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まるでおとぎ話
しおりを挟む「まるでおとぎ話のような……本当の話だよ」
あれから長い年月が過ぎた。
僕は白薔薇の咲く洋館の中庭に立ち、雪也の孫の赤ん坊をあやしながら、独り言のように昔語りをしていた。
最期まで僕を愛し続けてくれた貴方は、もうこの世にいないけれども、僕の心と体には貴方が愛してくれた印が深く刻まれている。
今も、この先も……ずっと永遠に。
まるでおとぎ話のような人生をありがとう。
もうすぐまた逢える。
あなたに。
『まるでおとぎ話』 了
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