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第二十七章
907 ハッピーエンドを目指そう!
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(レナ)
だってあり得ないもの。
呪いが消滅するなんて事……。
どんな化術反応を起こしたって無理なモノは無理。
そのため何とか今ある記憶の中で考えられうる可能性を、自分のキャパシティー内で考えようとしたのだが……突然空を猛スピードで飛んできた伝電鳥達が、その努力を打ち消した。
《俺に呪いは効かないぞ!お前は俺がぶっ飛ばす!!》
伝電鳥は、意識を共有しているパートナーか、もしくは自身で見聞きしたモノしか伝える事ができない。
緊急時に飛ばされる伝電鳥は全てこの戦いの場にて重要な情報を選び抜き、周囲に散って伝える様覚えさせているはずなので、今の言葉は────────!!
答えに辿り着いたその瞬間、突然クルトが、うぉぉぉぉぉぉぉぉ────!!!と大声で叫んだ。
「リ────フゥゥゥゥ────────!!!嘘だろう!!コレは本当に現実なのかっ!!?
あのどうしようもない化け物を……人類の希望を根こそぎ奪うアイツを倒せるかもしれないのか!?
こんなっ……こんな最後の最後で希望を見せてくれるのかっ……!
くそ────っ!!!こんなの本物の『救世主様』じゃないか!! 」
うお──ん!!とまるで動物の様な鳴き声と共に滝の様な涙を流し始めたクルトに、周りの仲間たちも同様に大声で叫ぶ。
「うぉぉぉぉぉ────!!リ~~フゥぅぅぅぅぅ────!!」
「リーフくぅぅぅ────ん!!」
「ぎゅう”ぜい”じゅざま────!!」
バンザイする様に拳を空にあげ飛び跳ねる仲間達。
するとまるでそれに答える様に、空を旋回していた伝電鳥が新たにリーフ君の言葉を伝える。
《自分の『未来』を諦めるな!! 》
《────足掻いて足掻いて足掻いて──────全員でハッピーエンド、目指そうっ!!!》
「────っ!!」
戦っている時が一番好き。
だから私はこのまま戦って死ぬ、それが一番の私にとってのハッピーエンドだと思った。
でも────……何度も何度も繰り返される伝電鳥が伝えるリーフ君の言葉を聞いて、気づいてしまったのだ。
何だかそれだけじゃ満足できなくなっちゃった♡って。
さっきまで描いていたハッピーエンドは遥か彼方の過去へ、そして更に新たな幸せの未来が見えた。
足掻いて足掻いてハッピーエンド!!
この絶望的な状況で誰も死なない奇跡の様な終わり方だなんて……なんてやりがいのある目標だろう!!
『こんな難しい未来に向かって全力で走る。』
それを考えるとゾクゾクと背筋に快感が走り、今にも踊りだしそうだ!!
ワクワクしながら両手を上に上げて、周り同様、わ────!!!と叫ぶと、今度は体中を暖かいモノが包みこむ。
これは────??
「ソ……ソフィア様のスキルですっ!!!辺り一面の魔素濃度が一気に低下!
それに伴い、全人型種の能力が約50%ほどUP!更に敵モンスターの能力も────約50%DOWNしました!!」
「「「「はぁぁぁぁぁ────────────!!!!???」」」」
解析班の告げる事実に全員顎が外れそうな程驚き、同時に叫び声を上げた。
フラン様は、深い海の様に青ざめ震えながら解析班に向かって叫ぶ。
「まっ、間違いないのかっ!!?本当にソフィア様が……??そんな……バカなっ……。
何故ソフィア様がこの場に残っているのだ……?!」
『とっくに避難済みだと思われたソフィア様が未だにこの街に留まり、更にスキルまで発動した。』
その事実がにわかに信じられないでいると、またしても新たな伝電鳥が空を舞う。
《私はアルバード王国第一王女のソフィア!
私も救世主様と志を共に足掻いて足掻いて足掻いてハッピーエンドを目指します!!どうか皆様も絶対に諦めないで下さい!
未来をこの手に取り戻しましょう!!》
それは紛れもないソフィア様の声で、彼女はこの場に留まり戦う事を既に決意した事が伺える。
たった一人の子供が、あの途方もない化け物を倒せると本気で信じて、自分の命も国民の命も国の未来も全てを賭けたのだ。
「……嘘。」
街中を飛び回る伝電鳥を眺めながら、街中にその言葉が伝わっていくのを見つめた。
無謀としか思えないその賭けに、本来は憤りを感じるべきだ。
『国を危険に晒す気か?!』
『国民を犠牲にするのか!?』────と。
しかし……。
私は握った拳で太鼓の様に強く鳴り出した心臓をドンッと叩く。
この心にあるのは大きな希望。
途方もなく巨大な運命に一丸となって立ち向かう。
全員が全員、全く違う正義を抱いて同じ方向に走り出す。
凄いっ!
凄いっ!!
凄いっ!!
ワクワク、ドキドキしながら、黒く染まった空を見上げていると、今度は突然、学院の方向から沢山のこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
一体誰が?
そう思った私や他の仲間達が振り向くと、走ってきたのは盾を装備した沢山の生徒たちだ。
「一年生、前衛盾班到着いたしました!!」
盾を持った生徒達は、門を抜けクルト達がいる前衛まで走っていくと、唖然とする私達を置き去りに、次から次へと後ろから生徒たちがやってきた。
「二年生前衛攻撃班、到着しました!」
「三年生サポート後衛班、到着しました!」
各々の得意な武器と防具を完全装備したライトノア学院生達が、自身の得意とする戦闘配置へとやってきては、そのまま戦闘態勢に入る。
ポカ──ンと言葉なく立ち尽くす私達に向かって全員が敬礼をし、声高々に叫んだ。
「「「「只今より、俺達(私達)もリーフ様と共にグリモア防衛戦に参加しま────す!!」」」」
これには仲間たち全員が言葉も出ず、フラン様も目を見開いてパクパク口を開け閉めしている。
そんな中で、いきなりクルトがプルプルと震えだしたかと思うと、突然ビャァァァ────!!と物凄い量の涙を流し、また大泣きし始めた。
だってあり得ないもの。
呪いが消滅するなんて事……。
どんな化術反応を起こしたって無理なモノは無理。
そのため何とか今ある記憶の中で考えられうる可能性を、自分のキャパシティー内で考えようとしたのだが……突然空を猛スピードで飛んできた伝電鳥達が、その努力を打ち消した。
《俺に呪いは効かないぞ!お前は俺がぶっ飛ばす!!》
伝電鳥は、意識を共有しているパートナーか、もしくは自身で見聞きしたモノしか伝える事ができない。
緊急時に飛ばされる伝電鳥は全てこの戦いの場にて重要な情報を選び抜き、周囲に散って伝える様覚えさせているはずなので、今の言葉は────────!!
答えに辿り着いたその瞬間、突然クルトが、うぉぉぉぉぉぉぉぉ────!!!と大声で叫んだ。
「リ────フゥゥゥゥ────────!!!嘘だろう!!コレは本当に現実なのかっ!!?
あのどうしようもない化け物を……人類の希望を根こそぎ奪うアイツを倒せるかもしれないのか!?
こんなっ……こんな最後の最後で希望を見せてくれるのかっ……!
くそ────っ!!!こんなの本物の『救世主様』じゃないか!! 」
うお──ん!!とまるで動物の様な鳴き声と共に滝の様な涙を流し始めたクルトに、周りの仲間たちも同様に大声で叫ぶ。
「うぉぉぉぉぉ────!!リ~~フゥぅぅぅぅぅ────!!」
「リーフくぅぅぅ────ん!!」
「ぎゅう”ぜい”じゅざま────!!」
バンザイする様に拳を空にあげ飛び跳ねる仲間達。
するとまるでそれに答える様に、空を旋回していた伝電鳥が新たにリーフ君の言葉を伝える。
《自分の『未来』を諦めるな!! 》
《────足掻いて足掻いて足掻いて──────全員でハッピーエンド、目指そうっ!!!》
「────っ!!」
戦っている時が一番好き。
だから私はこのまま戦って死ぬ、それが一番の私にとってのハッピーエンドだと思った。
でも────……何度も何度も繰り返される伝電鳥が伝えるリーフ君の言葉を聞いて、気づいてしまったのだ。
何だかそれだけじゃ満足できなくなっちゃった♡って。
さっきまで描いていたハッピーエンドは遥か彼方の過去へ、そして更に新たな幸せの未来が見えた。
足掻いて足掻いてハッピーエンド!!
この絶望的な状況で誰も死なない奇跡の様な終わり方だなんて……なんてやりがいのある目標だろう!!
『こんな難しい未来に向かって全力で走る。』
それを考えるとゾクゾクと背筋に快感が走り、今にも踊りだしそうだ!!
ワクワクしながら両手を上に上げて、周り同様、わ────!!!と叫ぶと、今度は体中を暖かいモノが包みこむ。
これは────??
「ソ……ソフィア様のスキルですっ!!!辺り一面の魔素濃度が一気に低下!
それに伴い、全人型種の能力が約50%ほどUP!更に敵モンスターの能力も────約50%DOWNしました!!」
「「「「はぁぁぁぁぁ────────────!!!!???」」」」
解析班の告げる事実に全員顎が外れそうな程驚き、同時に叫び声を上げた。
フラン様は、深い海の様に青ざめ震えながら解析班に向かって叫ぶ。
「まっ、間違いないのかっ!!?本当にソフィア様が……??そんな……バカなっ……。
何故ソフィア様がこの場に残っているのだ……?!」
『とっくに避難済みだと思われたソフィア様が未だにこの街に留まり、更にスキルまで発動した。』
その事実がにわかに信じられないでいると、またしても新たな伝電鳥が空を舞う。
《私はアルバード王国第一王女のソフィア!
私も救世主様と志を共に足掻いて足掻いて足掻いてハッピーエンドを目指します!!どうか皆様も絶対に諦めないで下さい!
未来をこの手に取り戻しましょう!!》
それは紛れもないソフィア様の声で、彼女はこの場に留まり戦う事を既に決意した事が伺える。
たった一人の子供が、あの途方もない化け物を倒せると本気で信じて、自分の命も国民の命も国の未来も全てを賭けたのだ。
「……嘘。」
街中を飛び回る伝電鳥を眺めながら、街中にその言葉が伝わっていくのを見つめた。
無謀としか思えないその賭けに、本来は憤りを感じるべきだ。
『国を危険に晒す気か?!』
『国民を犠牲にするのか!?』────と。
しかし……。
私は握った拳で太鼓の様に強く鳴り出した心臓をドンッと叩く。
この心にあるのは大きな希望。
途方もなく巨大な運命に一丸となって立ち向かう。
全員が全員、全く違う正義を抱いて同じ方向に走り出す。
凄いっ!
凄いっ!!
凄いっ!!
ワクワク、ドキドキしながら、黒く染まった空を見上げていると、今度は突然、学院の方向から沢山のこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
一体誰が?
そう思った私や他の仲間達が振り向くと、走ってきたのは盾を装備した沢山の生徒たちだ。
「一年生、前衛盾班到着いたしました!!」
盾を持った生徒達は、門を抜けクルト達がいる前衛まで走っていくと、唖然とする私達を置き去りに、次から次へと後ろから生徒たちがやってきた。
「二年生前衛攻撃班、到着しました!」
「三年生サポート後衛班、到着しました!」
各々の得意な武器と防具を完全装備したライトノア学院生達が、自身の得意とする戦闘配置へとやってきては、そのまま戦闘態勢に入る。
ポカ──ンと言葉なく立ち尽くす私達に向かって全員が敬礼をし、声高々に叫んだ。
「「「「只今より、俺達(私達)もリーフ様と共にグリモア防衛戦に参加しま────す!!」」」」
これには仲間たち全員が言葉も出ず、フラン様も目を見開いてパクパク口を開け閉めしている。
そんな中で、いきなりクルトがプルプルと震えだしたかと思うと、突然ビャァァァ────!!と物凄い量の涙を流し、また大泣きし始めた。
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