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第十五章
579 満足したよ
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( リーフ )
今年のバラ蜜は一段と……!
これは専門家も満足の一品だ!
大いに納得しながら、もう一口~と指で掬って蜜を食べる。
すると、レオンが怖いくらいに真剣な顔で俺を見下ろしてきたため、ハッ!とした。
” 俺はべちょべちょになれずに、悲しい思いをしているのに……? ”
「 ……ご、ごめん。 」
そんな文句を言いたそうなレオンに謝罪するが……やはりこれは全身につけるより舐めた方が良いと思う。
う~ん……と考え込みながら、舐め終わった指で再度蜜を掬うと、レオンの前にズイッと突き出した。
「 ほらっ、べちゃべちゃは食べた方が美味しいと思うんだよ。
バラ蜜美味しいから、舐めてごらんよ。 」
そして、指からトロッ……と垂れそうになる蜜を見て、おっとっと~!と直ぐに舐め取ろうとしたが、それより先にレオンに手を掴まれ、その指を咥えられる。
そのままペロペロチューチュー指を舐める姿は、まるで乳飲み子の様……。
指がふやける勢いで舐め尽くされた俺の指を、やっと口から離したレオンは────めちゃくちゃご機嫌だ!
バラ蜜に負けないくらいトロトロ~とした幸せ顔を見せてくる。
おや?────これはこれは……。
どうやらべちょべちょにならずとも、口に入れる事で機嫌が直った様だ。
ニッコリしながら蜜を指で再度掬って ” お飲みなさ~い ” と近づけたが、レオンは俺の手を掴み俺の口元へと近づけた。
「 半分こ。 」
────二コッ……。
口の端を上げて笑うレオンだったが、目は真剣そのもの。
そんな真剣に俺に半分こを提案してくれるレオンに俺は────……大・感・激!
キラッ!と目を輝かせて、レオンを見つめ返した。
子供が同年代の友達と最初に学ぶのは『 半分こ 』
欲しい物は全て自分のものにしたいが、そんな気持ちを抑えて相手を思いやる最初のコミュニケーション術がそれだ。
ちゃんとそれが出来たレオンは偉い!
優しい子に育ってくれて本当に嬉しい!
遠慮なくパクリッと指を咥え、その甘い蜜を堪能した。
「 食べる? 」
蜜が入った瓶をレオンに差し出して尋ねたが、レオンは口端を上げたまま動かない。
もういらないのか……。
そう理解して瓶を引っ込め、指で蜜を掬って自分が食べようとしたが、その手を掴まれパクリッと咥えられてしまった。
そしてまたチューチューと乳飲み子の様に吸われてしまう。
「 …………。 」
やっぱり食べたくなった??
そう考えながらまた指で掬ってあげたのに、それはぐいっと俺の口の中へ。
どうやらレオン流の半分こは量だけではなく、きっちり順番通りに行うものという独自のマイルールがあるらしい。
ほほ~ぅ?な~るほどねぇ~。
良き良き。
そのルールを心得た俺は、そのままちゃんとレオン流に合わせ、蜜が無くなるまで交互に蜜を舐めあった。
甘くて美味しい蜜を沢山舐められて幸せ~!
口の周りに残った蜜をペロペロと舐めながらうっとりしていると、レオンもその味に大満足したのか、嬉しそうにくっついてくる。
ご所望のべちょべちょにはなれなかったが、蜜が美味しすぎてもう気が済んだ様だ。
柵の外にいるモルトとニールが良かった良かった~と拍手するので、俺も便乗して拍手した後は、上機嫌のレオンを連れてモルトの花畑に大量に襲撃してきた< 毛針ハチ >を討伐し、そのままそれぞれの家へと帰宅した。
< 毛針ハチ >
体長10cm程の蜂型Gランクモンスター。
甘い蜜が大好きでそれを狙って人里へとやってくる。
単体なら大したことなく討伐できるが巨大な群れで襲ってくるとスピードが早く対処が難しい。
花の生産業者の永遠の天敵であると言われている。
家に帰った俺とレオンは、アントンの作ってくれたご飯を食べ、その後は結局いつも通りレオンと裏の広場で変わらず修行することに。
するとあげ玉や黒みつも ” 入~れ~て~ ” してきたのでわいのわいのと色々な戦闘パターンを想定して遊んでいると、今度は自由になったらしいドノバンが「 俺もま~ぜ~て~! 」と言って入ってきたためそのまま一緒に戦う。
ドノバンは、あげ玉とは戦った事があったが、黒みつとは初めて。
そのため黒みつが魔法をバンバン使ってくる事に、びっくり仰天した様だ。
「 はぁぁぁ────??!!
スライムが魔法使ってるぅぅぅぅ────!! 」
大声で叫びながら、打ち込まれる魔法達をピューッと脱兎の如く避けていた。
一旦休戦となったところで唖然とするドノバンをよそに、カルパスとイザベルがアントン特性のバラ蜜パンを持ってきてくれたので、そのままそこでおやつタイムをすることに。
バラ蜜パンは甘くてモチモチしていてそれはもう絶品だ!
「 う、うまぁ~……! 」
皆で美味しいバラ蜜パンに舌鼓をうっていると、パンを食べ終えたドノバンが突然ハッ!と我に返り、黒みつを掴んで皆の前に突き出した。
今年のバラ蜜は一段と……!
これは専門家も満足の一品だ!
大いに納得しながら、もう一口~と指で掬って蜜を食べる。
すると、レオンが怖いくらいに真剣な顔で俺を見下ろしてきたため、ハッ!とした。
” 俺はべちょべちょになれずに、悲しい思いをしているのに……? ”
「 ……ご、ごめん。 」
そんな文句を言いたそうなレオンに謝罪するが……やはりこれは全身につけるより舐めた方が良いと思う。
う~ん……と考え込みながら、舐め終わった指で再度蜜を掬うと、レオンの前にズイッと突き出した。
「 ほらっ、べちゃべちゃは食べた方が美味しいと思うんだよ。
バラ蜜美味しいから、舐めてごらんよ。 」
そして、指からトロッ……と垂れそうになる蜜を見て、おっとっと~!と直ぐに舐め取ろうとしたが、それより先にレオンに手を掴まれ、その指を咥えられる。
そのままペロペロチューチュー指を舐める姿は、まるで乳飲み子の様……。
指がふやける勢いで舐め尽くされた俺の指を、やっと口から離したレオンは────めちゃくちゃご機嫌だ!
バラ蜜に負けないくらいトロトロ~とした幸せ顔を見せてくる。
おや?────これはこれは……。
どうやらべちょべちょにならずとも、口に入れる事で機嫌が直った様だ。
ニッコリしながら蜜を指で再度掬って ” お飲みなさ~い ” と近づけたが、レオンは俺の手を掴み俺の口元へと近づけた。
「 半分こ。 」
────二コッ……。
口の端を上げて笑うレオンだったが、目は真剣そのもの。
そんな真剣に俺に半分こを提案してくれるレオンに俺は────……大・感・激!
キラッ!と目を輝かせて、レオンを見つめ返した。
子供が同年代の友達と最初に学ぶのは『 半分こ 』
欲しい物は全て自分のものにしたいが、そんな気持ちを抑えて相手を思いやる最初のコミュニケーション術がそれだ。
ちゃんとそれが出来たレオンは偉い!
優しい子に育ってくれて本当に嬉しい!
遠慮なくパクリッと指を咥え、その甘い蜜を堪能した。
「 食べる? 」
蜜が入った瓶をレオンに差し出して尋ねたが、レオンは口端を上げたまま動かない。
もういらないのか……。
そう理解して瓶を引っ込め、指で蜜を掬って自分が食べようとしたが、その手を掴まれパクリッと咥えられてしまった。
そしてまたチューチューと乳飲み子の様に吸われてしまう。
「 …………。 」
やっぱり食べたくなった??
そう考えながらまた指で掬ってあげたのに、それはぐいっと俺の口の中へ。
どうやらレオン流の半分こは量だけではなく、きっちり順番通りに行うものという独自のマイルールがあるらしい。
ほほ~ぅ?な~るほどねぇ~。
良き良き。
そのルールを心得た俺は、そのままちゃんとレオン流に合わせ、蜜が無くなるまで交互に蜜を舐めあった。
甘くて美味しい蜜を沢山舐められて幸せ~!
口の周りに残った蜜をペロペロと舐めながらうっとりしていると、レオンもその味に大満足したのか、嬉しそうにくっついてくる。
ご所望のべちょべちょにはなれなかったが、蜜が美味しすぎてもう気が済んだ様だ。
柵の外にいるモルトとニールが良かった良かった~と拍手するので、俺も便乗して拍手した後は、上機嫌のレオンを連れてモルトの花畑に大量に襲撃してきた< 毛針ハチ >を討伐し、そのままそれぞれの家へと帰宅した。
< 毛針ハチ >
体長10cm程の蜂型Gランクモンスター。
甘い蜜が大好きでそれを狙って人里へとやってくる。
単体なら大したことなく討伐できるが巨大な群れで襲ってくるとスピードが早く対処が難しい。
花の生産業者の永遠の天敵であると言われている。
家に帰った俺とレオンは、アントンの作ってくれたご飯を食べ、その後は結局いつも通りレオンと裏の広場で変わらず修行することに。
するとあげ玉や黒みつも ” 入~れ~て~ ” してきたのでわいのわいのと色々な戦闘パターンを想定して遊んでいると、今度は自由になったらしいドノバンが「 俺もま~ぜ~て~! 」と言って入ってきたためそのまま一緒に戦う。
ドノバンは、あげ玉とは戦った事があったが、黒みつとは初めて。
そのため黒みつが魔法をバンバン使ってくる事に、びっくり仰天した様だ。
「 はぁぁぁ────??!!
スライムが魔法使ってるぅぅぅぅ────!! 」
大声で叫びながら、打ち込まれる魔法達をピューッと脱兎の如く避けていた。
一旦休戦となったところで唖然とするドノバンをよそに、カルパスとイザベルがアントン特性のバラ蜜パンを持ってきてくれたので、そのままそこでおやつタイムをすることに。
バラ蜜パンは甘くてモチモチしていてそれはもう絶品だ!
「 う、うまぁ~……! 」
皆で美味しいバラ蜜パンに舌鼓をうっていると、パンを食べ終えたドノバンが突然ハッ!と我に返り、黒みつを掴んで皆の前に突き出した。
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