ったよ」
「じゃあ……こんな広い部屋に瑞樹ひとりで住んでいたのか、家賃大丈夫なのか」
「急な引っ越しだったから少し先まで置いていってくれたし、仕事が落ち着いたら僕の方も引っ越し先考えようかと思っているから」
兄さんは何か思うことがあるのか、じっと考え込んでしまった。
「瑞樹……寂しかったな。お前は本当は寂しがりやだから、到底独り暮らしなんて無理だと思っていたよ。そんなお前がどうして都会暮らしを上手く出来ているのか不思議だったが、お前に合ういい友人に出会ったんだな」
いい友人か……
兄さん……ごめん。一馬は友人なんかじゃない。僕の恋人だったんだよ。僕は東京に出てきてすぐに男に抱かれた。一馬には何故か許せたんだ。あんなに同性に好かれることは函館では毛嫌いしていたのに不思議だった。
更に……今また新しい恋を始めたばかりなんだよ。滝沢さん……あなたのことも身内に正直に話せないことを許して欲しい。
一馬とはあんなにも深い恋仲になってしまったのだから、もう今更友人になんて戻れないよ。でもいつか……あいつには会いに行くつもりだ。『幸せな復讐』というものをしにね。
「瑞樹、どうした?お前やっぱり変だぞ。なぁこんな所で頑張っていなくてもいいんだぞ。いつでも函館に戻って来い。俺がちゃんと守ってやるから大丈夫だから」
「そんな、いつまでも兄さんに甘えられないよ」
「ばーか、いつもいつも……お前は馬鹿だな。お前のことは実の兄弟だと思ってんだ。遠慮するなよ」
広樹兄さんと五歳下の弟の潤(じゅん)の間に、僕がいる。
その僕だけ血がつながってないのは重々承知している。本当の家族は、僕が十歳の時に交通事故で死んでしまった。僕の可愛い弟も一緒に……夏樹はまだたった四歳だった。僕だけ生き残り行き場がなく施設に入れられる所を、遠い親戚の広樹兄さんの家が養子に迎え入れてくれたのだ。広樹兄さんの家だって片親で余裕のある生活でなかったのに……ありがたいことだった。
その時、五歳年上の広樹兄さんは既に中学生だった。
(君、名前何て言うの?)
(あの……瑞樹です)
(へぇ俺と同じ『樹』っていう漢字がついているんだな。なんだか本当の兄弟みたいだ!いや今日から本当の兄弟になろうな!)
(……はい)
本当に可愛がってもらった。広樹兄さんのことは血の通った実の兄だと思っている。だがその一方で五歳下の潤には恨まれてしまった。
潤にとって……広樹兄さんと潤の兄弟の真ん中に、ある日突然割り込んできた僕の存在が邪魔だったのだろう。その気持ちも分からないでもないから、執拗な嫌がらせにもずっと耐えてきた。でも……もう限界だった。
小さい頃はまだ可愛いものだった。物を隠されたり、おやつを取られたり……でも潤が年頃になると性的な嫌がらせを受けるようになったのがどうしても耐えられなかった。
広樹兄さんや母さんに相談なんて到底出来なかった。ただ……耐えるしかない日々……どうやったら函館を出られるかばかり考えるようになっていた。
「瑞樹、聞いているのか」
「あっ何?」
「こっちの部屋使っていいか。その友人が使っていた方の空き部屋さ」
「でもそっちは布団がないよ」
「大丈夫。ほら寝袋!」
「えー寝袋って?兄さん持ってきたの。それ?」
「だってお前ひとり暮らしだから最初から予備の布団なんてないと思ったから」
「兄さんらしい発想だね。でもキャンプじゃあるまいし……僕のベッドで一緒に寝ればいいのに」
「……いや遠慮しとく。お前さぁ意外と寝相悪いしな」
「えっ!そうだった?」
「そうだった!何度も蹴飛ばされたぞ」
「酷いなぁ……もう。くくっ……」
「おっやっと笑ったな。瑞樹」
うん……やっと笑えた。
明るくていつも俺を笑わせてくれる広樹兄さんらしい持って行き方に救われる。
実家とも距離を置いた。
潤とも距離を置いた。
きっともう……函館には戻らない。
「きっともう……ずっとこっちで頑張るんだな。瑞樹は」
そんな決心が兄の心に届いたのか……しみじみと言われてしまった。
「うん……そのつもり。ごめんなさい。兄さん」
「いいんだよ。お前が幸せになれる場所があれば、どこだって」
フラワーデザイナーとして独り立ちして、この地に踏ん張って生きて行きたい。
僕が根付く場所は東京で、僕に水を与えてくれるのは滝沢さんだ。
もう少しの迷いもなく滝沢さんの名前が出てくる程に、彼のことを強く熱く想っているのだと実感した。今の僕には……もう、あなただけ。
****
おはようございます。志生帆 海です。
今日は瑞樹の隠された背景を書き込んでいたら、すっかり長くなってしまいました。相変わらず切なく暗い過去ですいません。でもこんな瑞樹だからこそ、滝沢さんと結ばれて早くラブラブになって欲しいと願っています。この先はラブラブシーンに向けてグイグイ書いていきます。いつも応援ありがとうございます。すごく元気もらっています。
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