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その後の話
『冬の足音』
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吐く息が白くなってきたことに気が付いた。
晩秋の朝は、一足先に冬が訪れたように冷え込むものだ。
早朝から部下に様々な指示を出し、今日も王宮を足早に俺は駆け巡る。
近衛隊長としての日々は気ぜわしく、一瞬たりとも気が許せないのが現実だ。
「ヨウ!」
後方から明るい声がしたので振り向くと、年若き王様が近衛隊の部下カイに付き添われて王宮の長い廊下を歩いて来た。
「王様、こんなに朝早くからどうなさいました?」
「今朝は良い天気だから、王宮内を散歩しているんだよ」
「そうですか、躰を動かすことは良いことです」
「うん、カイの話が面白くて、朝から楽しいよ」
カイは嬉しそうに王様を守るように立っていた。カイはあれから王様にとって、兄のように慕える相手となっていた。そんな二人の仲睦まじい姿が微笑ましい。
王様がじっと俺の顔を見つめた後、にっこりと笑った。
「ヨウは、随分優しい顔をするようになったな」
「えっそうですか」
自分では、そんな変化は分からない。以前の俺は一体どんな顔をしていたのだろうか。ジョウがこの世に戻って来てくれてから、確かに自分の感情に素直になったような気がする。
「じゃあカイ、王様のこと頼んだぞ」
まだ幼いと思っていた王様なのに、ここ最近ぐっと大人びて来たものだ。そんなことを考えながら、また長い廊下を歩きだした。
と、その時、肩がズキンと痛んで……思わず顔をしかめてしまった。
「くっ…」
思いがけない急な痛みに躰がよろめき、廊下の壁に手をつくと、冷や汗がぽとりと大理石の床に落ちた。
あれは先日のことだった。市場に出た王様が、賊に襲われたのは……
****
色鮮やかな着物がはためく市場は華やかだが、死角が多い危険な場所でもある。
この世に戻ってから王様は庶民の生活を知るためにと、定期的お忍びで訪れている。変装をし、さりげなく護衛をつけてだが、大変な危険を伴う行動でもある。だが、若い王様の前向きな志を折るわけはいかない。
俺達で守り通せばいい。そういう覚悟でいつも護衛をしている。
その日も突然だった。薬問屋を視察していた王様の背後に気が付くと賊が迫っていた。
「賊です! 王様こちらへ! 」
俺は王様を抱えて、近くの小屋の影に潜り込んだ。その隙に部下が賊と戦うが、思ったより敵の数が多いので、応戦に入ることにした。
「王様、こちらにお隠れください。絶対に出て来てはいけませんよ」
「わかった。ヨウ、すまない」
刀は俺の躰の一部のよう。自由自在に空を舞う。俺は生れながらにして武将として生きていくのが運命だったと思う瞬間だ。
秋の太陽の光が、刀に反射して輝いていた。勢いに乗って最後の一人を倒そうとしたその時、王様が小屋からいきなり飛び出して来てしまった。
「ヨウっ待って! 」
「なっ王様っ、危ないっ!」
無防備な王様を守るため、一瞬気が散ったそのふいをつかれた。
「っつ」
俺の肩を、相手の鋭い刃がかすめていったのだ。もちろん、すぐに斬り返したので事なきを得たが。
「王様っなんで急に出て来たのです? 」
「ヨウすまない。怪我をしたのではないか」
「こんなのは、かすり傷です」
「本当にすまない。この子を守りたかったんだ」
見ると王様の胸に白い子猫が抱かれニャアニャアと、か弱い鳴き声をあげていた。
「この子がお前たちの足元にいて……その……潰されそうな勢いだったから」
「はぁ……王様」
子猫に愛おしそうに頬ずりをしている王様の幼い笑顔を見たら、もう何も言えなかった。
「可愛い猫ですね。王宮に連れて帰りましょうか」
「本当に? いいのか」
「その代り、もうこれからは必ず約束はお守りください」
「分かった」
嬉しそうな王様の笑顔は俺を和ませる。
****
かすり傷だったし、自分でいつものように消毒し処置しておいた。だが、思ったより傷が深かったのか……表面の傷よりも中の方からドクドクと心臓の鼓動に呼応するかのように鋭い痛みが込み上げてくる。
そういえば、ここ数日熱っぽく感じていたのはこの傷のせいか。
「くっ……」
この位の痛み耐えてみせる。
近衛隊長たるものが、こんな所で倒れるわけにはいかぬ。そう思い痛む肩を手でぎゅっと押さえ、立ち上がった。
その時、年若い部下に背後から声を掛けられて躰が強張った。
「隊長、どうなさったのですか。顔色がお悪いです」
「……なんでもない」
「ですが……」
「いいから早く仕事につけ」
誰にも見られたくない。躰についた過去の束縛の跡……俺の弱い姿。俺は必死に前に進む。決して人前で弱みを見せることは出来ない。躰を見られてはいけない。そのことは永遠に俺を縛っていく。この先もずっとだ。
途端にまるで冬が近づく足音のように、寒々しい気持ちになっていく。
秘かに自室へ戻って、鎧を外し肌を露わにして傷を確認してみる。
「っつ」
思わず顔をしかめてしまった。傷が赤く膿んでいた。いつの間にこんなに悪化していたのか。
「はぁ……参ったな」
思わず暗い……ため息が零れてしまう。
その時扉の向こうで声がした。
「隊長、あの……やっぱりどこかお怪我でも? 」
「入るなっ」
絶対に入るな。
そう自分でも驚くほど冷たい声で怒鳴っていた。
誰にも触れられたくない過去を、俺は持っている。穢れなき年若き部下に信頼の眼で見られるのが、つらい時があるんだ。俺にもそんな清らかな時代が、かつてあったことを思い出してしまうから。
「隊長、すいません。余計なことを……」
「いいからもう去れっ」
こういう時、いつも自分自身が嫌になる。自室の壁にもたれて浮かぶのは、後悔の念だけだ。
熱っぽさが辛く、そのまま抱えた膝に顔を埋め眠ってしまったようだ。いつのまにかうつらうつらしていたのだろうか、かすかな物音で目が覚めた。
「誰だっ」
「ヨウ、怖い声だな」
「あっ……ジョウ…なんで? 」
警戒は安堵へと一気に変わる。
「さっきお前の部下が教えてくれたから……なんだか具合が悪そうだと」
あいつっ仕事もせずに余計なことを。
「……なんでもない」
「ヨウの悪い癖だな、一人で我慢しすぎるのは」
「そんなことない、何も我慢なんてしてない」
「どれ診せてみろ」
ドスンと大きな鞄を床に置いて、ジョウが近づいて来て、俺の前で屈んだ。
目線を合わす様に覗き込まれると、まるで小さな子供のように心もとない気持になってしまう。
「どこが痛む? 」
「……」
「ヨウの躰が大事なんだ。わかるだろう? 」
「んっ……肩を少し……かすり傷だ。こんなの」
ふてくされた子供のように俺はぷいと顔を反らせて、痛む肩だけをジョウに診てもらった。
「ふぅ……」
傷を見た途端、ジョウは小さくため息をつく。
「ヨウ、これはかなり痛んだだろう。この様子じゃ……熱もあるな」
「大丈夫だ。この程度の傷」
「ヨウ……強がるな、私の前ではそんなことしなくてもいい」
「っつ」
「さぁ処置してやるから」
まったくジョウの奴には敵わない。
素直に肩を消毒してもらい、丁寧に膿みを取り除いてもらうと、ぐっと楽になった。
「痛っ」
治療中、思わず痛みに顔をしかめると、ジョウがふっと笑った。
「なぜ笑う? 」
「あぁ悪い、痛がるヨウの顔、なんだか可愛くてな」
「可愛い? 」
まったく俺には不釣り合いな言葉だ。そう思うのに、また頬が緩んでしまう。
「滅多に見られない表情だったぞ」
「お前って奴は、まさか変な想像したんじゃないだろうな?」
「えっヨウは結構いやらしいな」
「なっ」
「ははっ」
気が付くと強張っていた頬が緩み、お互い笑い声をあげていた。
ジョウ……君は全くすごいよ。
俺の躰を治療するだけでなく、見事に心もほぐしてくれた。
「ありがとう……」
隣に座るジョウの肩に、そっともたれてみた。
冬の足音が聞こえるような寒い日だったのに、いつの間にか、ここは陽だまりのようになっているじゃないか。 温かくて気持ちがいい。
「じき熱も下がるよ。私の肩で少し休め」
「……そうさせてもらう」
今の俺には、肩を貸してくれる人がいる。
もう一人で耐え忍ばなくてもいい。
それがとても幸せだ。
『冬の足音』・了
晩秋の朝は、一足先に冬が訪れたように冷え込むものだ。
早朝から部下に様々な指示を出し、今日も王宮を足早に俺は駆け巡る。
近衛隊長としての日々は気ぜわしく、一瞬たりとも気が許せないのが現実だ。
「ヨウ!」
後方から明るい声がしたので振り向くと、年若き王様が近衛隊の部下カイに付き添われて王宮の長い廊下を歩いて来た。
「王様、こんなに朝早くからどうなさいました?」
「今朝は良い天気だから、王宮内を散歩しているんだよ」
「そうですか、躰を動かすことは良いことです」
「うん、カイの話が面白くて、朝から楽しいよ」
カイは嬉しそうに王様を守るように立っていた。カイはあれから王様にとって、兄のように慕える相手となっていた。そんな二人の仲睦まじい姿が微笑ましい。
王様がじっと俺の顔を見つめた後、にっこりと笑った。
「ヨウは、随分優しい顔をするようになったな」
「えっそうですか」
自分では、そんな変化は分からない。以前の俺は一体どんな顔をしていたのだろうか。ジョウがこの世に戻って来てくれてから、確かに自分の感情に素直になったような気がする。
「じゃあカイ、王様のこと頼んだぞ」
まだ幼いと思っていた王様なのに、ここ最近ぐっと大人びて来たものだ。そんなことを考えながら、また長い廊下を歩きだした。
と、その時、肩がズキンと痛んで……思わず顔をしかめてしまった。
「くっ…」
思いがけない急な痛みに躰がよろめき、廊下の壁に手をつくと、冷や汗がぽとりと大理石の床に落ちた。
あれは先日のことだった。市場に出た王様が、賊に襲われたのは……
****
色鮮やかな着物がはためく市場は華やかだが、死角が多い危険な場所でもある。
この世に戻ってから王様は庶民の生活を知るためにと、定期的お忍びで訪れている。変装をし、さりげなく護衛をつけてだが、大変な危険を伴う行動でもある。だが、若い王様の前向きな志を折るわけはいかない。
俺達で守り通せばいい。そういう覚悟でいつも護衛をしている。
その日も突然だった。薬問屋を視察していた王様の背後に気が付くと賊が迫っていた。
「賊です! 王様こちらへ! 」
俺は王様を抱えて、近くの小屋の影に潜り込んだ。その隙に部下が賊と戦うが、思ったより敵の数が多いので、応戦に入ることにした。
「王様、こちらにお隠れください。絶対に出て来てはいけませんよ」
「わかった。ヨウ、すまない」
刀は俺の躰の一部のよう。自由自在に空を舞う。俺は生れながらにして武将として生きていくのが運命だったと思う瞬間だ。
秋の太陽の光が、刀に反射して輝いていた。勢いに乗って最後の一人を倒そうとしたその時、王様が小屋からいきなり飛び出して来てしまった。
「ヨウっ待って! 」
「なっ王様っ、危ないっ!」
無防備な王様を守るため、一瞬気が散ったそのふいをつかれた。
「っつ」
俺の肩を、相手の鋭い刃がかすめていったのだ。もちろん、すぐに斬り返したので事なきを得たが。
「王様っなんで急に出て来たのです? 」
「ヨウすまない。怪我をしたのではないか」
「こんなのは、かすり傷です」
「本当にすまない。この子を守りたかったんだ」
見ると王様の胸に白い子猫が抱かれニャアニャアと、か弱い鳴き声をあげていた。
「この子がお前たちの足元にいて……その……潰されそうな勢いだったから」
「はぁ……王様」
子猫に愛おしそうに頬ずりをしている王様の幼い笑顔を見たら、もう何も言えなかった。
「可愛い猫ですね。王宮に連れて帰りましょうか」
「本当に? いいのか」
「その代り、もうこれからは必ず約束はお守りください」
「分かった」
嬉しそうな王様の笑顔は俺を和ませる。
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かすり傷だったし、自分でいつものように消毒し処置しておいた。だが、思ったより傷が深かったのか……表面の傷よりも中の方からドクドクと心臓の鼓動に呼応するかのように鋭い痛みが込み上げてくる。
そういえば、ここ数日熱っぽく感じていたのはこの傷のせいか。
「くっ……」
この位の痛み耐えてみせる。
近衛隊長たるものが、こんな所で倒れるわけにはいかぬ。そう思い痛む肩を手でぎゅっと押さえ、立ち上がった。
その時、年若い部下に背後から声を掛けられて躰が強張った。
「隊長、どうなさったのですか。顔色がお悪いです」
「……なんでもない」
「ですが……」
「いいから早く仕事につけ」
誰にも見られたくない。躰についた過去の束縛の跡……俺の弱い姿。俺は必死に前に進む。決して人前で弱みを見せることは出来ない。躰を見られてはいけない。そのことは永遠に俺を縛っていく。この先もずっとだ。
途端にまるで冬が近づく足音のように、寒々しい気持ちになっていく。
秘かに自室へ戻って、鎧を外し肌を露わにして傷を確認してみる。
「っつ」
思わず顔をしかめてしまった。傷が赤く膿んでいた。いつの間にこんなに悪化していたのか。
「はぁ……参ったな」
思わず暗い……ため息が零れてしまう。
その時扉の向こうで声がした。
「隊長、あの……やっぱりどこかお怪我でも? 」
「入るなっ」
絶対に入るな。
そう自分でも驚くほど冷たい声で怒鳴っていた。
誰にも触れられたくない過去を、俺は持っている。穢れなき年若き部下に信頼の眼で見られるのが、つらい時があるんだ。俺にもそんな清らかな時代が、かつてあったことを思い出してしまうから。
「隊長、すいません。余計なことを……」
「いいからもう去れっ」
こういう時、いつも自分自身が嫌になる。自室の壁にもたれて浮かぶのは、後悔の念だけだ。
熱っぽさが辛く、そのまま抱えた膝に顔を埋め眠ってしまったようだ。いつのまにかうつらうつらしていたのだろうか、かすかな物音で目が覚めた。
「誰だっ」
「ヨウ、怖い声だな」
「あっ……ジョウ…なんで? 」
警戒は安堵へと一気に変わる。
「さっきお前の部下が教えてくれたから……なんだか具合が悪そうだと」
あいつっ仕事もせずに余計なことを。
「……なんでもない」
「ヨウの悪い癖だな、一人で我慢しすぎるのは」
「そんなことない、何も我慢なんてしてない」
「どれ診せてみろ」
ドスンと大きな鞄を床に置いて、ジョウが近づいて来て、俺の前で屈んだ。
目線を合わす様に覗き込まれると、まるで小さな子供のように心もとない気持になってしまう。
「どこが痛む? 」
「……」
「ヨウの躰が大事なんだ。わかるだろう? 」
「んっ……肩を少し……かすり傷だ。こんなの」
ふてくされた子供のように俺はぷいと顔を反らせて、痛む肩だけをジョウに診てもらった。
「ふぅ……」
傷を見た途端、ジョウは小さくため息をつく。
「ヨウ、これはかなり痛んだだろう。この様子じゃ……熱もあるな」
「大丈夫だ。この程度の傷」
「ヨウ……強がるな、私の前ではそんなことしなくてもいい」
「っつ」
「さぁ処置してやるから」
まったくジョウの奴には敵わない。
素直に肩を消毒してもらい、丁寧に膿みを取り除いてもらうと、ぐっと楽になった。
「痛っ」
治療中、思わず痛みに顔をしかめると、ジョウがふっと笑った。
「なぜ笑う? 」
「あぁ悪い、痛がるヨウの顔、なんだか可愛くてな」
「可愛い? 」
まったく俺には不釣り合いな言葉だ。そう思うのに、また頬が緩んでしまう。
「滅多に見られない表情だったぞ」
「お前って奴は、まさか変な想像したんじゃないだろうな?」
「えっヨウは結構いやらしいな」
「なっ」
「ははっ」
気が付くと強張っていた頬が緩み、お互い笑い声をあげていた。
ジョウ……君は全くすごいよ。
俺の躰を治療するだけでなく、見事に心もほぐしてくれた。
「ありがとう……」
隣に座るジョウの肩に、そっともたれてみた。
冬の足音が聞こえるような寒い日だったのに、いつの間にか、ここは陽だまりのようになっているじゃないか。 温かくて気持ちがいい。
「じき熱も下がるよ。私の肩で少し休め」
「……そうさせてもらう」
今の俺には、肩を貸してくれる人がいる。
もう一人で耐え忍ばなくてもいい。
それがとても幸せだ。
『冬の足音』・了
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