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第十章
423 新事実
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( レオン )
《 …………。 》
「 …………。 」
今度はさっきより多少長く沈黙が続いたが、やがてボソッと囁く声でそれは破られる。
《 ……そ、そうか……。 》
そして、またしてもパッと吹っ切るような切り替えを見せた執事の男は、今度はもう少し大きな声で話し始めた。
《 うむ、無事ならなんでも良しとしよう。
────して……レオン君に少し聞きたいのだが、彼らは戦闘時、何か言ってはなかっただろうか?
どんな些細な事でもいい。
依頼主や報酬についてや他にも……。
────例えばこれから何かをするつもりだとか…… 》
「 ────あぁ、確かに妙な事を言っていたな。
ちょうど疑問に思っていたところだ。 」
俺は先程の奴らとの会話をフッと思い出し、その時感じた疑問も同時に思い浮かぶ。
俺の言葉に執事の男は纏う空気を鋭くし、俺に静かに訪ねてきた。
《 ……一体何を言っていたのかな?
もしやまだ別の計画が────。 》
「 リーフ様を俺の前で犯すと言っていた。 」
そう口に出した途端に、白い鳥はピタリと動きを止めてしまう。
そのまま痛いくらいの沈黙が訪れたが、俺は気にすることなく疑問を吐き出し続けた。
「 リーフ様は男なのに ” 犯す ” という表現は妙だろう?
俺は ” 触れたい ” という意味合いで言ったと思ったのだが……今考えればそれ以外の意味を含んでいた様にも思える。 」
壊す前に詳しく聞いておけば良かったと、今になって少々後悔したが……時間を戻してまで聞く程のことではないだろうと判断した。
そして、ちょうどいいので今聞いてみたのだが、執事の男から反応はない。
ただの妄想上の戯言であっただけか……。
そう判断して、その疑問を頭の中から消去しようとしたその時────執事の男の僅かな殺気が白い鳥から滲み出てきた。
《 ……それを言った男の息の根は、きっちりと止めてくれたかい? 》
そう静かに問われたので、確かイモムシのようにして最後は潰してやった事を思い出し、「 あぁ。 」と肯定を返す。
すると白い鳥からは《 そうか……。 》と返答が返ってきて、そこから感じる殺気は少しおさまった。
《 人の姿を型どった狂獣の戯言だという事を念頭に置いて聞いて欲しいのだが……。
” 犯す ” というのは非常に下品で不快な言葉ではあるが、女性だけではなく男性に対しても使う場合はある。 》
言いにくそうに語られる内容に対し、やはり疑問で一杯になった頭を軽く傾ければ一瞬の沈黙後、続きが語られる。
《 そ……その違いはというとだな……。
まぁ……体の内部に侵入されるという点では同じなのだが、いかんせんその侵入経路に違いが……。
────いや、これ以上は私の口から説明してはいけないな。
学院が始まってすぐに< 性教育カリキュラム >があるから、然るべき時期に然るべき場所でその知識を得るべきだ。
とりあえず簡単に言えば、男女で行う愛し合う行為は同性同士でもできるとだけ伝えておこう。
人族では少ないがね。
そしてその行為を相手の合意なしで致そうとする卑劣な行いを ” 犯す ” というのだよ。
それは被害者をとても傷つける行為であり決して許される行為ではない。
それを致した輩は例外なく死刑だ。分かったね? 》
────ズガンッ!
言葉の最後の方で殺気が膨れ上がった気がしたが、俺は荒れ狂う衝撃に襲われていてそれどころではなかった。
” 男女で行う愛し合う行為は同性同士でもできる ”
つまりそれは────……。
俺とリーフ様でもできると……そういう事だろうか?
ドキドキと高鳴る胸を押さえつけ、必死に荒れる心を抑えた。
” 愛し合う行為は、とても信じられない程の快楽を得ることが出来る。 ”
そう紫のモジャモジャは言っていたし、その他にも幸せで酷く満たされた気持ちになれるとも言っていた。
更には相手の全てを受け入れる最上級の行為だとも……。
触れるだけでも信じられないほど気持ちいいのに、その先まで存在しているのか……。
先日の夢での出来事を思い出し、心臓は更に早鳴りを始めてしまった。
リーフ様の体に自分のモノを擦り付けた時は、今まで感じたことない凄まじい感覚を与えてくれたが、まさか……それ以上……?
「 それは固くなった下半身から ” 愛 ” を飛び出させる方法があるということか?
” カチカチドーン ” が世界で一番すごい感覚なのだろう? 」
────ビシッ!!!
そんな大きな音が聞こえるくらい、白い鳥はガチガチに固まってしまった。
そして今度は中々答えは返ってこず、長い長い沈黙の中…………やっと返ってきた答えは《 ……それも先程の狂獣共が言っていたのかい? 》だった。
「 ドノバンだ。 」
俺が首を横に振りながらそう答えれば、今まで一番と言えるくらい強い殺気がグワッ!!!と発生し、辺りの空気は重くなる。
《 …………。 》
「 …………。 」
今度はさっきより多少長く沈黙が続いたが、やがてボソッと囁く声でそれは破られる。
《 ……そ、そうか……。 》
そして、またしてもパッと吹っ切るような切り替えを見せた執事の男は、今度はもう少し大きな声で話し始めた。
《 うむ、無事ならなんでも良しとしよう。
────して……レオン君に少し聞きたいのだが、彼らは戦闘時、何か言ってはなかっただろうか?
どんな些細な事でもいい。
依頼主や報酬についてや他にも……。
────例えばこれから何かをするつもりだとか…… 》
「 ────あぁ、確かに妙な事を言っていたな。
ちょうど疑問に思っていたところだ。 」
俺は先程の奴らとの会話をフッと思い出し、その時感じた疑問も同時に思い浮かぶ。
俺の言葉に執事の男は纏う空気を鋭くし、俺に静かに訪ねてきた。
《 ……一体何を言っていたのかな?
もしやまだ別の計画が────。 》
「 リーフ様を俺の前で犯すと言っていた。 」
そう口に出した途端に、白い鳥はピタリと動きを止めてしまう。
そのまま痛いくらいの沈黙が訪れたが、俺は気にすることなく疑問を吐き出し続けた。
「 リーフ様は男なのに ” 犯す ” という表現は妙だろう?
俺は ” 触れたい ” という意味合いで言ったと思ったのだが……今考えればそれ以外の意味を含んでいた様にも思える。 」
壊す前に詳しく聞いておけば良かったと、今になって少々後悔したが……時間を戻してまで聞く程のことではないだろうと判断した。
そして、ちょうどいいので今聞いてみたのだが、執事の男から反応はない。
ただの妄想上の戯言であっただけか……。
そう判断して、その疑問を頭の中から消去しようとしたその時────執事の男の僅かな殺気が白い鳥から滲み出てきた。
《 ……それを言った男の息の根は、きっちりと止めてくれたかい? 》
そう静かに問われたので、確かイモムシのようにして最後は潰してやった事を思い出し、「 あぁ。 」と肯定を返す。
すると白い鳥からは《 そうか……。 》と返答が返ってきて、そこから感じる殺気は少しおさまった。
《 人の姿を型どった狂獣の戯言だという事を念頭に置いて聞いて欲しいのだが……。
” 犯す ” というのは非常に下品で不快な言葉ではあるが、女性だけではなく男性に対しても使う場合はある。 》
言いにくそうに語られる内容に対し、やはり疑問で一杯になった頭を軽く傾ければ一瞬の沈黙後、続きが語られる。
《 そ……その違いはというとだな……。
まぁ……体の内部に侵入されるという点では同じなのだが、いかんせんその侵入経路に違いが……。
────いや、これ以上は私の口から説明してはいけないな。
学院が始まってすぐに< 性教育カリキュラム >があるから、然るべき時期に然るべき場所でその知識を得るべきだ。
とりあえず簡単に言えば、男女で行う愛し合う行為は同性同士でもできるとだけ伝えておこう。
人族では少ないがね。
そしてその行為を相手の合意なしで致そうとする卑劣な行いを ” 犯す ” というのだよ。
それは被害者をとても傷つける行為であり決して許される行為ではない。
それを致した輩は例外なく死刑だ。分かったね? 》
────ズガンッ!
言葉の最後の方で殺気が膨れ上がった気がしたが、俺は荒れ狂う衝撃に襲われていてそれどころではなかった。
” 男女で行う愛し合う行為は同性同士でもできる ”
つまりそれは────……。
俺とリーフ様でもできると……そういう事だろうか?
ドキドキと高鳴る胸を押さえつけ、必死に荒れる心を抑えた。
” 愛し合う行為は、とても信じられない程の快楽を得ることが出来る。 ”
そう紫のモジャモジャは言っていたし、その他にも幸せで酷く満たされた気持ちになれるとも言っていた。
更には相手の全てを受け入れる最上級の行為だとも……。
触れるだけでも信じられないほど気持ちいいのに、その先まで存在しているのか……。
先日の夢での出来事を思い出し、心臓は更に早鳴りを始めてしまった。
リーフ様の体に自分のモノを擦り付けた時は、今まで感じたことない凄まじい感覚を与えてくれたが、まさか……それ以上……?
「 それは固くなった下半身から ” 愛 ” を飛び出させる方法があるということか?
” カチカチドーン ” が世界で一番すごい感覚なのだろう? 」
────ビシッ!!!
そんな大きな音が聞こえるくらい、白い鳥はガチガチに固まってしまった。
そして今度は中々答えは返ってこず、長い長い沈黙の中…………やっと返ってきた答えは《 ……それも先程の狂獣共が言っていたのかい? 》だった。
「 ドノバンだ。 」
俺が首を横に振りながらそう答えれば、今まで一番と言えるくらい強い殺気がグワッ!!!と発生し、辺りの空気は重くなる。
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