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第二章 戦争
第四十八話 心配
しおりを挟む精鋭部隊が着くと、そこには、血の海に佇む燐の姿があった。
「遅かったな。」
燐がそう言う。
「隊長!どうしたんですか?!その傷!」
燐の腹には5つの穴が空いていた。
「問題ない。掠り傷だ。」
「え…?」
「急げ。このまま追うぞ。」
その指示に、一同は違和感を覚えた。
しかし、隊長命令なので、従ったのだった。
◇◇◇
その頃、あわいにある十禍将は集まり、会合を開いていた。
「何人喰われましたか?」
「神威と童斬が、喰われた。」
すると、月詠が、呟くように嘆く。
「孤独と破壊が喰われましたか…。早く、主を復活させないといけませんね。」
その言葉に、一同は頷く。
「では、城に戻りましょう。主の御神体は、霰呪が、回収して来てくれるでしょうね…!」ニヤリ
◇◇◇
燐達が着くと、そこはもぬけの殻だった。
「チッ…。遅かったか。」
「隊長、どうしますか?」
燐はすぐに指示を出す。
「撤退だ。」
『はッ!』
しかし、どうしたものか…。
ここで奴等を逃がしてしまえば、確実に忌龍王を復活させるだろう。
ただでさえ、俺が、孤独と破壊を喰っているんだから。
ただ、この状況で深追いするのは、無理だな。
「隊長ー!帰還の準備整いました!」
「よし、帰還する」
俺達は、帰還するのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
俺は、帰って一発目、今まで、班では怒らなかった依絆に怒られた。
「燐?何で誰にも言わずに行ったの…!?どれだけ私が心配したと思ってるの…?!」ウルウル
やばい。
俺の軽率な行動で、依絆を泣かせてしまったらしい。
なので、俺は依絆を包み込み、謝る。
「ごめんな…。俺にとって、お前らは家族のようなもんだから、お前らを巻き込みたくなかったんだ…。」
「…怖かったよぉ…!燐が居なくなっちゃったかと思ったんだから…!」
本当に心配かけてしまったようだな。
俺は依絆の頭を撫でる。
「…もうこんなことはしないから…。」
「…うん。」
これで解決かと、思われたが!そんな事はあり得なかった。
「た、隊長…?何で依絆ちゃんと抱き合ってるんですか…?」
「…む。依絆だけ、ずるい。」
あ、これ、終わったわ。
この後、燐は記憶がないとの事です☆
──────────────────────────────────────────────────
~~~あとがき~~~
ど~も~!
文月くーです!
いやー、久しぶりの投稿でしたが、楽しみにしていた人、ごめんなさい!!
少し、投稿をお休みして、無事、課題は期限に間に合いました!
イェイ!
ですが、今週はテストなので、ちょっと出せなくなるかもですが!
出来るだけ出したいです!
それと、近況ボードを見てもらった方なら、分かると思いますが、新作の件、少し、制作スピードが遅いので、時間がかかってしまうかもです!
そこはお願いします!
と、言うことで!
せーの!
「「「「「また見てね!!」」」」」
応援ありがとうございます!
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