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第二十四章
820 新たな情報と……
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(レイド)
「な、何だ??コレは……。」
「……結界?」
俺とリリアに続き、全員がその空色の結界を見上げていると、突然体がブワッと軽くなり力がみなぎる様な感覚に襲われる。
その現象に対し皆で一斉に首を傾げていると、突然空からまた飛んできた伝電鳥が新たなメッセージを伝えた。
《私はアルバード王国第一王女のソフィア!
私も救世主様と志を共に足掻いて足掻いて足掻いてハッピーエンドを目指します!!どうか皆様も絶対に諦めないで下さい!
未来をこの手に取り戻しましょう!!》
「「「「は……はぁぁぁぁ────!!!??」」」」
紛れもないソフィアの声に、その場の全員が驚愕し声を上げた。
「ソフィア!?いや、あいつもここで戦ってんのかよ!王女様のくせに避難してないのか??」
驚きのまま声を上げると「えっ??本当にソフィア様?」「ソフィア様も……もう戦っている……?」と、周りから同様に驚きの声が聞こえ始める。
「も~お姫様のくせにぃこんなに早く動かれたらこっちの立つ瀬がないじゃ~ん!あの子死んじゃたら今の派閥情勢ヤバいのになんで逃げないかな~?」
ツツンッ!とそっぽを向いて文句を言うサイモンだったが、口元がだらしなく緩んでいるところを見ると、喜んでいる事が分かった。
ソフィアなら絶対に俺達を見捨てる事はしない事は分かっていたが、それはあくまで避難した先での事だと思っていたため、俺も嬉しくてジーン……と胸を熱くする。
「あいつ男前だよな。」
笑いながらボソリと呟いた後、俺は熱くなった胸を思い切り叩き、ざわつく皆に向かって言った。
「この国の王女様が最前線のこの場所で戦うってんだ。俺達も体張らないといけねえよな!
お~い、解析のヤツ。この結界みたいなのは何か分かりそうか?」
「────!は、はい!え~と……恐らくこれはソフィア様のスキルで、魔素を薄める効果を持つ特殊な結界だと思われます。
その効果により、モンスターの能力は大幅にダウン、逆に私達人型種をパワーアップしてくれるようです!」
その結果を聞き、周りはザワッ!とざわつく。
『魔素』を薄めるとは、俺達でいえば酸素を薄める様なもの。
それができるソフィアは、まさにモンスター達共通の天敵であるといえるだろう。
「────凄いわ。これならモンスター達はパワーアップすることができない。戦いがだいぶ楽になるはず。
皆、とりあえず全員装備を終えたら先生達と合流して、戦いに参戦しましょう。」
「「「「「「了解!!」」」」」」
皆はリリアの提案に答え、そのままそれぞれの武器と防具を取りに学院内のロッカーへと走っていった。
俺達も続け!と走り出そうとした、その時「────あっ!!ハエ猫達が戻ってきたよ!」とサイモンが叫んだため、一旦動きを止める。
空を見上げると、ブンブンと飛び回る沢山のハエ猫達の姿が見え、どうやらサイモンに情報を渡そうとしているようだが…………。
ヘロヘロヘロ~……。
途中で一匹、また一匹と地上にポテッと落ちてきては、グッタリとしたまま動かなくなってしまった。
「……ハエ猫……疲れてる……。」
メルが、地面に横たわったまま動かないハエ猫達をツンツンと触りながらそう言うと、サイモンは、あちゃ~……と頭を抱える。
「ハエ猫ちゃん達はあんまり体力ないからね~。周辺の森から集められた時点で体力がかなり削られちゃったみたい……。これじゃあ、回復するまで話は聞けそうにないなぁ……。」
困り果てる俺達をよそに、突然モルトが地面に手を当てスキルを発動した。
<造花師の資質>(ノーマルスキル)
< 大地の花束 >
手が触れた場所を中心に頭に思い浮かべた花を即座に咲かす事ができる創作系スキル。
咲かせられる花の種類は自身で育てた経験のあるもののみ。
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、花への愛情を持つこと
一定種類以上の花を育てた経験があること
モルトを中心にパッ!と広がって咲き乱れたのは、薔薇に似た花達で、それを見たハエ猫達はキラ──ン!と目を光らせる。
そして凄い勢いでその花に飛びつくと、そのまま蜜をチューチュー吸い出した。
「我家が誇る花蜜たっぷりのバラ蜜だ。ハエ猫達の体力くらいなら直ぐ回復させることができる。」
ドヤ顔で説明するモルトに、全員で親指を立ててグッジョブ!していると、お腹一杯蜜を飲んだハエ猫達はキレッキレの動きで飛び回ってサイモンに情報を伝えると、そのままパッと消えてしまった。
「ハエ猫ちゃんたちの情報を集めると、リリアの言っていた通り、魔法陣はやっぱり大規模な【転移陣】で間違いないみたい。
教会の人達が『ソフィア様が行かないなら使えない』って言ってたみたいだけど、ソレ以上は分からないなぁ。
あとはリリアが言っていた<聖浄結石>の居場所が特定できたよ。
1つは【商業区域】の中心部<メインストリート>の噴水の前。
2つ目は【傭兵ギルド】前。
3つ目は【冒険者ギルド】前。
そして4つ目は、この学院内の【大ホール】にあるみたい。」
「『ソフィア様がいないなら使えない』?一体どういう事かしら……。
<聖浄結石>の場所は、ほぼ予想通りの場所にあったわね。
街を線で結ぶ位置にあると思っていたから……。」
リリアが顎に手を当てて考え込む仕草を見せると、サイモンが続けて「あと気になることが────。」と言いかけた、その時────……。
「な、何だ??コレは……。」
「……結界?」
俺とリリアに続き、全員がその空色の結界を見上げていると、突然体がブワッと軽くなり力がみなぎる様な感覚に襲われる。
その現象に対し皆で一斉に首を傾げていると、突然空からまた飛んできた伝電鳥が新たなメッセージを伝えた。
《私はアルバード王国第一王女のソフィア!
私も救世主様と志を共に足掻いて足掻いて足掻いてハッピーエンドを目指します!!どうか皆様も絶対に諦めないで下さい!
未来をこの手に取り戻しましょう!!》
「「「「は……はぁぁぁぁ────!!!??」」」」
紛れもないソフィアの声に、その場の全員が驚愕し声を上げた。
「ソフィア!?いや、あいつもここで戦ってんのかよ!王女様のくせに避難してないのか??」
驚きのまま声を上げると「えっ??本当にソフィア様?」「ソフィア様も……もう戦っている……?」と、周りから同様に驚きの声が聞こえ始める。
「も~お姫様のくせにぃこんなに早く動かれたらこっちの立つ瀬がないじゃ~ん!あの子死んじゃたら今の派閥情勢ヤバいのになんで逃げないかな~?」
ツツンッ!とそっぽを向いて文句を言うサイモンだったが、口元がだらしなく緩んでいるところを見ると、喜んでいる事が分かった。
ソフィアなら絶対に俺達を見捨てる事はしない事は分かっていたが、それはあくまで避難した先での事だと思っていたため、俺も嬉しくてジーン……と胸を熱くする。
「あいつ男前だよな。」
笑いながらボソリと呟いた後、俺は熱くなった胸を思い切り叩き、ざわつく皆に向かって言った。
「この国の王女様が最前線のこの場所で戦うってんだ。俺達も体張らないといけねえよな!
お~い、解析のヤツ。この結界みたいなのは何か分かりそうか?」
「────!は、はい!え~と……恐らくこれはソフィア様のスキルで、魔素を薄める効果を持つ特殊な結界だと思われます。
その効果により、モンスターの能力は大幅にダウン、逆に私達人型種をパワーアップしてくれるようです!」
その結果を聞き、周りはザワッ!とざわつく。
『魔素』を薄めるとは、俺達でいえば酸素を薄める様なもの。
それができるソフィアは、まさにモンスター達共通の天敵であるといえるだろう。
「────凄いわ。これならモンスター達はパワーアップすることができない。戦いがだいぶ楽になるはず。
皆、とりあえず全員装備を終えたら先生達と合流して、戦いに参戦しましょう。」
「「「「「「了解!!」」」」」」
皆はリリアの提案に答え、そのままそれぞれの武器と防具を取りに学院内のロッカーへと走っていった。
俺達も続け!と走り出そうとした、その時「────あっ!!ハエ猫達が戻ってきたよ!」とサイモンが叫んだため、一旦動きを止める。
空を見上げると、ブンブンと飛び回る沢山のハエ猫達の姿が見え、どうやらサイモンに情報を渡そうとしているようだが…………。
ヘロヘロヘロ~……。
途中で一匹、また一匹と地上にポテッと落ちてきては、グッタリとしたまま動かなくなってしまった。
「……ハエ猫……疲れてる……。」
メルが、地面に横たわったまま動かないハエ猫達をツンツンと触りながらそう言うと、サイモンは、あちゃ~……と頭を抱える。
「ハエ猫ちゃん達はあんまり体力ないからね~。周辺の森から集められた時点で体力がかなり削られちゃったみたい……。これじゃあ、回復するまで話は聞けそうにないなぁ……。」
困り果てる俺達をよそに、突然モルトが地面に手を当てスキルを発動した。
<造花師の資質>(ノーマルスキル)
< 大地の花束 >
手が触れた場所を中心に頭に思い浮かべた花を即座に咲かす事ができる創作系スキル。
咲かせられる花の種類は自身で育てた経験のあるもののみ。
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、花への愛情を持つこと
一定種類以上の花を育てた経験があること
モルトを中心にパッ!と広がって咲き乱れたのは、薔薇に似た花達で、それを見たハエ猫達はキラ──ン!と目を光らせる。
そして凄い勢いでその花に飛びつくと、そのまま蜜をチューチュー吸い出した。
「我家が誇る花蜜たっぷりのバラ蜜だ。ハエ猫達の体力くらいなら直ぐ回復させることができる。」
ドヤ顔で説明するモルトに、全員で親指を立ててグッジョブ!していると、お腹一杯蜜を飲んだハエ猫達はキレッキレの動きで飛び回ってサイモンに情報を伝えると、そのままパッと消えてしまった。
「ハエ猫ちゃんたちの情報を集めると、リリアの言っていた通り、魔法陣はやっぱり大規模な【転移陣】で間違いないみたい。
教会の人達が『ソフィア様が行かないなら使えない』って言ってたみたいだけど、ソレ以上は分からないなぁ。
あとはリリアが言っていた<聖浄結石>の居場所が特定できたよ。
1つは【商業区域】の中心部<メインストリート>の噴水の前。
2つ目は【傭兵ギルド】前。
3つ目は【冒険者ギルド】前。
そして4つ目は、この学院内の【大ホール】にあるみたい。」
「『ソフィア様がいないなら使えない』?一体どういう事かしら……。
<聖浄結石>の場所は、ほぼ予想通りの場所にあったわね。
街を線で結ぶ位置にあると思っていたから……。」
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