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第九章
391 希望
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( リーフ )
あっという間の出来事に、ケンさんは非常口のマークの様な格好でピタリと体の動きを止めポカーン……。
街の人達も口をあんぐりあけてポカーン。
シーンとする場で、俺はフンッ!と大きく鼻息を吹くと、そのまま一言。
「 あ~スッキリした! 」
その瞬間、ワッ!!と至る所で歓声と拍手が上がった。
「 よくやってくれた!! 」
「 凄いわ!!まさかあんな子供がCランク冒険者に勝っちゃうなんて!! 」
「 俺も久しぶりにスッキリしたぞー!!いやっほー!! 」
口々にそう言う街の人々に、スキンヘッドもどきと一緒に来ていた2人の男はオロオロとしながらも、まだ強気で怒鳴ってくる。
「 こっ、こんな事していいのかよ!!俺達は王都に帰ったっていいんだぜ!? 」
「 俺達いねぇと困るだろうがっ!! 」
それを聞いて、ニヤッと笑いながら言い返したのはケンさんだ。
「 いやぁ~今のは完全に正当防衛だもんな~?
こんなに目撃者がいちゃ~言い訳できねぇし、しかもお前ら王都に帰るための報告はなんて言うつもりだ?
” 小さな子供1人にうちのクラスのリーダーがぶっ飛ばされましたぁ~。
もう怖いので僕たち王都に帰りますぅ~ ”
────とでも言うつもりか?
” 守備隊と揉めたました~。 ” なら箔がつくが、それで王都帰っちまったらまずいんじゃねぇの~?
こりゃ~ここで頑張って働いて何かしらの功績残してから帰らねぇといけなくなっちまったな。
なっ?子供1人に頭を潰された【 絶炎のスネーク 】様方♡ 」
ナ~ハッハッハッ────!!と2人を指差し大笑いするケンさん。
そして街の人達も釣られる様にドッと笑い出す。
それにぐぅの手もでない様子の二人組の前に俺はトンッと飛ぶと、驚く彼らの頭にゴツンッ!!と、おじじの雷ゲンコツをしっかりと食らわした。
「 全く、仕方がない坊や達だ。
君たち!次、こんな悪さをしたら、今度は俺の ” 金色玉・絶命拳 ” が炸裂するよ!
もう悪い事をしては駄目だ。
今日はそのスキンヘッドもどきの人を連れて帰りなさい。
いいね? 」
しゃがみこみ痛みに呻く彼らを見下ろしながら、更にヒュンヒュンと片手で下を狙って突くような動きを披露する。
その正確に下の坊やの息の根を止める動きを見た2人は、ヒィッ!!と短い悲鳴をあげ、下半身を押さえながら慌てて気絶したスキンヘッドもどきを連れて逃げていった。
それを見た街の人達は、またドッ!と大笑い!
「 ガッハッハ!!俺にもその絶命拳教えてくれよー! 」
「 最強拳じゃね~かっ! 」
ピューピューと口笛や野次を飛ばしながら彼らを見送り、その中でもケンさんは飛び上がるほど大騒ぎしている。
そしてその興奮がやっと収まった頃、ケンさんは俺の方へズンズンと近寄ってきて、結構な力で背中を叩いてきた。
「 お前、すげぇ強いじゃねぇか!
ガキのくせにあのCランク冒険者の< ゲイル >をあんなにあっさり倒しちまうとは……。
いやぁ~たまげたたまげた!
────おっと!自己紹介がまだだったな。
俺はグリモアの守備隊隊長をしている< ケン >だ。
よろしくな。
お前、< リーン >を助けてくれたんだろ?
本当は俺達守備隊の仕事なのに、悪かったな。 」
「 どういたしまして~。
でも、助けたっていうより、俺が頭にきたから殴っただけさ。
俺はリーフ!これからよろしく。
とにかく君に大きな怪我がなくて良かったよ。
えーと……< リーン >ちゃんでいいのかな? 」
俺はケンさんにペコ~と軽く頭を下げて挨拶した後、さきほど痛みに耐えていた赤いリボンが特徴の女の子< リーン >ちゃんに声を掛ける。
するとリーンちゃんはパァッ!と嬉しそうな表情を見せ、そのままニコッと笑いながら、それに答えた。
「 うん!私< リーン >っていうの。
この街のパン屋さん【 リンゴの隠れ家 】が私の家なんだ。
助けてくれて本当にありがとう!リーフさん! 」
酷い暴力を受けた直後だというのになんて勇ましいお嬢さんだ!
元気いっぱいのリーンちゃんに、おじさんは大感動だ!
とりあえず偉いぞ~と、リーンちゃんの頭を撫で回す。
するとむず痒~いという様子でキャーキャー声を上げて笑う姿を見て、あのスキンヘッドもどきはぶん殴るのではなく ” 金色玉・絶命拳 ” の方を食らわせておくべきだったか……と凄く後悔した。
頭の中で、フンフンッ!!と、スキンヘッドもどきにそれを炸裂させている姿を想像していると、ケンさんはフッ……と眉を僅かに下げる。
そしてそのままタバコに火をつけスパーと大きく吸い込み、上に向かって勢いよく吐き出した。
「 ……本当になさけねぇもんさ。
この街の治安を守るのが俺達の仕事だっつーのに、モンスターが増えすぎて街の中にまで全く手が回らねぇんだ。
だから冒険者ギルドからかなりの大人数が王都から派遣されてきたらしいんだが……。
何分良い奴らばかりじゃなくてな……。 」
ケンさんがそう言ってもう一度タバコを吸って吐き出すと、視界が僅か白く霞むのと同時に────リーンちゃんや他の周囲の人達の表情も曇っていく。
あっという間の出来事に、ケンさんは非常口のマークの様な格好でピタリと体の動きを止めポカーン……。
街の人達も口をあんぐりあけてポカーン。
シーンとする場で、俺はフンッ!と大きく鼻息を吹くと、そのまま一言。
「 あ~スッキリした! 」
その瞬間、ワッ!!と至る所で歓声と拍手が上がった。
「 よくやってくれた!! 」
「 凄いわ!!まさかあんな子供がCランク冒険者に勝っちゃうなんて!! 」
「 俺も久しぶりにスッキリしたぞー!!いやっほー!! 」
口々にそう言う街の人々に、スキンヘッドもどきと一緒に来ていた2人の男はオロオロとしながらも、まだ強気で怒鳴ってくる。
「 こっ、こんな事していいのかよ!!俺達は王都に帰ったっていいんだぜ!? 」
「 俺達いねぇと困るだろうがっ!! 」
それを聞いて、ニヤッと笑いながら言い返したのはケンさんだ。
「 いやぁ~今のは完全に正当防衛だもんな~?
こんなに目撃者がいちゃ~言い訳できねぇし、しかもお前ら王都に帰るための報告はなんて言うつもりだ?
” 小さな子供1人にうちのクラスのリーダーがぶっ飛ばされましたぁ~。
もう怖いので僕たち王都に帰りますぅ~ ”
────とでも言うつもりか?
” 守備隊と揉めたました~。 ” なら箔がつくが、それで王都帰っちまったらまずいんじゃねぇの~?
こりゃ~ここで頑張って働いて何かしらの功績残してから帰らねぇといけなくなっちまったな。
なっ?子供1人に頭を潰された【 絶炎のスネーク 】様方♡ 」
ナ~ハッハッハッ────!!と2人を指差し大笑いするケンさん。
そして街の人達も釣られる様にドッと笑い出す。
それにぐぅの手もでない様子の二人組の前に俺はトンッと飛ぶと、驚く彼らの頭にゴツンッ!!と、おじじの雷ゲンコツをしっかりと食らわした。
「 全く、仕方がない坊や達だ。
君たち!次、こんな悪さをしたら、今度は俺の ” 金色玉・絶命拳 ” が炸裂するよ!
もう悪い事をしては駄目だ。
今日はそのスキンヘッドもどきの人を連れて帰りなさい。
いいね? 」
しゃがみこみ痛みに呻く彼らを見下ろしながら、更にヒュンヒュンと片手で下を狙って突くような動きを披露する。
その正確に下の坊やの息の根を止める動きを見た2人は、ヒィッ!!と短い悲鳴をあげ、下半身を押さえながら慌てて気絶したスキンヘッドもどきを連れて逃げていった。
それを見た街の人達は、またドッ!と大笑い!
「 ガッハッハ!!俺にもその絶命拳教えてくれよー! 」
「 最強拳じゃね~かっ! 」
ピューピューと口笛や野次を飛ばしながら彼らを見送り、その中でもケンさんは飛び上がるほど大騒ぎしている。
そしてその興奮がやっと収まった頃、ケンさんは俺の方へズンズンと近寄ってきて、結構な力で背中を叩いてきた。
「 お前、すげぇ強いじゃねぇか!
ガキのくせにあのCランク冒険者の< ゲイル >をあんなにあっさり倒しちまうとは……。
いやぁ~たまげたたまげた!
────おっと!自己紹介がまだだったな。
俺はグリモアの守備隊隊長をしている< ケン >だ。
よろしくな。
お前、< リーン >を助けてくれたんだろ?
本当は俺達守備隊の仕事なのに、悪かったな。 」
「 どういたしまして~。
でも、助けたっていうより、俺が頭にきたから殴っただけさ。
俺はリーフ!これからよろしく。
とにかく君に大きな怪我がなくて良かったよ。
えーと……< リーン >ちゃんでいいのかな? 」
俺はケンさんにペコ~と軽く頭を下げて挨拶した後、さきほど痛みに耐えていた赤いリボンが特徴の女の子< リーン >ちゃんに声を掛ける。
するとリーンちゃんはパァッ!と嬉しそうな表情を見せ、そのままニコッと笑いながら、それに答えた。
「 うん!私< リーン >っていうの。
この街のパン屋さん【 リンゴの隠れ家 】が私の家なんだ。
助けてくれて本当にありがとう!リーフさん! 」
酷い暴力を受けた直後だというのになんて勇ましいお嬢さんだ!
元気いっぱいのリーンちゃんに、おじさんは大感動だ!
とりあえず偉いぞ~と、リーンちゃんの頭を撫で回す。
するとむず痒~いという様子でキャーキャー声を上げて笑う姿を見て、あのスキンヘッドもどきはぶん殴るのではなく ” 金色玉・絶命拳 ” の方を食らわせておくべきだったか……と凄く後悔した。
頭の中で、フンフンッ!!と、スキンヘッドもどきにそれを炸裂させている姿を想像していると、ケンさんはフッ……と眉を僅かに下げる。
そしてそのままタバコに火をつけスパーと大きく吸い込み、上に向かって勢いよく吐き出した。
「 ……本当になさけねぇもんさ。
この街の治安を守るのが俺達の仕事だっつーのに、モンスターが増えすぎて街の中にまで全く手が回らねぇんだ。
だから冒険者ギルドからかなりの大人数が王都から派遣されてきたらしいんだが……。
何分良い奴らばかりじゃなくてな……。 」
ケンさんがそう言ってもう一度タバコを吸って吐き出すと、視界が僅か白く霞むのと同時に────リーンちゃんや他の周囲の人達の表情も曇っていく。
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