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現代( 注意! )
77 やっちゃった?
あれ……?
俺、なんでこんな昔の事思い出したんだろう……??
突然フッ……と目を覚まして、” 変な夢見たな~ ” と思ったら、目の前には目を瞑って寝ている玲央のドアップが。
ギョッ!!として後ろに身体を引こうとしたが、身体に巻き付いている何かのせいで全く身体は動かない。
えっ?なんで??
不思議に思い自分の状況を冷静に確認すると、俺はどこかのベッドに寝転がっていて、更に身体に巻き付いているのは玲央の腕である事に気づいた。
「 ……えっ??あ……あれれ~??な、なんで?? 」
記憶を辿ろうとしたが思い出せず……更に不味いことに自分も玲央も裸である事にも続けて気づき、ハテナマークが激しく頭の上を飛び回る。
それに……。
「 ……な……なんか下半身にあんまり感覚が……ない……?
痺れているのかな……? 」
不思議に思いモゾモゾと動いていると、ぐっしょりと下が濡れている様な感触に気づきサァァァ──……と顔色は悪くなっていった。
そ、粗相をしてしまった……?
あまりの出来事にシクシクと泣いていると、玲央がくわぁ~と欠伸しながら目をゆっくり開けた。
その顔は初めて見る無防備なモノだったので、思わずまじまじと見てしまったが、玲央は俺と目が合うとニコッと笑った。
「 また泣いてるの?昨日あんなに沢山泣いたのに……。 」
「 だっ……だって俺……おねしょ……。 」
アラサーでおねしょしたなど悲しすぎてメソメソ泣く俺に、玲央は不思議そうな顔をし
た。
「 おねしょ……?
……あ~……そっか。ちょっとやり過ぎて感覚がなくなっちゃったんだ?
フフッ。大丈夫だよ。どちらかというと粗相をしたのは俺の方だから。 」
そう言ってスリスリと俺のお腹を撫でる玲央。
玲央が粗相……??
不思議に思いながらフッと視線を天井へと移すと、俺は目を見開いたままビシッ!!と固まってしまった。
天井一面に隙間なく貼られている写真達。
その異様な光景にも驚いたが、そこに写っているのが────全部、俺だったからだ。
俺。
俺。
俺。
俺ぇぇ……??
しかも今の俺ではなく昔の俺まで沢山いて、自分でさえ忘れている場面が沢山写されている。
「 …………。 」
口をあんぐり開けていると、玲央はベッドの側に置いてあるスマホを手に取り、俺の目の前にそれを持ってくる。
近すぎる画面に寄り目になりながら画面を見ると、そこにはちょっと肌色率が高い映像が流れていた。
” ────もう大丈夫そう。
……やっと一つになれるね
ほら、今からコレ、大樹の中に入るんだよ。
……あぁ嬉しいな。 ”
携帯の中から聞こえてくる玲央の声は酷く興奮していて……写っている俺はというと、玲央が ” コレ ” と言う凶悪なアレを下に入れられて、ボロボロ泣きながら悲鳴を上げていた。
それを見ながら更に興奮したらしい玲央の動きが激しくなったため、携帯の手ブレが凄くて、もう何がなんだか……。
とりあえず俺が大泣きしている姿は、証拠としてバッチリ写っている様だ。
「 ほ……ほぅ……? 」
逃げようと藻掻くイモムシのような自分の姿を見せられながら、労る様にお尻を触ると、べっしょりと濡れていた。
とりあえず、俺が粗相をしたわけではない事だけは喜ぼう……。
そうして黙ってしまった俺に、玲央はペラペラと喋りだす。
「 やっぱり自分で撮るのは難しいや。
でも大丈夫だよ。
俺たちの記念すべき初めてはしっかり撮っておいたからさ。
後で一緒に見ようか。
シアタールーム、そのために作ったんだ。 」
「 と……撮っておいた……??
えっ?シアタールーム?? 」
上手く回ってない頭で疑問を感じ、フッと今度はベッドの脇へ視線を移せば三脚で立てられたカメラが数本立っている事に気づいた。
しかもジーッジーッ……という機械音と赤い電灯が控えめに付いている事から、現在も稼働中である事が伺える。
「 …………。 」
あんまりな事に茫然とそのカメラを眺めていると、突然玲央は俺の顎を強く握り、そのまま自分の顔へ俺の顔を近づけると、あ……!という間もなくチュッとキスされてしまった。
「 これからはここが大樹の家。だから二度と外には出ないでね。
欲しいものは何でも買ってあげるし、遊び場所はこの建物内に何でも作ってあげるからいいでしょ?
あぁ、子供たちのイベントの時は一緒になら出て良いよ。家族らしい事したいって言ってたもんね。
それ以外は却下だよ。 」
「 ご……ごめん、俺ちょっと頭が追いつかないんだけど……。
あのさ、俺たちって……もしかしてもしかすると……その……? 」
聞くまでもなく、その手にあるスマホから聞こえ続ける悲鳴が吐息へと変わっていったのを聞き、俺は全てを理解した。
すると涙が滝の様に流れていき、ワッ!!と大号泣!
すると玲央は顔を歪めて暗い笑みを浮かべた。
俺、なんでこんな昔の事思い出したんだろう……??
突然フッ……と目を覚まして、” 変な夢見たな~ ” と思ったら、目の前には目を瞑って寝ている玲央のドアップが。
ギョッ!!として後ろに身体を引こうとしたが、身体に巻き付いている何かのせいで全く身体は動かない。
えっ?なんで??
不思議に思い自分の状況を冷静に確認すると、俺はどこかのベッドに寝転がっていて、更に身体に巻き付いているのは玲央の腕である事に気づいた。
「 ……えっ??あ……あれれ~??な、なんで?? 」
記憶を辿ろうとしたが思い出せず……更に不味いことに自分も玲央も裸である事にも続けて気づき、ハテナマークが激しく頭の上を飛び回る。
それに……。
「 ……な……なんか下半身にあんまり感覚が……ない……?
痺れているのかな……? 」
不思議に思いモゾモゾと動いていると、ぐっしょりと下が濡れている様な感触に気づきサァァァ──……と顔色は悪くなっていった。
そ、粗相をしてしまった……?
あまりの出来事にシクシクと泣いていると、玲央がくわぁ~と欠伸しながら目をゆっくり開けた。
その顔は初めて見る無防備なモノだったので、思わずまじまじと見てしまったが、玲央は俺と目が合うとニコッと笑った。
「 また泣いてるの?昨日あんなに沢山泣いたのに……。 」
「 だっ……だって俺……おねしょ……。 」
アラサーでおねしょしたなど悲しすぎてメソメソ泣く俺に、玲央は不思議そうな顔をし
た。
「 おねしょ……?
……あ~……そっか。ちょっとやり過ぎて感覚がなくなっちゃったんだ?
フフッ。大丈夫だよ。どちらかというと粗相をしたのは俺の方だから。 」
そう言ってスリスリと俺のお腹を撫でる玲央。
玲央が粗相……??
不思議に思いながらフッと視線を天井へと移すと、俺は目を見開いたままビシッ!!と固まってしまった。
天井一面に隙間なく貼られている写真達。
その異様な光景にも驚いたが、そこに写っているのが────全部、俺だったからだ。
俺。
俺。
俺。
俺ぇぇ……??
しかも今の俺ではなく昔の俺まで沢山いて、自分でさえ忘れている場面が沢山写されている。
「 …………。 」
口をあんぐり開けていると、玲央はベッドの側に置いてあるスマホを手に取り、俺の目の前にそれを持ってくる。
近すぎる画面に寄り目になりながら画面を見ると、そこにはちょっと肌色率が高い映像が流れていた。
” ────もう大丈夫そう。
……やっと一つになれるね
ほら、今からコレ、大樹の中に入るんだよ。
……あぁ嬉しいな。 ”
携帯の中から聞こえてくる玲央の声は酷く興奮していて……写っている俺はというと、玲央が ” コレ ” と言う凶悪なアレを下に入れられて、ボロボロ泣きながら悲鳴を上げていた。
それを見ながら更に興奮したらしい玲央の動きが激しくなったため、携帯の手ブレが凄くて、もう何がなんだか……。
とりあえず俺が大泣きしている姿は、証拠としてバッチリ写っている様だ。
「 ほ……ほぅ……? 」
逃げようと藻掻くイモムシのような自分の姿を見せられながら、労る様にお尻を触ると、べっしょりと濡れていた。
とりあえず、俺が粗相をしたわけではない事だけは喜ぼう……。
そうして黙ってしまった俺に、玲央はペラペラと喋りだす。
「 やっぱり自分で撮るのは難しいや。
でも大丈夫だよ。
俺たちの記念すべき初めてはしっかり撮っておいたからさ。
後で一緒に見ようか。
シアタールーム、そのために作ったんだ。 」
「 と……撮っておいた……??
えっ?シアタールーム?? 」
上手く回ってない頭で疑問を感じ、フッと今度はベッドの脇へ視線を移せば三脚で立てられたカメラが数本立っている事に気づいた。
しかもジーッジーッ……という機械音と赤い電灯が控えめに付いている事から、現在も稼働中である事が伺える。
「 …………。 」
あんまりな事に茫然とそのカメラを眺めていると、突然玲央は俺の顎を強く握り、そのまま自分の顔へ俺の顔を近づけると、あ……!という間もなくチュッとキスされてしまった。
「 これからはここが大樹の家。だから二度と外には出ないでね。
欲しいものは何でも買ってあげるし、遊び場所はこの建物内に何でも作ってあげるからいいでしょ?
あぁ、子供たちのイベントの時は一緒になら出て良いよ。家族らしい事したいって言ってたもんね。
それ以外は却下だよ。 」
「 ご……ごめん、俺ちょっと頭が追いつかないんだけど……。
あのさ、俺たちって……もしかしてもしかすると……その……? 」
聞くまでもなく、その手にあるスマホから聞こえ続ける悲鳴が吐息へと変わっていったのを聞き、俺は全てを理解した。
すると涙が滝の様に流れていき、ワッ!!と大号泣!
すると玲央は顔を歪めて暗い笑みを浮かべた。
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