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第十章
425 星の数ほど……
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( レオン )
そして迎えた次の日の朝。
ゆっくりと俺の意識は現実の世界へと戻ってきた。
戻ってきても尚感じる幸せな感触と匂い。
夢中になってそれを追いかけながらパチリと目を開けると、目の前には幸せの正体である愛しい愛しいリーフ様の姿が。
そして────……?
またもやおかしな事になっている自分の下半身に気づき、うっとりするような幸せの感覚は、一気に吹き飛んでしまった。
顔と全身にボッ!と火が着いたような熱さを感じながら、直ぐに状態異常をOFFに!
しかし……今更遅い事は分かっていたので、心なしか責めるような目を向けてくるリーフ様の質問にしどろもどろで答えていると、やがてリーフ様は俺から視線を逸し体を震わせ始めた。
今度こそ嫌われた……。
気持ち悪いと思われたに違いない。
絕望で眼の前が真っ暗になりながら、俺は縋るようにリーフ様を抱きしめた。
「 俺は汚い……存在です……。
そんな俺はもう嫌ですか?嫌いになりました?
でも……俺はリーフ様から絶対に離れません。
絶対にどうにかしますから……どうか……捨てないで下さい……。 」
そう必死に懇願するとリーフ様は慌てた様子で叫ぶ。
「 汚くなんてないよ!それに気持ち悪くもない!! 」
そう言ってリーフ様は、俺の真っ暗な気持ちを吹き飛ばしてくれた。
そしてそれが’嘘ではないと伝えようと、俺をギュッと抱きしめてくれて、それが本当に嬉しくて……。
でもまだ不安で、俺は自身の戸惑いを口に出して伝えてみた。
「 ……昨日からおかしいんです……。
一緒に寝てから……触れる度に心が、そしてそれに伴って体も……。
今までと少し違った感覚があります……いや、混じっているというか……?
その気持にまだ心がついていかないんです……。
リーフ様にご迷惑をかけるくらいなら────────……。 」
・・
” コレを切り落とす ”
それしかない!と最後は強い決意を込めて言ったのだが、リーフ様は更に強く抱きついてきて、絶対に駄目だ!と強くその事を咎める。
その勢いに酷く驚いたが、更にその驚きを凌駕するような事を続けて言ってきた。
「 それは人と愛し合うために必要になるものなんだ。
無くなってしまえば君の大好きな人がとても困ってしまうんだよ。 」
愛し合うために必要なものが無くなってしまえば ” 俺の大好きな人 ” ……つまりリーフ様が困る……?
酷く都合の良すぎる内容に、落ち着け、判断するのはまだ早い!と冷静さを保ちながら俺は恐る恐る尋ねた。
「 ……では、リーフ様も……困りますか? 」
バクバクと緊張で大きく鳴り出す心臓に、吐きそうになりながらそう問えば、リーフ様は酷くあっさりと「 困る! 」と断言したのだ!
その瞬間湧き上がる大きすぎる程の喜び!
俺はその衝撃そのままにリーフ様の体を抱きしめた。
「 俺……嫌われてしまったかとっ……!!
本当に隠さないでいいんですね?
いつか俺の全てを受け入れてくれる可能性がある……そういう事ですよね?! 」
” 体が変になってもリーフ様に隠さないでいいのか ”
” いつか俺と愛し合う行為をしても良いと考えてくれているのか ”
そうしっかりと確認をとる。
すると────……。
「 二人きりの時だけだからね?他の人がいる時はそれを隠さないと……。
それに全てを受け入れるのはまだまだ早すぎる!
それには沢山の努力と時間、そして思い出が必要となるだろう!
沢山の時間を過ごしている内に、ゆっくり!自然に!……これが絶対ルールだからね?
分かったかな~? 」
” 二人きりの時OK ”
” でもそれを行うのはまだ早いから、今は沢山の時を共に過ごそう ”
” そうすれば自然の流れでいつかは……OK ”
なんと、あくまでまだ遠い可能性の話ではあったが、YESと答えてくれた。
体で愛し合って貰える日がくるかもしれない……?
それを考えると背中に恐怖にも似た震えが走り、自然と俺の手はリーフ様の背中を優しく撫で回す。
しかし……?
撫で回していた手をピタリと止めて俺は考えた。
体だけでは駄目だ。
まだまだリーフ様から欲しいものは沢山……星の数ほどあるのだから。
とりあえずコツコツ努力すれば手に入るモノは、この ” 体 ” と ” 結婚 ” ……
” いつか ” は絶対にこの2つは手に入るのだと考えると、やっぱり嬉しくて手の動きを再開し、リーフ様の ” 体 ” を撫でた。
” 結婚 ” は、愛の最終ゴール地点に近いモノであるはずなので、この絆は必ず手に入れ、その席を埋めたい。
まずは ” 結婚 ”
それを最短で目指す。
その決意も改めてリーフ様に伝えると、無理はしすぎないようにと心配して貰えた!
これも嬉しい。
沢山の喜びが心を擽り堪らない気持ちになって、リーフ様の頭や顔中の匂いをアチラコチラと嗅ぎ回る。
そしてそれをまるで全て受け入れてくれる様にリーフ様は、ずっと俺の背中を叩いてくれて……それも凄く嬉しかった。
そんな天にも勝る気分のまま朝ごはんを終え、隙があればモミモミとリーフ様の頭や手を揉み込みマッサージする。
これなら堂々と触れる事ができるから。
それを学んだ俺は、積極的にこうしてリーフ様にマッサージをする様になった。
その幸せを思う存分満喫しながら、” こんな穏やかな幸せがずっと続いたらいい ” と思う。
心の底から願いながら、小さくて可愛い手を揉み込みスリスリと撫でていると────突然リーフ様が真剣な顔で言った。
「 レオン、全てを知るために俺は君のことを知りたいと思っている。
だから隠さない君を見てもいいかな? 」
” 状態異常状態の俺を見たい ”
それが今のリーフ様の願いなのだそうだ。
────ズギャン!!!
俺の穏やかな幸せは一瞬で消え、焦りへと変わる。
そして混乱しながら、細いのと太いの方へチラチラと視線を送った。
” た、確か先程、二人きりの時のみと仰ってたような?? ”
記憶の中からリーフ様の言葉を引っ張りだして考えたが、リーフ様は引かない。
「 こっそり見るから大丈夫だよ。ちょっとだけ、ちょっとだけ。
何事も経験なのだよ、レオン少年よ。 」
そうスッパリと言い切られてしまった。
リーフ様の願いは何であれ叶える。
その気持ちは決して変わらないが、やはり流石に今は……。
” 恥ずかしい ”
そんな気持ちが湧き上がり、妥協案として──── " 朝に、もしその状態であった時はそのままにしておく " と答えたが、それもいいのだろうか……?
不安でオロオロとしていると、やはりリーフ様はキッパリと答えた。
「 いいよいいよー。何も隠さず剥き出しでいこう!
ちょっと怖いけど、俺はどんなレオンも受け止めてみせるよ。 」
そう言った。確実に。
一瞬で俺の頭の中は多次元の様に真っ白に!
その上、体温はグツグツと煮立つマグマの様に熱い……と、大変な事になってしまった。
顔が熱い、きっと真っ赤になってるに違いない。
ドキドキ、バクバク……。
跳ねる鼓動が苦しいと感じていると、その興奮が伝わったのか、リーフ様が震えているのに気づき直ぐに正気を取り戻した。
興奮し過ぎてリーフ様を怖がらせてしまったか……!
一瞬で体温は冷え、震えるリーフ様が怖がらせない様布団を優しく巻き付けたのだが、リーフ様の震えは止まらない。
そして震えたまま、恐る恐る俺の左目をサワサワと触ってきたので、俺の体温は更にグッと下がっていった。
欲望が顕著に現れた目が怖いのか……それとも……。
────俺の ” 目 ” 自体が怖いのか……。
そして迎えた次の日の朝。
ゆっくりと俺の意識は現実の世界へと戻ってきた。
戻ってきても尚感じる幸せな感触と匂い。
夢中になってそれを追いかけながらパチリと目を開けると、目の前には幸せの正体である愛しい愛しいリーフ様の姿が。
そして────……?
またもやおかしな事になっている自分の下半身に気づき、うっとりするような幸せの感覚は、一気に吹き飛んでしまった。
顔と全身にボッ!と火が着いたような熱さを感じながら、直ぐに状態異常をOFFに!
しかし……今更遅い事は分かっていたので、心なしか責めるような目を向けてくるリーフ様の質問にしどろもどろで答えていると、やがてリーフ様は俺から視線を逸し体を震わせ始めた。
今度こそ嫌われた……。
気持ち悪いと思われたに違いない。
絕望で眼の前が真っ暗になりながら、俺は縋るようにリーフ様を抱きしめた。
「 俺は汚い……存在です……。
そんな俺はもう嫌ですか?嫌いになりました?
でも……俺はリーフ様から絶対に離れません。
絶対にどうにかしますから……どうか……捨てないで下さい……。 」
そう必死に懇願するとリーフ様は慌てた様子で叫ぶ。
「 汚くなんてないよ!それに気持ち悪くもない!! 」
そう言ってリーフ様は、俺の真っ暗な気持ちを吹き飛ばしてくれた。
そしてそれが’嘘ではないと伝えようと、俺をギュッと抱きしめてくれて、それが本当に嬉しくて……。
でもまだ不安で、俺は自身の戸惑いを口に出して伝えてみた。
「 ……昨日からおかしいんです……。
一緒に寝てから……触れる度に心が、そしてそれに伴って体も……。
今までと少し違った感覚があります……いや、混じっているというか……?
その気持にまだ心がついていかないんです……。
リーフ様にご迷惑をかけるくらいなら────────……。 」
・・
” コレを切り落とす ”
それしかない!と最後は強い決意を込めて言ったのだが、リーフ様は更に強く抱きついてきて、絶対に駄目だ!と強くその事を咎める。
その勢いに酷く驚いたが、更にその驚きを凌駕するような事を続けて言ってきた。
「 それは人と愛し合うために必要になるものなんだ。
無くなってしまえば君の大好きな人がとても困ってしまうんだよ。 」
愛し合うために必要なものが無くなってしまえば ” 俺の大好きな人 ” ……つまりリーフ様が困る……?
酷く都合の良すぎる内容に、落ち着け、判断するのはまだ早い!と冷静さを保ちながら俺は恐る恐る尋ねた。
「 ……では、リーフ様も……困りますか? 」
バクバクと緊張で大きく鳴り出す心臓に、吐きそうになりながらそう問えば、リーフ様は酷くあっさりと「 困る! 」と断言したのだ!
その瞬間湧き上がる大きすぎる程の喜び!
俺はその衝撃そのままにリーフ様の体を抱きしめた。
「 俺……嫌われてしまったかとっ……!!
本当に隠さないでいいんですね?
いつか俺の全てを受け入れてくれる可能性がある……そういう事ですよね?! 」
” 体が変になってもリーフ様に隠さないでいいのか ”
” いつか俺と愛し合う行為をしても良いと考えてくれているのか ”
そうしっかりと確認をとる。
すると────……。
「 二人きりの時だけだからね?他の人がいる時はそれを隠さないと……。
それに全てを受け入れるのはまだまだ早すぎる!
それには沢山の努力と時間、そして思い出が必要となるだろう!
沢山の時間を過ごしている内に、ゆっくり!自然に!……これが絶対ルールだからね?
分かったかな~? 」
” 二人きりの時OK ”
” でもそれを行うのはまだ早いから、今は沢山の時を共に過ごそう ”
” そうすれば自然の流れでいつかは……OK ”
なんと、あくまでまだ遠い可能性の話ではあったが、YESと答えてくれた。
体で愛し合って貰える日がくるかもしれない……?
それを考えると背中に恐怖にも似た震えが走り、自然と俺の手はリーフ様の背中を優しく撫で回す。
しかし……?
撫で回していた手をピタリと止めて俺は考えた。
体だけでは駄目だ。
まだまだリーフ様から欲しいものは沢山……星の数ほどあるのだから。
とりあえずコツコツ努力すれば手に入るモノは、この ” 体 ” と ” 結婚 ” ……
” いつか ” は絶対にこの2つは手に入るのだと考えると、やっぱり嬉しくて手の動きを再開し、リーフ様の ” 体 ” を撫でた。
” 結婚 ” は、愛の最終ゴール地点に近いモノであるはずなので、この絆は必ず手に入れ、その席を埋めたい。
まずは ” 結婚 ”
それを最短で目指す。
その決意も改めてリーフ様に伝えると、無理はしすぎないようにと心配して貰えた!
これも嬉しい。
沢山の喜びが心を擽り堪らない気持ちになって、リーフ様の頭や顔中の匂いをアチラコチラと嗅ぎ回る。
そしてそれをまるで全て受け入れてくれる様にリーフ様は、ずっと俺の背中を叩いてくれて……それも凄く嬉しかった。
そんな天にも勝る気分のまま朝ごはんを終え、隙があればモミモミとリーフ様の頭や手を揉み込みマッサージする。
これなら堂々と触れる事ができるから。
それを学んだ俺は、積極的にこうしてリーフ様にマッサージをする様になった。
その幸せを思う存分満喫しながら、” こんな穏やかな幸せがずっと続いたらいい ” と思う。
心の底から願いながら、小さくて可愛い手を揉み込みスリスリと撫でていると────突然リーフ様が真剣な顔で言った。
「 レオン、全てを知るために俺は君のことを知りたいと思っている。
だから隠さない君を見てもいいかな? 」
” 状態異常状態の俺を見たい ”
それが今のリーフ様の願いなのだそうだ。
────ズギャン!!!
俺の穏やかな幸せは一瞬で消え、焦りへと変わる。
そして混乱しながら、細いのと太いの方へチラチラと視線を送った。
” た、確か先程、二人きりの時のみと仰ってたような?? ”
記憶の中からリーフ様の言葉を引っ張りだして考えたが、リーフ様は引かない。
「 こっそり見るから大丈夫だよ。ちょっとだけ、ちょっとだけ。
何事も経験なのだよ、レオン少年よ。 」
そうスッパリと言い切られてしまった。
リーフ様の願いは何であれ叶える。
その気持ちは決して変わらないが、やはり流石に今は……。
” 恥ずかしい ”
そんな気持ちが湧き上がり、妥協案として──── " 朝に、もしその状態であった時はそのままにしておく " と答えたが、それもいいのだろうか……?
不安でオロオロとしていると、やはりリーフ様はキッパリと答えた。
「 いいよいいよー。何も隠さず剥き出しでいこう!
ちょっと怖いけど、俺はどんなレオンも受け止めてみせるよ。 」
そう言った。確実に。
一瞬で俺の頭の中は多次元の様に真っ白に!
その上、体温はグツグツと煮立つマグマの様に熱い……と、大変な事になってしまった。
顔が熱い、きっと真っ赤になってるに違いない。
ドキドキ、バクバク……。
跳ねる鼓動が苦しいと感じていると、その興奮が伝わったのか、リーフ様が震えているのに気づき直ぐに正気を取り戻した。
興奮し過ぎてリーフ様を怖がらせてしまったか……!
一瞬で体温は冷え、震えるリーフ様が怖がらせない様布団を優しく巻き付けたのだが、リーフ様の震えは止まらない。
そして震えたまま、恐る恐る俺の左目をサワサワと触ってきたので、俺の体温は更にグッと下がっていった。
欲望が顕著に現れた目が怖いのか……それとも……。
────俺の ” 目 ” 自体が怖いのか……。
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