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1.呼び名
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<出木杉高校>
「んな!バカな!!!」
物語の最初に んなバカな なんて始まる話なんてほぼ無いだろう。しかし、許してほしい。この1-Aの鈴木野ノンって女がこの俺 健ちゃんこと巨泉健太のことが好きならしい... ん??鈴木野ノンって誰だって?
そこそこかわいい子
「いま、鈴木野ノンって言った?鈴木野ノンって言ったよね?」
うん、剛田くん言ったよ、けどちょっと暑苦しいかな。
「おれ、見ちゃったんだ」
その剛田の言葉を聞いた途端 ものすごい眼差しを向ける。もちろん俺じゃないぞ。
「えぇー!なになになに!!!」
蓮と
「君たち面白そうな話をしているね、わたしも混ぜてもらおうか」
担任の樫村
「実はな...」
樫村のゴクリって音が聞こえた。
マジで死刑にした方がこの世界の平和のためだと思う。
「鈴木野ノンがねクラス写真を見てたんだよ」
「なにぃぃぃ!!なにぃぃぃ!!なにぃぃ!!」
うるせーな!樫村!なになにー!ってなる展開じゃないだろ!
「多分だけどあれちょうど健ちゃんの所みてたぞ」
なになにないぃぃ!!!!!
「おいてめぇー!巨泉!退学にすっかんな!ゴラァ!」
おまえ本当に教師だよね!?教師なんだよね!?
「やっぱりな鈴木野ノン 俺の言った通りだった、いいなー!健ちゃん」
蓮その忌々しい目で俺を見るな。
「退学手続きしてやるからな...」
おいクソ教師、いいから朝のホームルームやれ。
などと話している間に例の鈴木野ノンが教室に入ってきた。
「鈴木野ノンだ」 「鈴木野ノンって遅刻ギリギリでいつも学校来るよね 朝弱いのかな?」
「ちょっと鈴木野ノンにおはようって言ってくる!」
前から思ってたんだけどなんでそんなにみんな鈴木野ノンのことフルネームで呼ぶの...?
「なぁ、蓮なんかさ鈴木野ノンってすごい一言で言える名前だけどさ長いから俺たちだけの呼び名作らない?」
「いいね!それ!!私も考えたいーーー!!」
そう言いながら俺の眼中に入ってきたのはショートカットでかわいいかかわいくないかで言ったら余裕でかわいいって答える顔面の持ち主の雪姫だ。
「いやいいや、絶対お前鈴木野ノンに報告するだろ!」
「いやここは手を組みましょうよ。健ちゃん」
なんでおまえ若干嬉しそうなんだよ!
「じゃあ!決まりね!」
と雪姫が中指と親指を勢いよくこすった。
音はなってないが...
まぁ、いいけど...
「鈴木野ノン...だしなー キスツスとか!!」
いや、まてまてまて!!どこをどうとったら鈴木野ノンがキスツスってなんだよ!
その前にキスツスってなんだよ
「ちょっと健ちゃんキスツスも知らないんですかー?僕でも知っているのにぃぃ??」
うん、知らないし、その煽り全然イライラしないけどなんか煽られてるのにイライラしないことにイライラするからやめてもらえる?
ちょっと間が空いて蓮が説明し始めた。
「教えてあげましょう!キスツスとは花の名前です。別名ゴジアオイ そして花言葉は
私は明日死ぬだろう」
...は?
めちゃくちゃ雪姫という存在が怖くなってきた...
「ちょっと雪姫さんいからなんでもちょっと怖すぎるかなーって...さすがに呼び名でそういう意味は...」
「ふっ、キブシよ」
キブシ??
「キブシとは花の名前です。花言葉は嘘。」
お...おう。
「んな!バカな!!!」
物語の最初に んなバカな なんて始まる話なんてほぼ無いだろう。しかし、許してほしい。この1-Aの鈴木野ノンって女がこの俺 健ちゃんこと巨泉健太のことが好きならしい... ん??鈴木野ノンって誰だって?
そこそこかわいい子
「いま、鈴木野ノンって言った?鈴木野ノンって言ったよね?」
うん、剛田くん言ったよ、けどちょっと暑苦しいかな。
「おれ、見ちゃったんだ」
その剛田の言葉を聞いた途端 ものすごい眼差しを向ける。もちろん俺じゃないぞ。
「えぇー!なになになに!!!」
蓮と
「君たち面白そうな話をしているね、わたしも混ぜてもらおうか」
担任の樫村
「実はな...」
樫村のゴクリって音が聞こえた。
マジで死刑にした方がこの世界の平和のためだと思う。
「鈴木野ノンがねクラス写真を見てたんだよ」
「なにぃぃぃ!!なにぃぃぃ!!なにぃぃ!!」
うるせーな!樫村!なになにー!ってなる展開じゃないだろ!
「多分だけどあれちょうど健ちゃんの所みてたぞ」
なになにないぃぃ!!!!!
「おいてめぇー!巨泉!退学にすっかんな!ゴラァ!」
おまえ本当に教師だよね!?教師なんだよね!?
「やっぱりな鈴木野ノン 俺の言った通りだった、いいなー!健ちゃん」
蓮その忌々しい目で俺を見るな。
「退学手続きしてやるからな...」
おいクソ教師、いいから朝のホームルームやれ。
などと話している間に例の鈴木野ノンが教室に入ってきた。
「鈴木野ノンだ」 「鈴木野ノンって遅刻ギリギリでいつも学校来るよね 朝弱いのかな?」
「ちょっと鈴木野ノンにおはようって言ってくる!」
前から思ってたんだけどなんでそんなにみんな鈴木野ノンのことフルネームで呼ぶの...?
「なぁ、蓮なんかさ鈴木野ノンってすごい一言で言える名前だけどさ長いから俺たちだけの呼び名作らない?」
「いいね!それ!!私も考えたいーーー!!」
そう言いながら俺の眼中に入ってきたのはショートカットでかわいいかかわいくないかで言ったら余裕でかわいいって答える顔面の持ち主の雪姫だ。
「いやいいや、絶対お前鈴木野ノンに報告するだろ!」
「いやここは手を組みましょうよ。健ちゃん」
なんでおまえ若干嬉しそうなんだよ!
「じゃあ!決まりね!」
と雪姫が中指と親指を勢いよくこすった。
音はなってないが...
まぁ、いいけど...
「鈴木野ノン...だしなー キスツスとか!!」
いや、まてまてまて!!どこをどうとったら鈴木野ノンがキスツスってなんだよ!
その前にキスツスってなんだよ
「ちょっと健ちゃんキスツスも知らないんですかー?僕でも知っているのにぃぃ??」
うん、知らないし、その煽り全然イライラしないけどなんか煽られてるのにイライラしないことにイライラするからやめてもらえる?
ちょっと間が空いて蓮が説明し始めた。
「教えてあげましょう!キスツスとは花の名前です。別名ゴジアオイ そして花言葉は
私は明日死ぬだろう」
...は?
めちゃくちゃ雪姫という存在が怖くなってきた...
「ちょっと雪姫さんいからなんでもちょっと怖すぎるかなーって...さすがに呼び名でそういう意味は...」
「ふっ、キブシよ」
キブシ??
「キブシとは花の名前です。花言葉は嘘。」
お...おう。
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