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第十九章
676 謎の大歓迎
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(リーフ)
◇◇◇◇
「よろしくお願いしま~す!」
ボコボコになった悪い大人坊や達を、引きつった顔をしている先生達へと引き渡し、守備隊への連絡を頼む。
これで、無事問題は解決。
さて、これからどうしようかな?と、これからポッカリ空いてしまった時間の使い方を考えた。
先程の事件は心配だが、これ以上俺にできる事はない。
だから、あとは先生達とソフィアちゃんにお任せして、俺は俺のできる事をしよう。
じゃあいつも通り冒険者ギルドへ……とも考えたが、またしても修行、勉強、冒険者のお仕事────と、プライベート皆無な毎日をレオンに送らせている事に気づいて、首を横に振る。
中学院はレオンの情緒を成長させるのが目的なのに、俺はまたしても目の前の事に夢中になってしまった。
このトリ頭にイノシシ気質め!
心の中で激しく自身を叱咤し、今日はレオンの希望を叶えよう!と街に繰り出す事に決めた。
レオンの希望、それは────……ドレスを着ること!
「フォッフォ~!」
おじいさん風の笑いを漏らしながら、俺は以前ランチの時にレオンが言っていた事を思い出す。
ズバリ!レオンのご所望は、白い色のドレス。
確かにドレスと言ったら白!というイメージが強いし、こだわり屋かつ意外に王道を貫こうとするレオンらしいチョイスだと思う。
俺はものすごい不機嫌のブスくれた顔をしているレオンへ、チラッと視線を向けた。
赤ちゃんに戻っているレオン少年。それを一から育て直す俺……。
赤ちゃんにはまずは興味があるものから与え、その後はどんどんその興味の幅を広げていって~────。
ポクポクポクポク……。
賢いお坊さん坊やと同じ様に、頭に人差し指を付けながら、レオンの育成計画を考えていると────ある重要な事を思い出し、ピタリと動きを止める。
大変だ!俺、ドレスを売っているお店知らない。
今更ながらに気づいた事実に、あわわわ~と焦る。
なんといっても、ここに来てから目まぐるしくて街の探索は一度もしていないし……。
そもそも行くのは、いつもマリンさんのお店とマルクさんのパン屋さん、そして冒険者ギルドの主に三箇所のみ!
街の【商業区域】の入り口から入って順々に探すしかないか~……。
このアホみたいに広い【商業区域】内で果たして見つかるかと不安に思いながらも、俺はレオンに声を掛けた。
「レオン、これから俺と街に出かけないかい?
どこに何のお店があるか知らないから、フラフラ当てもなく歩くことになっちゃうけど……。」
ブスくれていたレオンは、一瞬で上機嫌になりコクコクと必死に頷いてくれた。
その喜びっぷりを見て、俺の胸には罪悪感という重しがズドンッ!!とのしかかる。
修行やお勉強、更にはギルドのお仕事三昧の生活に不満を言った事はなかったけど……本当は遊びたかったんだろうな。
心の中でレオンに謝りながら、俺達は迷子にならない様に手を繋いで街へとくり出した。
◇◇◇◇
「あっ!!<救世主様>じゃね~ですかい!よかったらこれ持ってってくだせぇ!」
「あ────!<救世主様>だ~!チビりんごあげるね!」
「あら~!<救世主様>じゃないの~!このお茶お勧めだから飲んで頂戴よ。」
ワイワイガヤガヤと賑やかな【商業区域】。
そこの入り口に立ってから、街に人達がこのようにアチラコチラから声を掛けてきては、俺にお裾分けを渡してくる。
「????あ、ありがとう??」
そんな有り難~いお裾分けを全て受け取り、両手を塞がれながら……頭の上には大量のハテナが飛び交っていた。
<救世主様>とは、一体何の事なんだろう???
とりあえず貰ったモノを、レオンの多次元ボックスに入れてもらうが、とにかく歩く度にお賽銭の様に物を貰ってしまうので直ぐに両手は一杯に……。
何処に行っても救世主様、救世主様とお祭りの様な盛り上がりだ。
「?????」
狐につままれた気分でそのまま歩いていると、突然背中をバ──ンっ!と叩かれたため、驚いて後ろを振り向く。
すると、そこにはモワッとミニアフロヘアーに小さいサングラスを掛けた体格の良い男性────守備隊隊長の<ケン>さんがいた。
「 いよ~っす!救世主様!今日は街に買い物に来たのかよ?よかったら案内するぜ! 」
ニカッと笑うケンさんは、以前見た様なヨレヨレぐったり姿ではなく、シャキンッ!とした、ザ・守備隊!オーラを纏っていて、随分と余裕がありそうな様子に見えた。
「久しぶりだね、ケンさん。何だか随分調子がよさそうだね。
ところで<救世主様>って一体何なんだい??」
「またまたご謙遜を~。
いや~?俺はゲイルの野郎をぶっ飛ばした時から只者じゃあねぇって思ってたぜ?
でもまさかこんなビックな男になるたぁ~思わなかったぜ!
お前さんと後ろの黒い兄ちゃんのご活躍のお陰で、随分仕事が楽になっちまってよ~!
こうして気ままに街中を歩けるようにまでなったってもんよ。
本当にありがとな!」
そのままご機嫌でバシバシと背中を叩いてくるケンさんにムッとした様子のレオンが、俺の体を引っ張り後ろに回すが、そんな態度をされてもケンさんはニッコニッコとご機嫌で笑っている。
◇◇◇◇
「よろしくお願いしま~す!」
ボコボコになった悪い大人坊や達を、引きつった顔をしている先生達へと引き渡し、守備隊への連絡を頼む。
これで、無事問題は解決。
さて、これからどうしようかな?と、これからポッカリ空いてしまった時間の使い方を考えた。
先程の事件は心配だが、これ以上俺にできる事はない。
だから、あとは先生達とソフィアちゃんにお任せして、俺は俺のできる事をしよう。
じゃあいつも通り冒険者ギルドへ……とも考えたが、またしても修行、勉強、冒険者のお仕事────と、プライベート皆無な毎日をレオンに送らせている事に気づいて、首を横に振る。
中学院はレオンの情緒を成長させるのが目的なのに、俺はまたしても目の前の事に夢中になってしまった。
このトリ頭にイノシシ気質め!
心の中で激しく自身を叱咤し、今日はレオンの希望を叶えよう!と街に繰り出す事に決めた。
レオンの希望、それは────……ドレスを着ること!
「フォッフォ~!」
おじいさん風の笑いを漏らしながら、俺は以前ランチの時にレオンが言っていた事を思い出す。
ズバリ!レオンのご所望は、白い色のドレス。
確かにドレスと言ったら白!というイメージが強いし、こだわり屋かつ意外に王道を貫こうとするレオンらしいチョイスだと思う。
俺はものすごい不機嫌のブスくれた顔をしているレオンへ、チラッと視線を向けた。
赤ちゃんに戻っているレオン少年。それを一から育て直す俺……。
赤ちゃんにはまずは興味があるものから与え、その後はどんどんその興味の幅を広げていって~────。
ポクポクポクポク……。
賢いお坊さん坊やと同じ様に、頭に人差し指を付けながら、レオンの育成計画を考えていると────ある重要な事を思い出し、ピタリと動きを止める。
大変だ!俺、ドレスを売っているお店知らない。
今更ながらに気づいた事実に、あわわわ~と焦る。
なんといっても、ここに来てから目まぐるしくて街の探索は一度もしていないし……。
そもそも行くのは、いつもマリンさんのお店とマルクさんのパン屋さん、そして冒険者ギルドの主に三箇所のみ!
街の【商業区域】の入り口から入って順々に探すしかないか~……。
このアホみたいに広い【商業区域】内で果たして見つかるかと不安に思いながらも、俺はレオンに声を掛けた。
「レオン、これから俺と街に出かけないかい?
どこに何のお店があるか知らないから、フラフラ当てもなく歩くことになっちゃうけど……。」
ブスくれていたレオンは、一瞬で上機嫌になりコクコクと必死に頷いてくれた。
その喜びっぷりを見て、俺の胸には罪悪感という重しがズドンッ!!とのしかかる。
修行やお勉強、更にはギルドのお仕事三昧の生活に不満を言った事はなかったけど……本当は遊びたかったんだろうな。
心の中でレオンに謝りながら、俺達は迷子にならない様に手を繋いで街へとくり出した。
◇◇◇◇
「あっ!!<救世主様>じゃね~ですかい!よかったらこれ持ってってくだせぇ!」
「あ────!<救世主様>だ~!チビりんごあげるね!」
「あら~!<救世主様>じゃないの~!このお茶お勧めだから飲んで頂戴よ。」
ワイワイガヤガヤと賑やかな【商業区域】。
そこの入り口に立ってから、街に人達がこのようにアチラコチラから声を掛けてきては、俺にお裾分けを渡してくる。
「????あ、ありがとう??」
そんな有り難~いお裾分けを全て受け取り、両手を塞がれながら……頭の上には大量のハテナが飛び交っていた。
<救世主様>とは、一体何の事なんだろう???
とりあえず貰ったモノを、レオンの多次元ボックスに入れてもらうが、とにかく歩く度にお賽銭の様に物を貰ってしまうので直ぐに両手は一杯に……。
何処に行っても救世主様、救世主様とお祭りの様な盛り上がりだ。
「?????」
狐につままれた気分でそのまま歩いていると、突然背中をバ──ンっ!と叩かれたため、驚いて後ろを振り向く。
すると、そこにはモワッとミニアフロヘアーに小さいサングラスを掛けた体格の良い男性────守備隊隊長の<ケン>さんがいた。
「 いよ~っす!救世主様!今日は街に買い物に来たのかよ?よかったら案内するぜ! 」
ニカッと笑うケンさんは、以前見た様なヨレヨレぐったり姿ではなく、シャキンッ!とした、ザ・守備隊!オーラを纏っていて、随分と余裕がありそうな様子に見えた。
「久しぶりだね、ケンさん。何だか随分調子がよさそうだね。
ところで<救世主様>って一体何なんだい??」
「またまたご謙遜を~。
いや~?俺はゲイルの野郎をぶっ飛ばした時から只者じゃあねぇって思ってたぜ?
でもまさかこんなビックな男になるたぁ~思わなかったぜ!
お前さんと後ろの黒い兄ちゃんのご活躍のお陰で、随分仕事が楽になっちまってよ~!
こうして気ままに街中を歩けるようにまでなったってもんよ。
本当にありがとな!」
そのままご機嫌でバシバシと背中を叩いてくるケンさんにムッとした様子のレオンが、俺の体を引っ張り後ろに回すが、そんな態度をされてもケンさんはニッコニッコとご機嫌で笑っている。
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