1,109 / 1,865
小学生編
HAPPY SUMMER CAMP!③
しおりを挟む
神奈川の山奥にある『月が昇り星が降るキャンプ場』に、無事到着した。
「瑞樹、酔わなかったか」
「はい! 宗吾さんは山道の運転がとても上手ですね」
「ははっ、雪道は危なかったのに?」
「あッ……すみません。そんなつもりでは」
「おいおーい、また真に受けて。お互い得手不得手があるのがいいって、いつも言ってるだろう?」
「は……はい。ですが……」
こういう時、瑞樹は真面目な性格なんだと思う。長男特有のものなのか、こういう所が兄さんと気が合うの、よく分かるよ。
「あ、かんのくんだぁ」
「え? 菅野?」
駐車場には一足先に着いた菅野を、芽生が目敏く見つけた。
「ん? 菅野、すごい荷物ですね」
「あぁ、あれは差し入れの山だな。あいつの実家の饅頭は美味しいから嬉しいな」
「くすっ、でも宗吾さんのものじゃないかもしれませんよ。ほら……小森くんがかなりのあんこ党だったから」
「あぁ、あの不思議くんか……俺の糖分補給は瑞樹だからなぁ。あんこはなしでも生きて行ける」
「そ、宗吾さん、っも、もう――」
「ははっ」
車から降りると、菅野が気付いたらしく人の良い顔を綻ばせていた。
「瑞樹ちゃーん!」
「菅野、早かったな」
「実家からだと割と近いんだ」
「それにしても、すごい荷物だな」
「あー、こもりんのおやつなんだ。余ったら瑞樹ちゃんにもあげるよ」
「くすっ、でもきっと余らないと思う」
「だな」
瑞樹と菅野は、親しい親戚のように戯れていた。
会社で上司から揶揄われるのも分かるな。
こちらが妬くほど仲良しだが、今は俺には心のゆとりがある。
昨日の瑞樹、積極的で可愛かった!
****
「菫さん、そろそろ着くよ」
「潤くん、運転しっぱなしで疲れたでしょう。ごめんね」
「この位どってことないよ。函館にいた頃は夜勤もあったし……」
函館の高橋建設の下請けで働いていた頃のことを、久しぶりに思い出した。
あの頃は工事車両の運転を任されて、一日中、汗と泥まみれだったな。
「潤くんって男らしくて、頼もしいのね。かっこいいなぁ」
今は……俺にとって暗い過去も、菫さんが明るく照らしてくれる。
「さぁ、いっくん、起きて。もう着いたわよ」
「んん……ママぁ……まだねむいでしゅ」
いっくんが目を閉じたまま菫さんの胸元に頭をぐりぐりと押しつける様子が、愛らしかった。
いっくんは、ママにもパパにも甘えっ子だ。
それでいい。
それがいい。
今まで甘えられなかった分、どーんと甘えてくれ。
オレがひねくれて素直に甘えられなかった分も……
このまま天使のように純粋無垢にスクスクと成長して欲しい。
「あ、瑞樹くんたちだわ!」
「兄さん? どこ? 兄さん!」
つい声を弾ませて、菫さんに笑われた。
「ふふっ、カッコイイ潤くんの、可愛い所見つけちゃった!」
「菫さん~ 今の、兄さんには内緒な」
「ママぁ、パパがしーっていってるよ」
「分かったわ! さぁいっくん、おんりしよう」
「う……ん、パパぁ……えっとぉ、はじめまちてしないと」
いっくんが、両手を広げて抱っこのポーズを取る。
少し不安そうな顔をしている。
振り返ると、兄さんが見知らぬ男性と話しているのが見えた。
俺も緊張するよ。
「いっくん、葉っぱ用意したか」
「うん! もってるよぅ」
「よし! じゃあ、パパと行こう」
「あい!」
オレといっくんと菫さんが兄さんの方に近づくと、兄さんと話していた男性が先に気付いたようで、ペコリと挨拶してくれた。
兄さんの友達なのかな?
温和な雰囲気に、俺たちもホッとした。
「君が瑞樹ちゃんの弟さん?」
「あ、潤! 菫さん、いっくん!」
兄さんも同時に振り向いて、清らかで可憐な笑みを浮かべてくれた。
兄さんの顔を生で見るのは、五月末の結婚式以来だ。
嬉しい!
「潤、僕の会社の同僚の菅野だよ。菅野、僕の弟の潤と奥さんの菫さんと息子のいっくんだよ」
「あっ、はじめまして、菅野良介です。今回はお邪魔します」
「いっ……いっくんでしゅ!」
いっくんがオレの首に腕を回して頬を染めながら、それでもしっかりした挨拶をした。
「こ、これ、あげましゅ!」
「おぉ! これはすごっく綺麗な葉っぱだな。ありがとう。いっくん!」
流石兄さんの友人だ。いっくんを喜ばせてくれる。
「よーし、これで7人揃ったな。あとは月影寺サイドだな」
お! 宗吾さんだ。
滅茶苦茶キメてきたな。
山の男風の出で立ちが、カッコよかった。
兄さんこれはメロメロなんじゃ……。
****
まずは菅野と潤夫婦と合流した。
次は流たちだな。
流とは事前に連絡を取り合っていた。
たぶんそれぞれが大荷物になりそうなので、大型のバンを借りたって言っていた。
「お、月影寺のバンが到着したぞ」
「なんで分かるんですか」
「事前情報さ」
サーフ柄のバンが、ブーンと駐車場に入ってきた。
こんなのどこで借りたんだ?
ド派手だが、流らしくていい!
一番最初に中から下りてきたのは……
「んぁぁぁー 身体が硬直しましたよ」
小森くんだった。
「あ、菅野くーん」
んん? その大事そうに抱えている唐草模様風呂敷には、一体何が?
「こもりんー!」
「会いたかったですー! っと、あわわわ-」
「あ、危ない!」
愛の不時着じゃなくて、愛の墜落というのか。
小森くんが平らな地面に何故か躓いて、手をばたつかせた。
「あああー 僕のお宝がぁ~ 飛んでいくー」
天高く舞う風呂敷を、俺が素早くキャッチすると、手が折れる程重たかった。
なんだよ? これっ!
ちなみに、小森くんは菅野が見事にキャッチしていた。
「こもりん、危ないぞ」
「ご、ごめんなさい。うれしくて」
「まぁ、そんなところがいいんだけどな」
「あ、あんこの匂いがしますね」
「たんまり持ってきたよ」
「わぁぁぁ」
勝手にやってろ!
って、この重い荷物の正体はなんだ?
傾けると、ここは山の中なのに、何故か波の音がした。
「宗吾!」
「流」
続いて月影寺のメンバーが厳かに降り立つと、そこには鹿威しの音がカーンっと鳴り響くような静寂が舞い降りてきた。
流と翠さん。
丈さんと洋くん。
そして翠さんの息子の薙くん。
「よし、これで揃ったな。立ち話もなんだから、ログハウスで自己紹介をしよう」
俺プロデュースのログハウスは内装にも拘った自慢の家だ。
リビングは大勢で寛げるように、趣向を凝らしている。
「そうですね。じゃあ、皆さん宗吾さんの後についてきて下さい」
小高い丘の上に、ログハウスが二軒。
「瑞樹、ログハウスは『月』と『星』どっちだったっけ?」
「ええっと、あっ『月』の方です」
『星』の方にはもう宿泊客がいるらしく、窓から賑やかな声がしていた。
「よし、みんな『月』のログハウスの前で待っていてくれ。俺がチェックインしてくるから」
「はい……あれ? でも宗吾さん、何か変です」
「ん?」
「『月』ですよね」
「あぁ」
「こちらにも……先客がいるようですが」
「え?」
ログハウスの前に立つと、何故か「キャー」と黄色い歓声が聞こえる。
「えぇ?」
「あの……インターホンを押して見ますか」
「あぁ、どうなってるんだ?」
インターホンを押すと、何の集まりだか分からないが妙にノリのよい女性のグループがぞろっと目を輝かせて出て来たので、慌ててドアを閉めた。
なんだ? みんな妙にギラギラして……
ま、まさか……
「宗吾さん、あのあの、これって……まさか……」
「瑞樹、ヤバイ‼‼ これはダブルブッキングだー‼」
「瑞樹、酔わなかったか」
「はい! 宗吾さんは山道の運転がとても上手ですね」
「ははっ、雪道は危なかったのに?」
「あッ……すみません。そんなつもりでは」
「おいおーい、また真に受けて。お互い得手不得手があるのがいいって、いつも言ってるだろう?」
「は……はい。ですが……」
こういう時、瑞樹は真面目な性格なんだと思う。長男特有のものなのか、こういう所が兄さんと気が合うの、よく分かるよ。
「あ、かんのくんだぁ」
「え? 菅野?」
駐車場には一足先に着いた菅野を、芽生が目敏く見つけた。
「ん? 菅野、すごい荷物ですね」
「あぁ、あれは差し入れの山だな。あいつの実家の饅頭は美味しいから嬉しいな」
「くすっ、でも宗吾さんのものじゃないかもしれませんよ。ほら……小森くんがかなりのあんこ党だったから」
「あぁ、あの不思議くんか……俺の糖分補給は瑞樹だからなぁ。あんこはなしでも生きて行ける」
「そ、宗吾さん、っも、もう――」
「ははっ」
車から降りると、菅野が気付いたらしく人の良い顔を綻ばせていた。
「瑞樹ちゃーん!」
「菅野、早かったな」
「実家からだと割と近いんだ」
「それにしても、すごい荷物だな」
「あー、こもりんのおやつなんだ。余ったら瑞樹ちゃんにもあげるよ」
「くすっ、でもきっと余らないと思う」
「だな」
瑞樹と菅野は、親しい親戚のように戯れていた。
会社で上司から揶揄われるのも分かるな。
こちらが妬くほど仲良しだが、今は俺には心のゆとりがある。
昨日の瑞樹、積極的で可愛かった!
****
「菫さん、そろそろ着くよ」
「潤くん、運転しっぱなしで疲れたでしょう。ごめんね」
「この位どってことないよ。函館にいた頃は夜勤もあったし……」
函館の高橋建設の下請けで働いていた頃のことを、久しぶりに思い出した。
あの頃は工事車両の運転を任されて、一日中、汗と泥まみれだったな。
「潤くんって男らしくて、頼もしいのね。かっこいいなぁ」
今は……俺にとって暗い過去も、菫さんが明るく照らしてくれる。
「さぁ、いっくん、起きて。もう着いたわよ」
「んん……ママぁ……まだねむいでしゅ」
いっくんが目を閉じたまま菫さんの胸元に頭をぐりぐりと押しつける様子が、愛らしかった。
いっくんは、ママにもパパにも甘えっ子だ。
それでいい。
それがいい。
今まで甘えられなかった分、どーんと甘えてくれ。
オレがひねくれて素直に甘えられなかった分も……
このまま天使のように純粋無垢にスクスクと成長して欲しい。
「あ、瑞樹くんたちだわ!」
「兄さん? どこ? 兄さん!」
つい声を弾ませて、菫さんに笑われた。
「ふふっ、カッコイイ潤くんの、可愛い所見つけちゃった!」
「菫さん~ 今の、兄さんには内緒な」
「ママぁ、パパがしーっていってるよ」
「分かったわ! さぁいっくん、おんりしよう」
「う……ん、パパぁ……えっとぉ、はじめまちてしないと」
いっくんが、両手を広げて抱っこのポーズを取る。
少し不安そうな顔をしている。
振り返ると、兄さんが見知らぬ男性と話しているのが見えた。
俺も緊張するよ。
「いっくん、葉っぱ用意したか」
「うん! もってるよぅ」
「よし! じゃあ、パパと行こう」
「あい!」
オレといっくんと菫さんが兄さんの方に近づくと、兄さんと話していた男性が先に気付いたようで、ペコリと挨拶してくれた。
兄さんの友達なのかな?
温和な雰囲気に、俺たちもホッとした。
「君が瑞樹ちゃんの弟さん?」
「あ、潤! 菫さん、いっくん!」
兄さんも同時に振り向いて、清らかで可憐な笑みを浮かべてくれた。
兄さんの顔を生で見るのは、五月末の結婚式以来だ。
嬉しい!
「潤、僕の会社の同僚の菅野だよ。菅野、僕の弟の潤と奥さんの菫さんと息子のいっくんだよ」
「あっ、はじめまして、菅野良介です。今回はお邪魔します」
「いっ……いっくんでしゅ!」
いっくんがオレの首に腕を回して頬を染めながら、それでもしっかりした挨拶をした。
「こ、これ、あげましゅ!」
「おぉ! これはすごっく綺麗な葉っぱだな。ありがとう。いっくん!」
流石兄さんの友人だ。いっくんを喜ばせてくれる。
「よーし、これで7人揃ったな。あとは月影寺サイドだな」
お! 宗吾さんだ。
滅茶苦茶キメてきたな。
山の男風の出で立ちが、カッコよかった。
兄さんこれはメロメロなんじゃ……。
****
まずは菅野と潤夫婦と合流した。
次は流たちだな。
流とは事前に連絡を取り合っていた。
たぶんそれぞれが大荷物になりそうなので、大型のバンを借りたって言っていた。
「お、月影寺のバンが到着したぞ」
「なんで分かるんですか」
「事前情報さ」
サーフ柄のバンが、ブーンと駐車場に入ってきた。
こんなのどこで借りたんだ?
ド派手だが、流らしくていい!
一番最初に中から下りてきたのは……
「んぁぁぁー 身体が硬直しましたよ」
小森くんだった。
「あ、菅野くーん」
んん? その大事そうに抱えている唐草模様風呂敷には、一体何が?
「こもりんー!」
「会いたかったですー! っと、あわわわ-」
「あ、危ない!」
愛の不時着じゃなくて、愛の墜落というのか。
小森くんが平らな地面に何故か躓いて、手をばたつかせた。
「あああー 僕のお宝がぁ~ 飛んでいくー」
天高く舞う風呂敷を、俺が素早くキャッチすると、手が折れる程重たかった。
なんだよ? これっ!
ちなみに、小森くんは菅野が見事にキャッチしていた。
「こもりん、危ないぞ」
「ご、ごめんなさい。うれしくて」
「まぁ、そんなところがいいんだけどな」
「あ、あんこの匂いがしますね」
「たんまり持ってきたよ」
「わぁぁぁ」
勝手にやってろ!
って、この重い荷物の正体はなんだ?
傾けると、ここは山の中なのに、何故か波の音がした。
「宗吾!」
「流」
続いて月影寺のメンバーが厳かに降り立つと、そこには鹿威しの音がカーンっと鳴り響くような静寂が舞い降りてきた。
流と翠さん。
丈さんと洋くん。
そして翠さんの息子の薙くん。
「よし、これで揃ったな。立ち話もなんだから、ログハウスで自己紹介をしよう」
俺プロデュースのログハウスは内装にも拘った自慢の家だ。
リビングは大勢で寛げるように、趣向を凝らしている。
「そうですね。じゃあ、皆さん宗吾さんの後についてきて下さい」
小高い丘の上に、ログハウスが二軒。
「瑞樹、ログハウスは『月』と『星』どっちだったっけ?」
「ええっと、あっ『月』の方です」
『星』の方にはもう宿泊客がいるらしく、窓から賑やかな声がしていた。
「よし、みんな『月』のログハウスの前で待っていてくれ。俺がチェックインしてくるから」
「はい……あれ? でも宗吾さん、何か変です」
「ん?」
「『月』ですよね」
「あぁ」
「こちらにも……先客がいるようですが」
「え?」
ログハウスの前に立つと、何故か「キャー」と黄色い歓声が聞こえる。
「えぇ?」
「あの……インターホンを押して見ますか」
「あぁ、どうなってるんだ?」
インターホンを押すと、何の集まりだか分からないが妙にノリのよい女性のグループがぞろっと目を輝かせて出て来たので、慌ててドアを閉めた。
なんだ? みんな妙にギラギラして……
ま、まさか……
「宗吾さん、あのあの、これって……まさか……」
「瑞樹、ヤバイ‼‼ これはダブルブッキングだー‼」
12
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
生まれ変わりは嫌われ者
青ムギ
BL
無数の矢が俺の体に突き刺さる。
「ケイラ…っ!!」
王子(グレン)の悲痛な声に胸が痛む。口から大量の血が噴きその場に倒れ込む。意識が朦朧とする中、王子に最後の別れを告げる。
「グレン……。愛してる。」
「あぁ。俺も愛してるケイラ。」
壊れ物を大切に包み込むような動作のキス。
━━━━━━━━━━━━━━━
あの時のグレン王子はとても優しく、名前を持たなかった俺にかっこいい名前をつけてくれた。いっぱい話しをしてくれた。一緒に寝たりもした。
なのにー、
運命というのは時に残酷なものだ。
俺は王子を……グレンを愛しているのに、貴方は俺を嫌い他の人を見ている。
一途に慕い続けてきたこの気持ちは諦めきれない。
★表紙のイラストは、Picrew様の[見上げる男子]ぐんま様からお借りしました。ありがとうございます!
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
お二人共、どうぞお幸せに……もう二度と勘違いはしませんから
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【もう私は必要ありませんよね?】
私には2人の幼なじみがいる。一人は美しくて親切な伯爵令嬢。もう一人は笑顔が素敵で穏やかな伯爵令息。
その一方、私は貴族とは名ばかりのしがない男爵家出身だった。けれど2人は身分差に関係なく私に優しく接してくれるとても大切な存在であり、私は密かに彼に恋していた。
ある日のこと。病弱だった父が亡くなり、家を手放さなければならない
自体に陥る。幼い弟は父の知り合いに引き取られることになったが、私は住む場所を失ってしまう。
そんな矢先、幼なじみの彼に「一生、面倒をみてあげるから家においで」と声をかけられた。まるで夢のような誘いに、私は喜んで彼の元へ身を寄せることになったのだが――
※ 他サイトでも投稿中
途中まで鬱展開続きます(注意)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる