これは世界の終わりを見届けるための戦線である。

Midnight

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第1章 ゾンビ滅殺軍入隊試験編

二次試験(2)

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「おい!D!お前あっち見張れ!誰か来たら気にせず殺せ!わかったか?」
「ああ」
おっさんたちと仲間になった俺は4人目ということでDと呼ばれている。
「ガサッ」と音がする。
来客だ。
くそっ、人間を殺さなきゃいけないのかー、
「グワァー!!」ゾンビ!?
「みんな!ゾンビだ!!」
とA.B.Cに叫んだあと俺は銃を構える。
「今度は!はずさねぇーぞ!!」
「パァン!」俺の打った銃弾は見事にゾンビの頭に当たる。
「よしっ!」
するとAが「やったか!?」と駆けつけてくる。
「ああ、やった」
「ガサッ!」また後ろから音がする。
「A!気をつけろ!」
「ああ!D!言われなくともだ」
代表格のAに多少は信頼されたようだ。
さて…信頼したこいつが悪いんだ。
俺は銃をAに向ける。
「どーゆーことだ?待て!後ろに敵がいるぞ!」
Aは焦る、が、俺は銃をAに向けたままだ。
すると背後から近づいて来た敵がAの頭を蹴り飛ばしAは倒れる。
「ナイスだ!」
「ああ!」
背後から近づいてきた敵は庄屋だった!
「ちゃんと生きてたじゃねぇか、庄屋!あと2人いる!注意しろ!」
「任せろ!祐衣!」
そして2人でB.Cの足を銃で撃ち、肩を軽くナイフで切って木に縛り付けた。
「なるほどな!さすが祐衣だ!」
「ああ!さっきから本部がドローンで本部に映像を繋いでいる。そのためゾンビに噛まれる、もしくは殺されそうになった時ドローンから銃弾が出て助けてくれている。めちゃくちゃギリギリのところでな!」
「ああ、なぜ人間同士は止めないのかが分からないがただそういう仕組みだな」
「今は3日目の朝、こいつらに血をつけて縛り付けておけば夜になればゾンビが寄ってきて…こいつらは脱落だな!」
そう、それが第二試験の全貌だ。
「だろ?稲垣夢丸さん!」と俺はドローンに向かって叫ぶ。
もちろん返答はなかった。
「お前さー、無茶しすぎじゃねぇーかぁ?」庄屋が俺に言う。
「何言ってんだ!庄屋が居なくても別にいけたんだぜ?」
「はぁ!?来なきゃよかったし!てか傷だらけで何言ってんだ!?」
と庄屋が突っ込む。
「まぁオアシスはみんなが欲しいだろ?あ、お前はいらないか」
「なんでー!?」
俺は庄屋と2日を過ごした。
そして4日目の朝、残り1日だ!
「庄屋!あと1日がんばろーな!」
「ああ!任せろ!祐衣こそ、変なとこでくたばんなよ?」
コイツが親友でよかったと思った。
「やっぱ持つべき共はゴミだな!」
「誰がゴミじゃーい!」
そして俺は庄屋と別れたあとある人物と出会った。
赤髪で黒いパーカーを着た、顔は整った女の子だ。
「こんにちは!アナタは何者ですか??」


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