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第二十三章
770 レオンの婚約者
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(リーフ)
「なるほど。それはさぞやお美しい御婦人なのでしょうね。外見的な特徴は、どういったお方なのですか?」
「まるで女神様の様なお嬢さんさ。くっきりした顔立ちに意思が強そうな瞳、ハキハキした物言いだけど包容力をボインボイン……じゃなくて、バシバシ感じるね!
料理も美味しいし、まさに文句のつけようがないど真ん中。最高。」
「……あぁ、なるほど。ボイン、ボイン……ですか。」
モルトはニッコリ。
そして続けてニールがホタホタ~と笑いながら続けて質問を投げつけてきた。
「 そうなんすか~。
でもそんな素晴らしいボインボイ……じゃなくて女性なら既にご主人がいるんじゃないんすかね?」
「いや、ご主人は残念ながらお亡くなりになっているそうで、現在は俺より5~6歳くらい上くらいの娘さんを持つ未亡人の方なんだ。
その強さも素敵だよね。」
女性一人でお子さんを育てるのはさぞ大変だろうに、そんな苦労を感じさせないマリンさんは凄い!
子供は本当に大変だからさ。
反抗期とか反抗期とか反抗期とか……。
俺は今朝から妙にご機嫌、かつチャンスとばかりに「ジョリジョリ追加……。」「服の裾をヒラヒラ……。」などなど、等価交換をボソボソと呟き嬉しそうにしている反抗期少年レオンを見て、ハァァァ~……と大きなため息をついた。
俺の答えを聞いたモルトとニールは、ニッコリとしたまま皆の方を振り返りる。
「「真っ黒。」」
両手をあげて大きく丸を描くと、いつものメンバーどころか周りに座っている生徒達までコチラを凝視して、非常に驚いた顔を見せてくる。
「?」
何だい、何だ~い?
そしてモルトとニールは、もしかして今、レオンの悪口言った?
2人がまだレオンと会って間もない頃、何をやっても勝てない事実が相当悔しかったらしく、よく「黒もやし豆!」やら「ウサギのコロコロ黒う◯ち!」やら結構酷い悪口を、レオンに面と向かって言っていた時期があった。
それを思い出した俺は、全く~!と叱咤しようとしたのだが、それより先にアゼリアちゃんがボソボソと喋りだした。
「そ……それは、むっ、娘の方か……?」
ブルブルガタガタと携帯のバイブレーションの様に震えているアゼリアちゃんに対し、モルトとニールは首を横に振る。
その瞬間、アゼリアちゃんはフラッ……横に転倒しそうになったが、流石は前衛班のエース。
素晴らしいバランス力で踏ん張り、何故か殺気がこもった目で、俺の後ろのレオンを睨みつける。
「おいっ!奴隷!主人が気の迷いを起こした時こそ、貴様の出番だというのに一体何をしている!
きちんと自身の職務を全うしろ!そのレイピアはそのためのものだろう!」
「そっ、そうだよぉ!レオンってばいつもの勢いはどうしのぉ?
確かに最近、随分寛容になったとは思っていたけど……ほらほら、リーフ様取られちゃうよ?いいのぉ~?」
ガ──ッ!と一気に喋りだすアゼリアちゃんに続いて、おでこにタンコブをこしらえたサイモンまでレオンに文句を言い始めた。
『こらこら、喧嘩はお辞めなさい。』
そう言おうとしたのだが────レオンは、憐れみにも似た目で全員を見下ろしながら、ハッ!と鼻で笑う。
「俺は器が大きい男。不動のNO・1は俺。
そして先程は、お尻の予約もとった。
毎日苦を越え勝利を勝ち取っている俺は、他の有象無象の奴らよりも遥か先を進んでいる。
せいぜい無駄な努力をするといい。」
おおおおお!!???
レオンが喧嘩を買った!?
…………お尻って何?あ、尻芸のこと??
ホワンホワン、プリリ~ン♬とした沢山のお尻の映像が頭に浮かび、そのせいで少々気分が悪くなり青ざめる俺とは対照的に、アゼリアちゃんとサイモンはカチ~ン!ときたらしく、頭から湯気を出す。
「お猪口サイズの器男の分際で……!」
「くっ……!徐々に引き離す作戦は失敗だったか~……。」
二人はブツブツブツブツと恨み言を呟いていたが、そんな嫌な空気は、レイドの「あ────っ!!」という叫び声で終わりを告げた。
「レオンの遥か先ってあれだろ?!例のお前の婚約者との事だろう?
な~るほどな~。自分はもっと先の経験をしているからって、リーフの恋愛体験くらいどうってことないって事か。」
レイドはよくドノバンがしていたエチチな目をレオンに向け、更に隣にいるメルちゃんと共にピューピューと囃し立てる口笛まで吹き出した。
『レオンの婚約者』
そのあまりにインパクトが強い言葉に、ソフィアちゃんやアゼリアちゃん、サイモンにリリアちゃん、そしてハッ!と我に返ったメルちゃんが固まる。
加えて、周囲にいる聞き耳を立てていた女生徒達まで全員岩の様に固まってしまった。
シ~ン……。
静まり返ってしまったその場で、レイドは気にする事なく自分のバックからゴソゴソと一枚の紙を取り出し、テーブルの上に叩きつけた。
「これがズバリ!レオンの婚約者だ! 」
「なるほど。それはさぞやお美しい御婦人なのでしょうね。外見的な特徴は、どういったお方なのですか?」
「まるで女神様の様なお嬢さんさ。くっきりした顔立ちに意思が強そうな瞳、ハキハキした物言いだけど包容力をボインボイン……じゃなくて、バシバシ感じるね!
料理も美味しいし、まさに文句のつけようがないど真ん中。最高。」
「……あぁ、なるほど。ボイン、ボイン……ですか。」
モルトはニッコリ。
そして続けてニールがホタホタ~と笑いながら続けて質問を投げつけてきた。
「 そうなんすか~。
でもそんな素晴らしいボインボイ……じゃなくて女性なら既にご主人がいるんじゃないんすかね?」
「いや、ご主人は残念ながらお亡くなりになっているそうで、現在は俺より5~6歳くらい上くらいの娘さんを持つ未亡人の方なんだ。
その強さも素敵だよね。」
女性一人でお子さんを育てるのはさぞ大変だろうに、そんな苦労を感じさせないマリンさんは凄い!
子供は本当に大変だからさ。
反抗期とか反抗期とか反抗期とか……。
俺は今朝から妙にご機嫌、かつチャンスとばかりに「ジョリジョリ追加……。」「服の裾をヒラヒラ……。」などなど、等価交換をボソボソと呟き嬉しそうにしている反抗期少年レオンを見て、ハァァァ~……と大きなため息をついた。
俺の答えを聞いたモルトとニールは、ニッコリとしたまま皆の方を振り返りる。
「「真っ黒。」」
両手をあげて大きく丸を描くと、いつものメンバーどころか周りに座っている生徒達までコチラを凝視して、非常に驚いた顔を見せてくる。
「?」
何だい、何だ~い?
そしてモルトとニールは、もしかして今、レオンの悪口言った?
2人がまだレオンと会って間もない頃、何をやっても勝てない事実が相当悔しかったらしく、よく「黒もやし豆!」やら「ウサギのコロコロ黒う◯ち!」やら結構酷い悪口を、レオンに面と向かって言っていた時期があった。
それを思い出した俺は、全く~!と叱咤しようとしたのだが、それより先にアゼリアちゃんがボソボソと喋りだした。
「そ……それは、むっ、娘の方か……?」
ブルブルガタガタと携帯のバイブレーションの様に震えているアゼリアちゃんに対し、モルトとニールは首を横に振る。
その瞬間、アゼリアちゃんはフラッ……横に転倒しそうになったが、流石は前衛班のエース。
素晴らしいバランス力で踏ん張り、何故か殺気がこもった目で、俺の後ろのレオンを睨みつける。
「おいっ!奴隷!主人が気の迷いを起こした時こそ、貴様の出番だというのに一体何をしている!
きちんと自身の職務を全うしろ!そのレイピアはそのためのものだろう!」
「そっ、そうだよぉ!レオンってばいつもの勢いはどうしのぉ?
確かに最近、随分寛容になったとは思っていたけど……ほらほら、リーフ様取られちゃうよ?いいのぉ~?」
ガ──ッ!と一気に喋りだすアゼリアちゃんに続いて、おでこにタンコブをこしらえたサイモンまでレオンに文句を言い始めた。
『こらこら、喧嘩はお辞めなさい。』
そう言おうとしたのだが────レオンは、憐れみにも似た目で全員を見下ろしながら、ハッ!と鼻で笑う。
「俺は器が大きい男。不動のNO・1は俺。
そして先程は、お尻の予約もとった。
毎日苦を越え勝利を勝ち取っている俺は、他の有象無象の奴らよりも遥か先を進んでいる。
せいぜい無駄な努力をするといい。」
おおおおお!!???
レオンが喧嘩を買った!?
…………お尻って何?あ、尻芸のこと??
ホワンホワン、プリリ~ン♬とした沢山のお尻の映像が頭に浮かび、そのせいで少々気分が悪くなり青ざめる俺とは対照的に、アゼリアちゃんとサイモンはカチ~ン!ときたらしく、頭から湯気を出す。
「お猪口サイズの器男の分際で……!」
「くっ……!徐々に引き離す作戦は失敗だったか~……。」
二人はブツブツブツブツと恨み言を呟いていたが、そんな嫌な空気は、レイドの「あ────っ!!」という叫び声で終わりを告げた。
「レオンの遥か先ってあれだろ?!例のお前の婚約者との事だろう?
な~るほどな~。自分はもっと先の経験をしているからって、リーフの恋愛体験くらいどうってことないって事か。」
レイドはよくドノバンがしていたエチチな目をレオンに向け、更に隣にいるメルちゃんと共にピューピューと囃し立てる口笛まで吹き出した。
『レオンの婚約者』
そのあまりにインパクトが強い言葉に、ソフィアちゃんやアゼリアちゃん、サイモンにリリアちゃん、そしてハッ!と我に返ったメルちゃんが固まる。
加えて、周囲にいる聞き耳を立てていた女生徒達まで全員岩の様に固まってしまった。
シ~ン……。
静まり返ってしまったその場で、レイドは気にする事なく自分のバックからゴソゴソと一枚の紙を取り出し、テーブルの上に叩きつけた。
「これがズバリ!レオンの婚約者だ! 」
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