302 / 1,649
第六章(ライトノア学院試験編、ソフィアとアゼリア、レイドとメル、リリアとサイモンとの出会い)
286 聖属性と呪い!
しおりを挟む
(リーフ)
そんな中、流石は今生の聖女様こと、ソフィアちゃん。
光属性魔法の<シャイニング・ボール>で70点という高得点を叩き出し、またワッと歓声が上がった。
ちなみに一般的な魔法の属性は大きく分けて7つ。
【火】【水】【風】【土】【雷】【闇】【光】
更にこの属性同士は、それぞれ有利、不利属性がお互いにあって《火<水<雷<土<風<火》、《光=闇》と言った具合に、ぐるぐる円を描くようにその関係性がある。
ただし光と闇属性のみ、お互いが有利属性かつ不利属性にも当たるため注意が必要。
そしてここからが魔法属性のややこしいところなんだが、実はこの基本魔法属性以外にも属性というものが存在していて、それを<特殊属性>という。
この<特殊属性魔法>の存在は、チョコチョコ確認されていて、一番有名かつ数が多いのは<無属性魔法>だ。
これは火や水などのような、はっきりした特性を持たない魔法全般を指していて、その威力、効果もピンからキリまで幅広く、例えば商人さんの多次元ボックスに類似したスキルや神官さんの鑑定などもこの<無属性魔法>に該当する。
諸説によれば、この<無属性魔法>は、『元々個人が持っている生元魔力が、属性という通路を通らず直接外に飛び出て形になっているのではないか?』と言われていて、魔法の属性を一つも持たない一般人でも生活に使うちょっとした魔法が使える者もいることから、間違いないと言われている。
そしてその他にもこの<特殊属性>は種類があって、その中の一つ、絶対的に数が少なくレア中のレア!それが< 聖属性魔法 >だ!
これは恐らくは光属性の派生か、はたまた進化したものか……はっきりは分かっていないが、この聖属性は人に驚異を与えているモンスターの命の源、《魔素》に絶対有利属性をもっている上、同じく特殊属性最強の<呪い属性>に対し、唯一対抗することのできる属性であるとされている。
しかし、<呪い属性>に対してはあくまで対抗だけ。
発生した呪いは<聖属性>の『浄化』によって鎮めることはできるが、それは表面的なものだけで、呪いそのものを完全に打ち消すことはできない。
分かりやすく例えると、大規模火災が発生した時、その火の元が呪いの本体、延々と吹き出すドス黒い煙が呪いによって発生した表面的な呪い、そしてその黒い煙を吹き飛ばすのが『浄化』だ。
火の元を根本から消さなければ、煙はずっと発生し続ける。
煙が吹き飛んだ隙きに、その感情の元となった人の心に語りかけその呪いを鎮める、それが今の所呪いに対しての一番平和的な解決法というわけだ。
ただ、やはり呪いは人の心が媒体になっているため、その表面を鎮めるにも限界というものがある。
ましてや大きすぎる感情によって理性を失い、救うために必要な心そのものがなくなってしまった状態では、もう浄化による救出は不可能。
その場合は……その媒体となった人を根本から消し去るしかない。
そのことからも分かるように全属性中間違いなくNO・1、無敵属性であると断言できる特殊属性が<呪い属性>だ。
だからこそ、そんなどうしようもできない無敵魔法に唯一抵抗できる属性<聖属性>は、非常に稀有かつ重宝される属性なのだ。
そんなレア中のレアな属性を持つソフィアちゃん、やはり魔法の才能はずば抜けている様子。
試験が終了し、嬉しそうにグッ!と拳を握るソフィアちゃんを見つめながら、アルバード英雄記に描かれていたソフィア王女を重ねる。
物語の中では、どちらかと言うと剣に魔法を宿しズバズバ戦っていたソフィア王女。
今の所、彼女は後衛メインのオールラウンダー……な感じにみえるが、果たして……?
俺としてはバシバシ前衛並に攻撃する彼女のほうが馴染みがあるため、やはり違和感が凄くある。
またも感じる物語の中のソフィア王女と現在のソフィアちゃんとのズレに、頭を悩ませていると……そんなソフィアちゃんに続けとばかりにジェニファーちゃんが同じく光属性魔法で70点、そしてクラーク君も同じく光属性魔法で70点と続く高得点に、おぉ────!!と歓声と拍手が上がった。
ジェニファーちゃんの恐らく得意とする属性は特殊属性の<回復属性>。
これも<聖属性>と同じくまた別の系統に分化したとされる光属性の派生であると言われている。
やはりこちらも中々の実力。
クラーク君に関して言えば恐らく貴族特有のルール……いわゆる従事している主より秀でた成績を取るべからずを忠実に遂行しているらしく、多少手加減をしているように見えたが、それでも70点という高得点だ。
その後も続いていく試験にて、マリオンは60点、モルトが40点、ニールが45点と続々と平均点を越えていく。
そして魔法が苦手組のアゼリアちゃんは、30点、レイド、メルちゃんは共に25点という平均点より多少秀でているくらいの点数であった。
そんな中、またも高得点を出したのはリリアちゃん、
マリオンを抑え65点、そしてサイモンはそれより少し下の50点で、その容姿も合わせて男性受験者たちからのエールと拍手が凄い。
さすがはエルフ族、魔法関係は強いな。
感心しながら眺めていたが、実はこの試験で一番問題を抱えているのは俺だったりする。
そんな中、流石は今生の聖女様こと、ソフィアちゃん。
光属性魔法の<シャイニング・ボール>で70点という高得点を叩き出し、またワッと歓声が上がった。
ちなみに一般的な魔法の属性は大きく分けて7つ。
【火】【水】【風】【土】【雷】【闇】【光】
更にこの属性同士は、それぞれ有利、不利属性がお互いにあって《火<水<雷<土<風<火》、《光=闇》と言った具合に、ぐるぐる円を描くようにその関係性がある。
ただし光と闇属性のみ、お互いが有利属性かつ不利属性にも当たるため注意が必要。
そしてここからが魔法属性のややこしいところなんだが、実はこの基本魔法属性以外にも属性というものが存在していて、それを<特殊属性>という。
この<特殊属性魔法>の存在は、チョコチョコ確認されていて、一番有名かつ数が多いのは<無属性魔法>だ。
これは火や水などのような、はっきりした特性を持たない魔法全般を指していて、その威力、効果もピンからキリまで幅広く、例えば商人さんの多次元ボックスに類似したスキルや神官さんの鑑定などもこの<無属性魔法>に該当する。
諸説によれば、この<無属性魔法>は、『元々個人が持っている生元魔力が、属性という通路を通らず直接外に飛び出て形になっているのではないか?』と言われていて、魔法の属性を一つも持たない一般人でも生活に使うちょっとした魔法が使える者もいることから、間違いないと言われている。
そしてその他にもこの<特殊属性>は種類があって、その中の一つ、絶対的に数が少なくレア中のレア!それが< 聖属性魔法 >だ!
これは恐らくは光属性の派生か、はたまた進化したものか……はっきりは分かっていないが、この聖属性は人に驚異を与えているモンスターの命の源、《魔素》に絶対有利属性をもっている上、同じく特殊属性最強の<呪い属性>に対し、唯一対抗することのできる属性であるとされている。
しかし、<呪い属性>に対してはあくまで対抗だけ。
発生した呪いは<聖属性>の『浄化』によって鎮めることはできるが、それは表面的なものだけで、呪いそのものを完全に打ち消すことはできない。
分かりやすく例えると、大規模火災が発生した時、その火の元が呪いの本体、延々と吹き出すドス黒い煙が呪いによって発生した表面的な呪い、そしてその黒い煙を吹き飛ばすのが『浄化』だ。
火の元を根本から消さなければ、煙はずっと発生し続ける。
煙が吹き飛んだ隙きに、その感情の元となった人の心に語りかけその呪いを鎮める、それが今の所呪いに対しての一番平和的な解決法というわけだ。
ただ、やはり呪いは人の心が媒体になっているため、その表面を鎮めるにも限界というものがある。
ましてや大きすぎる感情によって理性を失い、救うために必要な心そのものがなくなってしまった状態では、もう浄化による救出は不可能。
その場合は……その媒体となった人を根本から消し去るしかない。
そのことからも分かるように全属性中間違いなくNO・1、無敵属性であると断言できる特殊属性が<呪い属性>だ。
だからこそ、そんなどうしようもできない無敵魔法に唯一抵抗できる属性<聖属性>は、非常に稀有かつ重宝される属性なのだ。
そんなレア中のレアな属性を持つソフィアちゃん、やはり魔法の才能はずば抜けている様子。
試験が終了し、嬉しそうにグッ!と拳を握るソフィアちゃんを見つめながら、アルバード英雄記に描かれていたソフィア王女を重ねる。
物語の中では、どちらかと言うと剣に魔法を宿しズバズバ戦っていたソフィア王女。
今の所、彼女は後衛メインのオールラウンダー……な感じにみえるが、果たして……?
俺としてはバシバシ前衛並に攻撃する彼女のほうが馴染みがあるため、やはり違和感が凄くある。
またも感じる物語の中のソフィア王女と現在のソフィアちゃんとのズレに、頭を悩ませていると……そんなソフィアちゃんに続けとばかりにジェニファーちゃんが同じく光属性魔法で70点、そしてクラーク君も同じく光属性魔法で70点と続く高得点に、おぉ────!!と歓声と拍手が上がった。
ジェニファーちゃんの恐らく得意とする属性は特殊属性の<回復属性>。
これも<聖属性>と同じくまた別の系統に分化したとされる光属性の派生であると言われている。
やはりこちらも中々の実力。
クラーク君に関して言えば恐らく貴族特有のルール……いわゆる従事している主より秀でた成績を取るべからずを忠実に遂行しているらしく、多少手加減をしているように見えたが、それでも70点という高得点だ。
その後も続いていく試験にて、マリオンは60点、モルトが40点、ニールが45点と続々と平均点を越えていく。
そして魔法が苦手組のアゼリアちゃんは、30点、レイド、メルちゃんは共に25点という平均点より多少秀でているくらいの点数であった。
そんな中、またも高得点を出したのはリリアちゃん、
マリオンを抑え65点、そしてサイモンはそれより少し下の50点で、その容姿も合わせて男性受験者たちからのエールと拍手が凄い。
さすがはエルフ族、魔法関係は強いな。
感心しながら眺めていたが、実はこの試験で一番問題を抱えているのは俺だったりする。
102
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
僕の、しあわせ辺境暮らし
* ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。
ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります!
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる