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第二章 戦争
第五十話 決戦
しおりを挟む彼は考える。
どうすれば、忌龍王戦を優位に進められるのかを。
どうすれば、仲間を死なせずに勝てるのかを。
彼は考え続けるのだった。
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「燐!こっちは準備完了だ!」
と、叫ぶ一佳。
「わかった!今のところ、奴等の侵攻は確認されていない!だが!来るとすれば、多分今日だ!引き締めていこう!」
「了解!」
一佳が戻っていったと同時に、呪気の乱れを感じた。
「!!総員!戦闘体勢!!来るぞ!!」
バキバキッ
と、音がして、光闇町の空に大きな亀裂が走った。
そして、そこから大量の怨怪達が流れ込んできた。
「攻撃に移れー!!」
ワァァァァァァァァァァ!! !! !!
総指揮を執っている燐は、やはり、考え込んでいた。
(今のところ、攻めてきているのは下位怨怪か…。そりゃ最初から主戦力を出しては来ないか…。)
そこに、澪がやって来る。
「燐。どうする?こっちが少し、押され気味だけど。」
「あぁ。俺が一回やる。」
そう言って立ち、一瞬で本部の上まで来た。
そこから、高らかに詠唱を唱える。
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【戦場】
「今宵の御告げは無慈悲なものなり。破滅の光、天より下り身を滅ぼさんと。我、神の使徒なりて、肉を裂き、骨を砕きて、破滅となり得よう。」
その詠唱が耳に届いた、陰陽師は、何の術の詠唱なのかが分かった。
「これは…殲滅術式…?!どこから…?」
見渡すと、本部の上に一人の人影があるのを見つけた。
「まさか、一人でやっているのか…!?無茶だ…!!一級陰陽師が30人でやっと作れる代物だぞ…!?」
しかし、そんな考えは通用しなかった。
『滅光乱舞』
戦場の上に巨体な術式が浮かび上がり、そこから、敵だけを討つ破滅の光が降り注いだ。
その光景を見ていた陰陽師たちは呆然としていた。
なぜなら、殲滅術式を一人で、それも仲間に当たらないようにまでしてあるのだから。
術式が消えると、そこには、壊滅した敵の骸が大量に転がっていた──。
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~~~あとがき~~~
ど~も~!
文月くーです!
いやー、何か久しぶりでしたが、読んでいただきありがとうございます!
まー、上げなかったのにも訳がありまして……。
実は、マイクラで全ロスしちゃったんですよね。
で、見事にやる気がなくなって、投稿できなかったんです。
はい。
誠にスミマセン!
もうさすがにダイジョブなので!
まー!バンバンと上げていけたらなと!思います!
あと、個人的な話なんですが、ドリーム大賞にも、作品を出していますので、ぜひぜひ読んでいただけたらなと!思います!
と言うことで!
せーの!
「「「「「「また見てね!」」」」」」
応援ありがとうございます!
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