黒の陰陽師

文月くー

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第二章 戦争

第四十九話 緩み

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またここか…。
俺は、自分の心のなかで目を覚ます。

「あ~あ、べちゃった~♪本格的に、君、人間に戻れないよ?」

「そんなの関係ない。どうせもう昔の俺は居ないんだから。俺は、俺の大切なものを守るだけだ。」

すると、堕天将はやはりコロコロと笑いながら、

「ホントに変わっちゃったねぇ♪そうだ、今の君になら、僕の名前を教えるに値するね。良いかい?燐。僕の名前は──」

そこで、意識が遠退いていく。
そして、もう聴こえるか聴こえないかの狭間で、微か聴こえる。

夜ト、と──。



◇◇◇




あれから数日、特に問題もなく、着々と決戦に向けた準備が進んでいた。

「燐、部隊編成は終わったぞ?」

一佳が、総統である俺に報告をしに来た。

「そうか。了解した。次の段階に進もう。迅、怨騎兵に使って、あわいを偵察してくれ。」

「わっかりましたー!」

急いで出ていく迅を前に笑みを溢してしまう。

「さて、一佳。後は任せたー。俺は一回寝る。」

「たく。分かったよ。」

渋々、一佳が、了解してくれたので、俺は自室へと戻った。


◇◇◇


俺が天閣会議場に戻ると、何やら、皆が皆、焦っている。

「どうしたんだ?」

と、俺が声をかけると、迅が駆け寄ってきて、状況説明をしてくれる。

「まずいですよ!奴ら、隊列を組み始めました!」

まさか、復活したのか?!
いや、忌龍王本体はまだ見つかっていないはず…。

「…誰か最近、禁忌階に行ったか…?」

すると、皆が可笑しそうに笑いながら言う。

「いや、この前、燐が見に行くって言ってただろー?」ハハ(一佳)

「確かに言ってたね。僕らの前で言ってたよ。」ハハ(深雪)

ちょっと待てよ…?
俺は言ってねぇぞ?
そんな事。

「いつだ?それ言ったの?」

「確か、数日前、影の面々が急いであわいに向かったあと、30分ぐらい経った後だったかな?」

くそっ…!
それは俺じゃない!
十禍将の中で、外観コピー出来る奴…。
霰呪か…!

「全員急いで、部隊を所定位置まで移動させろ!お前らが見たのは、俺に成りすました十禍将だ…!」

「…嘘ッ…だろ…?」

「急いで!もう、忌龍王は復活していると考えていい!一刻の猶予も、もう残されてない!」

そう言い終わると同時に、一斉に行動を開始した。


─────────────────────────────────────────────────────

~~~あとがき~~~

はーい!
こんにちわー!
文月くーでぇす!
さて!結構良い展開になってきたんじゃないですか!! ?? !! ??
僕も、久しぶりぶりの投稿でしたが!
とても書いていて楽しかったです!
じゃあ次の話題に行こうかな!
新作の件ですが!
現在制作中と言うことで!
サクサクと作れれば良いんですが………。
現在、テスト中なんですよねぇ笑笑
あと、GBが、ヤバいです……💦💦
【読者の声】(じゃあテスト勉強やれよ!GBとか知らねぇよ!)
ま、まぁ!良いとしましょうよ?!
と言うとこで!
今月はもう、投稿頻度ががた落ちの僕なんですけども!
引き続き、頑張りたいです!
と言うか!
次の話で!
遂に祝!五十話達成なんですよ!
と言うことで!
記念に!
番外編を作ろうと思います!
はい!拍手ー!!
なので!
やってほしい番外編とかあったら!
ぜひぜひ!
感想で!
教えてください!

大分長くなってしまいましたが!この辺でトンズラさせていただきたいと思いまっす!

せーの!


「「「「また見てね!」」」」



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