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七章「望んでいた日常と願いの祠」
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それから、俺の長い夏休みが始まった。
朝起きると、10年のの未来、朝起きると現実世界。
どうやら1日おきにタイムリープをしているらしい。
夏が、夏休みが、誰よりも、長く感じる。
未来では、編集部として色々な仕事を楽しみながらこなしたり、現実では、無理やり入れられたオカルト部で心霊スポット等に行った。
俺は別に怖くはなかったが、皆の色々な表情を見れて楽しかった。
他にも、色々な事をして過ごした。
海だって行ったし、焼肉だって皆でやった。
それから、同じくらい編集部で仕事をして…。
とにかく、人より二倍多い夏休みを楽しんでやった。
退屈だった日常がに鈍い小さな光の様なものだったものが、全部を照らしていく様な、そんな感覚だった。
こんなにも、楽しい。
柄にもないがこんな事を考えてしまう。
だが、思っているという事は事実だ。
夏休み終盤。
今日は現実世界天坂の知り合いの農家地域のお婆さんがオススメしてくれた、九珠神社の礼堂が崎畑の奥の祠にあるということを聞いた。
特に心霊スポットにはなっていないが、九珠神社の礼堂に興味があった俺達は出向く事になった。
どうや朱里のおばあちゃんの家の近くらしい。
俺達は崎畑までバスで乗り継いで向かった。
「ねぇ、朱里は崎畑の祠の礼堂なんて知っているの?」
バスの一番後ろの座席で座っていた横木が、雑談の話が区切ると天坂に聞いた。
「いやー、聞いた事なかったよ?」
天坂は首を傾げて横木にそう言った。
《お着きしました。》
と、プシューとドアが開いた。
「お、着いたみたいだな」
司がそういうと、先導するかのように立ち上がった。
1人ずつバスを降りていく。
最後に俺が降りた時だった。
襲うように輝いた太陽が俺の視界を歪ませてきた。
思わず手を目の前に目をやった。
ミーンミンミンミーン。
と、アブラゼミが轟音を何処からか鳴り響かせていた。
終わりに近ずく夏休みが、まだ夏は終わっていないんだよと伝えるかのように暖かいというよりは暑い風が俺の頬に触れる。
もう9月だというのに、夏が終わる気配は全くない気がした。
「そーらー!早くー!」
と、先に進んでいた天坂が元気な大きな声で俺を呼ぶ声が聞こえた。
足を止めていた俺は、微笑とともに天坂を追いかけるかのように足を進めた。
祠までは割と歩くようだ。
畑と畑の間の一本道をただ歩いていた。
見える範囲で奥には、トンネルの様な建物と、林の影が日陰になっていた。
左を見ても右を見てもただ広大に広がる畑で、まるでオアシスのようになっていた。
どれ位歩いても、その日陰の場所に行けない。
見えるけど、届かない。
そんな気がした。
俺達はチリチリと輝く太陽の下で話もせず歩いていた。
頬に汗が流れる感覚が伝わってきた。
それくらいに、この永遠に続くような一本道は辛かったのだ。
ようやっとの思いで俺達は歩き抜き、林の影をようやっと踏めた。
「ようやくついたなー!」
司は笑顔でそう話した。
「暑いねー」
横木が両手で膝を触り休憩していた。
「洞窟の中の方が涼しいだろーからとっととはいろーぜ」
司はそう言って洞窟の中に入っていった。
俺達は追うようにして再び歩き始めた。
洞窟の入口は縦も横も割と大きく、結構な人数が入れるくらい大きかった。
太陽の光が行き届いていて洞窟の中は照らされていたが、普通に外にいるよりも、洞窟の中にいた方が涼しく感じた。
天坂は怖がっていて、横木の肩に後ろからしがみつつくようにして進んでいた。
俺と司は、女子2人の前で並んで歩いていた。
どんどん太陽の光が届かなくなっていき、少し薄暗くなってきた。
少し不気味になって俺達も、どんどん歩みが遅くなっていた。
そして夜に似た暗闇を四人で歩いていた。
あれ?
光が見えた。
この洞窟の先にも、まだ太陽がさしこんでいるところがあるのだろうか?
「なぁ、奥に光がさしこんでるところがあるんじゃないか?」
隣で司が俺が光に気づいた事を確信付けるかのように話した。
「あぁ、やっぱりそうだ」
不気味だった道が、急に好奇心に溢れたかのように歩調が戻っていった。
どんどん光が近ずいてくる。ゆっくりと、俺の歩調に合わせるかのように近ずいてくる。
そして光の入口足を踏み入れる。
するとそこには広めの空間が広がっていた。
目の前には石の壁のようなものがあり、壁を登れと言わんばかりの階段があり、少し小さな鳥居があった。
洞窟の天井は欠けていて、太陽が覗き込むように光がさしこんでいた。
「着いた…のか?」
俺は首を傾げる。
すると俺より先に司が大きな階段を大股で登って言った。
「おい」
呼び止めたが、それだけじゃこいつを止めれる気がしない。
俺ははぁー。と、少し長いため息をついて3人で登って行った。
歩きっぱなしで疲れとともに下を向いていた顔をまた顔を上げ直して最後の階段を踏み鳥居をくぐる。
すると目の前には人が作ったとは思えない幻想的な世界が広がっていた。
空間の半分は綺麗な池みたいなので、中央には小さい石柱の上で狐?に似た銅像が座っていた。
さっき見た天井が欠けていてさしこんでいた光は、スポットライトのようにその銅像を照らしていた。
「キレイー!」
横木が最初に感動を言葉にして放った。
池に足を踏み入れたら駄目だと伝える為だろう。既に錆びいているが鉄柵が張ってあった。
「ここが…九珠神社のもうひとつの礼堂…」
天坂は驚いているように小声でそう呟いた。
「お嬢ちゃん、もう一つの礼堂、知ってるのかい」
横から男の老人の声が聞こえた。
鉄柵の横で、銅像を眺めていたらしい。
全然気づかなかった。
俺達はそこで人がいた事に初めて気づく。
「え、あ、はい」
と、天坂は戸惑ったようにその老人に言葉を返す。
「そうかい、て事は九珠神社の巫女かい」
男の老人はそのまま会話を続ける。
「え、はい。あの…あなたは…?」
天坂も俺達総意の疑問に思った事を聞いた。
「俺は、ただの老いぼれさ」
そういうと、鉄柵によりかかりまた銅像を眺める。
その横顔はどこか寂しげな顔をしていた。
そして謎の雰囲気と共に沈黙が続いた。
「今日は、どうしていらっしゃったんですか?」
司が黙っている事に痺れをきらしたのか今度は司がその男の老人に質問する。
「俺かい、毎年、この時期になったら通ってんのさ、明日は、九尾祭りもあるしな」
老人は司に顔を向けず、銅像の方を向きながらそう司に言った。
「何か、九尾祭りに思い入れとかあるんですか?」
司はその老人に興味が湧いたのだろう。
また、そう司は聞いた。
その老人は少し黙り込むと、俺たちに聞いてきた。
「少し…、長くなるけど、それでも聞くか?」
男の老人は顔をこちらに向けてそう聞いてきた。
俺はこの老人の話に少し興味があった。
俺は返事の代わりに頷いた。
皆も興味があったのか老人の方を向いていた。
そして、老人は話し始めた。
「まずは…、九尾祭りの始まりについて話そう。昔、小狐と一緒に暮らす老夫婦がいたんだが、爺さんの方は山を管理する役でな、爺さんと婆さんが死んだ後、その息子がその役柄を継いでな。
その息子は小狐を疎ましく思ったらしく山奥の小屋に火をつけて山火事までして小狐を焼き殺したんだ。
その小狐は爺さんと一緒に守ってきた山を焼かた憎しみから化け狐になったのさ」
「それが…」
俺は九尾という名称に結びつくことに気づいて言葉を出す。
「そう、九尾だ。九尾は息子が暮らしてる里を襲い荒らしたんだ。大勢の人が犠牲になってな…、そこで巫女が現れたんだ。「私を生贄として授けるから怒りとこの炎を止めて欲しい」ってな。」
「どっちも可哀想…悪いのは息子なのに…。」
横木が九尾とその巫女に同情していた。
「九尾は許そうとしたらしくな、炎を止めようとしたんだが…、巫女の婚約者が、九尾に強く批判したんだ。「お前は間違っている」ってな。そしたら九尾はまた怒って婚約者までも殺しちまったんだ。
それから10年事にこの季節になると、未練のある霊がこの世界に降りてくるんだ。それを祭りで還らすのが…」
「九尾祭り!」
司はその老人の言葉を遮るかのように言葉にした。
「そうだ。だから、祭りは派手にやってもらわなきゃな。」
老人はくたびれた旅人のように、そう言った。
♦
epilogue
帰り道。
俺達は行き道を辿って帰っていた。
外は既に濃いオレンジ色に染っていてた。
バスを待っている時には九尾祭りの過去についての話でもちきりだった。
バスが留まり、ドアが開く。
「そーら、早く帰るぞー。」
司がそう言う。
帰ってしまうのが、
この場から離れるのが、
心残りだ。
「悪い、先、行っててくれ。」
俺は、司にそう言った。
夏休みはもう少しで終わる。
風は、少し冷たかった。
冷たいと、そう感じた。
季節を感じようと、少し下を俯いてポケットの中に手を入れる。
バスは既に次のバス停にせっせと行った。
「よし、さてと。」
顔を今一度上げてあの祠に視線をやった。
朝起きると、10年のの未来、朝起きると現実世界。
どうやら1日おきにタイムリープをしているらしい。
夏が、夏休みが、誰よりも、長く感じる。
未来では、編集部として色々な仕事を楽しみながらこなしたり、現実では、無理やり入れられたオカルト部で心霊スポット等に行った。
俺は別に怖くはなかったが、皆の色々な表情を見れて楽しかった。
他にも、色々な事をして過ごした。
海だって行ったし、焼肉だって皆でやった。
それから、同じくらい編集部で仕事をして…。
とにかく、人より二倍多い夏休みを楽しんでやった。
退屈だった日常がに鈍い小さな光の様なものだったものが、全部を照らしていく様な、そんな感覚だった。
こんなにも、楽しい。
柄にもないがこんな事を考えてしまう。
だが、思っているという事は事実だ。
夏休み終盤。
今日は現実世界天坂の知り合いの農家地域のお婆さんがオススメしてくれた、九珠神社の礼堂が崎畑の奥の祠にあるということを聞いた。
特に心霊スポットにはなっていないが、九珠神社の礼堂に興味があった俺達は出向く事になった。
どうや朱里のおばあちゃんの家の近くらしい。
俺達は崎畑までバスで乗り継いで向かった。
「ねぇ、朱里は崎畑の祠の礼堂なんて知っているの?」
バスの一番後ろの座席で座っていた横木が、雑談の話が区切ると天坂に聞いた。
「いやー、聞いた事なかったよ?」
天坂は首を傾げて横木にそう言った。
《お着きしました。》
と、プシューとドアが開いた。
「お、着いたみたいだな」
司がそういうと、先導するかのように立ち上がった。
1人ずつバスを降りていく。
最後に俺が降りた時だった。
襲うように輝いた太陽が俺の視界を歪ませてきた。
思わず手を目の前に目をやった。
ミーンミンミンミーン。
と、アブラゼミが轟音を何処からか鳴り響かせていた。
終わりに近ずく夏休みが、まだ夏は終わっていないんだよと伝えるかのように暖かいというよりは暑い風が俺の頬に触れる。
もう9月だというのに、夏が終わる気配は全くない気がした。
「そーらー!早くー!」
と、先に進んでいた天坂が元気な大きな声で俺を呼ぶ声が聞こえた。
足を止めていた俺は、微笑とともに天坂を追いかけるかのように足を進めた。
祠までは割と歩くようだ。
畑と畑の間の一本道をただ歩いていた。
見える範囲で奥には、トンネルの様な建物と、林の影が日陰になっていた。
左を見ても右を見てもただ広大に広がる畑で、まるでオアシスのようになっていた。
どれ位歩いても、その日陰の場所に行けない。
見えるけど、届かない。
そんな気がした。
俺達はチリチリと輝く太陽の下で話もせず歩いていた。
頬に汗が流れる感覚が伝わってきた。
それくらいに、この永遠に続くような一本道は辛かったのだ。
ようやっとの思いで俺達は歩き抜き、林の影をようやっと踏めた。
「ようやくついたなー!」
司は笑顔でそう話した。
「暑いねー」
横木が両手で膝を触り休憩していた。
「洞窟の中の方が涼しいだろーからとっととはいろーぜ」
司はそう言って洞窟の中に入っていった。
俺達は追うようにして再び歩き始めた。
洞窟の入口は縦も横も割と大きく、結構な人数が入れるくらい大きかった。
太陽の光が行き届いていて洞窟の中は照らされていたが、普通に外にいるよりも、洞窟の中にいた方が涼しく感じた。
天坂は怖がっていて、横木の肩に後ろからしがみつつくようにして進んでいた。
俺と司は、女子2人の前で並んで歩いていた。
どんどん太陽の光が届かなくなっていき、少し薄暗くなってきた。
少し不気味になって俺達も、どんどん歩みが遅くなっていた。
そして夜に似た暗闇を四人で歩いていた。
あれ?
光が見えた。
この洞窟の先にも、まだ太陽がさしこんでいるところがあるのだろうか?
「なぁ、奥に光がさしこんでるところがあるんじゃないか?」
隣で司が俺が光に気づいた事を確信付けるかのように話した。
「あぁ、やっぱりそうだ」
不気味だった道が、急に好奇心に溢れたかのように歩調が戻っていった。
どんどん光が近ずいてくる。ゆっくりと、俺の歩調に合わせるかのように近ずいてくる。
そして光の入口足を踏み入れる。
するとそこには広めの空間が広がっていた。
目の前には石の壁のようなものがあり、壁を登れと言わんばかりの階段があり、少し小さな鳥居があった。
洞窟の天井は欠けていて、太陽が覗き込むように光がさしこんでいた。
「着いた…のか?」
俺は首を傾げる。
すると俺より先に司が大きな階段を大股で登って言った。
「おい」
呼び止めたが、それだけじゃこいつを止めれる気がしない。
俺ははぁー。と、少し長いため息をついて3人で登って行った。
歩きっぱなしで疲れとともに下を向いていた顔をまた顔を上げ直して最後の階段を踏み鳥居をくぐる。
すると目の前には人が作ったとは思えない幻想的な世界が広がっていた。
空間の半分は綺麗な池みたいなので、中央には小さい石柱の上で狐?に似た銅像が座っていた。
さっき見た天井が欠けていてさしこんでいた光は、スポットライトのようにその銅像を照らしていた。
「キレイー!」
横木が最初に感動を言葉にして放った。
池に足を踏み入れたら駄目だと伝える為だろう。既に錆びいているが鉄柵が張ってあった。
「ここが…九珠神社のもうひとつの礼堂…」
天坂は驚いているように小声でそう呟いた。
「お嬢ちゃん、もう一つの礼堂、知ってるのかい」
横から男の老人の声が聞こえた。
鉄柵の横で、銅像を眺めていたらしい。
全然気づかなかった。
俺達はそこで人がいた事に初めて気づく。
「え、あ、はい」
と、天坂は戸惑ったようにその老人に言葉を返す。
「そうかい、て事は九珠神社の巫女かい」
男の老人はそのまま会話を続ける。
「え、はい。あの…あなたは…?」
天坂も俺達総意の疑問に思った事を聞いた。
「俺は、ただの老いぼれさ」
そういうと、鉄柵によりかかりまた銅像を眺める。
その横顔はどこか寂しげな顔をしていた。
そして謎の雰囲気と共に沈黙が続いた。
「今日は、どうしていらっしゃったんですか?」
司が黙っている事に痺れをきらしたのか今度は司がその男の老人に質問する。
「俺かい、毎年、この時期になったら通ってんのさ、明日は、九尾祭りもあるしな」
老人は司に顔を向けず、銅像の方を向きながらそう司に言った。
「何か、九尾祭りに思い入れとかあるんですか?」
司はその老人に興味が湧いたのだろう。
また、そう司は聞いた。
その老人は少し黙り込むと、俺たちに聞いてきた。
「少し…、長くなるけど、それでも聞くか?」
男の老人は顔をこちらに向けてそう聞いてきた。
俺はこの老人の話に少し興味があった。
俺は返事の代わりに頷いた。
皆も興味があったのか老人の方を向いていた。
そして、老人は話し始めた。
「まずは…、九尾祭りの始まりについて話そう。昔、小狐と一緒に暮らす老夫婦がいたんだが、爺さんの方は山を管理する役でな、爺さんと婆さんが死んだ後、その息子がその役柄を継いでな。
その息子は小狐を疎ましく思ったらしく山奥の小屋に火をつけて山火事までして小狐を焼き殺したんだ。
その小狐は爺さんと一緒に守ってきた山を焼かた憎しみから化け狐になったのさ」
「それが…」
俺は九尾という名称に結びつくことに気づいて言葉を出す。
「そう、九尾だ。九尾は息子が暮らしてる里を襲い荒らしたんだ。大勢の人が犠牲になってな…、そこで巫女が現れたんだ。「私を生贄として授けるから怒りとこの炎を止めて欲しい」ってな。」
「どっちも可哀想…悪いのは息子なのに…。」
横木が九尾とその巫女に同情していた。
「九尾は許そうとしたらしくな、炎を止めようとしたんだが…、巫女の婚約者が、九尾に強く批判したんだ。「お前は間違っている」ってな。そしたら九尾はまた怒って婚約者までも殺しちまったんだ。
それから10年事にこの季節になると、未練のある霊がこの世界に降りてくるんだ。それを祭りで還らすのが…」
「九尾祭り!」
司はその老人の言葉を遮るかのように言葉にした。
「そうだ。だから、祭りは派手にやってもらわなきゃな。」
老人はくたびれた旅人のように、そう言った。
♦
epilogue
帰り道。
俺達は行き道を辿って帰っていた。
外は既に濃いオレンジ色に染っていてた。
バスを待っている時には九尾祭りの過去についての話でもちきりだった。
バスが留まり、ドアが開く。
「そーら、早く帰るぞー。」
司がそう言う。
帰ってしまうのが、
この場から離れるのが、
心残りだ。
「悪い、先、行っててくれ。」
俺は、司にそう言った。
夏休みはもう少しで終わる。
風は、少し冷たかった。
冷たいと、そう感じた。
季節を感じようと、少し下を俯いてポケットの中に手を入れる。
バスは既に次のバス停にせっせと行った。
「よし、さてと。」
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