【完結】昔セフレ扱いして捨てた元恋人がドン底だったから拾ってやりました、けど……??

バナナ男さん

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( 晴矢 )

「 ~~♬~♬

ボンヤリしている晴矢も可愛い。可愛い。

────あぁ~もう……可愛くて可愛くてこのまま殺しちゃいたいくらい。 」


鼻歌を歌いながら、随分とご機嫌な様子の冬司だが、瞳の奥には冷たい怒りの感情がある様だった。


「 ……と…………冬……じ? 」

「 うん、な~に? 」


いつもと様子が違う事に混乱していると、冬司は俺の体を撫でたり舐めたりと優しく触れ始め、体は固まった。

自分の快感を追う様な動きじゃない、俺に快感を与えようとする動きに頭は真っ白になる。


「 え……あ……うぅ~……っ。 」


ゾワゾワした気持ち悪さを感じていると、一度動きを止めた冬司は慣らした俺の中へ、ゆっくりゆっくりと入ってくる。

いつもみたいに自分の快感を手に入れるためというより、まるで俺に形を覚えさせる目的である様に、本当にゆっくり……。


「 ……はっ……な……何……? 」


「 ……はっ……ハハッ。……晴矢の中、本当に暖かいね……?

暖かくて気持ちよくて……俺の全てを受け止めてくれてる。

────あ~……気持ちいい……。

ん~……?ここらへんだったっけ?

あ、こっちか。 」


「 ……っあ……っちょっ……っ……。 」


気持ち良い場所を小刻みに動きながら探す動きに、体が勝手に動く。

心は置き去りにして、体の快感だけ無理やり引きずり出そうとする行動に……大きな恐怖を感じた。


「 ~……っい、嫌だ……!やめてくれ……っ。 」


「 ん~?なんで??

気持ちいいんでしょ?じゃあいいじゃん。楽しも。 」


キスされて、色々な所を沢山触られて……。

それで中をユルユルと擦られては、ピンポイントで良いところを攻められる。

ゾクゾクしながら、身に覚えのある快感が駆け上がっていく感覚を感じると、俺は怖くなって覆いかぶさっている冬司の体を必死に押し出した。


「 い、嫌だってっ!!本当に……っやめて……止めてくれってば!! 

……っあっ……っ……だ、だめ……だっ! 」


「 ……っ……うわっ……中、凄い締まる……っ。

……はっ……ハハッ……気持ちいいんだ?……イッていいよ。晴矢……晴矢……俺も……。 」


自分の体を押し出す俺の手を床に押さえつけ、冬司は腰の動きを早くする。

お互い限界が近いのを感じて、俺は押しつぶされそうなくらい密着している冬司の腕の中で暴れまくった。


嫌だ……。

嫌だ……。

これじゃあ、まるで……まるで……愛し合っているみたいな……??


頭の中に浮かんだのは星華の顔で、俺は震えながらボロボロと涙を流す。


乱暴に扱ってくれるなら別に良い。

なんだか自分が人間じゃない感じがして、罪悪感がなかったからだ。


でも、自分が快感を得てしまえば、あっという間に自分が人間になってしまった様な感じ
がして…………自分が酷く汚らしい存在になっていく気がした。


愛していない人とセックスしている。

今まで麻痺していた心が急速に正気に戻り、恐怖に叫び声をあげた。


「 う……ぁ……っ……っ嫌だ……嫌だ……嫌だよぉ……。 」


「 晴矢晴矢晴矢……っハァ……ハッ……晴矢……っ……。

……ハッ……もう……イきそっ……っ。…………あっ……。 」


「 ────っ~~っ──っ!!! 」


頭が真っ白になって、視界が霞む中で見えたのは、冬司の快感に酔いしれている顔と痙攣している俺の足先だ。


俺……イッて…………???


ハァハァとお互いの荒い息が交わる中、冬司は動かない俺を快感にドロドロになった目で見下ろす。


「 ハハッ♡晴矢イッちゃったね。俺も俺も。一緒にイッちゃった~♡

はい、えらいえら~い。沢山出ちゃって、腹の上自分ので真っ白じゃん。

中は俺ので真っ白だし……汚れたのに白いって、なんか凄く面白いと思わない? 」


冬司は俺の腹に飛び散った白を指で弄び、最後はその指をペロッと舐めた。

すると、興奮したのか自分の中にあるまだガチガチな冬司のモノがピクッと動いたのを感じ、俺はそのまま号泣する。


「 う……うわぁぁぁぁぁぁ……っあっ……あぁぁぁぁっ!!! 」


まるで子どもの癇癪の様に泣きわめく俺に、冬司は呆れ……る事はないようで、そのまままた覆いかぶさる様に俺の体を強く抱きしめて嬉しそうだ。

そしてそのまま腰の動きを再開し、口は ” 食べる ” が正解の様な激しいキスで塞がれ、身動きが取れないまま、また快感を無理やり与えられる。


「 ハァ……ハァ……気持ちよくて泣いてる……晴矢……っ……っ~っさいっこぉ~……っ。

あ~可愛い……可愛い可愛い可愛い……っ……。

もっと奥まで……俺を入れて……?ねぇ……晴矢……晴矢……っ……。 」


「 ……ひっ……うぅ~……嫌だよ……嫌……嫌だよぉ……。

いや……いや……嫌だ……うぇっ……いや……。 」


怖くて怖くて、嫌で嫌で……多分殆どの言葉は嫌だと言っていた気がする。

ハッと気がつくと、そこはお風呂じゃなくてベッドの上で────ギシギシ揺れる音と冬司と自分の息の音と喘ぐ声がどこか遠くで聞こえていた。


もう下半身には感覚がないから、何回したか分からないけど……動く度に聞こえる水音と太もも辺りに感じる濡れた感触からしてイッたのは一回や二回じゃないとは思う。

動けない俺にできるのは、もう天井と冬司の大きく顔を歪めて笑っている顔を見ている事だけだった。
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