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第六章(ライトノア学院試験編、ソフィアとアゼリア、レイドとメル、リリアとサイモンとの出会い)
238 まさかの??!!
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(リーフ)
◇◇◇
「重ね重ね申し訳有りませんでした。」
俺がやっとこさレオンから開放されクルリと後ろを振り向けば、神妙な様子で謝るソフィアちゃんの姿と、更にその後ろでは土下座をするアゼリアちゃんと他の聖兵士の皆さんの姿があった。
誤解が解けた後、錯乱したアゼリアちゃんがレオンに斬りかかってきてちょっとした騒ぎになって、大変だったのだ。
憤怒の様子で刀を抜いて、レオンに飛びかかったアゼリアちゃん。
その速さはポッポ鳥が如し。
そんな凄まじいスピードの攻撃だったのだが、レオンは俺を締め上げたまま何事もないかのようにヒョイヒョイと簡単に避けた。
それに更に激昂したアゼリアちゃんが、さらなる加速をした瞬間、あげ玉がその前にパッ!と姿を現す。
そして────……。
「クピピッ! 」
その振り下ろされる刀を、あげ玉は足でガションッ!!と受け止め、そのまま反対の足でアゼリアちゃんをふっ飛ばしたのだ。
まさに電光石火、一瞬の出来事であった。
アゼリアちゃんはそのまま撃沈。
ソフィアちゃんに回復魔法を掛けられて今に至ると……。
「こちらこそ、うちのあげ玉がすみません。アゼリアちゃんが無事で本当によかった。」
俺は、ムスー!としているあげ玉の頭を無理やり下げさせて、一緒に謝った。
全く……女の子に傷が残ったら責任取って結婚だぞ。
あげ玉は、お婿さんとしてアゼリアちゃんのところに出荷だ!
悪い子めっ!と心の中で叱咤しながら、俺はあげ玉のクチバシを掴み、そのままムニムニと揉み込んでやった。
すると、それがくすぐったかったらしく、イヤイヤするあげ玉だったが、容赦なくムニムニしてやっていると、ソフィアちゃんがこうなるにいたった理由を話してくれた。
「実は────……。」
なんでも馬車で走行中、あれよあれよとモンスターの集団に連続して襲われたそうで、それは何とか撃退したが、怒涛の連戦により休憩する間もなく先ほどの大量のノーフェイス・ウルフの群れにノーフェイス・ネオウルフが出現。
そこで危険を察知した聖兵士さんの一人が、緊急伝煙を上げたのだという。
そりゃ~とんだ災難だったなぁ……。
しみじみそう思っていると、ソフィアちゃんの表情がわずかに曇った。
「……ここ最近【グリモア】を中心に『魔素』が強まっているそうです。
元々ダンジョンが多い街だったのですが、今はその倍────……いえ、それ以上の数になってしまっている様で、対応する戦闘員達が全く足りていません。
それに伴い強いランクのモンスター達も多く報告されるようになって、その影響でこの様な街への街道沿いにまでモンスターが溢れてしまっているのでしょう。」
ソフィアちゃんの言葉を受け、ピンッと張り詰める空気を感じ、どうやら春の三毛猫の皆やマルタさんの言っていた異変は思った以上に深刻なようだと悟る。
一体何が原因なんだろう……?
うう~ん?と考え混んでいる間に、あげ玉のクチバシを揉み込んでいた手はレオンによって外され、そのまま何故かレオン自身の口元へともってかれた。
俺は揉みごたえがなくなってしまったレオンの唇をムニムニしながら、やはり何か記憶に引っかかるような気がしてそれを必死に思い出そうとしたのだが────……更に続くソフィアちゃんの言葉に、またしても頭からそれがすっぽ抜ける。
「ですので、わたくしはこの度【グリモア】にあります〈ライトノア学院〉に入学し、原因究明と事態鎮圧のためのお手伝いをすることになりました。
本日がその入学院試験ですので、申し訳ありませんがこのお礼は後日させて下さい。」
「────へっ??」
『ライトノア学院に入学』
『本日がその入学試験』
「ええええぇぇぇぇぇ────!!!?」
俺の突然の叫び声に、レオンとあげ玉以外の全員がビクゥッ!!!!と身体を震わせたが、その衝撃の事実に驚く俺に、その事を気にする余裕はなかった。
ソフィアちゃんが同じ学院に入学?!
────ってことは……まさかの同じ歳だったのか!!
俺はとりあえず落ち着こうと、ほ~……と小さい息を吐き出しながら、物語に描かれていたソフィ王女について思い出していく。
改めて思い出すと、物語の中に王女様の年齢に関する記載はなかっ
事、そしてなにより、高学院に通っている間、彼女の影すら感じる記載がなかったため、てっきりソフィアちゃんは年下とばかり思っていた。
しかしまさかの同い年とは……コレは嬉しいアクシデントだぞ~?!
同級生になったレオンとソフィアちゃんを思い浮かべて、思わずニヤリと笑う。
ここでレオンがかっこいいところ見せたら、ソフィアちゃんの中でレオンの好感度は爆上がり……この後始まる中学院生活は、とっても明るくなる!
更に更に18歳を迎えた際には『俺たち仲良し~♬』的なポジションで旅をすることができるのでは?
『打倒!悪役令息リーフ!! 俺たちの友情は永遠なり────!』
俺の頭の中では、伝説の剣を空に掲げるレオンと、その横に笑顔で寄り添うソフィアちゃんの姿が思い浮かんだ。
少年漫画に欠かすことのできないヒロイン達。
そのド・センターに飛び出る天然モノのヒロインが今まさに現れた!!
俺は直ぐに後ろにボケ~と立っているレオンのマントを、丁寧になで上げる。
そしてパンッパンッと汚れを払うように叩けば、マントが綺麗になったレオンの機嫌は急上昇し、ほんわかした空気が周囲に漂った。
清潔感と優しい空気は、異性とコミュニケーションを取る時とっても大事なモノ。
俺の機転によりマントはピカピカ、機嫌は上昇、これでレオンの好感度は上がるはず!
そんな上機嫌のレオンをよそに、俺はソフィアちゃんに提案を持ちかけた。
「あの、俺達もその〈ライトノア学院〉の入学院試験を受けるんです!
良かったら一緒にいきませんか!?」
◇◇◇
「重ね重ね申し訳有りませんでした。」
俺がやっとこさレオンから開放されクルリと後ろを振り向けば、神妙な様子で謝るソフィアちゃんの姿と、更にその後ろでは土下座をするアゼリアちゃんと他の聖兵士の皆さんの姿があった。
誤解が解けた後、錯乱したアゼリアちゃんがレオンに斬りかかってきてちょっとした騒ぎになって、大変だったのだ。
憤怒の様子で刀を抜いて、レオンに飛びかかったアゼリアちゃん。
その速さはポッポ鳥が如し。
そんな凄まじいスピードの攻撃だったのだが、レオンは俺を締め上げたまま何事もないかのようにヒョイヒョイと簡単に避けた。
それに更に激昂したアゼリアちゃんが、さらなる加速をした瞬間、あげ玉がその前にパッ!と姿を現す。
そして────……。
「クピピッ! 」
その振り下ろされる刀を、あげ玉は足でガションッ!!と受け止め、そのまま反対の足でアゼリアちゃんをふっ飛ばしたのだ。
まさに電光石火、一瞬の出来事であった。
アゼリアちゃんはそのまま撃沈。
ソフィアちゃんに回復魔法を掛けられて今に至ると……。
「こちらこそ、うちのあげ玉がすみません。アゼリアちゃんが無事で本当によかった。」
俺は、ムスー!としているあげ玉の頭を無理やり下げさせて、一緒に謝った。
全く……女の子に傷が残ったら責任取って結婚だぞ。
あげ玉は、お婿さんとしてアゼリアちゃんのところに出荷だ!
悪い子めっ!と心の中で叱咤しながら、俺はあげ玉のクチバシを掴み、そのままムニムニと揉み込んでやった。
すると、それがくすぐったかったらしく、イヤイヤするあげ玉だったが、容赦なくムニムニしてやっていると、ソフィアちゃんがこうなるにいたった理由を話してくれた。
「実は────……。」
なんでも馬車で走行中、あれよあれよとモンスターの集団に連続して襲われたそうで、それは何とか撃退したが、怒涛の連戦により休憩する間もなく先ほどの大量のノーフェイス・ウルフの群れにノーフェイス・ネオウルフが出現。
そこで危険を察知した聖兵士さんの一人が、緊急伝煙を上げたのだという。
そりゃ~とんだ災難だったなぁ……。
しみじみそう思っていると、ソフィアちゃんの表情がわずかに曇った。
「……ここ最近【グリモア】を中心に『魔素』が強まっているそうです。
元々ダンジョンが多い街だったのですが、今はその倍────……いえ、それ以上の数になってしまっている様で、対応する戦闘員達が全く足りていません。
それに伴い強いランクのモンスター達も多く報告されるようになって、その影響でこの様な街への街道沿いにまでモンスターが溢れてしまっているのでしょう。」
ソフィアちゃんの言葉を受け、ピンッと張り詰める空気を感じ、どうやら春の三毛猫の皆やマルタさんの言っていた異変は思った以上に深刻なようだと悟る。
一体何が原因なんだろう……?
うう~ん?と考え混んでいる間に、あげ玉のクチバシを揉み込んでいた手はレオンによって外され、そのまま何故かレオン自身の口元へともってかれた。
俺は揉みごたえがなくなってしまったレオンの唇をムニムニしながら、やはり何か記憶に引っかかるような気がしてそれを必死に思い出そうとしたのだが────……更に続くソフィアちゃんの言葉に、またしても頭からそれがすっぽ抜ける。
「ですので、わたくしはこの度【グリモア】にあります〈ライトノア学院〉に入学し、原因究明と事態鎮圧のためのお手伝いをすることになりました。
本日がその入学院試験ですので、申し訳ありませんがこのお礼は後日させて下さい。」
「────へっ??」
『ライトノア学院に入学』
『本日がその入学試験』
「ええええぇぇぇぇぇ────!!!?」
俺の突然の叫び声に、レオンとあげ玉以外の全員がビクゥッ!!!!と身体を震わせたが、その衝撃の事実に驚く俺に、その事を気にする余裕はなかった。
ソフィアちゃんが同じ学院に入学?!
────ってことは……まさかの同じ歳だったのか!!
俺はとりあえず落ち着こうと、ほ~……と小さい息を吐き出しながら、物語に描かれていたソフィ王女について思い出していく。
改めて思い出すと、物語の中に王女様の年齢に関する記載はなかっ
事、そしてなにより、高学院に通っている間、彼女の影すら感じる記載がなかったため、てっきりソフィアちゃんは年下とばかり思っていた。
しかしまさかの同い年とは……コレは嬉しいアクシデントだぞ~?!
同級生になったレオンとソフィアちゃんを思い浮かべて、思わずニヤリと笑う。
ここでレオンがかっこいいところ見せたら、ソフィアちゃんの中でレオンの好感度は爆上がり……この後始まる中学院生活は、とっても明るくなる!
更に更に18歳を迎えた際には『俺たち仲良し~♬』的なポジションで旅をすることができるのでは?
『打倒!悪役令息リーフ!! 俺たちの友情は永遠なり────!』
俺の頭の中では、伝説の剣を空に掲げるレオンと、その横に笑顔で寄り添うソフィアちゃんの姿が思い浮かんだ。
少年漫画に欠かすことのできないヒロイン達。
そのド・センターに飛び出る天然モノのヒロインが今まさに現れた!!
俺は直ぐに後ろにボケ~と立っているレオンのマントを、丁寧になで上げる。
そしてパンッパンッと汚れを払うように叩けば、マントが綺麗になったレオンの機嫌は急上昇し、ほんわかした空気が周囲に漂った。
清潔感と優しい空気は、異性とコミュニケーションを取る時とっても大事なモノ。
俺の機転によりマントはピカピカ、機嫌は上昇、これでレオンの好感度は上がるはず!
そんな上機嫌のレオンをよそに、俺はソフィアちゃんに提案を持ちかけた。
「あの、俺達もその〈ライトノア学院〉の入学院試験を受けるんです!
良かったら一緒にいきませんか!?」
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