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04:初クエストです!
しおりを挟む「さぁ!クエストの説明を
したいと思います!」
「……はい 」
「クエストの内容ですが、基本的に村の活性化に繋がるものとなっています。
クエストを終えるごとにこの村は
成長し、いくつかの段階を踏むと、
他の村と貿易をすることが
出来るようになります。
当面の目標は
『貿易できる村を作る』ですっ!」
「他の村、と言うのは?」
「他のプレイヤーさんの村ですね」
なるほど、貿易をすれば
飛躍的に村は活性化するだろう。
それに、他のプレイヤーに
自分の村を自慢することだってできる。
「では早速、、、記念すべき第一回目の
クエストはーーー」
ここは王道に凶悪な
モンスターの討伐だろうか。
はたまた、未開拓の
土地の調査だろうか。
やはり最初だし、地道な採取系かな?
「記念すべきクエストは、
『村人に認知される』です!」
「え?」
「えっ?」
「それが、クエスト?」
「えぇ、もちろん。結構重要なんですよ?認知されるって」
まぁ、言わんとすることは理解出来る。
けれども、想像してた心
ウキウキワクワクなクエストとの
落差が激しすぎて……
「はぁ……」
「おや、ご不満そうですねぇ。
やっぱり、怪物の討伐とか、
そういった派手なクエストで
無双してみたいとか思ってました?」
「まぁ、それはそうで……」
忘れていた。敬語は使ってはいけないと
言われたのだ。目指せ、脱陰キャ。
「そうだけど」
「うんうん!良い感じですね!!」
実際、最初から討伐とかは
来ないだろうとは予想していたので、
それほど驚きも落胆も少ない。
問題なのは、そこではないのだ。
認知だって?
ご冗談を。
通っている学校ですら、
されているか危ういというのに。
どうやら俺の購入したゲームは、
村育成ゲームの皮を被った
陰キャ更生ゲームだったらしい。
「無言は承諾ってことですね!では!」
「おい、ちょ」
待っててくださーい!
なんて叫びながら、勢いよく
走り出したカティとは対称的に、
ただ俺は唖然とすることしかできなかった。
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