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第二十一章
738 新たなる力
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(リーフ)
俺はその瞬間、ププッ────!と吹き出し、そのまま声を上げて笑う。
「レオ~ン!寝ぼけているのかい?
朝なんだから『おはよう』だよ。
夢の中までお仕事しているのかな~?ご苦労さま!」
「……そうですね。おはようございます、リーフ様。
また悪い夢を見ていたようですが、周りに纏わりつくうっとおしいヤツは潰したからもう大丈夫ですよ。
……まぁ、そのうちまた出てくるでしょうが。
遅くなって申し訳ありません。」
そう言いながら、レオンはゆっくり俺の背中や腰辺りを労るように触ってくるので、それにホッと安心しながら先程まで見ていた恐ろしい夢達を思い出し────背筋を凍りついた。
「あ……そ、そっか……。蚊でも飛んでいたのかな?とりあえず潰してくれてありがとう。
それと起こしてくれてありがとう。
俺、何だか凄く嫌な夢を見ちゃってさ……もしかして魘されていたのかも────……。」
そう口に出した瞬間、体は自然と震えだし、思わず目の前のレオンに抱きつく。
するとレオンは嬉しそうにしながら優しく抱きしめてくれて、そのまま大丈夫だと伝えるように背中を何度も撫でてくれたが……俺の震えは止まらなかった。
────凄く怖い夢だった。
あれは一体何だったんだろう……?
教会と反教会組織の最終決戦。
壊滅状態だったグリモア。
そしてそこで死にゆく人々の最後の時────……。
その一つ一つが脳に焼き付いて離れない。
レオンの胸に縋り付くようにしがみつきながら、最後に出会った気配の感じない謎の人物についても思い出し、あの後大丈夫だったのだろうか?と心配が顔を出した。
多分あの人物は、俺が前世で死後に出会ったレーニャちゃんと同種の『神様』だと思われるので、そもそも『死』というものがあるのかは疑問だが……。
まぁ、神様だし、多分大丈夫だろう。
黒い手に捕まっても余裕そうだった様子を思い出し、そう結論を出す。
そしてその後、俺はその人物が言っていた気になる言葉を続けて思い出した。
《人の身のまま『目』まで手に入れてしまった。》
《お礼に君の『目』は取らないであげよう。》
《本来は『人』の身で持つことは不可能なはずのモノ。》
《君がそれをどう使ってどう足掻くのかを見てみたい。》
《私達が『見る』だけに使っていた力で、一体君は何をするのだろうね?》
「『目』……??」
俺は自分の目をさわさわと触り、続けてレオンのお胸をジッと見つめて、いつもと変わらぬ見え方を確認した所で、スキル<鑑定(改)>を自分に向けて発動した。
<リーフ・フォン・メルンブルク>
【資質】
《魔術騎士》
《おじさん》➔《おじいちゃん》に変異
(変異条件)
努力、根性値が一定以上に到達する事。
一定人数以上の『生』の定義を持つ存在の運命を『理』の定める流れから一時的に弾く事。
【スキル】
《鑑定(全)》
相手の情報を強制的に開示させることができ、さらに鑑定時におこる発光現象はおこらない。
精度は鑑定(改)より更に上がり、スキルの発動条件に加えてその者の感情や今後見込まれるであろう成長具合も見ることができる。
更に危険と判断された場合は自動発動する様になる。
《楽天王》
何事も前向きに考えることができる。
さらに精神汚染無効、精神攻撃が無効となる。
《聖浄心》
呪いが無効となる。
《底なし泥沼根性》
自身の努力に比例しステータス値が極アップし、更に『種族限界値』を突破する。
《ミスリルの男》
肉体、精神的に常人を遥かに越えた我慢強さを持ち、更に守備力が今まで耐えてきたダメージ分UPする。
は、はぁぁぁぁぁ────???!!!
俺は自身の鑑定結果にびっくり仰天!
目と口を限界まで開き、ポカ~ンとその結果を見つめた。
し、資質が変化している……???!!
慌ててもう一度確認したが間違いない。
俺の第二の資質<おじさん>がなんと<おじいちゃん>に変化している!
正直名前だけ聞くと退化なんじゃ……?と思えなくもない<おじいちゃん>という資質、多分それに変わった影響でスキルまで全て変化……いや、進化している様だ。
「え、えぇぇぇ~~~……??」
信じられなくて更にもう一度睨みつける様に見たが、やはり間違いなくスキルも全て変わっている。
だが────そもそも資質が変化など有り得るのか……???
聞いたことがない事例に、大きく首を傾げて考え込んだ。
少なくとも俺はそんな話は聞いたことがないし、資質は生まれて死ぬまで自分の中にある才能、レーニャちゃんが言うには魂の力だそうだから変化するはずはない。
ハテナで溢れる頭を抱えながら、更に鑑定結果に目を走らせ下へ下へと視線を落としていくと、そこに一つ見覚えのない新たなスキルの存在を確認した。
<おじいちゃんの資質>(変異先天スキル)
<” ”の覗き穴>
『目』を使い自身の存在している『世界』の運命を『理』から時々覗く事ができる特殊系EXスキル。
しかし、そのタイミングと覗ける内容は選ぶ事はできず完全ランダムであり、また見える映像の時間軸もバラバラ。
俺はその瞬間、ププッ────!と吹き出し、そのまま声を上げて笑う。
「レオ~ン!寝ぼけているのかい?
朝なんだから『おはよう』だよ。
夢の中までお仕事しているのかな~?ご苦労さま!」
「……そうですね。おはようございます、リーフ様。
また悪い夢を見ていたようですが、周りに纏わりつくうっとおしいヤツは潰したからもう大丈夫ですよ。
……まぁ、そのうちまた出てくるでしょうが。
遅くなって申し訳ありません。」
そう言いながら、レオンはゆっくり俺の背中や腰辺りを労るように触ってくるので、それにホッと安心しながら先程まで見ていた恐ろしい夢達を思い出し────背筋を凍りついた。
「あ……そ、そっか……。蚊でも飛んでいたのかな?とりあえず潰してくれてありがとう。
それと起こしてくれてありがとう。
俺、何だか凄く嫌な夢を見ちゃってさ……もしかして魘されていたのかも────……。」
そう口に出した瞬間、体は自然と震えだし、思わず目の前のレオンに抱きつく。
するとレオンは嬉しそうにしながら優しく抱きしめてくれて、そのまま大丈夫だと伝えるように背中を何度も撫でてくれたが……俺の震えは止まらなかった。
────凄く怖い夢だった。
あれは一体何だったんだろう……?
教会と反教会組織の最終決戦。
壊滅状態だったグリモア。
そしてそこで死にゆく人々の最後の時────……。
その一つ一つが脳に焼き付いて離れない。
レオンの胸に縋り付くようにしがみつきながら、最後に出会った気配の感じない謎の人物についても思い出し、あの後大丈夫だったのだろうか?と心配が顔を出した。
多分あの人物は、俺が前世で死後に出会ったレーニャちゃんと同種の『神様』だと思われるので、そもそも『死』というものがあるのかは疑問だが……。
まぁ、神様だし、多分大丈夫だろう。
黒い手に捕まっても余裕そうだった様子を思い出し、そう結論を出す。
そしてその後、俺はその人物が言っていた気になる言葉を続けて思い出した。
《人の身のまま『目』まで手に入れてしまった。》
《お礼に君の『目』は取らないであげよう。》
《本来は『人』の身で持つことは不可能なはずのモノ。》
《君がそれをどう使ってどう足掻くのかを見てみたい。》
《私達が『見る』だけに使っていた力で、一体君は何をするのだろうね?》
「『目』……??」
俺は自分の目をさわさわと触り、続けてレオンのお胸をジッと見つめて、いつもと変わらぬ見え方を確認した所で、スキル<鑑定(改)>を自分に向けて発動した。
<リーフ・フォン・メルンブルク>
【資質】
《魔術騎士》
《おじさん》➔《おじいちゃん》に変異
(変異条件)
努力、根性値が一定以上に到達する事。
一定人数以上の『生』の定義を持つ存在の運命を『理』の定める流れから一時的に弾く事。
【スキル】
《鑑定(全)》
相手の情報を強制的に開示させることができ、さらに鑑定時におこる発光現象はおこらない。
精度は鑑定(改)より更に上がり、スキルの発動条件に加えてその者の感情や今後見込まれるであろう成長具合も見ることができる。
更に危険と判断された場合は自動発動する様になる。
《楽天王》
何事も前向きに考えることができる。
さらに精神汚染無効、精神攻撃が無効となる。
《聖浄心》
呪いが無効となる。
《底なし泥沼根性》
自身の努力に比例しステータス値が極アップし、更に『種族限界値』を突破する。
《ミスリルの男》
肉体、精神的に常人を遥かに越えた我慢強さを持ち、更に守備力が今まで耐えてきたダメージ分UPする。
は、はぁぁぁぁぁ────???!!!
俺は自身の鑑定結果にびっくり仰天!
目と口を限界まで開き、ポカ~ンとその結果を見つめた。
し、資質が変化している……???!!
慌ててもう一度確認したが間違いない。
俺の第二の資質<おじさん>がなんと<おじいちゃん>に変化している!
正直名前だけ聞くと退化なんじゃ……?と思えなくもない<おじいちゃん>という資質、多分それに変わった影響でスキルまで全て変化……いや、進化している様だ。
「え、えぇぇぇ~~~……??」
信じられなくて更にもう一度睨みつける様に見たが、やはり間違いなくスキルも全て変わっている。
だが────そもそも資質が変化など有り得るのか……???
聞いたことがない事例に、大きく首を傾げて考え込んだ。
少なくとも俺はそんな話は聞いたことがないし、資質は生まれて死ぬまで自分の中にある才能、レーニャちゃんが言うには魂の力だそうだから変化するはずはない。
ハテナで溢れる頭を抱えながら、更に鑑定結果に目を走らせ下へ下へと視線を落としていくと、そこに一つ見覚えのない新たなスキルの存在を確認した。
<おじいちゃんの資質>(変異先天スキル)
<” ”の覗き穴>
『目』を使い自身の存在している『世界』の運命を『理』から時々覗く事ができる特殊系EXスキル。
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