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第九章
392 ここで会ったが……
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( リーフ )
「 リーフが今ぶっ飛ばしてくれたのは【 絶炎のスネーク 】のリーダー。
< ゲイル >
────っつー街に降りてきては、女、子供に派手に絡むわ、店には恐喝、暴力……と何でもありのクソ野郎だ。
正直俺もいつもぶっ飛ばしてやりてぇと思っていたが、奴らを推薦した貴族の後ろ盾や、今のグリモアの状況を考えると下手に手を出せなくてな……。
嫌な奴らだが実力と数は十分……そんな奴らの力を借りねぇとモンスターが溢れてグリモアを襲ってくる恐れもあるんだ。
だから誰も逆らえなくて街の奴らも皆我慢するしかねぇんだよ。
…………本当に困ったもんだ。 」
ケンさんはもう一度タバコを吸って吐き出してから、そのままジュワッと< 着火 >でタバコを燃やし尽くし、悔しそうな顔で視線を下げる。
俺はその話を聞きながら、ケンさんの全身を改めてよく観察した。
ボロボロで汚れた格好は……多分ずっと働きっぱなしだから?
目の下の隈からも、寝る時間もほとんど取れないほどモンスターの対応に追われているのではないかと伺える。
そして…………。
チラッと周りにいる街の人達の様子もよく観察すると、全員ところどころ包帯を巻いていたり、痣がついているのが見えた。
これはモンスターによるものだけではなく、先程の男たちの様な心無い者達にやられた傷もありそうだ。
文句も言わず耐えているのは、きっと守備隊が頑張ってくれているのを知っているからじゃないだろうか?
多分彼らも彼らなりに街を守りたいと考えているんだ。
年若い子供や力の弱い若い女性達を庇って盾になり、一致団結して街を守ろうとしている街の人達の事を考えると、ひたすら感動!!
わっ!と涙が込み上げ、思わず口元を押さえた。
そして────反対に心無い者達に対しては、メラメラと怒りがこみ上げる。
全く、反抗期をとうに越えたはずの大人が一体何をやっているのか……。
そういう暴力を大人が生ぬる~い目で見てられるのは、人生で2度ほどくる反抗期の時だけ!
勿論俺は、そんな子たちを生ぬる~い目で見た後、全員きっちりお尻叩きをしてきた。
そんな前世を振り返り、ため息をついたところで───はっ!と思いついた。
もしかして…………。
ウチの子レオンにいたずらしたのも、そいつらのお仲間の誰かだったのでは??
────ゴッ!!
それに気づいた瞬間、怒りの炎が一気に燃え上がる。
そうだ!そうに違いない!!
ユーリスさんも ” 元々余罪がゴロゴロあった奴らだったので……。 ” って言ってたし、王都で有名な人達だったのかも!
恐らくレオンは子供、かつ暗くなる頃にフラフラ歩いていたため、そんな彼らの格好の獲物になってしまったのだと思われる。
” 子供を狙う変態犯罪集団 ”
それこそがその王都から来た冒険者達の正体だ!
俺がメラメラ~と怒りの炎をどんどん大きく燃やしていくと、急な俺の変化にポカーンとしている幼子リーンちゃんが目に入る。
子供相手にいたずらするような変態集団はまだ沢山いる!
────と、いう事は……?
” リーフさ~ん!助けてェェェ~!! ”
リーンちゃんが変態に抱えられ、涙を溜めて俺に助けを求めて手を伸ばす。
” リ、リーンちゃ────ん!! ”
慌ててそんなリーンちゃ?に手を伸ばしたが……その手は変態共に阻まれ届かない!
「 ……お、おい?いきなりどうした?? 」
「 リーフさん?どうしたの?? 」
突然頭を抱え込み、ブルブル震え出した俺を心配するケンさんとリーンちゃんの声もなんのその。
今も尚傷つき続ける大事なウチの子レオンが、ずっと夜に怯えるようになったのは奴らのせい!!────と怒りはどんどん燃え上がる。
レオンはあの夜以降、1人で寝るのを怖がるようになった。
そのため寝る時間になると俺を自分の小屋に運び込み、そのままなんとか寝かしつけようとしてくるようになってしまったのだ。
そして朝起きれば、俺はアナコンダに巻き付かれた餌になっている。
寝かしつけを回避し自分の部屋で寝ていても、夜トイレに起きれば中にいるし……。
そのままついてきて俺の部屋で寝ちゃうし……。
「 ……なんて酷い……っ! 」
ブツブツ……ブツブツ……。
嘆きをそのまま口に出し、我が家のレオンが ” 怖いよ~……。 ” と布団に包まる姿が思い浮かぶ。
よーちよちよち!
怖くないでちゅよ~。
そんな哀れなレオンを、チッチッチっ~♫と野良猫を呼ぶ合図をしながら、留まることを知らない怒りに震えた。
「 ……お前……そんなにこの街の事を……。 」
「 リーフさん……。 」
キラキラした目を俺に向けてくるケンさんとリーンちゃん。
さらにそれは広がっていき周囲の人達もキラキラした目で俺を見ては、グススンっというすすり泣く声まで聞こえてきたが、俺は変態共への怒りのせいで全く聞こえていない。
レオンにいたずらした犯人が捕まったからと言って安心ではなかった!
まだ、その頭とも言える奴らはのうのうと世に解き放たれている!
そんな子供にいたずらする大馬鹿野郎の行動を抑制する方法を俺は考えに考え────ピンッ!と思いついた。
ナイスなアイデアにニヤリと笑い、天をビシッ!と指差しながら、キラッキラと輝く目を向けてくる人達に向かって高らかに言い放つ。
「 わっはっはっはっ────!!皆聞いてくれ!
俺はこれから冒険者になるんだ!
だからこれから沢山モンスターを倒してこの街をお助けしよう!
俺はとっても強い最強のリーーフ!
これからはドンと俺に任せて安心して過ごしてくれて大丈夫だよ! 」
「 リーフが今ぶっ飛ばしてくれたのは【 絶炎のスネーク 】のリーダー。
< ゲイル >
────っつー街に降りてきては、女、子供に派手に絡むわ、店には恐喝、暴力……と何でもありのクソ野郎だ。
正直俺もいつもぶっ飛ばしてやりてぇと思っていたが、奴らを推薦した貴族の後ろ盾や、今のグリモアの状況を考えると下手に手を出せなくてな……。
嫌な奴らだが実力と数は十分……そんな奴らの力を借りねぇとモンスターが溢れてグリモアを襲ってくる恐れもあるんだ。
だから誰も逆らえなくて街の奴らも皆我慢するしかねぇんだよ。
…………本当に困ったもんだ。 」
ケンさんはもう一度タバコを吸って吐き出してから、そのままジュワッと< 着火 >でタバコを燃やし尽くし、悔しそうな顔で視線を下げる。
俺はその話を聞きながら、ケンさんの全身を改めてよく観察した。
ボロボロで汚れた格好は……多分ずっと働きっぱなしだから?
目の下の隈からも、寝る時間もほとんど取れないほどモンスターの対応に追われているのではないかと伺える。
そして…………。
チラッと周りにいる街の人達の様子もよく観察すると、全員ところどころ包帯を巻いていたり、痣がついているのが見えた。
これはモンスターによるものだけではなく、先程の男たちの様な心無い者達にやられた傷もありそうだ。
文句も言わず耐えているのは、きっと守備隊が頑張ってくれているのを知っているからじゃないだろうか?
多分彼らも彼らなりに街を守りたいと考えているんだ。
年若い子供や力の弱い若い女性達を庇って盾になり、一致団結して街を守ろうとしている街の人達の事を考えると、ひたすら感動!!
わっ!と涙が込み上げ、思わず口元を押さえた。
そして────反対に心無い者達に対しては、メラメラと怒りがこみ上げる。
全く、反抗期をとうに越えたはずの大人が一体何をやっているのか……。
そういう暴力を大人が生ぬる~い目で見てられるのは、人生で2度ほどくる反抗期の時だけ!
勿論俺は、そんな子たちを生ぬる~い目で見た後、全員きっちりお尻叩きをしてきた。
そんな前世を振り返り、ため息をついたところで───はっ!と思いついた。
もしかして…………。
ウチの子レオンにいたずらしたのも、そいつらのお仲間の誰かだったのでは??
────ゴッ!!
それに気づいた瞬間、怒りの炎が一気に燃え上がる。
そうだ!そうに違いない!!
ユーリスさんも ” 元々余罪がゴロゴロあった奴らだったので……。 ” って言ってたし、王都で有名な人達だったのかも!
恐らくレオンは子供、かつ暗くなる頃にフラフラ歩いていたため、そんな彼らの格好の獲物になってしまったのだと思われる。
” 子供を狙う変態犯罪集団 ”
それこそがその王都から来た冒険者達の正体だ!
俺がメラメラ~と怒りの炎をどんどん大きく燃やしていくと、急な俺の変化にポカーンとしている幼子リーンちゃんが目に入る。
子供相手にいたずらするような変態集団はまだ沢山いる!
────と、いう事は……?
” リーフさ~ん!助けてェェェ~!! ”
リーンちゃんが変態に抱えられ、涙を溜めて俺に助けを求めて手を伸ばす。
” リ、リーンちゃ────ん!! ”
慌ててそんなリーンちゃ?に手を伸ばしたが……その手は変態共に阻まれ届かない!
「 ……お、おい?いきなりどうした?? 」
「 リーフさん?どうしたの?? 」
突然頭を抱え込み、ブルブル震え出した俺を心配するケンさんとリーンちゃんの声もなんのその。
今も尚傷つき続ける大事なウチの子レオンが、ずっと夜に怯えるようになったのは奴らのせい!!────と怒りはどんどん燃え上がる。
レオンはあの夜以降、1人で寝るのを怖がるようになった。
そのため寝る時間になると俺を自分の小屋に運び込み、そのままなんとか寝かしつけようとしてくるようになってしまったのだ。
そして朝起きれば、俺はアナコンダに巻き付かれた餌になっている。
寝かしつけを回避し自分の部屋で寝ていても、夜トイレに起きれば中にいるし……。
そのままついてきて俺の部屋で寝ちゃうし……。
「 ……なんて酷い……っ! 」
ブツブツ……ブツブツ……。
嘆きをそのまま口に出し、我が家のレオンが ” 怖いよ~……。 ” と布団に包まる姿が思い浮かぶ。
よーちよちよち!
怖くないでちゅよ~。
そんな哀れなレオンを、チッチッチっ~♫と野良猫を呼ぶ合図をしながら、留まることを知らない怒りに震えた。
「 ……お前……そんなにこの街の事を……。 」
「 リーフさん……。 」
キラキラした目を俺に向けてくるケンさんとリーンちゃん。
さらにそれは広がっていき周囲の人達もキラキラした目で俺を見ては、グススンっというすすり泣く声まで聞こえてきたが、俺は変態共への怒りのせいで全く聞こえていない。
レオンにいたずらした犯人が捕まったからと言って安心ではなかった!
まだ、その頭とも言える奴らはのうのうと世に解き放たれている!
そんな子供にいたずらする大馬鹿野郎の行動を抑制する方法を俺は考えに考え────ピンッ!と思いついた。
ナイスなアイデアにニヤリと笑い、天をビシッ!と指差しながら、キラッキラと輝く目を向けてくる人達に向かって高らかに言い放つ。
「 わっはっはっはっ────!!皆聞いてくれ!
俺はこれから冒険者になるんだ!
だからこれから沢山モンスターを倒してこの街をお助けしよう!
俺はとっても強い最強のリーーフ!
これからはドンと俺に任せて安心して過ごしてくれて大丈夫だよ! 」
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