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プロローグ(大輝、レーニャ、死後の世界にて)
13 レオンハルト
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そうして『レオンハルト』という名前を得た名前のない彼。
その後は光の柱の出現する18歳までの間、王族と貴族のみが通う事のできる学院に通う事を命じられ、住まいとして王都の外れにある一軒の家に住む事になった。
本来なら、王宮にて丁重な扱いを受けるはずだったが……王も他の者たちも彼に対する恐怖に耐えられず、体良く王宮から追い出され、学院に通い始めるまでの二ヶ月間、与えられた家で過ごす事になったのだ。
今まで暮らしていた家とは全く異なる綺麗で広い内装に、最初レオンハルトはどうしたら良いか分からず、とりあえず部屋の隅にじっと座って時を過ごしていたが、次第にその生活にも慣れていく。
雨風の吹かぬ場所の暖かさを知り、毎日ゴミを漁りに行かずとも、王宮からの遣いの者が1日3食食べ物を届けてくれたので、生まれて初めて飢えが満たされるという感覚を知った。
するとそのお陰か、今まで止まっていた成長が急激に始まり、背はぐんぐんと伸び平均以上に。
更に体格も、それに相応しいモノへと変わっていく。
そして同時に精神にも変化を起こし、余裕は『退屈』という感覚を生み出した。
しかし最初は、その持て余すほどのその感覚をどうすればいいかわからず当分はジッとしていたが、ある日沢山の本が置かれている図書館の様な部屋の中、置かれている本の一冊を気まぐれに手に取ってみる。
生きることで精一杯だった彼にとって、本に触れること自体、これが初めての体験であった。
『退屈』は生きる事に関係ない行動を望み、何回目かの食事の配給の際、遣いの者が言っていた言葉を、思い出させる。
『ここにある本は好きに読んでよいと、国王からの伝言だ。』
その言葉に従い、彼はペラペラと本のページを開いていったが、教育を受けたことのない彼は、当然文字が読めない。
それに加えて生きる事以外の常識、知識なども何一つ持っていない彼にとって、専門家が読む様なレベルの本など読めるわけがない。
彼の家に置いてあった本は、全てこれから通う学院で学ぶための教材と、各専門分野におけるあらゆる知識を詰め込んだ専門書の数々であったから余計にだ。
本来はそれを使い、学院に通う前に少しでも知識をと学ばせる予定であったが……彼の姿をみた誰もが専属教師を拒否する。
そのため、王は仕方なく本だけを彼の暮らす家へと置く事にしたというわけだ。
文字を読める者でも、専門家でなければ読めない様な本の数々。
それを、レオンハルトはペラペラとめくりながら恐ろしいスピードで理解していく。
文字はその規則性と、挿絵との関連性により一瞬で覚えた。
通常の人間が10年かけて勉強する内容も、レオンハルトにとっては1分にも満たない程度の内容でしかない。
それは彼の持つ能力に関係していた。
<英雄の資質>(ノーマル固有スキル)
< 叡智(えいち)>
一知れば万を知る事のできる知力系の最上スキル。
これを持つことで、物事の真理まで理解することが可能であり、また魔法の発動する際は、常人では絶対に不可能な領域まで到達することが可能
(発現条件)
心の底から強く何かを知りたいと願うこと
スキル<叡智>が発現したのは、彼が3歳の時。
彼は母親の発した『気持ち悪い』『化け物』の意味を心の底から知りたいと願った。
その言葉の意味が分かれば、母親が帰ってくるかもしれないとそんな小さな期待を抱いたからだ。
しかし結局意味が分かったところで母親は帰ってこなかったが、奇しくもそのことが彼の新たな力に変わる。
<叡智>を使い、彼は本を読み続け、とうとう学院へ入学する日が来た頃には────……世界のありとあらゆる知識は、全て彼のモノになっていた。
その後は光の柱の出現する18歳までの間、王族と貴族のみが通う事のできる学院に通う事を命じられ、住まいとして王都の外れにある一軒の家に住む事になった。
本来なら、王宮にて丁重な扱いを受けるはずだったが……王も他の者たちも彼に対する恐怖に耐えられず、体良く王宮から追い出され、学院に通い始めるまでの二ヶ月間、与えられた家で過ごす事になったのだ。
今まで暮らしていた家とは全く異なる綺麗で広い内装に、最初レオンハルトはどうしたら良いか分からず、とりあえず部屋の隅にじっと座って時を過ごしていたが、次第にその生活にも慣れていく。
雨風の吹かぬ場所の暖かさを知り、毎日ゴミを漁りに行かずとも、王宮からの遣いの者が1日3食食べ物を届けてくれたので、生まれて初めて飢えが満たされるという感覚を知った。
するとそのお陰か、今まで止まっていた成長が急激に始まり、背はぐんぐんと伸び平均以上に。
更に体格も、それに相応しいモノへと変わっていく。
そして同時に精神にも変化を起こし、余裕は『退屈』という感覚を生み出した。
しかし最初は、その持て余すほどのその感覚をどうすればいいかわからず当分はジッとしていたが、ある日沢山の本が置かれている図書館の様な部屋の中、置かれている本の一冊を気まぐれに手に取ってみる。
生きることで精一杯だった彼にとって、本に触れること自体、これが初めての体験であった。
『退屈』は生きる事に関係ない行動を望み、何回目かの食事の配給の際、遣いの者が言っていた言葉を、思い出させる。
『ここにある本は好きに読んでよいと、国王からの伝言だ。』
その言葉に従い、彼はペラペラと本のページを開いていったが、教育を受けたことのない彼は、当然文字が読めない。
それに加えて生きる事以外の常識、知識なども何一つ持っていない彼にとって、専門家が読む様なレベルの本など読めるわけがない。
彼の家に置いてあった本は、全てこれから通う学院で学ぶための教材と、各専門分野におけるあらゆる知識を詰め込んだ専門書の数々であったから余計にだ。
本来はそれを使い、学院に通う前に少しでも知識をと学ばせる予定であったが……彼の姿をみた誰もが専属教師を拒否する。
そのため、王は仕方なく本だけを彼の暮らす家へと置く事にしたというわけだ。
文字を読める者でも、専門家でなければ読めない様な本の数々。
それを、レオンハルトはペラペラとめくりながら恐ろしいスピードで理解していく。
文字はその規則性と、挿絵との関連性により一瞬で覚えた。
通常の人間が10年かけて勉強する内容も、レオンハルトにとっては1分にも満たない程度の内容でしかない。
それは彼の持つ能力に関係していた。
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< 叡智(えいち)>
一知れば万を知る事のできる知力系の最上スキル。
これを持つことで、物事の真理まで理解することが可能であり、また魔法の発動する際は、常人では絶対に不可能な領域まで到達することが可能
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心の底から強く何かを知りたいと願うこと
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彼は母親の発した『気持ち悪い』『化け物』の意味を心の底から知りたいと願った。
その言葉の意味が分かれば、母親が帰ってくるかもしれないとそんな小さな期待を抱いたからだ。
しかし結局意味が分かったところで母親は帰ってこなかったが、奇しくもそのことが彼の新たな力に変わる。
<叡智>を使い、彼は本を読み続け、とうとう学院へ入学する日が来た頃には────……世界のありとあらゆる知識は、全て彼のモノになっていた。
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