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第2章
想いを重ねて 2
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「んっ……ん…」
控えめな声がヨウの口から零れ出すのを確認してから、寝台にヨウの躰を深く押し倒し、躰を重ねていく。乳首への愛撫だけで高まってしまったヨウのものが硬く腹にあたる。ぴったりと躰がくっつくようにヨウを胸に抱いて、口づけを更に下へ降ろし、同時に下半身にも手を這わし、優しく撫でてやる。そしてヨウの奥のすぼまりに唾液で濡らした指を入れるのと同時に、ヨウの舌を搦めとってやる。上から下からとゆっくりと優しくヨウへの愛撫を繰り返してやる。
「ヨウ……ヨウ…」
だが、どんなに口づけても、どんなに名前を囁いても何故か今日は切なさを感じる。すべてが零れ落ちていくような、空しさを感じる。一体どうしたのだろうか。ヨウも同じことを感じ不安がっているのだろうか……何か良くないことが起こる前兆とは、いつもこのような気持ちになる。
それでも私はヨウとの行為を止めない。もしかしてこれがヨウを抱く最後になるかもしれない。そんな不吉な影が過っていくのを、頭を振って追い出す。
戦国の世の中だ。いつこの命を失うかもしれぬ。まして今、王様は生命の危機に接している。王様の主治医である私は、王様に万が一のことがあれば自害せねばならぬ。
ヨウもそれを察しているのだろうか。それとももっとよくないことがあるのだろうか。
「ジョウ……どうした?」
他のことに気を取られていた私のことを、濡れそぼった瞳で、ヨウが不安そうに見上げてくる。そんなヨウの仕草や表情、汗ばんだ躰がいつもよりずっと頼りなく見える。
「いや……そろそろ挿れてもいいか」
コクリとヨウは無言で頷く。ヨウの高まりを両手で撫でて、先端の過敏な部分をじっくりと愛撫してやれば、先走りが溢れてくる。こうなってくるとヨウも無我夢中にしどけなく腰を揺らしだす。
「あっ……あっ…あー」
ヨウが放った白濁としたものを手で掬って窄まりにあてがい、足と太腿を緩やかに撫でていく。
「ヨウ足を開いて、腰をあげて」
ヨウが恥じらいながら足を少し開くので、私はその両足を掴んで大胆にも左右に大きく開いてやる。
「ジョ……!」
しどけない姿を私に見せてしまう格好を取らされて、困惑で張りつめるヨウの表情に煽られる。
「ヨウ……君は何度抱いても恥ずかしそうだな」
「当たり前だ! こんな姿……俺の……こんな」
顔を赤らめプイっと横を向くヨウの仕草は酷く煽情的だ。
「私だけだ。こんな姿を見せてもいいのは」
「あぁそうだな。お前以外に抱かれるのは、もはや耐えられぬ」
「抱かせない! 行かせない!」
「そうしてくれ……そうしたい……」
ヨウが尻をもちあげて私が挿れやすいように力を抜いてくれるので、私は一気に下から突き上げていく。
「んっ……くっ……うぅ…」
挿入の瞬間はいつまでたっても圧迫感を感じ辛いようだ。だから私はヨウの髪を撫でて落ち着かせてやる。歯を食いしばって痛みをやり過ごすヨウに、優しい口づけを落としてやる。するとヨウの躰から力が抜け痛みは快楽へとすり替わっていくようで、先ほどいったばかりのヨウのものにも再び力がはいり、先走りが漏れ始める。
ヨウの頬はほんのりと紅色に染まり、漆黒の髪は汗に濡れ額に絡まっている。私も興奮が止まらない。一度奥深く突いたものをギリギリまで抜き差しして、二人で快楽の渦にどんどん巻き込まれていく。
「いつまでも共にいたい」
「あぁ……いつまでもこうやってジョウと共に……想いと躰を重ねていたい」
押し寄せる快楽の波に二人で揺られ、感情を激しく揺さぶられ、想いを突き上げられ、やがて二人同時に射精した。
ヨウの眼からは涙が溢れ出し、頬を伝い零れ落ちていく。私の躰からは汗が滴り落ち、ヨウの熱で朱色に染まった躰をしどけなく濡らしていく。
それからひとりでは決して感じられない充実した気持ちで満たされながら、手を繋ぎ眠りにつく。
いつもの……何度も繰り返した二人の想いを重ねるこの営み。
この先もずっとずっと永遠に続くはずだった。
控えめな声がヨウの口から零れ出すのを確認してから、寝台にヨウの躰を深く押し倒し、躰を重ねていく。乳首への愛撫だけで高まってしまったヨウのものが硬く腹にあたる。ぴったりと躰がくっつくようにヨウを胸に抱いて、口づけを更に下へ降ろし、同時に下半身にも手を這わし、優しく撫でてやる。そしてヨウの奥のすぼまりに唾液で濡らした指を入れるのと同時に、ヨウの舌を搦めとってやる。上から下からとゆっくりと優しくヨウへの愛撫を繰り返してやる。
「ヨウ……ヨウ…」
だが、どんなに口づけても、どんなに名前を囁いても何故か今日は切なさを感じる。すべてが零れ落ちていくような、空しさを感じる。一体どうしたのだろうか。ヨウも同じことを感じ不安がっているのだろうか……何か良くないことが起こる前兆とは、いつもこのような気持ちになる。
それでも私はヨウとの行為を止めない。もしかしてこれがヨウを抱く最後になるかもしれない。そんな不吉な影が過っていくのを、頭を振って追い出す。
戦国の世の中だ。いつこの命を失うかもしれぬ。まして今、王様は生命の危機に接している。王様の主治医である私は、王様に万が一のことがあれば自害せねばならぬ。
ヨウもそれを察しているのだろうか。それとももっとよくないことがあるのだろうか。
「ジョウ……どうした?」
他のことに気を取られていた私のことを、濡れそぼった瞳で、ヨウが不安そうに見上げてくる。そんなヨウの仕草や表情、汗ばんだ躰がいつもよりずっと頼りなく見える。
「いや……そろそろ挿れてもいいか」
コクリとヨウは無言で頷く。ヨウの高まりを両手で撫でて、先端の過敏な部分をじっくりと愛撫してやれば、先走りが溢れてくる。こうなってくるとヨウも無我夢中にしどけなく腰を揺らしだす。
「あっ……あっ…あー」
ヨウが放った白濁としたものを手で掬って窄まりにあてがい、足と太腿を緩やかに撫でていく。
「ヨウ足を開いて、腰をあげて」
ヨウが恥じらいながら足を少し開くので、私はその両足を掴んで大胆にも左右に大きく開いてやる。
「ジョ……!」
しどけない姿を私に見せてしまう格好を取らされて、困惑で張りつめるヨウの表情に煽られる。
「ヨウ……君は何度抱いても恥ずかしそうだな」
「当たり前だ! こんな姿……俺の……こんな」
顔を赤らめプイっと横を向くヨウの仕草は酷く煽情的だ。
「私だけだ。こんな姿を見せてもいいのは」
「あぁそうだな。お前以外に抱かれるのは、もはや耐えられぬ」
「抱かせない! 行かせない!」
「そうしてくれ……そうしたい……」
ヨウが尻をもちあげて私が挿れやすいように力を抜いてくれるので、私は一気に下から突き上げていく。
「んっ……くっ……うぅ…」
挿入の瞬間はいつまでたっても圧迫感を感じ辛いようだ。だから私はヨウの髪を撫でて落ち着かせてやる。歯を食いしばって痛みをやり過ごすヨウに、優しい口づけを落としてやる。するとヨウの躰から力が抜け痛みは快楽へとすり替わっていくようで、先ほどいったばかりのヨウのものにも再び力がはいり、先走りが漏れ始める。
ヨウの頬はほんのりと紅色に染まり、漆黒の髪は汗に濡れ額に絡まっている。私も興奮が止まらない。一度奥深く突いたものをギリギリまで抜き差しして、二人で快楽の渦にどんどん巻き込まれていく。
「いつまでも共にいたい」
「あぁ……いつまでもこうやってジョウと共に……想いと躰を重ねていたい」
押し寄せる快楽の波に二人で揺られ、感情を激しく揺さぶられ、想いを突き上げられ、やがて二人同時に射精した。
ヨウの眼からは涙が溢れ出し、頬を伝い零れ落ちていく。私の躰からは汗が滴り落ち、ヨウの熱で朱色に染まった躰をしどけなく濡らしていく。
それからひとりでは決して感じられない充実した気持ちで満たされながら、手を繋ぎ眠りにつく。
いつもの……何度も繰り返した二人の想いを重ねるこの営み。
この先もずっとずっと永遠に続くはずだった。
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